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;「この国の正義を貫くって…あんた達だってあの時! 自分達のその言葉で、誰が死ぬことになるのか、ちゃんと考えたのかよ!」
 
;「この国の正義を貫くって…あんた達だってあの時! 自分達のその言葉で、誰が死ぬことになるのか、ちゃんと考えたのかよ!」
 
:第5話より、再びカガリを糾弾して。ただし、当時の世界情勢からオーブが地球連合軍の要求を受け入れた場合、連合軍所有のマスドライバー宇宙港制圧を進めるオペレーション・ウロボロスの完遂を目指したザフト軍からの攻撃を受けることは間違いなく、戦火を避けることは既に不可能に近かった。シンを含めたオーブ国内のコーディネイターを連合が引き渡し等を求める可能性も否定できない為、シンの日常が守られる選択は既に存在しなかったであろう。
 
:第5話より、再びカガリを糾弾して。ただし、当時の世界情勢からオーブが地球連合軍の要求を受け入れた場合、連合軍所有のマスドライバー宇宙港制圧を進めるオペレーション・ウロボロスの完遂を目指したザフト軍からの攻撃を受けることは間違いなく、戦火を避けることは既に不可能に近かった。シンを含めたオーブ国内のコーディネイターを連合が引き渡し等を求める可能性も否定できない為、シンの日常が守られる選択は既に存在しなかったであろう。
:そもそもカガリはオーブ軍の指揮官としての任を持っていても、当時オーブ政府の政治的な公職にいた訳ではないため、ウズミを始めとする当時のオーブ政府指導者層ならともかく、カガリにこの非難をぶつける事は正当な事とは言いにくい。また、間接的に国民を優先して地球連合軍の要求を受け入れるべきだったともいえる発言になっているが、当時の連合はブルーコスモスに支配されている状態であったため、「'''オーブ政府は国民のためにブルーコスモスに膝を折り、共にコーディネイター撲滅に協力するべきだった'''」ともいう意味の解釈が可能となってしまう。ウズミも連合の背後に[[ムルタ・アズラエル]]の存在を感じ取っていた上に、パトリック・ザラに支配されたザフトでも多少差はあっても本質的には変わらないため、この選択しか取れなかったという事情もある。
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:そもそもカガリは当時オーブ政府の政治的な公職にいた訳ではないため、ウズミを始めとする当時のオーブ政府指導者層ならともかく、カガリにこの非難をぶつける事は正当な事とは言いにくい。
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:また、間接的に国民を優先して地球連合軍の要求を受け入れるべきだったともいえる発言になっているが、当時の連合はブルーコスモスに支配されている状態であったため、「'''オーブ政府は国民のためにブルーコスモスに膝を折り、共にコーディネイター撲滅に協力するべきだった'''」ともいう意味の解釈が可能となってしまう。ウズミも連合の背後に[[ムルタ・アズラエル]]の存在を感じ取っていた上に、パトリック・ザラに支配されたザフトでも多少差はあっても本質的には変わらないため、この選択しか取れなかったという事情もある。
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:或いは、本土決戦が起こる前に先制攻撃を行うべきだったという解釈も可能だが、実際それを検討してオーブは極秘にMSを開発していたことが後年明らかになっている。が、'''それはそれでオーブの立場を脅かす極めて危険な行為であり、該当MSは徹底秘匿されている。'''どちらにせよ、シンの発言は政治に携わらない人間が言うべきではなかったものである。
 
;「あれが……ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ……」
 
;「あれが……ヤキン・ドゥーエを生き残ったパイロットの力かよ……」
 
:元ザラ隊が[[ザクウォーリア|量産機]]で新型ガンダムを圧倒している所を見て歴戦のパイロットに驚愕する。
 
:元ザラ隊が[[ザクウォーリア|量産機]]で新型ガンダムを圧倒している所を見て歴戦のパイロットに驚愕する。
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:当時のオーブは地球連合軍に国を攻め落とされている前例があり、ウズミ存命時の時の様な不可侵状態にある訳ではない。タリアもカガリの立場を察しており、謝罪を受け入れて理解を示していたが、シンはこのオーブの選択には全く納得しておらず、立ち去る際にはわざとカガリにぶつかるという暴挙を行う。
 
:当時のオーブは地球連合軍に国を攻め落とされている前例があり、ウズミ存命時の時の様な不可侵状態にある訳ではない。タリアもカガリの立場を察しており、謝罪を受け入れて理解を示していたが、シンはこのオーブの選択には全く納得しておらず、立ち去る際にはわざとカガリにぶつかるという暴挙を行う。
 
:シンはこの時は怒りのあまりに気付いていなかったが、このカガリとオーブの選択は以前にシンが糾弾した「理念を守るために国民が死ぬことを考えなかったのか」を考慮して、判断した結果ともいえる。小説版ではダーダネルス戦前付近でシンもアスランの指摘によりこの事実に思い当たるが、なぜ自分が納得できないのかまでは分からなかった。'''更に言えば、自分がオーブを滅ぼすことが自分で新しい自分や妹を作るという事実に気付いていなかった。'''もっとも、後半の精神状態からすれば激情のあまり思い至らなかったか、ロゴスやオーブを言い訳に正当化していた可能性がある。
 
:シンはこの時は怒りのあまりに気付いていなかったが、このカガリとオーブの選択は以前にシンが糾弾した「理念を守るために国民が死ぬことを考えなかったのか」を考慮して、判断した結果ともいえる。小説版ではダーダネルス戦前付近でシンもアスランの指摘によりこの事実に思い当たるが、なぜ自分が納得できないのかまでは分からなかった。'''更に言えば、自分がオーブを滅ぼすことが自分で新しい自分や妹を作るという事実に気付いていなかった。'''もっとも、後半の精神状態からすれば激情のあまり思い至らなかったか、ロゴスやオーブを言い訳に正当化していた可能性がある。
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:なお、高山瑞穂氏のコミックボンボン掲載の漫画版では後半のオーブ戦で、自分が新しい自分達を作っている事実をアスランに指摘されているため、前者の解釈が近いと思われる。
 
;(こんな所で…こんな所で俺はッ!!)
 
;(こんな所で…こんな所で俺はッ!!)
 
:第12話、[[ザムザザー]]の強襲に圧倒され撃墜寸前に追い込まれる中、[[SEED]]が覚醒し連合軍艦隊を返り討ちにした。その時の鬼神のような戦いぶりはルナマリアも驚愕する程。
 
:第12話、[[ザムザザー]]の強襲に圧倒され撃墜寸前に追い込まれる中、[[SEED]]が覚醒し連合軍艦隊を返り討ちにした。その時の鬼神のような戦いぶりはルナマリアも驚愕する程。
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:レクイエムによってプラントが見舞われた大惨事が「ジブリールを自分達が逃がしたせい」だとするレイに対する反論。「ジブリールに逃げられたのはオーブが匿い、アークエンジェルがそれに着いたから」と一見して筋が通って見えるのだが、ジブリール捕縛作戦失敗は事実のため言い訳まではできない。自己正当化ととられても仕方がない。
 
:レクイエムによってプラントが見舞われた大惨事が「ジブリールを自分達が逃がしたせい」だとするレイに対する反論。「ジブリールに逃げられたのはオーブが匿い、アークエンジェルがそれに着いたから」と一見して筋が通って見えるのだが、ジブリール捕縛作戦失敗は事実のため言い訳まではできない。自己正当化ととられても仕方がない。
 
:作中では起きなかったが、実際にクルーの中には母親が犠牲となったと思しきクルーの言葉もあったため、その怒りはシンに向けられる可能性もあったため、無神経な台詞ではあった。
 
:作中では起きなかったが、実際にクルーの中には母親が犠牲となったと思しきクルーの言葉もあったため、その怒りはシンに向けられる可能性もあったため、無神経な台詞ではあった。
:なお、高山瑞穂氏のコミックボンボン掲載の漫画版では逆に、レクイエム発射前にレイの方が「この先何があろうと、すべての責任はオーブとアークエンジェル隊にある」と先に話をしている。
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:なお、高山瑞穂氏のボンボン版では逆に、レクイエム発射前にレイの方が「この先何があろうと、すべての責任はオーブとアークエンジェル隊にある」と先に話をしている。
 
;「けど、何でそんなこと言うんだよ、いきなり。なんか、それじゃあドラマの死んでいくオヤジみたいだぞ。やめろよ。」
 
;「けど、何でそんなこと言うんだよ、いきなり。なんか、それじゃあドラマの死んでいくオヤジみたいだぞ。やめろよ。」
 
:第48話にて、「この先に何があっても、議長を信じ続けろ」という[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に対して。シンとしてはまるでこれから死に逝くような親友の言葉に違和感を持ったためだが、この後それが全くの事実であったことがレイ本人から語られることに。
 
:第48話にて、「この先に何があっても、議長を信じ続けろ」という[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に対して。シンとしてはまるでこれから死に逝くような親友の言葉に違和感を持ったためだが、この後それが全くの事実であったことがレイ本人から語られることに。
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;「バーン! あんたの怨念は、俺が!」
 
;「バーン! あんたの怨念は、俺が!」
 
:[[UX]]における対[[バーン・バニングス|バーン]]特殊戦闘台詞の一つ。かつてのシンもかつてのバーンと同じように怨念に染まって戦っていた頃もあっただけに、感じるものがあったと思われる。
 
:[[UX]]における対[[バーン・バニングス|バーン]]特殊戦闘台詞の一つ。かつてのシンもかつてのバーンと同じように怨念に染まって戦っていた頃もあっただけに、感じるものがあったと思われる。
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;「コクピットを狙わない攻撃…俺だってできるさ!」
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:[[UX]]における対[[ラインバレル・アマガツ]]特殊戦闘台詞。実際その必要に迫られたコトで、散々研究したキラの戦法を思い出してのものだと思われる。
 
;「サコミズ王! 自分の行動で、誰が死ぬ事になるのかちゃんと考えたのかよ!?」
 
;「サコミズ王! 自分の行動で、誰が死ぬ事になるのかちゃんと考えたのかよ!?」
 
:[[UX]]における対[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]特殊戦闘台詞の一つ。上述した第5話の台詞のアレンジであるが、「富野節」らしさが非常に強い台詞回しである。
 
:[[UX]]における対[[シンジロウ・サコミズ|サコミズ]]特殊戦闘台詞の一つ。上述した第5話の台詞のアレンジであるが、「富野節」らしさが非常に強い台詞回しである。
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:シンもサコミズ王同様、本編では怒りのあまり母国に刃を向けたことがあったが、その経験があったからこその台詞だろうか。
 
;「許さない…! お前みたいな、戦争を広げるような奴は、絶対に!」<br/>「あんた達みたいなのがいるから、戦争は! 世界はっ!」<br/>「なんでそんなに殺したいんだ! あんたは!」<br/>「あんたの身勝手で! ふざけるなぁっ!」
 
;「許さない…! お前みたいな、戦争を広げるような奴は、絶対に!」<br/>「あんた達みたいなのがいるから、戦争は! 世界はっ!」<br/>「なんでそんなに殺したいんだ! あんたは!」<br/>「あんたの身勝手で! ふざけるなぁっ!」
 
:[[UX]]における[[ハザード・パシャ|ハザード]]との特殊戦闘台詞。自らのエゴの為に数々の非道を行い人々を踏みにじってきた、かつての仇敵であるジブリール達を凌ぐ下衆の極みそのものな男に対し、シンは激しい怒りと哀しみを露わに立ち向かう。
 
:[[UX]]における[[ハザード・パシャ|ハザード]]との特殊戦闘台詞。自らのエゴの為に数々の非道を行い人々を踏みにじってきた、かつての仇敵であるジブリール達を凌ぐ下衆の極みそのものな男に対し、シンは激しい怒りと哀しみを露わに立ち向かう。
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