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==== THE EDGE ====
 
==== THE EDGE ====
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
 
;「…そうさ…だから知ってる! 撃って撃たれるその力の怖さを、お前なんかよりはるかにな!!」<br />「銃で解決できることなど…本当は何ひとつないんだ。撃つ者ならせめてそのことは覚えておけ!」
:久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
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:久織ちまき氏の漫画ガンダムエース版『THE EDGE』第6話「衝突」にて。
:直後、一部始終を見ていた[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]から「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」と指摘を受ける。
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:マハムール基地で子供に銃の撃ち方を教えるシンを諌めようとするが逆に反発されてしまい憤慨、この台詞を言う。
:…反発されるだけで済めばまだよかったのだが、先述の通り'''「銃(=力)で解決できることなど何ひとつない」という言葉は以降のシンを苛み、それにより最悪の形でアスランに跳ね返ってくる'''ことになる。
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:直後、一部始終を見ていた[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]から'''「下手だなあ…あれじゃ反発されるだけだぜ?」'''と指摘を受ける。
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:…反発されるだけで済めばまだよかったのだが、先述の通り'''「銃(=力)で解決出来ることなど何一つない」という言葉は以降のシンを苛み、それにより最悪の形でアスランに跳ね返ってしまう'''ことになる。
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
 
;「作戦が成功すれば周辺の住民は圧制から解放される。成功の鍵はお前のインパルスだ、詳しい説明は明日のブリーフィングでな」<br />「お前がエースだ。頼んだぞ」
:同話より。[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
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:同話より。
;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
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:[[ハイネ・ヴェステンフルス|ハイネ]]の助言を受けてシンの説得を試みるアスラン。
:第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘する時に。「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
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:アニメ第17話ラストとほぼ同じ場面だが、上記のこの台詞と呆気に取られるシンの表情、そして帰り際に恥ずかしそうに頭をかくアスランが印象的。
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;(……カガリが泣いているだって? そんな事…俺だってわかってる!! 今だけじゃない…アイツはずっと泣いていた…!! 望む未来があるのに自分の力が足りなくて、それでも諦めずに傷ついて今みたいに泣いていたんだ!! 俺だって…アイツの力になってやりたかった。傍にいて支えて守ってやりたかったさ!! 今だって…!!)<br />「だけど…っ!!」<br />「俺はお前のようにはやれないんだよ!!」
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:第11話「親友」にて、クレタ沖でキラとアスランが決闘した時に。
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:「カガリは今泣いているんだ!!」とキラに言われて、アスランはアレックス・ディノとしてオーブにいた時の苦い記憶を思い出し、己の不甲斐なさを爆発させた。
 
;「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
 
;「シン!! 俺の話を聞け! 議長の言葉は確かに正しく心地よく聞こえる…」<br />「だが、彼の言葉はただの手段だ! そこに誠意や信頼はない!」<br /> 「彼にとって人とはただの役割…目的のための道具にすぎないんだ!! そんなのは連合の強化人間と同じだ!!」<br />(中略)<br />「シン!! お前も来い! 議長の言葉に踊らされてはダメだ! 彼は人を駒のように扱っているだけだ! お前の“力”を…願いを…意志を! そんな風に使われるな!」
:第15話「脱走」にて。TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
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:第15話「脱走」にて。
;(シン…俺は…お前を絶望させていたのか?)<br />(違う! 俺がお前に言いたかったのは……)
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:TV版と違い、具体的に議長の危険性を述べている。
:最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際の絶望。シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらも、尚もシンを絶望から救い出そうとアスランは足掻き続けた。
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:また、この一連の呼びかけが「'''シンに一緒に来るように説得する為'''」であるのが大きな特徴。
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;(シン…俺は…お前を絶望させていたのか?)<br />(違う! 俺がお前に言いたかったのは……)
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:最終話にて、激突するシンの本心が吐露された際の絶望。
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:シンを絶望させ、短慮と盲目に追い込んでしまった原因の一つが己にあったことに愕然としながらも、尚もシンを絶望から救い出そうとアスランは足掻き続ける。
 
;「諦めるな!」<br />「こんな風に力を使ってしまったら…お前は永遠に"力"の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!!」
 
;「諦めるな!」<br />「こんな風に力を使ってしまったら…お前は永遠に"力"の呪縛から逃れられなくなるんだぞ!!」
:直後の場面。シンに決定的な過ちを犯させないためにも、アスランができることは、発射直前にまで迫った[[レクイエム]]を破壊することだった。追ってくるデスティニーのアロンダイトを奪い、シンを縛ろうとする"力"の呪縛を…'''「シン……よく見ろ!! こんな"力"に…縋るんじゃないっ!!」'''そう叫びながら、シンの眼前で破壊する。だが、なおも自らが否定される絶望が、シンを決定的に錯乱させてしまう…。
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:直後の場面。
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:シンに決定的な過ちを犯させないためにも、アスランができることは、発射直前にまで迫った[[レクイエム]]を破壊することだった。
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:追ってくるデスティニーのアロンダイトを奪い、シンを縛ろうとする"力"の呪縛を…'''「シン……よく見ろ!! こんな"力"に…縋るんじゃないっ!!」'''そう叫びながら、シンの眼前で破壊する。
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:だが、なおも自らが否定される絶望が、シンを決定的に錯乱させてしまう…。
 
;「くそ…っ」<br />(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ)
 
;「くそ…っ」<br />(できるようになったのは こんなことばかりだ…っ)
:その後、最終的にシンを倒した際の台詞。説得の流れは違えどボンボン版同様に結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、やはり苦々しい表情をするしかなかった。
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:その後、最終的にシンを倒した際の台詞。
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:説得の流れは違えどボンボン版同様に結局“力”でシンを止めざるを得なかったアスランは、やはり苦々しい表情をするしかなかった。
 
:ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
 
:ちなみに、ここでアスランが反芻しているシンの台詞は、TV版におけるアスランの台詞である「こんなことばかり得意でもどうしようもないけどな…」との対比になっている。
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
 
;「違う…! 人は過去を消すことなんてできない…過去があるから明日を願うんだ!」
:同話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
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:同話にて、メサイア内部でデュランダル議長と対峙しての発言。
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:スペシャルエディションではその場に居合わせただけであったが、『THE EDGE』では、アスランと議長主体での論争が繰り広げられ、自身がザフトで見てきたこと…シンやミーアの心が軋み叫んでいた苦しみを訴えかけている。
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:その言葉が、本作における[[レイ・ザ・バレル|レイ]]がキラではなく議長を銃撃した理由の一つとなった。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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