差分
→オリジナル・フェイ・イェン
=== オリジナル・フェイ・イェン ===
=== オリジナル・フェイ・イェン ===
バーチャロン原作の設定では、プレイヤーサイドが操る「フェイ・イェン」の名がつく機体は「ファイユーヴ」と呼ばれる存在の不完全なレプリカであるとされている。「フェイ・イェン」の名はそもそも「ファイユーヴ」の別名であるため、機動兵器としてのフェイ・イェンと区別して「'''オリジナル・フェイ・イェン'''」とも呼ばれる。
ファイユーヴとは0プラントのプラジナー博士が極秘裏に開発した自我(14歳の少女に相当する人格)を持つバーチャロイドで、電脳虚数空間と物質空間を自由に行き来でき、どちらの世界でも姿形を自由に変えることができるというトンデモな電脳知性体であり、成長、自己進化、果てには人間の姿へ変身することさえ可能。型式番号はVR-014。
ファイユーヴとは0プラントのプラジナー博士が極秘裏に開発した自我(14歳の少女に相当する人格)を持つバーチャロイドで、電脳虚数空間と物質空間を自由に行き来でき、どちらの世界でも姿形を自由に変えることができるというトンデモな電脳知性体であり、成長、自己進化、果てには人間の姿へ変身することさえ可能。型式番号はVR-014。
特筆すべきは「エモーショナル・アタック」と呼ばれるハート形状のビームで、これを食らったパイロットの精神は激しく動揺し、バーチャロイドの機能すらも停止寸前にまで追いやられてしまう。くらったパイロット曰く'''「人間も、VRも…メロメロになっちまう!」。'''
特筆すべきは「エモーショナル・アタック」と呼ばれるハート形状のビームで、これを食らったパイロットの精神は激しく動揺し、バーチャロイドの機能すらも停止寸前にまで追いやられてしまう。くらったパイロット曰く'''「人間も、VRも…メロメロになっちまう!」。'''
誕生後まもなくプラジナー博士の独断を良しとしないDN社に追われる身となったが、武装の類は一切実装されていないにも拘わらずこの特異な能力により度重なる捕獲作戦をことごとく逃れた。<ref>第一次捕獲作戦の一幕を描いたCDドラマ「CyberNet Rhapsody」によると、変身中はバーチャロイド側の機能に制限がかかる仕組みになっているらしく、解除して元に戻るためのパスワードを実体化した際のショックで忘れてしまったため、一方的に追い詰められている。</ref>
その自由奔放に過ぎる性格と行動はアンヘルIVと最高幹部会の怒りを招き、0プラントは危険分子として完全閉鎖、携わったスタッフは勤務にまつわる全ての記憶を完全に抹消されるという大粛清に繋がった。
また、この「エモーショナル・アタック」はかねてより指摘され、しかしVRの実用化を急ぐがために黙殺されていた「[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]発生現象」への対策、および無力化を目的としてプラジナー博士が考案し、装備されたのではないか、という推察があり、実際ファイユーヴは普段は電脳虚数空間を彷徨いながら[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]の発生を監視する役割が与えられているため、「対シャドウ用の切り札」として開発されたのではないか、という説もある。
また、この「エモーショナル・アタック」はかねてより指摘され、しかしVRの実用化を急ぐがために黙殺されていた「[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]発生現象」への対策、および無力化を目的としてプラジナー博士が考案し、装備されたのではないか、という推察があり、実際ファイユーヴは普段は電脳虚数空間を彷徨いながら[[シャドウ (バーチャロン)|シャドウ]]の発生を監視する役割が与えられているため、「対シャドウ用の切り札」として開発されたのではないか、という説もある。