差分

493 バイト追加 、 2024年6月14日 (金)
編集の要約なし
1行目: 1行目: −
'''グレート合体'''は[[スーパーロボット|スーパー系]]のロボットアニメで多く見られる、主役ロボットのパワーアップ[[合体]]方法の俗称。「スーパー合体」とも呼ばれる。
+
'''グレート合体'''は[[スーパーロボット|スーパー系]]のロボットアニメで多く見られる、主役ロボットのパワーアップ[[合体]]方法の俗称。「'''スーパー合体'''」とも呼ばれる。
    
== 概要 ==
 
== 概要 ==
58行目: 58行目:  
*前述の通り『超獣戦隊ライブマン』に登場する「スーパーライブロボ」がグレート合体(スーパー合体)の始まりとされているが、当番組において2号ロボとの合体は番組強化方針のための[[テコ入れ]]の一つであり後付け設定でもあった。
 
*前述の通り『超獣戦隊ライブマン』に登場する「スーパーライブロボ」がグレート合体(スーパー合体)の始まりとされているが、当番組において2号ロボとの合体は番組強化方針のための[[テコ入れ]]の一つであり後付け設定でもあった。
 
**そもそも1号ロボ「ライブロボ」は強化合体を想定していないデザインだったために2号ロボ「ライブボクサー」の変形・合体パターンの考案は困難を極めたが、ライブロボ側に合体時には空いているジョイント(合体前の小メカ状態で使用しているもの)があったお陰で、そこに分離させたライブボクサーのパーツを合体させることで解決した。半ば無理くりに設計されたこともあり、玩具のライブボクサーのプロポーションは劇中のそれとは大きくかけ離れたものとなってしまっている<ref>合体時に殆ど見えない部分になる腕部が小さく、胴体部、脚部が大きい。また頭部も番組内と玩具では大きさが逆転している。</ref><ref>これは2018年に開発された「スーパーミニプラ」でも解決できていないが、開発者の発言などからすると「敢えて当時の玩具らしさを残した」とも解釈できる。</ref>。合体パターンにはバンダイが同時期に展開していた『聖闘士星矢』の玩具シリーズ「聖闘士聖衣体系」を参考とすることで「2号ロボ及びサポートメカが1号ロボの強化パーツとなる」という定番パターンが確立された。
 
**そもそも1号ロボ「ライブロボ」は強化合体を想定していないデザインだったために2号ロボ「ライブボクサー」の変形・合体パターンの考案は困難を極めたが、ライブロボ側に合体時には空いているジョイント(合体前の小メカ状態で使用しているもの)があったお陰で、そこに分離させたライブボクサーのパーツを合体させることで解決した。半ば無理くりに設計されたこともあり、玩具のライブボクサーのプロポーションは劇中のそれとは大きくかけ離れたものとなってしまっている<ref>合体時に殆ど見えない部分になる腕部が小さく、胴体部、脚部が大きい。また頭部も番組内と玩具では大きさが逆転している。</ref><ref>これは2018年に開発された「スーパーミニプラ」でも解決できていないが、開発者の発言などからすると「敢えて当時の玩具らしさを残した」とも解釈できる。</ref>。合体パターンにはバンダイが同時期に展開していた『聖闘士星矢』の玩具シリーズ「聖闘士聖衣体系」を参考とすることで「2号ロボ及びサポートメカが1号ロボの強化パーツとなる」という定番パターンが確立された。
**SRWに参戦した『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』の1号ロボ[[ゼンカイオージュラガオーン]]も、ライブロボ同様に強化合体を想定していないデザインであり、そちらは追加メカの「ゼンリョクイーグル」に合体機構を依存している。
+
**SRWに参戦した『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』の1号ロボ[[ゼンカイオージュラガオーン]]も、ライブロボ同様に強化合体を想定していないデザインであり、そちらは上述したように追加メカのゼンリョクイーグルに合体機構を依存、元のゼンカイオーの左右で合体する方式を流用してスーパー合体を実現させている。
*『[[勇者シリーズ]]』においてはこのグレート合体が通例となっていたが、『[[勇者王ガオガイガー]]』のみ2号ロボとのグレート合体が行われなかった。これは米たにヨシトモ監督による「合体を繰り返すと1号ロボの存在感が弱くなるから」という意向によるものであり、強化も動力系の改良や宇宙用換装パーツを装着する程度に留められた。ちなみDVD-BOXの解説によると企画当初は[[ガイガー]]の時点で主役ロボットが完成していることから「ガオガイガーこそが既にグレート合体である」とされている。
+
*『[[勇者シリーズ]]』においてはこのグレート合体が通例となっていたが、『[[勇者王ガオガイガー]]』のみ2号ロボとのグレート合体が行われなかった。これは米たにヨシトモ監督による「合体を繰り返すと1号ロボの存在感が弱くなるから」という意向によるものであり、強化も動力系の改良や宇宙用換装パーツを装着する程度に留められた。ちなみDVD-BOXの解説によると企画当初は[[ガイガー]]の時点で主役ロボットが完成していることから「[[ガオガイガー]]こそが既にグレート合体である」とされている。
 +
**なお、後に小説『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン]]』ではガオガイガーが[[ベターマン・カタフラクト]]を纏う形で合体した「夢装ガオガイガー」(SRW未登場)という形態が新規で登場しており、ガオガイガーのグレート合体に相当する形態が変則的に生まれている。
 
*グレート合体の名前がいつ頃から使われだしたかは定かではないが、1998年発売のタカラ開発の恋愛ボードゲーム『ツアーパーティー 卒業旅行にいこう』では作中の登場人物・大淀大輔が「グレート合体シリーズ」と呼ぶ台詞がある<ref>直後に「あのギミックはもうゲージツだよ」とも。</ref>。
 
*グレート合体の名前がいつ頃から使われだしたかは定かではないが、1998年発売のタカラ開発の恋愛ボードゲーム『ツアーパーティー 卒業旅行にいこう』では作中の登場人物・大淀大輔が「グレート合体シリーズ」と呼ぶ台詞がある<ref>直後に「あのギミックはもうゲージツだよ」とも。</ref>。
 
*玩具における再現に関しては、余剰パーツが発生する場合が多く特に1号ロボの武器や盾が余りがちな傾向にある。
 
*玩具における再現に関しては、余剰パーツが発生する場合が多く特に1号ロボの武器や盾が余りがちな傾向にある。
7,318

回編集