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作中及びスーパーロボット大戦でも、表向きは「使徒殲滅専門の正義の味方」となっている<ref>立ち位置的に関しては、[[ガンダムシリーズ]]で例えるなら[[ティターンズ]]や[[OZ]]、[[ブルーコスモス]]、[[アロウズ]]、[[ギャラルホルン]]といった、むしろ主人公側の敵対組織に近いと言える。</ref>が、'''世界の裏で暗躍する秘密結社「[[ゼーレ]]」の目的達成の為の実行機関'''という側面も持っている。真の設立目的は'''ゼーレによる出来損ないの群体として既に行き詰まった人類を「完全な単体」…つまりは「使徒と同質かそれをも超えた生命体」として人工進化させる「[[人類補完計画]]」の実行'''にあり、エヴァンゲリオンの建造や使徒の殲滅も、計画達成の為の途中経過に過ぎなかったのである。ただしこれは極秘事項であり、一般大衆はもちろんネルフ職員達の大多数も、この事実を知らされていない。その目的の為に裏で様々な暗躍も行っており、ネルフ以外の対抗組織の台頭は徹底的に潰す方針を取っている。TVシリーズ第7話ではジェットアローン(SRW未登場)の開発を裏工作で開発中止に追い込み、[[碇シンジ]]らの第3新東京市クラスメートの親らには多額の裏金で従わせ、組織の実態を知る者には[[暗殺]]も平然を行っている(司令官のゲンドウにとって利用価値があった事から、[[加持リョウジ]]のみは対象外とされている<ref>後に裏切りに気付いたゼーレ当たりの差し金により、ネルフ以外の者の手で結局は暗殺されてしまう末路となったが。</ref>)。ただし、本部と半ば対立関係にあったアメリカの第2支部で発生したEVA4号機の暴走事故に関しては、本当に予想外の出来事だったとされている。
 
作中及びスーパーロボット大戦でも、表向きは「使徒殲滅専門の正義の味方」となっている<ref>立ち位置的に関しては、[[ガンダムシリーズ]]で例えるなら[[ティターンズ]]や[[OZ]]、[[ブルーコスモス]]、[[アロウズ]]、[[ギャラルホルン]]といった、むしろ主人公側の敵対組織に近いと言える。</ref>が、'''世界の裏で暗躍する秘密結社「[[ゼーレ]]」の目的達成の為の実行機関'''という側面も持っている。真の設立目的は'''ゼーレによる出来損ないの群体として既に行き詰まった人類を「完全な単体」…つまりは「使徒と同質かそれをも超えた生命体」として人工進化させる「[[人類補完計画]]」の実行'''にあり、エヴァンゲリオンの建造や使徒の殲滅も、計画達成の為の途中経過に過ぎなかったのである。ただしこれは極秘事項であり、一般大衆はもちろんネルフ職員達の大多数も、この事実を知らされていない。その目的の為に裏で様々な暗躍も行っており、ネルフ以外の対抗組織の台頭は徹底的に潰す方針を取っている。TVシリーズ第7話ではジェットアローン(SRW未登場)の開発を裏工作で開発中止に追い込み、[[碇シンジ]]らの第3新東京市クラスメートの親らには多額の裏金で従わせ、組織の実態を知る者には[[暗殺]]も平然を行っている(司令官のゲンドウにとって利用価値があった事から、[[加持リョウジ]]のみは対象外とされている<ref>後に裏切りに気付いたゼーレ当たりの差し金により、ネルフ以外の者の手で結局は暗殺されてしまう末路となったが。</ref>)。ただし、本部と半ば対立関係にあったアメリカの第2支部で発生したEVA4号機の暴走事故に関しては、本当に予想外の出来事だったとされている。
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しかし、司令官のゲンドウは、ゼーレにとって重要なファクターである「[[第1使徒アダム]]」を加持に横流しさせる等、あくまでも自らの意向で補完計画を達成させようとし、ネルフの組織そのものを事実上私物化し続けた結果、最後の使徒である[[渚カヲル]]の殲滅後、A-801(ネルフの持つ権限が実質的に権利剥奪される)が発動。ネルフ本部はゼーレを敵に回す事になってしまい、情報操作によって「ネルフ(日本本部)がサードインパクトを発生させようとしている[[テロリスト|テロリスト集団]]」と認定された事で、日本政府や戦略自衛隊、他のネルフの支部も全面的に敵対される事になる。本部制圧の第一段階として、日本国外のネルフ支部から[[MAGIシステム|MAGI]]の同型コンピューターを用いたハッキングによる制圧作戦が展開されるが、[[赤木リツコ]]が構築したプロテクトによって失敗。ゼーレによって直接的な制圧へと変更され、第二段階として戦略自衛隊による殲滅行動を受ける事になった。ネルフには、戦闘訓練を受けた警備兵は存在するものの、殺人はおろか対人戦闘にすら不慣れな者が多い為、[[戦闘のプロ]]である戦略自衛隊の圧倒的な戦闘力に敵うはずも無く、警備兵だけでなく職員達も次々と虐殺されていき、テロリスト認定されていた事から投降すらも認められなかった。結果的にネルフの職員達はゲンドウの個人的エゴの為に犠牲になってしまったと言っても過言ではない。
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しかし、司令官のゲンドウは、ゼーレにとって重要なファクターである「[[第1使徒アダム]]」を加持に横流しさせる等、あくまでも自らの意向で補完計画を達成させようとし、ネルフの組織そのものを事実上私物化し続けた結果、最後の使徒である[[渚カヲル]]の殲滅後、A-801(ネルフの持つ権限が実質的に権利剥奪され、法的保護も適用されなくなる事例)が発動。ネルフ本部はゼーレを完全に敵に回す事になってしまい、情報操作によって「ネルフ(日本本部)がサードインパクトを発生させようとしている[[テロリスト|テロリスト集団]]」と認定された事で、日本政府や戦略自衛隊、他のネルフの支部も全面的に敵対される事になる。ただし、ゼーレ側もゲンドウ一人の為だけに最初から事を荒立てる事は良しとしておらず、本部制圧の第一段階として、日本国外のネルフ支部から[[MAGIシステム|MAGI]]の同型コンピューターを用いたハッキングによる制圧作戦が展開されるが、[[赤木リツコ]]が構築したプロテクトによって失敗する。だが、これによってゼーレがマギの接収を断念した結果、武力による直接的制圧へと変更されてしまう事になり、第二段階として戦略自衛隊による殲滅行動を受ける事になった。ネルフには、戦闘訓練を受けた警備兵は存在するものの、殺人はおろか対人戦闘にすら不慣れな者が多い為、[[戦闘のプロ]]である戦略自衛隊の圧倒的な戦闘力に敵うはずも無く、更にはテロリスト認定されていた事から投降すらも認められなかった為、、警備兵だけでなく職員達も次々と虐殺されていく。結果的にネルフの職員達はゲンドウの個人的エゴの為に犠牲になってしまったと言っても過言ではない。
    
なお、TV版最終話に描かれた「一つの可能性の世界」でのシンジ達が通う中学校は「ネルフ中学校」となっている。
 
なお、TV版最終話に描かれた「一つの可能性の世界」でのシンジ達が通う中学校は「ネルフ中学校」となっている。