差分
→漫画版
;「ワシは私欲でここにいるのではない!! 英霊たちの無念を晴らし、スペースノイドの未来の礎になる。その為にここにいるのだ!!」
;「ワシは私欲でここにいるのではない!! 英霊たちの無念を晴らし、スペースノイドの未来の礎になる。その為にここにいるのだ!!」
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』にて、シーマに反逆され、ゲール・ハントから「これは死なせた兵への償いだ」と銃口を突き付けられた際に。
:漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』にて、シーマに反逆され、ゲール・ハントから「これは死なせた兵への償いだ」と銃口を突き付けられた際に。
:結局のところ、デラーズにとっての償いとは'''「手段を問わず、自分が信じる目的を達成する事で、散って行った者を犠牲を無駄にしない」'''という事でしかない。その「手段」の為に悲惨な境遇に貶められて、追い詰められていったシーマやゲールの苦しみを決して理解してはいなかった。その意味でも彼らに裏切られてしまったのは、ある意味で必然だったといえる。
:結局のところ、デラーズにとっての償いとは'''「手段を問わず、自分が信じる目的を達成する事で、散って行った者を犠牲を無駄にしない」'''という事でしかない。その「手段」の為に悲惨な境遇に貶められて、追い詰められていったシーマやゲールの苦しみを決して理解してはいなかった。彼らに裏切られてしまったのは、ある意味で必然だったといえる。
:そもそもジオンが一年戦争を起こしたのは「自治権の獲得(ギレン・ザビは独立戦争の裏で自身による人類支配を目的としていた)」のためであり、言うなればそれがジオンの大義である。作中におけるデラーズの行いはそれを目指すものとはかけ離れている<ref>ジオン軍が一年戦争でコロニー落としなどの虐殺を行ったのは、自治権獲得のための武力行使という「手段」である。一方のデラーズは、シーマにより拘束された(=デラーズ・フリートとしての敗北が決定的になった)状態でもコロニー落としを諦めておらず、もはやコロニー落としそのものが「目的」となっている節があり、本末転倒となっている。</ref>ため、むしろ'''一番大義を見失っているのはデラーズ自身'''である。
:そもそもジオンが一年戦争を起こしたのは「自治権の獲得(ギレン・ザビは独立戦争の裏で自身による人類支配を目的としていた)」のためであり、言うなればそれがジオンの大義である。作中におけるデラーズの行いはそれを目指すものとはかけ離れている<ref>ジオン軍が一年戦争でコロニー落としなどの虐殺を行ったのは、自治権獲得のための武力行使という「手段」である。一方のデラーズは、シーマにより拘束された(=デラーズ・フリートとしての敗北が決定的になった)状態でもコロニー落としを諦めておらず、もはやコロニー落としそのものが「目的」となっている節があり、本末転倒となっている。</ref>ため、むしろ'''一番大義を見失っているのはデラーズ自身'''である。