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『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する用語。厳密には『[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]]』で初めて使われた用語であり、SEED本編でこの用語が使われた事は無い。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED]]』に登場する用語。厳密には『[[機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY]]』で初めて使われた用語であり、SEED本編でこの用語が使われた事は無い。
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[[コーディネイター]]の中でも人工子宮を使い、完全に予定通りの遺伝子を持って生まれた存在。[[キラ・ヤマト]]の父、ユーレン・ヒビキ博士が中心となって技術を開発した。
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遺伝子操作によって能力を高められて生まれてくる[[コーディネイター]]だが、遺伝子操作技術も完全な物ではない上、母体という不確定要素に依存して出産される人間である以上、必ずしも全てが操作された通りに生まれてくるとは限らない。
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このため、コーディネイター技術が普遍的になってくるにつれ、わが子を「デザイン」して出産したものの、望み通りの容姿・能力ではなかったために養育を放棄してしまうと言う問題が目立ってくる。時には能力が望みどおりではないどころか、操作した遺伝子が思わぬ不具合を起こしたかのように、先天性の盲目などの遺伝子疾患を抱えて生まれてくるケースさえあった。
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元々はコーディネイターとして産まれた一部の子どもが親の希望通りにならない事態(例えば瞳の色が違うなど)の解決策として、母体という不確定要素を取り除くために人工子宮の開発に着手。アル・ダ・フラガ等の支援を受けて夥しい数の失敗と犠牲の末人工子宮は一応完成、[[キラ・ヤマト]]が誕生した。しかし、ヒビキ博士は途中で考えが変わったのか「遺伝子操作で最高の能力を持った人間を作る」ことに熱中してしまったようで、結局当初の目的を果たせたのかは判然としない。
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こういった諸問題を解決するための手段として、母体と言う不確定要素を排除するため、人工子宮によってデザイン通りに生まれてくるようにしようと言う発想の元に開発が進められた技術。
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上記のような設定だが、劇中では「最高の能力を持って生まれた」と認識・演出されることが殆どで、設定に詳しくない視聴者の間では「スーパーコーディネイター=あらゆる分野で最強」という誤解が定着してしまっているようである。しかし実際には才能を引き出すための努力が不可欠であるため、そのような事態にはなりえない(あらゆる分野で最高峰の学習や訓練を、一人でこなしたなら別だが……)。
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・・・だったのだが、開発者であるユーレン・ヒビキ博士はいつしか「完全に予定通りの子を誕生させる」事から「最高の能力を持った子を誕生させる」事を目指して研究を進めるようになる。アル・ダ・フラガ等の支援を受けて夥しい数の失敗と犠牲の末人工子宮は一応完成、唯一の成功例として[[キラ・ヤマト]]が誕生した。
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ヒビキ博士の思想の変化や、成功例がキラただ一人である事から、スーパーコーディネイター=単に「最高の能力を持って生まれた」と認識・演出されることが殆どで、設定に詳しくない視聴者の間では「スーパーコーディネイター=あらゆる分野で最強」という誤解が定着してしまっているようである。しかし実際には才能を引き出すための努力が不可欠であるため、そのような事態にはなりえない(あらゆる分野で最高峰の学習や訓練を、一人でこなしたなら別だが……)。
    
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