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[[OVA]]版第7巻にのみ登場する、[[フル・フロンタル]]専用拠点攻略用[[モビルアーマー]]。
 
[[OVA]]版第7巻にのみ登場する、[[フル・フロンタル]]専用拠点攻略用[[モビルアーマー]]。
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[[ジオング]]の名を有しており、[[サイコミュ]]仕様やメガ粒子砲など共通点はあるものの、下記の特徴や開発経路、システムなど完全にオリジナルのジオングとは全くの別物別系統に仕上がっており、[[ガンダムタイプ]]以外の[[宇宙世紀]]の機体では珍しい機体である。[[シナンジュ]]をコアユニットとして、100m以上の大きさを誇る巨大サイコミュ外装、通称「ハル・ユニット」を接続した機体。機体の胸部に当たる装甲を展開することで、シナンジュの腕を使用することも可能である。また、中枢部分はフロンタル自身が設計したブラックボックスとなっている。
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[[シナンジュ]]をコアユニットとして、100m以上の大きさを誇る巨大[[サイコミュ]]外装、通称「'''ハル・ユニット'''」を接続した機体で、その中枢部分はフロンタル自身が設計したブラックボックスとなっている。
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その巨体に相応の火力と裏腹の機動力を備えており、ポテンシャルだけでも既存の機体とは一線を画する。防御力も並ではなく、腰部に[[Iフィールド]]・ジェネレーターを4つ備えており、[[装甲]]そのものはもちろん、内部機構が露出する部分にもほぼ同等の堅牢さを持たされている。その本質は、シナンジュに搭載されている[[サイコフレーム]]の力を最大限に引き出す為のサイコミュ増幅器であり、これを基点とした新兵装類によって非常に高い戦闘力を誇る。言ってしまえば、ネオ・ジオングとはつまりモビルアーマーの皮を被った'''「移動サイコミュ要塞」'''とも表現できる。また、ランディングギアによって(一応のレベルではあるが)地上戦も可能という本物の怪物メカである。
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その巨体に相応の火力を持っているが、スカート内の大型スラスターや全身24ヶ所にも及ぶ姿勢制御用バーニアによって、100m級としては有り得ない程の機動力と運動性を発揮し、[[強化人間]]であるフロンタルが搭乗する事でそれは遺憾無く発揮され、ポテンシャルだけでも既存の機体とは一線を画しており、下半身部分にはシュツルム・ブースターを装着することで更なる機動力の向上も可能となっている。機体の胸部に当たる装甲を展開する事で本体であるシナンジュの腕を展開させ、ユニット内に格納されているバズーカによる砲撃といった事も可能。防御力も並ではなく、腰部に[[Iフィールド]]・ジェネレーターを4つも備えており、機体自体の[[装甲]]そのものは勿論、内部機構が露出する部分にもほぼ同等の堅牢さを持たされている。ハル・ユニットの側面と背部には合計6本のアームユニットが存在し、アームの先端部分である指の全てにビーム砲が内蔵され、それらを有線式のファンネルとして射出する事で、モビルスーツ数十機分に及ぶ火力による[[オールレンジ攻撃]]が可能。更に、範囲こそ限られるが、サイコミュを応用する事で他のモビルスーツのコンピューターにジャック(コントロールを奪う)する事も可能で、これによって敵を同士討ちさせる戦法も出来る。
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ハル・ユニットの側面と背部には合計6本のアームユニットが存在し、下半身部分にはシュツルム・ブースターを装着することで更なる機動力の向上が可能。ただし、その巨体故に通常の[[モビルスーツ]]やモビルアーマーのように[[戦艦]]に格納できないという欠点が存在する。そのため、運搬や整備を行う際にはワイヤーで牽引する必要がある。なお、金銭事情の厳しい[[袖付き]]が、何故これほどの機体を作れたのかは不明。一説には、「UC計画」遂行の一助として[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]がカウンターパワーの役目を負わせようと援助を行ったとの情報もある。
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その本質は、シナンジュに搭載されている[[サイコフレーム]]の力を最大限に引き出す為のサイコミュ増幅器であり、これを基点とした新兵装類によって非常に高い戦闘力を誇る。言ってしまえば、ネオ・ジオングとはつまりモビルアーマーの皮を被った'''「移動サイコミュ要塞」'''とも表現できる。また、ランディングギアによって(一応のレベルではあるが)地上戦も可能という本物の怪物メカであり、まさに決戦兵器の名に恥じない性能であるのだが、その巨体故に通常の[[モビルスーツ]]やモビルアーマーのように[[戦艦]]に格納できないという欠点も存在し、運搬や整備を行う際にはワイヤーで牽引する必要がある。
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なお、金銭事情の厳しい[[袖付き]]が、何故これほどの機体を作れたのかは不明。一説には、「UC計画」遂行の一助として[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム社]]がカウンターパワーの役目を負わせようと援助を行ったとの情報もある。また、[[ジオング]]の名を有しており、サイコミュ仕様やメガ粒子砲など共通点はあるものの、開発経路やシステム等、完全にオリジナルのジオングとは全くの別物別系統に仕上がっており、そのコンセプトは、かつてアナハイムの『ガンダム開発計画』において開発された[[ガンダム試作3号機]]に近いと言え、コアユニットのシナンジュもまた、元は[[ガンダムタイプ]]に近いモビルスーツであった事も踏まえると、ジオン系統の使用するモビルスーツとしては極めて異質な機体とも言える。
    
OVA版第7巻で最後にネオ・ジオングが崩壊した理由は、関連書籍類での解説によると、サイコシャードが[[バナージ・リンクス]]の[[説得]]に納得し諦めたフロンタルに反応し、その諦めをネオ・ジオングの崩壊という現象で具現化させたからである。
 
OVA版第7巻で最後にネオ・ジオングが崩壊した理由は、関連書籍類での解説によると、サイコシャードが[[バナージ・リンクス]]の[[説得]]に納得し諦めたフロンタルに反応し、その諦めをネオ・ジオングの崩壊という現象で具現化させたからである。
    
『[[機動戦士ガンダムNT]]』では、予備パーツから組み上げられたII(セカンド)ネオ・ジオングが登場。
 
『[[機動戦士ガンダムNT]]』では、予備パーツから組み上げられたII(セカンド)ネオ・ジオングが登場。
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=== 小説版 ===
 
=== 小説版 ===