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:[[無限のフロンティアシリーズ]]では戦艦「[[ネバーランド]]」の名称元として取り入れられている。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では戦艦「[[ネバーランド]]」の名称元として取り入れられている。
===竹取物語===
===竹取物語===
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日本で最も古くから誕生した童話。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。
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日本で最も古くから誕生した物語。しかしその物語が成立した年、作者ともに不明。
;かぐや姫
;かぐや姫
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:月人の女性。
;仏の御石の鉢
;仏の御石の鉢
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:仏が悟りを開いた時に出現したとされる石鉢。1人目(求婚は5人同時。以下帰還の順)の求婚者・石作皇子('''いしづくりのみこ''')に出された難題。
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:仏(ブッダ)が悟りを開いた時に出現したとされる石鉢。見た目は黒い鉢で光沢がある。1人目(求婚は5人同時。以下帰還の順)の求婚者・石作皇子('''いしづくりのみこ''')に出された難題。
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:どうせかぐや姫には分かるまいと適当な鉢を持っていったが、光らなかったため失格。
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:どうせかぐや姫には分かるまいと適当な鉢を持っていったが、光らなかったため失格。そのやり取りから民衆の笑い物にされてしまうが、懲りずにまたかぐや姫に言い寄ったようである。
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:ちなみに「恥を捨てる」という慣用句の語源はこの逸話。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「如来の鉢」の由来となっている。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「如来の鉢」の由来となっている。
;蓬莱の玉の枝
;蓬莱の玉の枝
:不老不死の地・蓬莱山にある、根は銀、茎は金、白い玉がなるとされる木の枝。2人目の求婚者・庫持皇子('''くらもちのみこ''')に出された難題。
:不老不死の地・蓬莱山にある、根は銀、茎は金、白い玉がなるとされる木の枝。2人目の求婚者・庫持皇子('''くらもちのみこ''')に出された難題。
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:職人に本物の金と銀で枝を作らせ、持参。かぐや姫も困惑するが、職人が報酬の直談判に来たために偽者であるとばれ、失格。
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:職人に本物の金と銀で枝を作らせ、持参。かぐや姫も困惑するが、職人が報酬の直談判に来たために偽者であるとばれ、失格。その後、彼は姿をくらましてしまう。
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:ちなみに「偶さか=まれ」という言葉の語源はこの逸話。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「蓬莱の枝」の由来となっている。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「蓬莱の枝」の由来となっている。
;火鼠の皮衣
;火鼠の皮衣
:火の中に入れても燃えない衣。3人目の求婚者・右大臣、阿部御主人('''あべのみうし''')に出された難題。
:火の中に入れても燃えない衣。3人目の求婚者・右大臣、阿部御主人('''あべのみうし''')に出された難題。
:わざわざ中国まで出向いて手に入れた立派な反物を持参するが、火にくべると燃えてしまったため失格。
:わざわざ中国まで出向いて手に入れた立派な反物を持参するが、火にくべると燃えてしまったため失格。
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:ちなみに「敢え無く~」という慣用句の語源はこの逸話。
:余談であるが、秘宝の中では現実に難燃性の素材が実用化されている為、ある意味火鼠の衣を伝承に最も近い形で再現するのは可能である。
:余談であるが、秘宝の中では現実に難燃性の素材が実用化されている為、ある意味火鼠の衣を伝承に最も近い形で再現するのは可能である。
:さらに余談になるが、高橋留美子の漫画作品「犬夜叉」の主人公の犬夜叉が着ているのが火鼠の衣である。
:さらに余談になるが、高橋留美子の漫画作品「犬夜叉」の主人公の犬夜叉が着ているのが火鼠の衣である。
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;竜の首の玉
;竜の首の玉
:龍の首元にあると言われる、五色に輝く宝玉。4人目の求婚者・大納言、大友御行('''おおとものみゆき''')に出された難題。
:龍の首元にあると言われる、五色に輝く宝玉。4人目の求婚者・大納言、大友御行('''おおとものみゆき''')に出された難題。
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:船を繰り出し龍探しに勤しんだが、嵐に巻き込まれて船員の多くを失い断念。
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:船を繰り出し龍探しに勤しんだが、嵐に巻き込まれて船員の多くを失い断念。そして彼も重病にかかってしまう。
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:ちなみに「堪え難い」という慣用句の語源はこの逸話。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「龍顎門の珠」の由来となっている。
:[[無限のフロンティアシリーズ]]では[[楠舞神夜]]の通常技「龍顎門の珠」の由来となっている。
;燕の子安貝
;燕の子安貝