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本作に登場したリチャードは、未来へ飛ばされたのは確かなのだが、その後サヤを伴って飛んだのは現代ではなく、宇宙の死と新生を超えた次の世界の、暴走事故から数えて200年後に当たる時代だったのである。つまり、リチャードは過去は過去でも'''前の宇宙の人間'''であり、サヤが言及した「200年前に事故に巻き込まれたリチャード」は、物語開始の時点で既に未来世界へと跳んでおり、登場しない(さらに言えばそのリチャードは、彼女の知る「少佐」とは違う)。
 
本作に登場したリチャードは、未来へ飛ばされたのは確かなのだが、その後サヤを伴って飛んだのは現代ではなく、宇宙の死と新生を超えた次の世界の、暴走事故から数えて200年後に当たる時代だったのである。つまり、リチャードは過去は過去でも'''前の宇宙の人間'''であり、サヤが言及した「200年前に事故に巻き込まれたリチャード」は、物語開始の時点で既に未来世界へと跳んでおり、登場しない(さらに言えばそのリチャードは、彼女の知る「少佐」とは違う)。
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ともあれ作中の時代に転移したリチャードだが、オルフェスの空間跳躍を使い過ぎた影響と、時間転移の反動によりその肉体は徐々に蝕まれており、奇械島での重力炉停止作戦決行間際についに限界を迎えてしまう。機動兵器に乗れなくなった後はオルフェスをアーニーに託し、自身は戦術指揮官としてUXに引き続き参加。その中で、未来を覆すため、あえて己の運命に従うことを選択。第二次重力炉停止作戦にて、[[アイアンカイザー]]を[[ライオットB]]で抱え込み、アーニーに撃墜させる形で対消滅した。
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ともあれ作中の時代に転移したリチャードだが、オルフェスの空間跳躍を使い過ぎた影響と、時間転移の反動によりその肉体は徐々に蝕まれており、奇械島での重力炉停止作戦決行間際ではパイロットを退かざるを得ない事態まで悪化してしまう。機動兵器に乗れなくなった後はオルフェスをアーニーに託し、自身は戦術指揮官としてUXに引き続き参加。その中で、未来を覆すため、あえて己の運命に従うことを選択。しかし、肉体はとうとう限界を迎え、第二次重力炉停止作戦にて余命半年を宣告されてしまう。死期を悟ったリチャードは[[アイアンカイザー]]を[[ライオットB]]で抱え込み、アーニーに撃墜させる形で対消滅した。
    
……と、ここまでなら世界の運命に抗い続けた一人の男、と言えるのだが、リチャードを語るうえで外せないものがある。それは、'''壊滅的な演技の下手さ'''と'''無茶苦茶な服飾のセンス'''である。サヤ共々芝居を打つのが異様に下手であり、はっきり言って大根役者レベル。初対面の[[大十字九郎]]でさえ「何かおかしい」と違和感を覚えており、これを真に受けたのはアーニーただ一人であった。さらに服飾のセンスは完全に趣味丸出しであり、主な被害者はサヤ。劇中ではフロンティア船団に潜入するのにどこかの女スパイのような格好をさせたり、2部中盤で海に行った際にはスクール水着を用意しているなど、おかしいというか、もはやどこからツッコむべきかわからないセンスの持ち主である(ただしこれについてはサヤの気をほぐすためにわざとやっている可能性もある)。
 
……と、ここまでなら世界の運命に抗い続けた一人の男、と言えるのだが、リチャードを語るうえで外せないものがある。それは、'''壊滅的な演技の下手さ'''と'''無茶苦茶な服飾のセンス'''である。サヤ共々芝居を打つのが異様に下手であり、はっきり言って大根役者レベル。初対面の[[大十字九郎]]でさえ「何かおかしい」と違和感を覚えており、これを真に受けたのはアーニーただ一人であった。さらに服飾のセンスは完全に趣味丸出しであり、主な被害者はサヤ。劇中ではフロンティア船団に潜入するのにどこかの女スパイのような格好をさせたり、2部中盤で海に行った際にはスクール水着を用意しているなど、おかしいというか、もはやどこからツッコむべきかわからないセンスの持ち主である(ただしこれについてはサヤの気をほぐすためにわざとやっている可能性もある)。
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;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 
;[[海動剣]]、[[真上遼]]
 
:彼らの代わりに[[アイアンカイザー]]の道連れとなる。彼らからも好感を持たれており、その死を悼まれた。
 
:彼らの代わりに[[アイアンカイザー]]の道連れとなる。彼らからも好感を持たれており、その死を悼まれた。
:しかし、原作では'''彼らは道連れになりながらも普通に生還している'''ので、見ようによっては無駄死にと取れなくもない(作中での「あえて運命に殉じた」という理由付けも考慮すればさほど問題はないと言えるが)。
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:原作では'''彼らは道連れになりながらも普通に生還している'''ので、見ようによっては無駄死になったとも言われるが、作中でリチャードはこの時点余命半年と宣告されるまでに肉体がボロボロになったのと(しかもこの時代での医学では治すことは不可能)、「あえて運命に殉じた」という理由付けも考慮する。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==