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様々なメーカーが独自形式のコンピュータを出していたため、同じゲームで複数のバージョンが発売されていた。当時はパソコン専用のゲームソフトが多く、家庭用への移植は一部にとどまっていた。
 
様々なメーカーが独自形式のコンピュータを出していたため、同じゲームで複数のバージョンが発売されていた。当時はパソコン専用のゲームソフトが多く、家庭用への移植は一部にとどまっていた。
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1980年代後半には18歳以上を対象とした性的表現が含まれるゲーム(俗に言う「アダルトゲーム」)が普及し始めている。<ref>ただしアダルトゲームのレイティングを行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」が設立されたのは1990年代となってから、それも未成年者によるアダルトゲームの万引きが切っ掛けとなっている。</ref>
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1980年代後半には18歳以上を対象とした性的表現が含まれるゲーム(俗に言う「アダルトゲーム」)が普及し始めている<ref>ただし、アダルトゲームのレイティングを行う「コンピュータソフトウェア倫理機構」が設立されたのは1990年代となってからであり、それも未成年者によるアダルトゲームの万引きが切っ掛けとなっている。</ref>
    
=== 1990年代 ===
 
=== 1990年代 ===
家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期。パソコンのスペックを生かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流。一方で、海外では3Dポリゴンを活用したゲームが増えていき、[[プレイステーション]]などに移植された。
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家庭用への移植やマルチタイトルが増えてきた時期。パソコンのスペックを生かしたロールプレイングゲームやシミュレーションゲームが主流。一方で、海外では3Dポリゴンを活用したタイトルが多く開発され、[[プレイステーション]]などに移植された。
    
1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。
 
1990年代後期にはネットワーク機能を有したゲーム機も発売されるが、パソコンとの連携は2000年代中期以降になる。
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その一方、「エミュレータ」と呼ばれるゲームソフトのプログラムをパソコンに取り込んで遊んだり改ざんするなど個人ユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。
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その一方、ゲーム機をパソコンのプログラムとして起動する「エミュレータ」の普及により、ゲームソフトをパソコンに取り込んで遊ぶユーザーや、ゲームデータを改造するユーザーも増えてきた。当然ながら著作権に関わることで、他人にそれらを公開・提供することは違法行為であり、処罰の対象となる。
    
「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。
 
「ツクールシリーズ」といったコンストラクションソフトも発売され、アマチュア製の無料ゲーム「フリーゲーム」や同人ゲームの普及も広がっていく。
    
=== 2000年代 ===
 
=== 2000年代 ===
インターネットが本格的に普及し、それに伴ってゲーム機もインターネット対応が標準化、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトに付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて、音楽や画像などの一般量販店では手に入らない特典を入手することが出来るようになった。一方でパソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)がメインストリームとなっていった。
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インターネットが本格的に普及し、ゲーム機もインターネット対応が標準化していった。それに伴い、オンラインで直接ソフトデータをダウンロードで購入したり、ゲームソフトや攻略本などの関連商品に付属するシリアルコードやプロダクトコードを用いて入手する特典が増えていった。一方で、パソコンの機能やスペックも飛躍的に進化を遂げ、動作に高スペックを要求されるMMORPG(多人数オンラインRPG)やFPS(一人称シューティングゲーム)が主流となっていった。
    
後半にはアイテム販売などで利益を上げる基本無料型のソーシャルゲームが登場。パソコンでも2010年代以降、ブラウザゲームとして爆発的に広がっていく。
 
後半にはアイテム販売などで利益を上げる基本無料型のソーシャルゲームが登場。パソコンでも2010年代以降、ブラウザゲームとして爆発的に広がっていく。
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:米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
 
:米Valve softwareがサービスを開始したプラットフォーム。
 
:2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内のメジャータイトルから無名のインディーゲームなど幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや映画の配信サービスも行われている。
 
:2010年代前半から爆発的に普及し、現在では国内のメジャータイトルから無名のインディーゲームなど幅広く扱っており、ゲームのみならずアニメや映画の配信サービスも行われている。
:一方で配信基準が緩くレーティングの審査を受けていないソフトも多い他、一部の国、特に日本に対してのみ販売を一切行わない「'''おま国'''(「お前の国では売らねえよ」という[[俗語・俗称|俗語]])」が横行しているなど、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
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:一方で配信基準が緩く、レーティングの審査を受けていないソフトも多い。また、一部の国、特に日本に対してのみ販売を一切行わない「'''おま国'''(「お前の国では売らねえよ」という[[俗語・俗称|俗語]])」が横行しているなど、ラインナップに関しては玉石混交の趣が強い。
:独立系の開発会社が数多く参入しているなどインディーズゲームも多いのも特徴。
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:独立系の開発会社が数多く参入しているなど、インディーズゲームも多いのも特徴。
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== スーパーロボット大戦シリーズ&nbsp;==
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== スーパーロボット大戦シリーズ ==
パソコンをプラットフォームとするスパロボ作品は長らく存在しなかったが、2013年に『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、『[[スーパーロボット大戦V]]』と『[[スーパーロボット大戦X]]』がSteam向けに移植され、シリーズ主流タイトルが初めてパソコンに登場する事となった。また『[[スーパーロボット大戦30]]』では公式発表の時点でプラットフォームの一つとなっている。
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パソコンをプラットフォームとするSRW作品は長らく存在しなかったが、2013年に『[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]』のmixi移植版がリリースされ、シリーズ作品における初のパソコン向けタイトルとなった。その後、Steam向けに『[[スーパーロボット大戦V]]』が移植されたことで、シリーズの主流タイトルが初めてパソコンに登場することになる。
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[[スーパーロボット大戦30]]』では公式発表の時点でプラットフォームの一つとなっている。
    
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
 
;[[スーパーロボット大戦Card Chronicle]]
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:PS4/PSVの移植版。2020年1月10日よりSteam配信。
 
:PS4/PSVの移植版。2020年1月10日よりSteam配信。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
:PS4、[[Nintendo Switch]]とのマルチプラットフォーム。Steam配信。家庭用作品としては初の、コンシューマー機とPCのマルチ発売である。
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:PS4、[[Nintendo Switch]]とのマルチプラットフォーム。Steam配信。家庭用作品としては初のコンシューマー機とPCのマルチ発売である。
    
== 参戦作品 ==
 
== 参戦作品 ==
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;[[ROBOTICS;NOTES|ROBOTICS;NOTES ELITE]]
 
;[[ROBOTICS;NOTES|ROBOTICS;NOTES ELITE]]
 
:2020年よりSteam移植版が発売。PSV版の移植となる。
 
:2020年よりSteam移植版が発売。PSV版の移植となる。
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== 余談 ==
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*関連作品として『スーパーロボット大戦 デスクトップアクセサリーシリーズ』<ref>バンプレスト公式サイトでの表記。パッケージでは『スパロボシリーズ ○○(作品タイトル)』表記。</ref>が2000年12月に発売されている。
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**デスクトップマスコット(3Dデザインのメカ)、壁紙、メールチェッカー、付箋、ランチャーツールバーを収録。
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**発売されたのは「Vol.1 [[マジンガーZ (TV)|マジンガーZ]]」「Vol.2 [[ゲッターロボ]]」「Vol.3 [[真ゲッターロボ (原作漫画版)|真ゲッターロボ]]」「Vol.4 [[超獣機神ダンクーガ]]」「Vol.5 [[勇者ライディーン]]」の五作品。なお、説明書は「デスクトップアクセサリーVol.1~5」と全作品共通のものとなっている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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