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307 バイト追加 、 2024年3月12日 (火)
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=== 機体概要 ===
 
=== 機体概要 ===
元は、[[エルガイム]]のコピー機であるB級ヘビーメタルの[[ディザード]]をベースに、[[ポセイダル軍]]の惑星トライデトアルのドヴァ基地の技術者メッシュ・メーカーが独自に新規開発した可変A級ヘビーメタルである「アモンデュール・スタック」。それをキャオがどさくさにまぎれてかっぱらい、更に試運転した当該機をギャブレーに酷評されたメッシュも開発が継続できるとしてキャオに誘われてダバの一行に加わり、二人が開発を担当した。失われた頭部の代わりにガストガル星で発掘された[[ブラッドテンプル]]3号機の頭部を接続、スパイラルフローシステムと360度全天囲モニターを組み込み、エルガイムのMk-IIとして完成させたカスタムマシン。アイセンサーを損壊したエルガイムから転用している。
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元は、[[エルガイム]]のコピー機であるB級ヘビーメタルの[[ディザード]]をベースに、[[ポセイダル軍]]の惑星トライデトアルのドヴァ基地の技術者メッシュ・メーカーが独自に新規開発した可変A級ヘビーメタルである「'''アモンデュール・スタック'''」。それをキャオがどさくさにまぎれてかっぱらい、更に試運転した当該機をギャブレーに酷評されたメッシュもキャオに「うちに来れば開発が継続できる」と誘われてダバの一行に加わり、二人が開発を担当した。強奪時に壊された頭部の代わりにガストガル星で発掘された[[ブラッドテンプル]]3号機の頭部を接続、スパイラルフローシステムと360度全天囲モニターを組み込み、「エルガイムのMk-II」として完成させたカスタムマシン。アイセンサーを損壊したエルガイムから転用している。
    
腰部にランチャー用のプラグを6基搭載。
 
腰部にランチャー用のプラグを6基搭載。
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=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
第27話のテスト出撃では[[ギャブレット・ギャブレー|ギャブレー]]の部隊と対決。実戦テスト無しでの出撃となり、調整不足で苦戦を強いられたが、何とか切り抜けている。続く第28話では[[オージェ]]相手に突然の操縦となったものの、バスターランチャーの一撃で撤退に追い込むほどのパワーを見せつけた。
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第26話でスタックを強奪してすぐ改修が行われ、第27話では緊急のため実戦テストも無しで[[ギャブレット・ギャブレー|ギャブレー]]の部隊と対決。調整不足で苦戦を強いられたが、何とか切り抜けている。続く第28話では[[オージェ]]相手に突然の操縦となったものの、バスターランチャーの一撃で撤退に追い込むほどのパワーを見せつけた。
    
その後は整備と調整が進み、ダバの技量と機体の性能もあり単機で戦況を変えるほどの性能を誇った。
 
その後は整備と調整が進み、ダバの技量と機体の性能もあり単機で戦況を変えるほどの性能を誇った。
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:バスターランチャーに通常兵器版が追加され、通常戦闘時の火力が大きく上がった。今回からエルガイムとの[[合体攻撃]]・ダブルバスターランチャーも追加。また、「風のノー・リプライ」が専用BGMに。
 
:バスターランチャーに通常兵器版が追加され、通常戦闘時の火力が大きく上がった。今回からエルガイムとの[[合体攻撃]]・ダブルバスターランチャーも追加。また、「風のノー・リプライ」が専用BGMに。
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO}}
 
:;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦XO}}
::性能は『GC』同様。グラフィックでは、『GC』で左右両側についていたバインダーが左側だけになっている
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::性能は『GC』同様。グラフィック面では、『GC』で左右両側についていたバインダーが左側だけになっている。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Operation Extend}}
:6章 「ギワザ・ロワウ」でダバ専用機として加入する。全主人公後継機では最後の入手となる。
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:6章の「ギワザ・ロワウ」でダバ専用機として加入する。全主人公後継機では最後の入手となる。
 
:Mk-IIにはバスターランチャーが通常兵器版とMAP兵器版の二種類が装備され、プローラーも特性が異なる通常兵器版があるため実質三種類のバスターランチャーを持つ。
 
:Mk-IIにはバスターランチャーが通常兵器版とMAP兵器版の二種類が装備され、プローラーも特性が異なる通常兵器版があるため実質三種類のバスターランチャーを持つ。
 
:ただし、グループを組めない事と、バスターランチャーの消費ENがエルガイム、[[ヌーベルディザード]]の同兵器より1.5倍も高いという欠点が存在する。
 
:ただし、グループを組めない事と、バスターランチャーの消費ENがエルガイム、[[ヌーベルディザード]]の同兵器より1.5倍も高いという欠点が存在する。
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:2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。同イベントの前半ではテキスト上のみ[[ファンネリア・アム]]が一時的に搭乗していたが、後の展開で再びダバが乗っている。
 
:2020年7月のイベント「希望はいつもその胸に」にてΩスキル搭載大器型SSRファイターが追加。同イベントの前半ではテキスト上のみ[[ファンネリア・アム]]が一時的に搭乗していたが、後の展開で再びダバが乗っている。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦30}}
:サイドミッション「エンカウント」でアモンデュール・スタック強奪イベントを発生させた後、サイドミッション「クロス・ポイント」で参戦。入手時点でのエルガイムの改造値を引き継ぐ。「エンカウント」の前提ミッション「レディ・レディ」を含めて、最速で行けばダバの加入から4つ目のミッションで入手可能。これらのミッションを経ていない場合はキーミッション「揺らぐ世界」にて自動入手。今回はプローラー形態への変形能力はオミットされ、常にHM形態での運用となる。
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:サイドミッション「クロス・ポイント」で参戦。入手時点でのエルガイムの改造値を引き継ぐ。前提となるミッション「エンカウント」のまた前提となる「レディ・レディ」を含めて、最速で行けばダバの加入から4つ目のミッションで入手可能。これらのミッションを経ていない場合はキーミッション「揺らぐ世界」にて自動入手。今回はプローラー形態への変形能力はオミットされ、常にHM形態での運用となる。
:本作での出自は、太陽系来訪後のポセイダル軍が地球の技術を採り入れて新規開発したアモンデュールを、キャオがアマンダラから提供されたジャンクパーツで改修し、[[エルネスティ・エチェバルリア|エル]]と協力して組み上げた『'''ペンタゴナと地球の技術のハイブリッドマシン'''』というこれまでにないアプローチがされている。権利関係が複雑なのか、ブラッドテンプルの頭部についてはシナリオ上では『ジャンクパーツの中に混じっていた古代のすごいヘビーメタルの頭部』と名前には言及されず、ライブラリの説明文でもアモンデュール・スタックを改造したとだけ書かれ、頭部に関しては一切触れられていない。
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:「エンカウント」にてアムを人質にしたギャブレーのバッシュをキャオ&リリスの計略で強奪し、放り出されたギャブレーは基地でテスト中だったアモンデュール・スタックで再出撃するが動きが悪く、新型機と聞いて目をつけたキャオが奪ったバッシュとの交換を持ちかけたことでスタックを入手、「クロス・ポイント」でMk-IIに改修されてぶっつけ本番で出撃という流れになっている。
:また本作のバスターランチャーは原作同様に[[バッシュ]]の物を改造した物だが、これは「エンカウント」にてアムを人質にしたギャブレーのバッシュをエルガイムに乗っていたキャオ&リリスの計略で奪取したときのもの(奪われたギャブレーはアモンデュールで再出撃してくるがこれもキャオに奪われ、バッシュは交換で返されバスターランチャーだけが残った)。そのためこのミッションでのギャブレー機は一般機同様にバスターランチャーを装備していない。
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:本作での出自は、太陽系来訪後のポセイダル軍が地球の技術を採り入れて新規開発したスタックを、キャオがアマンダラから提供されたジャンクパーツで改修し、[[エルネスティ・エチェバルリア|エル]]と協力して組み上げた『'''ペンタゴナと地球の技術のハイブリッドマシン'''』というこれまでにないアプローチがされている。なお、ブラッドテンプルの頭部についてはシナリオ上では『ジャンクパーツの中に混じっていた古代のすごいヘビーメタルの頭部』と名前には言及されず、ライブラリの説明文でもスタックを改造したとだけ書かれ、頭部に関しては一切触れられていない。権利関係が複雑なのか、原作でも言及されないことなので軽く流しただけなのかは定かではない。
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:また本作のバスターランチャーは原作同様に[[バッシュ]]の物を改造した物だが、これは「エンカウント」にて機体を交換した際にしれっと武器は返さず持ち帰るという形で入手。そのためこのミッションでのギャブレー機は一般機同様にバスターランチャーを装備していない。
 
:性能面での特徴は3種のバスターランチャーを使い分ける長射程射撃戦が主体となり、エルガイムとは使用感が真逆に変わる。他の主人公機と比べるとダメージ増加に関わる技能が無く最大威力には劣りがちなものの射程が全体的に長く、ダバはヒット&アウェイを初期習得しているのとサブパイロット持ちによる潤沢な精神を活用すれば十二分な活躍が見込める。
 
:性能面での特徴は3種のバスターランチャーを使い分ける長射程射撃戦が主体となり、エルガイムとは使用感が真逆に変わる。他の主人公機と比べるとダメージ増加に関わる技能が無く最大威力には劣りがちなものの射程が全体的に長く、ダバはヒット&アウェイを初期習得しているのとサブパイロット持ちによる潤沢な精神を活用すれば十二分な活躍が見込める。
 
:特殊能力の[[ツインメリットコーティング]]がEN回復も内包するため、それなりに継戦力は高いが、最大出力版のEN消費がそれ以上に激しいため乱用には注意。変形が出来ない代わりに機体の[[宇宙]]適応がSになっており、機体バランスは過去作における[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ(EW版)]]に近い。
 
:特殊能力の[[ツインメリットコーティング]]がEN回復も内包するため、それなりに継戦力は高いが、最大出力版のEN消費がそれ以上に激しいため乱用には注意。変形が出来ない代わりに機体の[[宇宙]]適応がSになっており、機体バランスは過去作における[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングゼロ(EW版)]]に近い。
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;セイバー
 
;セイバー
 
:エネルギーで刀身を構成した剣。未使用時は腕部に内蔵。
 
:エネルギーで刀身を構成した剣。未使用時は腕部に内蔵。
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』ではプローラー形態でも使用可能。通常形態は「ヒット&アウェイ」「エスケープ」特性が、プローラー形態では「[[突破攻撃]]」特性がつく
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:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』ではプローラー形態でも使用可能。通常形態は「ヒット&アウェイ」「エスケープ」特性が、プローラー形態では「[[突破攻撃]]」特性がつく。
 
:;ハンドランチャー
 
:;ハンドランチャー
 
::腕部のセイバーを発射装置としてビームを撃ち出す。
 
::腕部のセイバーを発射装置としてビームを撃ち出す。
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;Sマイン
 
;Sマイン
 
:円盤状の爆弾で、相手に投げ付けて使用する。普段はバインダーに収納されている。起爆には化学反応を用いる為、レーザーやミサイルの直撃を受けても誘爆しない。
 
:円盤状の爆弾で、相手に投げ付けて使用する。普段はバインダーに収納されている。起爆には化学反応を用いる為、レーザーやミサイルの直撃を受けても誘爆しない。
:『XO』までの作品には採用されていたが、『OE』では[[ディザード]]用の設置武器となった為オミット。
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:『XO』までの作品には採用されていたが、『OE』では[[ディザード]]用の設置武器となっておりオミット。
 
;パワーランチャー
 
;パワーランチャー
 
:ヘビーメタルに標準装備されたビーム兵器。腕部に装備。プローラー形態でも使用可能。
 
:ヘビーメタルに標準装備されたビーム兵器。腕部に装備。プローラー形態でも使用可能。
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;アモンデュール・スタック
 
;アモンデュール・スタック
:[[ポセイダル軍]]のトライデトアル星のドヴァ空港工場にて建造されていた可変A級[[ヘビーメタル]]
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:[[ポセイダル軍]]のトライデトアル星のドヴァ空港工場にて建造されていた可変A級[[ヘビーメタル]]。過去の機体設計の焼き直しが前提となっているヘビーメタルの中にあって、実に数百年ぶりに「新規設計」されたヘビーメタル。
 
:機体名の「アモンデュール」は製造コードで、「スタック」が機体コードネームである。ガストガルとヤーマンの技術融合を目的としており、次世代の主力兵器としてのあり方を見据えて新たにランドブースターへの可変機能を採用している。
 
:機体名の「アモンデュール」は製造コードで、「スタック」が機体コードネームである。ガストガルとヤーマンの技術融合を目的としており、次世代の主力兵器としてのあり方を見据えて新たにランドブースターへの可変機能を採用している。
:過去の機体設計の焼き直しが前提であるヘビーメタルの中にあって、実に数百年ぶりに新規設計されたヘビーメタルで、厳密にはオリジナルヘビーメタルとも呼べる機体だが、便宜上A級に分類されている。
   
:[[ギャブレット・ギャブレー]]がヘッドライナーに選ばれ機体を受領。テストを兼ねて病に倒れたダバを捕らえるべく出撃するが、ギャブレーの腕をもってしても制御が困難で、いざ変形してみると脚部の変形機構を忘れていたことで歩くのにも一苦労する有様であった。帰還したギャブレーは開発者のメッシュ・メーカーを問い詰めるが、技術融合と可変機能という設計思想を理解できずに全否定し罵倒してしまう。
 
:[[ギャブレット・ギャブレー]]がヘッドライナーに選ばれ機体を受領。テストを兼ねて病に倒れたダバを捕らえるべく出撃するが、ギャブレーの腕をもってしても制御が困難で、いざ変形してみると脚部の変形機構を忘れていたことで歩くのにも一苦労する有様であった。帰還したギャブレーは開発者のメッシュ・メーカーを問い詰めるが、技術融合と可変機能という設計思想を理解できずに全否定し罵倒してしまう。
 
:しかし、ギャブレーの無理解を差し引いても技術融合の度合いは中途半端であり、機体バランスが非常に悪く絶大なパワーを持て余している。ヤーマン系HM第一の特徴であるスパイラルフローシステムも採用予定のままコックピットも仮設の状態で、完全な未完成機であった。
 
:しかし、ギャブレーの無理解を差し引いても技術融合の度合いは中途半端であり、機体バランスが非常に悪く絶大なパワーを持て余している。ヤーマン系HM第一の特徴であるスパイラルフローシステムも採用予定のままコックピットも仮設の状態で、完全な未完成機であった。
 
:ダバが空港を襲撃したどさくさに紛れてキャオによってメッシュもろとも強奪されるが、格納庫から出ようと頭を出したところを、ギャブレーの[[バッシュ]]にぶん殴られて頭部を破壊されてしまった。その状態でもバスターランチャーで空港を焼き払いダバ達を無事に撤退させることに成功しており、秘めたる性能の片鱗を見せつけている。
 
:ダバが空港を襲撃したどさくさに紛れてキャオによってメッシュもろとも強奪されるが、格納庫から出ようと頭を出したところを、ギャブレーの[[バッシュ]]にぶん殴られて頭部を破壊されてしまった。その状態でもバスターランチャーで空港を焼き払いダバ達を無事に撤退させることに成功しており、秘めたる性能の片鱗を見せつけている。
 
:反乱軍の手に落ちたスタックは、キャオとメッシュの両技術者と[[エルガイム]](≒[[ガイラム]])と[[ブラッドテンプル]]のパーツを得て、真に技術融合を果たしたエルガイムMk-IIへと生まれ変わることになる。
 
:反乱軍の手に落ちたスタックは、キャオとメッシュの両技術者と[[エルガイム]](≒[[ガイラム]])と[[ブラッドテンプル]]のパーツを得て、真に技術融合を果たしたエルガイムMk-IIへと生まれ変わることになる。
:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』ではマップアイコンのみで、通常状態のものと頭部が破壊された状態のものも存在する。
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:『[[スーパーロボット大戦30|30]]』ではマップアイコンのみながら初めて姿が描かれ、通常状態のものだけでなく頭部が破壊された状態のものも存在する。
 
;スパイラル・フローII
 
;スパイラル・フローII
 
:Mk-IIのコクピットとなる新型スパイラル・フロー。胸部装甲が展開し格納されるようになった。
 
:Mk-IIのコクピットとなる新型スパイラル・フロー。胸部装甲が展開し格納されるようになった。
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:3号機の頭部を流用している。
 
:3号機の頭部を流用している。
 
;[[エルガイム]]
 
;[[エルガイム]]
:技術のみの継承で、機体そのものに共通性はないがMk-II完成のために、一部のパーツを流用している。
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:元々は技術のみの継承で、名付けに反して機体そのものに共通性はないが、改修時に一部のパーツを流用している。
 
;[[ディザード]]
 
;[[ディザード]]
 
:設計上のベースとなった機体。この機体にガストガル系の技術を盛り込みヤーマン系HMとの技術融合を試みたのが、アモンデュール・スタックである。
 
:設計上のベースとなった機体。この機体にガストガル系の技術を盛り込みヤーマン系HMとの技術融合を試みたのが、アモンデュール・スタックである。
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