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=== 開発経緯 ===
 
=== 開発経緯 ===
[[DC戦争]]時に戦渦に巻き込まれた事による国家のイメージダウンの回復の為に、リクセント公国観光局が企画した観光キャンペーンの一環で誕生したイメージキャラクター『マジカルハートプリンセス セント・リクセ』をモチーフとした観光式典用ロボットとして、[[テスラ・ライヒ研究所]]に依頼・資金提供された。なお、この『セント・リクセ』は、シャイン王女がモデルだと思われる。
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観光立国であるリクセント公国は、[[DC戦争]]時に戦渦に巻き込まれた事により受けたダメージからの回復を図る必要に迫られていた。そこで同国観光局が企画した観光キャンペーンの一環で誕生したイメージキャラクター『マジカルハートプリンセス セント・リクセ』をモチーフとした観光式典用ロボットの製造が企画され、[[テスラ・ライヒ研究所]]に依頼・資金提供された。なお、この『セント・リクセ』は、シャイン王女がモデルだと思われる。
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しかし、当時の世界情勢や[[ノイエDC]]の蜂起、そして何よりシャイン王女の意思により、公国親衛隊の旗機(フラグマシン)としての役目を持たせるという方向性に開発コンセプトが移行した。ただし、『特別自治区=中立』という立場にあるリクセント公国は自国の意思による戦闘用機動兵器の開発が不可能な為、『恒星間飛行』を目的としたプロジェクトである『[[プロジェクトTD]]・シリーズ77』の派生機として開発するという、いわゆる『言葉の抜け道』を利用する事で、本機は誕生した。
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しかし当時の世界情勢や[[ノイエDC]]の蜂起、そして何よりシャイン王女の意思により、公国親衛隊の旗機(フラグマシン)としての役目を持たせるという方向に開発コンセプトが移行した。ただし『特別自治区=中立』という立場にあるリクセント公国は自国の意思による戦闘用機動兵器の開発が不可能な為、『恒星間飛行』を目的としたプロジェクトである『[[プロジェクトTD]]・シリーズ77』の派生機として開発した『式典用機体』という、いわゆる『言葉の抜け道』を利用する事で、本機は誕生した。
    
=== デザインについて ===
 
=== デザインについて ===
テスラ研の研究者・開発者である[[フィリオ・プレスティ]]と[[ジョナサン・カザハラ]]の2人の趣味が全面的に反映されている。このデザインにはかなりの拘りがあったようで、フィリオとジョナサンの間で頭部のデザインを『縦ロール』にするか『ツインテール』にするかで揉めたようだが、結局はシャイン王女と同じ縦ロールに納まった。
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'''スカートを穿いた縦ロールヘアの小さな女の子'''(機体サイズもゲーム中に登場する地球側の人型兵器では最小)という見る者を別の意味で圧倒する可愛らしくも奇異な外見は、元々観光キャンペーンキャラクターの外見をモチーフにしているということもさることながら、テスラ研の研究者・開発者である[[フィリオ・プレスティ]]と[[ジョナサン・カザハラ]]の2人の趣味が全面的に反映されたものである。このデザインにはかなりの拘りがあったようで、フィリオとジョナサンの間で頭部のデザインを『縦ロール』にするか『ツインテール』にするかで揉めたようだが、結局はシャイン王女と同じ縦ロールに納まった。
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'''スカートを穿いた縦ロールヘアの小さな女の子'''(機体サイズも地球側の人型兵器では最小)という、見る者を別の意味で圧倒する可愛らしくも奇異な外見は、[[リュウセイ・ダテ]]のように『可愛い……』と高い評価を与える者がいる反面、開発者フィリオの妹[[スレイ・プレスティ]]のように『金持ちの道楽』と見る者もいるなど評価は分かれている。一般的には奇異の目で見られる事が殆ど。
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[[リュウセイ・ダテ]]のように『可愛い……』と高い評価を与える者がいる反面、開発者フィリオの妹[[スレイ・プレスティ]]のように『金持ちの道楽』と見る者もいるなど評価は分かれている。一般的には奇異の目で見られる事が殆ど。また、007Gと007Sの[[合体攻撃]]『ロイヤルハートブレイカー』は、2人が心を一つに合わせ、戦闘中にペアで踊り出すという摩訶不思議な攻撃だが、この『パターンRHB』のモーションを開発したのは、フィリオとジョナサンであり、アイドルが踊っている映像を参考にモーションを作成したという裏話まで設定されている。
また、007Gと007Sの[[合体攻撃]]『ロイヤルハートブレイカー』は、2人が心を一つに合わせ、戦闘中にペアで踊り出すという摩訶不思議な攻撃だが、この『パターンRHB』のモーションを開発したのは、フィリオとジョナサンであり、アイドルが踊っている映像を参考にモーションを作成したという逸話がある。
      
因みに、スパロボの開発陣からは「'''[[ゴスロリオン]]'''」というあだ名をつけられていたらしい。ゲームユーザーの一部でもその名前で呼ばれているとの事。言いえて妙である。
 
因みに、スパロボの開発陣からは「'''[[ゴスロリオン]]'''」というあだ名をつけられていたらしい。ゲームユーザーの一部でもその名前で呼ばれているとの事。言いえて妙である。
    
=== 性能について ===
 
=== 性能について ===
ベースとなった機体は[[プロジェクトTD]]の[[アステリオン]]のテスト用機体フレームで、実に8割を占めるパーツが流用されている。そして、両肩の小型[[テスラ・ドライブ]]とリアスカート部の「ベクトロメナ」という四肢駆動システムを含め、合計で7基ものテスラ・ドライブに加え、リアスカート部のラムジェットエンジンにより、尋常ならざる機動性を誇る。
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趣味の世界を全速力で突っ走った外見デザインとは対照的に、「シルエットの小ささ・高い機動性・電子戦装備で相手の攻撃を受けない」というコンセプトを実現した高性能機である。
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加えて、[[ヒリュウ改]]と同等の[[エネルギーフィールド]]発生装置・[[ジャマー|ミサイルジャマー]]・ハイパージャマーによる[[分身]]を備え、装甲の薄さが気にならないほど防御面でも隙が無い、超高性能な機体に仕上がっている。問題があるとすれば、小型で軽量な機体に様々な防御機構を詰め込んだせいで、[[換装武器]]の搭載量が極端に少ない事ぐらいか。
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機体自体は[[プロジェクトTD]]の[[アステリオン]]のテスト用機体フレームをベースとしており(8割を占めるパーツが流用)
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、軽量小型のボディに両肩に小型[[テスラ・ドライブ]]を、またリアスカート部にはテスラ・ドライブを利用した「ベクトロメナ」という四肢駆動システムを搭載するなど、合計で7基ものテスラ・ドライブを搭載している。これに加えリアスカート部のラムジェットエンジンにより、尋常ならざる機動性を誇る。加えて、[[ヒリュウ改]]と同等の[[エネルギーフィールド]]発生装置・[[ジャマー|ミサイルジャマー]]・ハイパージャマーによる[[分身]]を備え、装甲の薄さが気にならないほど防御面でも隙が無い。火力も後述するようにかなり高いので、問題があるとすれば、小型で軽量な機体に様々な防御機構を詰め込んだせいで、[[換装武器]]の搭載量が極端に少ない事ぐらいか。
    
なお、コックピットはタイプSは通常のAMと同じ仕様だが、タイプGは[[グルンガストシリーズ]]と同様の脳波コントロールを搭載した専用仕様となっている。<br />『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』で判明したシャイン王女の操縦システムは、前述の脳波コントロールに「ダイレクト・モーション・リンク・システム(DMLS)」を加えたもので、専用のパイロットスーツを着用することで機体を自在に操作できる(タイプSとタイプGが手を合わせてW-I<sup>3</sup>NKを発動している描写からもその可能性は高い)。シャイン王女が赤、ラトゥーニが青……と、色違いでお揃いのデザインのパイロットスーツを着用しているが、これは後述のW-I<sup>3</sup>NK に対応したものと推定される。
 
なお、コックピットはタイプSは通常のAMと同じ仕様だが、タイプGは[[グルンガストシリーズ]]と同様の脳波コントロールを搭載した専用仕様となっている。<br />『[[スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター]]』で判明したシャイン王女の操縦システムは、前述の脳波コントロールに「ダイレクト・モーション・リンク・システム(DMLS)」を加えたもので、専用のパイロットスーツを着用することで機体を自在に操作できる(タイプSとタイプGが手を合わせてW-I<sup>3</sup>NKを発動している描写からもその可能性は高い)。シャイン王女が赤、ラトゥーニが青……と、色違いでお揃いのデザインのパイロットスーツを着用しているが、これは後述のW-I<sup>3</sup>NK に対応したものと推定される。
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