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:基本的に、既存のハイヴにてBETAの数が限界を超えた時に溢れて新たに建造される形で増えていく。ただしカシュガルにある「オリジナルハイヴ」と呼ばれるハイヴのみ別で、月から発射されたBETAの搭載された突入ユニットが落下した地点に建造されたものである。
 
:基本的に、既存のハイヴにてBETAの数が限界を超えた時に溢れて新たに建造される形で増えていく。ただしカシュガルにある「オリジナルハイヴ」と呼ばれるハイヴのみ別で、月から発射されたBETAの搭載された突入ユニットが落下した地点に建造されたものである。
 
:内部は「シャフト」と呼称される巨大な縦穴を中心に、アリの巣のように地下通路が広がる構造になっており、航空機は元より車両タイプの兵器では侵入できず、人型兵器である戦術機の最大の開発理由となった。中枢部には「反応路」と呼ばれる巨大なエネルギー路のようなものが存在し、BETAの活動の拠点となっている。この反応路が生きているかどうかがBETAにとって「ハイヴがまだ生きているか」の基準であるらしく、反応路を破壊しない限り、どれだけBETAを掃討し内部を制圧しようとも、BETAは取り戻そうと無限に集まってくる。
 
:内部は「シャフト」と呼称される巨大な縦穴を中心に、アリの巣のように地下通路が広がる構造になっており、航空機は元より車両タイプの兵器では侵入できず、人型兵器である戦術機の最大の開発理由となった。中枢部には「反応路」と呼ばれる巨大なエネルギー路のようなものが存在し、BETAの活動の拠点となっている。この反応路が生きているかどうかがBETAにとって「ハイヴがまだ生きているか」の基準であるらしく、反応路を破壊しない限り、どれだけBETAを掃討し内部を制圧しようとも、BETAは取り戻そうと無限に集まってくる。
:なお原作ではカシュガル以前にカナダにBETAの突入ユニットが落下しているが、核兵器の集中運用により、カナダ国土の大半を焦土にする事と引き換えに早期対応に成功している。その後カシュガルに落下したユニットは、中国軍が資源の独占を狙って他国の介入を嫌い、かつ通常兵器で対処しようとしたためにBETAの定着を許してしまった。
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:カシュガルに落着したBETAの突入ユニットはすぐさま人類の知るところとなったのだが、中国軍が未知の資源の独占を目論んで他国の干渉を嫌い、自国軍の通常兵器で対処しようとした結果、歯が立たずにBETAの定着を許してしまった。その後カナダにもBETAの突入ユニットが落下しているが、こちらはカシュガルでの失敗を教訓として初手から核兵器を集中運用し、カナダ国土の大半を焦土にする事と引き換えに早期対応に成功している。
 
;G弾(五次元効果爆弾)
 
;G弾(五次元効果爆弾)
 
:[[核ミサイル|核兵器]]にすら耐性を付けたBETAに対抗する為に開発された、重力発生兵器。核兵器に代わる大量破壊兵器として、主にアメリカ軍によって使用されている。
 
:[[核ミサイル|核兵器]]にすら耐性を付けたBETAに対抗する為に開発された、重力発生兵器。核兵器に代わる大量破壊兵器として、主にアメリカ軍によって使用されている。
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:機体の反応速度が劇的に向上するため、これまでのOSに慣れた衛士からすれば慣熟に時間がかかるが、これまで不可能と思われた柔軟でアクロバティックな機動力を発揮出来るようになるなど、戦術機の性能を大幅に向上させることに成功(第1世代機でさえ、XM3を搭載する他に少々手を加えるだけで第3世代機と互角に渡り合えるようになる)し、後には「'''衛士の死亡率を半減させた奇跡のOS'''」と呼ばれるようになる。
 
:機体の反応速度が劇的に向上するため、これまでのOSに慣れた衛士からすれば慣熟に時間がかかるが、これまで不可能と思われた柔軟でアクロバティックな機動力を発揮出来るようになるなど、戦術機の性能を大幅に向上させることに成功(第1世代機でさえ、XM3を搭載する他に少々手を加えるだけで第3世代機と互角に渡り合えるようになる)し、後には「'''衛士の死亡率を半減させた奇跡のOS'''」と呼ばれるようになる。
 
:一見誰でも思いつきそう…というか実際に武でも思いついたわけであるが、今まで誰も思いつかなかったのは戦争に人類のリソースを奪われてゲームという娯楽が生まれなかったためである。一般兵にまでXM3が普及した頃には、「ある一人の訓練生が開発した」と言う噂話も広まっているが、このOSのもたらした恩恵の大きさとあまりにも釣り合っていない事から、こちらはただの与太話として認識されている。
 
:一見誰でも思いつきそう…というか実際に武でも思いついたわけであるが、今まで誰も思いつかなかったのは戦争に人類のリソースを奪われてゲームという娯楽が生まれなかったためである。一般兵にまでXM3が普及した頃には、「ある一人の訓練生が開発した」と言う噂話も広まっているが、このOSのもたらした恩恵の大きさとあまりにも釣り合っていない事から、こちらはただの与太話として認識されている。
:余談だが、搭載された戦術機には機械的なトラブル等の不具合が発生しなかったことから、従来のOSは戦術機の性能を完全に引き出せていなかったことが示唆されている。
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:なお、従来のOSに比べるとこのOSを搭載した後は遥かに激しい動きをするようになるのだが、XM3が搭載された戦術機には機械的なトラブル等の不具合が発生しなかったことから、従来のOSは戦術機の性能を完全に引き出せていなかったことが示唆されている。
 
;神攻電脳VALGERN-ON
 
;神攻電脳VALGERN-ON
 
:通称「バルジャーノン」。白銀武が元いた世界(EXTRA編)でやりこんでいた、[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|3Dロボット対戦格闘ゲーム]]。武はこのゲームの経験を戦術機の操縦へと応用し、高い適性を示した(戦術機のシミュレーター訓練だけをみっちりやっていたも同然なので)。
 
:通称「バルジャーノン」。白銀武が元いた世界(EXTRA編)でやりこんでいた、[[電脳戦機バーチャロンシリーズ|3Dロボット対戦格闘ゲーム]]。武はこのゲームの経験を戦術機の操縦へと応用し、高い適性を示した(戦術機のシミュレーター訓練だけをみっちりやっていたも同然なので)。
 
:また、上記の通りに新型OS・XM3の開発にも大きく貢献している。
 
:また、上記の通りに新型OS・XM3の開発にも大きく貢献している。
;桜花作戦
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; 桜花作戦
:カシュガルにあるオリジナルハイヴ攻略を目指した、対BETA戦争の事実上の最終作戦。作戦発動時の演説は、本作屈指の名場面である。日本帝国と国連軍のほぼ全ての戦力が投入され、更に陽動作戦でソ連軍が他のハイヴに全面攻勢に出るなど、人類の総力を挙げた作戦となった。投入された戦力の大半と引き換えに[[XG-70d 凄乃皇・四型|凄乃皇・四型]]と207B分隊の武御雷5機がオリジナルハイヴに突入、苛烈な戦いの末に「あ号標的」こと重頭脳級の破壊に成功するが、生還したのは白銀武と社霞だけであった。
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: カシュガルにあるオリジナルハイヴ攻略を目指した、対BETA戦争の事実上の最終作戦。作戦発動時の演説は、本作屈指の名場面である。
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: 作戦目標は、00ユニットによってもたらされた情報で判明した、地球上のBETAの総統括個体である重頭脳級、作戦上の呼称「あ号標的」の撃破。日本帝国と国連軍のほぼ全ての戦力が投入され、更に陽動作戦でソ連軍が他のハイヴに全面攻勢に出るなど、人類の総力を挙げた作戦となった。投入された戦力の大半と引き換えに[[XG-70d 凄乃皇・四型|凄乃皇・四型]]と207B分隊の武御雷5機がオリジナルハイヴに突入、苛烈な戦いの末に「あ号標的」の破壊に成功するが、生還したのは白銀武と社霞だけであった。
 
:「桜花」とはかつて第二次世界大戦当時に日本帝国に存在した兵器で、人間魚雷である「回天」の航空機版とも言える兵器。高高度の母機から落下する形で発進し、そのまま真下の敵艦に体当たりするというもの。この作戦では衛星軌道上の輸送艦から降下ユニットに収納された状態の戦術機を投げ落として大気圏突入させるという方式でカシュガルハイヴへの突入を試みるため、この作戦名がつけられた。
 
:「桜花」とはかつて第二次世界大戦当時に日本帝国に存在した兵器で、人間魚雷である「回天」の航空機版とも言える兵器。高高度の母機から落下する形で発進し、そのまま真下の敵艦に体当たりするというもの。この作戦では衛星軌道上の輸送艦から降下ユニットに収納された状態の戦術機を投げ落として大気圏突入させるという方式でカシュガルハイヴへの突入を試みるため、この作戦名がつけられた。
 
;オルタネイティヴ計画
 
;オルタネイティヴ計画
 
:タイトル名にもなっている計画。:全部でI~Vの5段階がある。
 
:タイトル名にもなっている計画。:全部でI~Vの5段階がある。
 
:オルタネイティヴIは、「火星にて確認された知的生命体とコミュニケーションを取ること」。当初は「I」のようなナンバーは存在せず単にオルタネイティヴ計画とだけ呼ばれていたが、月面のサクロボスコ事件によって大きな方針変更を強いられたため、この事件より前を「I」と便宜上呼称している。
 
:オルタネイティヴIは、「火星にて確認された知的生命体とコミュニケーションを取ること」。当初は「I」のようなナンバーは存在せず単にオルタネイティヴ計画とだけ呼ばれていたが、月面のサクロボスコ事件によって大きな方針変更を強いられたため、この事件より前を「I」と便宜上呼称している。
:オルタネイティヴIIは、敵対的生命体=BETAを捕獲・解剖なども含めて直接的に調査すること。反対派によって「多大な犠牲を払いながら『BETAは炭素生命である』ということしか分からなかった」と喧伝される事があるが、実際には多数の副産物としての新技術を発見するなどの収穫を得ている。
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:オルタネイティヴIIは、敵対的生命体=BETAを捕獲・解剖なども含めて直接的に調査すること。反対派によって「多大な犠牲を払いながら『BETAは炭素生命である』ということしか分からなかった」と喧伝される事があるが、実際には副産物として多数の新技術を発見するなどの収穫を得ている。
 
:オルタネイティヴIIIは、読心(リーディング)のESP能力を持つ超能力者を招集または人為的に誕生・育成し、その力を持ってBETAの思考を直接読み取る計画。投入された能力者の94%を失って「BETAには思考がある」事自体は分かったものの、あらゆるコミュニケーションはやはり不可能であると判断された。
 
:オルタネイティヴIIIは、読心(リーディング)のESP能力を持つ超能力者を招集または人為的に誕生・育成し、その力を持ってBETAの思考を直接読み取る計画。投入された能力者の94%を失って「BETAには思考がある」事自体は分かったものの、あらゆるコミュニケーションはやはり不可能であると判断された。
 
:オルタネイティヴIVは、00ユニットによる直接的な情報入手を目的とした計画。さらに、下記の「V」で開発されていたXG-70シリーズ兵器を接収して00ユニットと運用する計画に発展。あくまで情報収集・対話が目的であり、XG-70の接収も00ユニットの拡張機としてのものだったが、最終的には桜花作戦でBETAの撃破という結論に至る。
 
:オルタネイティヴIVは、00ユニットによる直接的な情報入手を目的とした計画。さらに、下記の「V」で開発されていたXG-70シリーズ兵器を接収して00ユニットと運用する計画に発展。あくまで情報収集・対話が目的であり、XG-70の接収も00ユニットの拡張機としてのものだったが、最終的には桜花作戦でBETAの撃破という結論に至る。
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