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継続的に行われている物事を、開始時に打ち出したプランを未達成のまま終了させること。
 
継続的に行われている物事を、開始時に打ち出したプランを未達成のまま終了させること。
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事前に兆候が見られる場合、打ち切り回避の手段として「[[テコ入れ]]」が行われる。テコ入れが成功すれば事なきを得るが失敗した場合、あえなくそのまま打ち切りとなる。
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アニメのTV放送の場合、事前に兆候が見られる場合、打ち切り回避の手段として「[[テコ入れ]]」が行われる。テコ入れが成功すれば事なきを得るが失敗した場合、あえなくそのまま打ち切りとなる。
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== アニメ作品における打ち切り ==
 
== アニメ作品における打ち切り ==
 
アニメにおいては、本来の放映スケジュールを全うすることなく番組自体が終了してしまうこと。
 
アニメにおいては、本来の放映スケジュールを全うすることなく番組自体が終了してしまうこと。
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:TVアニメにおける視聴率同様、漫画では読者アンケートにより人気の調査が行われる。そこで人気の低迷が続けば、もちろん打ち切りとなる。
 
:TVアニメにおける視聴率同様、漫画では読者アンケートにより人気の調査が行われる。そこで人気の低迷が続けば、もちろん打ち切りとなる。
 
;2.作者の都合
 
;2.作者の都合
:漫画作品は基本的に漫画家1人への依存度が高く、大勢のスタッフで製作しているアニメ作品とはそもそも製作環境が異なる。漫画家自身に不測の事態が起こった場合、連載継続不可能となって打ち切られることがある。
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:漫画作品は基本的に漫画家1人への依存度が高く、大勢のスタッフで製作しているアニメ作品とはそもそも制作環境が異なる。漫画家自身に不測の事態が起こった場合、連載継続不可能となって打ち切られることがある。
 
;3.出版社の都合
 
;3.出版社の都合
 
:掲載誌の休刊・廃刊により、連載作品がそのまま打ち切りとなるケースがある。掲載誌の看板クラスのものならば発行元の別雑誌や他社の雑誌に移籍できることがあるが、多くはそのまま切り捨てられてしまう。
 
:掲載誌の休刊・廃刊により、連載作品がそのまま打ち切りとなるケースがある。掲載誌の看板クラスのものならば発行元の別雑誌や他社の雑誌に移籍できることがあるが、多くはそのまま切り捨てられてしまう。
 
;4.単行本の売上不振
 
;4.単行本の売上不振
 
:やや3に近いケース。アンケートなど読者の人気は良くても、単行本の売上が低迷すれば打ち切りとなってしまう。月刊誌やオンライン誌などでよく見られる。
 
:やや3に近いケース。アンケートなど読者の人気は良くても、単行本の売上が低迷すれば打ち切りとなってしまう。月刊誌やオンライン誌などでよく見られる。
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もっとも、先行して中長期に渡りTV放映したアニメを漫画化する場合、当初からアニメ全話相当を消化する企画予定ではないがために「ストーリーはアニメ版の半ばで当初からの予定通りに終了」という形もある。また、あえてアニメ版と異なるストーリーで展開・収斂させたが故に、アニメ側を知る読者にとって「全体を簡略化して打ち切られた」と感じられるケースもある。
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これは上述の諸事情に加え、TVアニメの半年~1年分の内容を1話20ページ前後の月刊・隔月刊ペースで連載すると、十分な内容消化のためには膨大な紙面=非常に長いスケジュールが必要とされる構造上の要因も大きいと思われる。単に「アニメより内容量が不足しているから打ち切り」と判断するのは短慮にあたる作品も少なくはないだろう。
    
=== 主な打ち切り作品 ===
 
=== 主な打ち切り作品 ===
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