差分
編集の要約なし
=== 劇中の様相 ===
=== 劇中の様相 ===
かつてまだ普通の少年であった万丈は、宇宙開発用の[[サイボーグ]]としてメガノイドを生み出した科学者の父・創造や母、兄と共に[[火星]]で暮らしていたのだが、ある日メガノイド達が一斉に反乱を起こす事態となる。父の助手であった[[プロフェッサー・ミナモト]]に窮地を助けられた万丈は、彼に言われるまま母や兄のいる元へと向かうのだが、その兄と母までもがメガノイドに[[改造]]されてしまった姿を目の当たりにしてしまう。
結局一人で逃げるしかなかった万丈は、大量の[[金塊]]と試作型のメガボーグを持ち出し、[[マサアロケット]]で火星から脱出。地球に辿り着いた後、金塊を元手に[[シン・ザ・シティ]]の大富豪となるが、火星で反乱を起こしたメガノイド達がやがて地球にも魔手を向ける事を察知していた万丈は、奪取していた試作型のメガボーグを改造して対メガボーグ戦を想定した[[スーパーロボット]]・ダイターン3へと生まれ変わらせ、地球への侵略を開始したメガノイド勢力を相手に仲間達と共に戦いを挑む事になる。
結局一人で逃げるしかなかった万丈は、大量の[[金塊]]と試作型のメガボーグを持ち出し、[[マサアロケット]]で火星から脱出。地球に辿り着いた後、金塊を元手に[[シン・ザ・シティ]]の大富豪となるが、火星で反乱を起こしたメガノイド達がやがて地球にも魔手を向ける事を察知していた万丈は、奪取していた試作型のメガボーグを改造して対メガボーグ戦を想定した[[スーパーロボット]]・ダイターン3へと生まれ変わらせ、地球への侵略を開始したメガノイド勢力を相手に仲間達と共に戦いを挑む事になる。
数多くの苦難や激戦を持ち前の実力や仲間達との絆、時には強運によって乗り越え、遂にメガノイド側が「火星そのものを地球にぶつける」という最終作戦に乗り出した際は、ギリギリで建造を間に合わせた5台のマサアロケットで仲間達と共に出撃。仲間達がメガノイドの大部隊と戦う中、自らは火星のメガノイドの本拠地へと乗り込んで、実質的な指導者であった[[コロス]]を撃破。そして、彼女の思念波で目覚めた[[ドン・ザウサー]]との最終決戦に突入し辛くも撃破するのだが、動かなくなったコロスの姿を見て「僕は…厭だ…」と呟いた万丈はその後、仲間達の元へは戻る事無く、姿を消してしまう事になった。
火星での最終決戦の後、それぞれの道を選んで仲間達が去っていった[[破嵐万丈邸|万丈邸]]では、雨の降る夜明けの中でただ一つの一室だけに明かりが灯されていた…。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
SRWシリーズでは[[オリジナル設定]]の「[[破嵐財閥]]」を経営していることが多く、その豊富な資金と広いコネにより、プレイヤー部隊が軍組織などの援助を受けられない状態に陥っても資金や物資の援助をする。隊員としても極めて有能で、その完全無欠振りから[[まとめ役]]になる事が多く、作戦の立案に関わっているだけでなく、部隊を2分割する時は部隊指揮官の[[ブライト・ノア]]等が担当しない方の指揮官を任される事も多い。また、[[メガノイド]]が敵として登場しない[[いるだけ参戦]]の作品も多いながらも、どの作品でも抜群の存在感でストーリーの重要な場面に大きく関わったりとシナリオ面では優遇されている。パイロットとしてのステータスも、スーパーロボット系の中では上位ランクに設定され、精神コマンドも使い勝手が良い為、ボスキラーとして大きく活躍してくれるのだが、それ故に参戦も中盤以降になる事が多い。
SRWシリーズでは[[オリジナル設定]]の「[[破嵐財閥]]」を経営していることが多く、その豊富な資金と広いコネにより、プレイヤー部隊が軍組織などの援助を受けられない状態に陥っても資金や物資の援助をする。隊員としても極めて有能で、その完全無欠振りから[[まとめ役]]になる事が多く、作戦の立案に関わっているだけでなく、部隊を2分割する時は部隊指揮官の[[ブライト・ノア]]等が担当しない方の指揮官を任される事も多い。また、[[メガノイド]]が敵として登場しない[[いるだけ参戦]]の作品も多いながらも、どの作品でも抜群の存在感でストーリーの重要な場面に大きく関わったりとシナリオ面では優遇されている。パイロットとしてのステータスも、スーパーロボット系の中では上位ランクに設定され、精神コマンドも使い勝手が良い為、ボスキラーとして大きく活躍してくれるのだが、それ故に参戦も中盤以降になる事が多い。
「究極のメガノイドである」という疑惑が意識されているのか、「生身の人間ではないのでは?」と思わせつつ結局正体は分からない、というエピソードが意識的に盛り込まれているほか、作品にもよるがメガノイドへの異常なまでの憎しみは度々再現されており、ラストで原作同様に行方不明となる作品もある。また、他作品に登場する[[サイボーグ]]等、メガノイド同様に人為的な手を加えられた存在に対しては例え仲間であっても複雑な感情を見せる事も少なくない。一部の作品では本当にメガノイドである可能性のある設定も盛り込まれており、相対する敵に「そろそろ人間を見限ったらどうだ?」といった皮肉めいたセリフを言われる事もあるが、万丈は最後まで人間を信じ、愛し続けるという信念を決して曲げようとはしていない。
=== [[旧シリーズ]] ===
=== [[旧シリーズ]] ===
;「今のは僕の…僕自身の力だ! 僕自身の力なんだ!!」<br />「父さんの力など、借りはしない!!」
;「今のは僕の…僕自身の力だ! 僕自身の力なんだ!!」<br />「父さんの力など、借りはしない!!」
:最終決戦で覚醒した[[ドン・ザウサー]]に追い詰められた際、父・[[破嵐創造|創造]]からの(幻聴ともとれる)助言を拒絶し、最後の力で渾身のサン・アタックを放つ。
:最終決戦で覚醒した[[ドン・ザウサー]]に追い詰められた際、父・[[破嵐創造|創造]]からの(幻聴ともとれる)助言を拒絶し、最後の力で渾身のサン・アタックを放つ。
:この台詞からも、万丈が「父・創造から何らかの力を与えられていた」と想起させ、万丈=メガノイド説の由来の一つになっていると言える。あるいは、父親の開発した試作型のメガボーグであったダイターン3の事を指しているのかもしれないが、真実は闇の中である。
;「ぼ、僕は…嫌だ…!」
;「ぼ、僕は…嫌だ…!」
:最終話ラスト。万丈がコロスの亡骸を見て発した独白<ref>ちなみに、最終話の台本では'''「僕は…厭(いや)だ…!」'''と書かれていたらしい。</ref>。この台詞を最後に万丈は表舞台から姿を消すことになる…。
:最終話ラスト。万丈がコロスの亡骸を見て発した独白<ref>ちなみに、最終話の台本では'''「僕は…厭(いや)だ…!」'''と書かれていたらしい。</ref>。この台詞を最後に万丈は表舞台から姿を消すことになる…。