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*生年月日:[[宇宙世紀]]0059年11月17日(9月27日とする説もあり)
 
*生年月日:[[宇宙世紀]]0059年11月17日(9月27日とする説もあり)
 
*没年月日:宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
 
*没年月日:宇宙世紀0093年3月12日(行方不明)
*年齢:20歳([[一年戦争]]時)→33歳(シャアの反乱時)
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*[[年齢]]:20歳([[一年戦争]]時)→33歳(シャアの反乱時)
 
*身長:175cm([[一年戦争]]時)→180cm(シャアの反乱時)
 
*身長:175cm([[一年戦争]]時)→180cm(シャアの反乱時)
 
*所属:[[ジオン公国]]([[一年戦争]]時)⇒[[エゥーゴ]]([[グリプス戦役]]時)⇒[[ネオ・ジオン]](シャアの反乱時)
 
*所属:[[ジオン公国]]([[一年戦争]]時)⇒[[エゥーゴ]]([[グリプス戦役]]時)⇒[[ネオ・ジオン]](シャアの反乱時)
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
『[[機動戦士ガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では[[主人公]][[アムロ・レイ]]に立ちはだかる宿命の[[ライバル]]として、『[[機動戦士Ζガンダム]]』では[[クワトロ・バジーナ]]として主人公[[カミーユ・ビダン]]を導く大人の一人として登場する。ガンダムを見たことがない者でも一度は聞いたことがあるはずのあの人。
+
『[[機動戦士ガンダム]]』、『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では[[主人公]][[アムロ・レイ]]に立ちはだかる宿命の[[ライバル]]として、『[[機動戦士Ζガンダム]]』では[[クワトロ・バジーナ]]として主人公[[カミーユ・ビダン]]を導く大人の一人として登場する。[[ガンダムシリーズ]]を視聴したことがない者であっても、一度は聞いたことがあるはずのあの人。
    
本名'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''。スペースノイド解放を説いたジオン・ズム・ダイクンの長男。
 
本名'''[[キャスバル・レム・ダイクン]]'''。スペースノイド解放を説いたジオン・ズム・ダイクンの長男。
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作中においては主人公[[アムロ・レイ]]にとっての最大の[[ライバル]]であり、[[サイド7]]での初対決以来、幾多の名勝負を繰り広げることになるが、一方で[[ニュータイプ]]として互いに通じ合った[[ララァ・スン]]を失った事が双方の人生を狂わせてしまった。
 
作中においては主人公[[アムロ・レイ]]にとっての最大の[[ライバル]]であり、[[サイド7]]での初対決以来、幾多の名勝負を繰り広げることになるが、一方で[[ニュータイプ]]として互いに通じ合った[[ララァ・スン]]を失った事が双方の人生を狂わせてしまった。
   −
彼のキャラクターデザイナーである安彦良和氏が手がけた[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ジオン軍入隊以前の物語が独自に描かれており、その中では「シャア・アズナブル」はキャスバルが考えた[[偽名]]ではなく、眼の色以外は瓜二つの容姿を持つ全くの別人の名前だったことになっている。劇中ではキャスバルはその人物と友人となり、彼がジオン軍に入隊しようとしているのを契機にすり替わった(友人になった後で母親の死を契機に豹変しているため、最初から成り変わるつもりで友人になったのかは不明)。そのためキャスバルが「シャア・アズナブル」としてジオン軍に入隊した(眼の色は虹彩異常を理由に当初はサングラス、後に例の仮面で隠す)裏で、「エドワウ・マス」を追っていたザビ家の工作員たちは本物の「シャア・アズナブル」を[[暗殺]]してしまったというストーリーになっている。なお、本物の「シャア・アズナブル」の家族も後に彼を訪ねようと輸送船に乗っていたところで戦闘に巻き込まれ、おそらく偶然だが戦闘に参加していたシャア(キャスバル)の手で殺害されてしまっている。
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シャア・アズナブルのキャラクターデザイナーである安彦良和氏が手がけた[[漫画]]『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、ジオン軍入隊以前の物語が独自に描かれており、その中では「シャア・アズナブル」はキャスバルが考えた[[偽名]]ではなく、眼の色以外は瓜二つの容姿を持つ全くの別人の名前だったことになっている。劇中ではキャスバルはその人物と友人となり、彼がジオン軍に入隊しようとしているのを契機に[[偽物|すり替わった]](友人になった後で母親の死を契機に豹変しているため、最初から成り変わるつもりで友人になったのかは不明)。
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また、実写PSゲーム『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』においては、'''ケツ顎'''という衝撃的なルックスで登場した。
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そのためキャスバルが「シャア・アズナブル」としてジオン軍に入隊した(眼の色は虹彩異常を理由に当初はサングラス、後に例の[[仮面キャラ|仮面]]で隠す)裏で、「エドワウ・マス」を追っていたザビ家の工作員たちは本物の「シャア・アズナブル」を[[暗殺]]してしまったというストーリーになっている。なお、本物の「シャア・アズナブル」の家族も後に彼を訪ねようと輸送船に乗っていたところで戦闘に巻き込まれ、おそらく偶然だが戦闘に参加していたシャア(キャスバル)の手で殺害されてしまっている。
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また、実写[[プレイステーション|PS]]用ソフト『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』においては、'''ケツ顎'''という衝撃的なルックスで登場した。
    
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
 
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
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:この台詞と共に手持ちのバズーカで[[キシリア・ザビ|キシリア]]を謀殺。[[ザビ家]]への復讐を完遂したシャアもまた、炎上する[[ア・バオア・クー]]に消えたはずであったが……。
 
:この台詞と共に手持ちのバズーカで[[キシリア・ザビ|キシリア]]を謀殺。[[ザビ家]]への復讐を完遂したシャアもまた、炎上する[[ア・バオア・クー]]に消えたはずであったが……。
 
:ついでに、この時キシリアを射殺するシーン(TV版)では、演出を担当した板野一郎氏によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るという[[トラウマイベント|スプラッタなもの]]であったが、富野監督が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている(もっとも、劇場版ではグロテスクなバージョンになっているのだが…)。
 
:ついでに、この時キシリアを射殺するシーン(TV版)では、演出を担当した板野一郎氏によって、首を吹き飛ばされたキシリアの内臓も飛び散るという[[トラウマイベント|スプラッタなもの]]であったが、富野監督が「やり過ぎだ!」と激怒し、点滅画面に差し替えられている(もっとも、劇場版ではグロテスクなバージョンになっているのだが…)。
:なお、[[α]]では[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]がこの台詞を言う。αのクワトロはガルマを謀殺した事を深く後悔している発言もあるので、微妙に台無しのような気がしないでもない。
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:なお、『[[スーパーロボット大戦α|α]]』では[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]がこの台詞を言う。αのクワトロはガルマを謀殺した事を深く後悔している発言もあるので、微妙に台無しのような気がしないでもない。
 
;「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
 
;「ルロイッ!! ガンダムは気付いてくれたのだぞ!!」
 
:[[小説|小説版]]にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える……
 
:[[小説|小説版]]にて、ギリアム機がガンダムを撃墜した際の絶叫。危機が迫っている事をアムロが伝えてくれたために難を逃れ、部下に向けて叫ぶも時既に遅く、[[ガンダム|「連邦の白いヤツ」]]は[[宇宙]]に消える……
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=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
;「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
 
;「私、シャア・アズナブルが粛清しようというのだ、アムロ!」
:復活したシャアを最も表現できるセリフ。
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:復活したシャアを最も表現できる台詞。
 
;「これでは道化だよ」
 
;「これでは道化だよ」
 
:部下の[[カイザス・M・バイヤー|カイザス]]らに「これで兵の[[士気]]も上がる」と言われてもらした本音。
 
:部下の[[カイザス・M・バイヤー|カイザス]]らに「これで兵の[[士気]]も上がる」と言われてもらした本音。
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:[[アクシズ]]を[[地球]]へ向けて発進させる際に発した台詞。『第3次Z時獄篇』では事情が異なるため[[フル・フロンタル|ある人物]]に取られてしまった。
 
:[[アクシズ]]を[[地球]]へ向けて発進させる際に発した台詞。『第3次Z時獄篇』では事情が異なるため[[フル・フロンタル|ある人物]]に取られてしまった。
 
;「やるな、ブライト」
 
;「やるな、ブライト」
:UCシリーズの[[母艦]]は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、[[ブライト・ノア|ブライト]]はシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。
+
:[[宇宙世紀]]の[[母艦]]は、戦闘では単なる的に過ぎないことが多いが、[[ブライト・ノア|ブライト]]はシャアにこの台詞を戦闘で言わしめた。
:劇場版では[[核ミサイル]]を持ち出してきた事に対する台詞だが、[[小説|小説版]]ではシャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存したことに対する台詞。
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:劇場版では「[[核ミサイル]]を持ち出してきた事」に対する台詞だが、[[小説|小説版]]では「シャアの読みを外して本命の複数の核ミサイルを温存した事」に対する台詞。
 
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
 
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では3回に分けて発射された核ミサイルをすべて防いだ直後のガンドール砲での砲撃に驚いての台詞となっている。
 
;「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
 
;「情けないモビルスーツと戦って、勝つ意味があるのか!?」
:アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。
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:アムロに対してサイコフレームを流出させた理由。ちなみに、「情けないモビルスーツ」とは[[リ・ガズィ]]の事ではなく、「サイコフレームを搭載していない状態のνガンダム」の事を指す。
 
:結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロに[[サイコフレーム]]を託した事が判明する。
 
:結局はアムロと決着を付けたいだけだったのだが、小説版『ハイ・ストリーマー』ではこの理由の他に地球潰しを行う自分に怖れを抱き、自分を止めてもらうためにアムロに[[サイコフレーム]]を託した事が判明する。
 
;「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん! アムロ、なんでこれがわからん!」<br />「[[ララァ・スン]]は私の母になってくれるかもしれなかった女性だ! そのララァを殺したお前に言えた事か!」
 
;「結局、遅かれ早かれこんな悲しみだけが広がって、地球を押しつぶすのだ。ならば人類は、自分の手で自分を裁いて、自然に対し、地球に対して、贖罪しなければならん! アムロ、なんでこれがわからん!」<br />「[[ララァ・スン]]は私の母になってくれるかもしれなかった女性だ! そのララァを殺したお前に言えた事か!」
:『[[逆襲のシャア]]』のラストシーンでアムロに対して言ったセリフ。悲しみに引き摺られているのが分かるがこの期に及んで逆恨み(確かに、ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任は有る)である。
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:『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』のラストシーンでアムロに対して言った台詞。悲しみに引き摺られているのが分かるが、この期に及んで逆恨み(確かに、ララァの件はアムロの指摘通り、戦場に連れ出したシャアにも責任は有る)である。
:'''「お互いをよりよく解りあえるはずの[[ニュータイプ]]である[[主人公]]2人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であった」'''という事実が妙に考えさせられる。
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:'''「お互いをよりよく解りあえるはずの[[ニュータイプ]]である[[主人公]]二人の末路が相互否定であり、これまで数々の名台詞を発したシャアの最後の言葉が甘ったれた恨み言であった」'''という事実が妙に考えさせられる<ref>余談だが、シャアを演じた[[声優]]である池田秀一氏は当初、上記のシャアの甘ったれた台詞に対しては複雑な心境であったという。しかし、後年には'''「情けない部分もまた、シャアという人物の一面なのだ」'''と受け入れている。</ref>。
 
:『第3次Z時獄篇』では[[フル・フロンタル|フロンタル]]がシャアの負の部分を担った関係でこのやり取りはないが、'''最終話の多元宇宙迷宮でこの顛末がまるごと再現されている。'''迷いを越えた後にこんなものを見ることになったシャアの心境やいかに。
 
:『第3次Z時獄篇』では[[フル・フロンタル|フロンタル]]がシャアの負の部分を担った関係でこのやり取りはないが、'''最終話の多元宇宙迷宮でこの顛末がまるごと再現されている。'''迷いを越えた後にこんなものを見ることになったシャアの心境やいかに。
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:なお、最初の「そう思うよ」という台詞の前には、劇場版通り「アムロと互角の戦いを行うためにサイコフレームを流出させた」という台詞に対するアムロの「馬鹿にしてくれた」という反応が入る。シャア自身もアムロと互角の戦いを行うために、そのアムロを侮辱する行動を取ってしまっているという自覚はあったようである。
 
:なお、最初の「そう思うよ」という台詞の前には、劇場版通り「アムロと互角の戦いを行うためにサイコフレームを流出させた」という台詞に対するアムロの「馬鹿にしてくれた」という反応が入る。シャア自身もアムロと互角の戦いを行うために、そのアムロを侮辱する行動を取ってしまっているという自覚はあったようである。
 
:なお、『[[第2次α]]』では拒絶ルートの最終決戦でこの台詞を言うのだが、「それだけでもない」の前に「ララァを殺したお前が言えたことか!」のやり取りがある上に元々『[[α]]』の段階でサイコフレームを流出させているため、原作とは微妙に意味合いが変わってしまっている。
 
:なお、『[[第2次α]]』では拒絶ルートの最終決戦でこの台詞を言うのだが、「それだけでもない」の前に「ララァを殺したお前が言えたことか!」のやり取りがある上に元々『[[α]]』の段階でサイコフレームを流出させているため、原作とは微妙に意味合いが変わってしまっている。
;「腕前はなかなかのようだな。だが、この距離から私に命中させる自信はあるかな?ブリッジを当てずに、私に命中させる腕は持っているだろう?さぁ、最後の決着をつけようじゃないか」
+
;「腕前はなかなかのようだな。だが、この距離から私に命中させる自信はあるかな? ブリッジを当てずに、私に命中させる腕は持っているだろう? さぁ、最後の決着をつけようじゃないか」
:ゲーム『WAR FOR EARTH』での終盤のシーンにて、ホワイトベースのブリッジの上に乗って。このセリフよりも、これを割れ顎顔で、池田氏がしゃべっていることのほうが印象に残る。ちなみに、この挑発にのってバズーカを撃ってしまうと、なんとホワイトベースのブリッジを打ち抜いてしまうことに……。
+
:[[プレイステーション|PS]]用ソフト『GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH』での終盤のシーンにて、ホワイトベースのブリッジの上に乗って。
 +
:この台詞よりも、割れ顎のシャアが池田氏の声でしゃべっていることのほうが印象に残る。ちなみに、この挑発にのってバズーカを撃ってしまうと、なんとホワイトベースのブリッジを打ち抜いてしまうことに……。
    
== 迷台詞 ==
 
== 迷台詞 ==
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:以上、冒険王で連載された漫画版における迷台詞の数々。TV本編に比べて俗物さが増してる印象もある。一番下の台詞に関しても、TV本編同様、左遷させられる羽目になったので、もはやギャグとしか言いようがない。
 
:以上、冒険王で連載された漫画版における迷台詞の数々。TV本編に比べて俗物さが増してる印象もある。一番下の台詞に関しても、TV本編同様、左遷させられる羽目になったので、もはやギャグとしか言いようがない。
 
;「…私から格好を取ったら何が残る」
 
;「…私から格好を取ったら何が残る」
:『逆襲のシャア』の同時上映作品『機動戦士SDガンダム』より。ホテルの経営が上手くいかない原因をカミーユに指摘された時の反論。ある意味シャアの全てを象徴しているような台詞であり同作はこのほかにも「逃げ足だけは速いんだから」など微妙にシャアをコケにしたような台詞が多い。なお、シャア役の池田氏は下品な台詞が多いSDガンダムの収録をあまりよく思っていなかったとか。
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:『逆襲のシャア』の同時上映作品『機動戦士SDガンダム』より。ホテルの経営が上手くいかない原因をカミーユに指摘された時の反論。
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:ある意味シャアの全てを象徴しているような台詞であり同作はこのほかにも「逃げ足だけは速いんだから」など微妙にシャアをコケにしたような台詞が多い。
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:なお、シャア役の池田氏は下品な台詞が多いSDガンダムの収録をあまり快く思っていなかったとか。
 
;「行く行くと品のない奴らだ。シャアだ!百式、出るっ!」<br />「突入突入と品のない奴らだ。大気圏に突っ込む!」
 
;「行く行くと品のない奴らだ。シャアだ!百式、出るっ!」<br />「突入突入と品のない奴らだ。大気圏に突っ込む!」
:『機動戦士SDガンダム アニメイトカセットコレクション』にて、アーガマにて航海中、地球に出現した怪獣を退治しに行くため、アムロ、カミーユ、ジュドーと共に出撃する際の一幕。「行きます」「大気圏突入」という言葉は彼にとって品がないらしく、この台詞と共に出撃する。そんな発想をするあなたが'''一番品がありません'''。これだけでなく同作では池田秀一氏が最も難儀したであろう、過激なネタが多い。
+
:『機動戦士SDガンダム アニメイトカセットコレクション』にて、アーガマにて航海中、地球に出現した怪獣を退治しに行くため、アムロ、カミーユ、ジュドーと共に出撃する際の一幕。
 +
:「行きます」「大気圏突入」という言葉は彼にとって品がないらしく、この台詞と共に出撃する。そんな発想をするあなたが'''一番品がありません'''。これだけでなく同作では池田秀一氏が最も難儀したであろう、過激なネタが多い。
 
;「まだ、失うには若すぎると思うが?」
 
;「まだ、失うには若すぎると思うが?」
 
:同じくカセットコレクションより、ジュドーに食事をご馳走し、彼に仕事を依頼するが、ジュドーは拒否。その直後、銃でジュドーの股下3cmを撃った際の台詞。何を失うのかは自主規制。ギャグ色の強いOVAと違い、普段と同じような口調で言うのが色んな意味で恐ろしい。
 
:同じくカセットコレクションより、ジュドーに食事をご馳走し、彼に仕事を依頼するが、ジュドーは拒否。その直後、銃でジュドーの股下3cmを撃った際の台詞。何を失うのかは自主規制。ギャグ色の強いOVAと違い、普段と同じような口調で言うのが色んな意味で恐ろしい。
703行目: 709行目:  
:かつての戦友達を相手にして、この台詞と共に'''「直感」「集中」「直撃」がフェイズ開始の度に発動する'''。原作や過去作で敵対していた時とは違い、まさに迷いの無い「赤い彗星」の本気を現していると言える。フロンタルのような狡猾さはなく、パイロットとして真正面から相対してくるのがアムロの言うように「シャアらしい」と言える部分なのかもしれない。だからこそ手強い。総帥より純粋にパイロットとして戦いを挑んでくるシャア・アズナブルの気迫が精神コマンドとして現れている。
 
:かつての戦友達を相手にして、この台詞と共に'''「直感」「集中」「直撃」がフェイズ開始の度に発動する'''。原作や過去作で敵対していた時とは違い、まさに迷いの無い「赤い彗星」の本気を現していると言える。フロンタルのような狡猾さはなく、パイロットとして真正面から相対してくるのがアムロの言うように「シャアらしい」と言える部分なのかもしれない。だからこそ手強い。総帥より純粋にパイロットとして戦いを挑んでくるシャア・アズナブルの気迫が精神コマンドとして現れている。
 
;「…お前は私しか知りえない過去を知っていた。同時にそれには微妙にズレが生じていた…それこそが一つの世界に存在する同一人物…特異点の証だ」<br/>「だが今の私は、お前の中のシャア・アズナブルとは違う。 今ここにいるのは、[[トレーズ・クシュリナーダ|様々な人間]]と出会い、そして別れを経験した男だ」
 
;「…お前は私しか知りえない過去を知っていた。同時にそれには微妙にズレが生じていた…それこそが一つの世界に存在する同一人物…特異点の証だ」<br/>「だが今の私は、お前の中のシャア・アズナブルとは違う。 今ここにいるのは、[[トレーズ・クシュリナーダ|様々な人間]]と出会い、そして別れを経験した男だ」
:フロンタルに対して。フロンタルの持つ「シャア・アズナブル」の記憶は初代「ガンダム」からTV版「Z」に準拠したものであり、劇場版「Z」を辿り、さらに時空震動によって別の歴史を歩んだ現在のシャアとは細部が異なっている。
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:フロンタルに対して。フロンタルの持つ「シャア・アズナブル」の記憶は初代『ガンダム』からTV版『Z』に準拠したものであり、劇場版『Z』を辿り、さらに時空震動によって別の歴史を歩んだ現在のシャアとは細部が異なっている。
 
;「……新世時空震動の後、私は幻覚や幻聴に悩まされるようになった」<BR/>「その中で人類は常に危険に晒され、未来は絶望に閉ざされていた…。それは悪夢と片付けるには、あまりに生々しかった」<BR/>「その結果、私は自分がもつれた並行世界の結び目であることを知った」<BR/>「同時に自分が特異点として不完全であることとアクシズが大特異点であることに気づいた」<BR/>「そして、同じくシャア・アズナブルの因子を持つフル・フロンタルがもう一人の特異点であることを知った」
 
;「……新世時空震動の後、私は幻覚や幻聴に悩まされるようになった」<BR/>「その中で人類は常に危険に晒され、未来は絶望に閉ざされていた…。それは悪夢と片付けるには、あまりに生々しかった」<BR/>「その結果、私は自分がもつれた並行世界の結び目であることを知った」<BR/>「同時に自分が特異点として不完全であることとアクシズが大特異点であることに気づいた」<BR/>「そして、同じくシャア・アズナブルの因子を持つフル・フロンタルがもう一人の特異点であることを知った」
 
:ネオ・ジオンに帰還して後の行動の裏側。黒の英知に触れ、その示す絶望の未来……天獄と[[サイデリアル|そこに待つもの]]を目の当たりにした赤い彗星は、人類の未来を切り開くためにたった一人で戦ってきたのだ。かつての仲間の信頼を裏切ってまでも。
 
:ネオ・ジオンに帰還して後の行動の裏側。黒の英知に触れ、その示す絶望の未来……天獄と[[サイデリアル|そこに待つもの]]を目の当たりにした赤い彗星は、人類の未来を切り開くためにたった一人で戦ってきたのだ。かつての仲間の信頼を裏切ってまでも。
714行目: 720行目:  
:何気にフロンタルの名言である「人々の意思を集める器」というフレーズを使っているのがミソ。
 
:何気にフロンタルの名言である「人々の意思を集める器」というフレーズを使っているのがミソ。
 
:同時にこの言葉はアムロが前作エンディングでクワトロに語った、「何かを犠牲にした変革も、誰かが人の在り方を強いることも認める気はない」という言葉への答えともなっている。
 
:同時にこの言葉はアムロが前作エンディングでクワトロに語った、「何かを犠牲にした変革も、誰かが人の在り方を強いることも認める気はない」という言葉への答えともなっている。
;「ララァ! 私を…世界を導いてくれっ!!」
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;「ララァ! 私を…世界を導いてくれっ!!」
:大特異点であるアクシズに集められた、継続を望む意思たち。幾多の仲間に導かれた先に発せられたのは、かつて在りし女性への正しき祈りだった。そして……。
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:大特異点であるアクシズに集められた、継続を望む意思達。幾多の仲間に導かれた先に発せられたのは、かつて在りし女性への正しき祈りだった。そして……。
 
;「だからと言って、お前のような男の感情の捌け口になるつもりはない!!私とて赤い彗星と呼ばれた男だ!感情に溺れた器の小さい男に遅れを取るつもりはない!!」  
 
;「だからと言って、お前のような男の感情の捌け口になるつもりはない!!私とて赤い彗星と呼ばれた男だ!感情に溺れた器の小さい男に遅れを取るつもりはない!!」  
 
:『第3次Z時獄篇』第58話「いがみ合う双子」より、ガドライトとの戦闘前会話の末節。自らの役目をほぼ果たし終えた事を理解しつつも、迷いを振り切った今のシャアにガドライトが敵うはずもなかった。
 
:『第3次Z時獄篇』第58話「いがみ合う双子」より、ガドライトとの戦闘前会話の末節。自らの役目をほぼ果たし終えた事を理解しつつも、迷いを振り切った今のシャアにガドライトが敵うはずもなかった。
725行目: 731行目:  
;「バナージやミネバを見て、感じた…。 想いを形にする事の重要さを」<br/>「ハマーン…。私は今までお前に甘えていた」<br/>「お前ならば、言葉にしなくても全てをわかってくれると勝手に思っていた」
 
;「バナージやミネバを見て、感じた…。 想いを形にする事の重要さを」<br/>「ハマーン…。私は今までお前に甘えていた」<br/>「お前ならば、言葉にしなくても全てをわかってくれると勝手に思っていた」
 
:同じく第40話にて、ハマーンとけじめをつけるための決闘に勝利して。相互理解ができるとされるニュータイプであろうと、言わなければ分からない事もある。それを悟ったシャアは「本当はシャアに頼りたい」という思いを口にしたハマーンにこう応える。'''「私と一緒に歩いてくれるか?」'''と。
 
:同じく第40話にて、ハマーンとけじめをつけるための決闘に勝利して。相互理解ができるとされるニュータイプであろうと、言わなければ分からない事もある。それを悟ったシャアは「本当はシャアに頼りたい」という思いを口にしたハマーンにこう応える。'''「私と一緒に歩いてくれるか?」'''と。
;「クロノに飼われた人類が次のステージに進むためには、これしか方法がないのだ!」<BR/>「どんな手段でも構わん! 地球は一度滅びなければ、奴らに……!!」
+
;「クロノに飼われた人類が次のステージに進むためには、これしか方法がないのだ!」<BR/>「どんな手段でも構わん! 地球は一度滅びなければ、奴らに……!!」
 
:『第3次Z天獄篇』第43話「BEYOND THE DIMENSION」にて。Z-BLUEではなく、黒歴史の始まりである「逆襲のシャア」の台詞。時獄篇におけるシャア同様絶望の未来を見たようだが、立ち向かうことを選んだZ-BLUEの方と異なり、地球の文明を後退させて[[御使い]]の到来を阻止しようとしているらしい。
 
:『第3次Z天獄篇』第43話「BEYOND THE DIMENSION」にて。Z-BLUEではなく、黒歴史の始まりである「逆襲のシャア」の台詞。時獄篇におけるシャア同様絶望の未来を見たようだが、立ち向かうことを選んだZ-BLUEの方と異なり、地球の文明を後退させて[[御使い]]の到来を阻止しようとしているらしい。
 
;「人身御供の家系という事か」
 
;「人身御供の家系という事か」
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:『D』で、[[ルイーナ]]との最終決戦で、何度倒しても蘇ってくる[[ペルフェクティオ]]に、絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝機を見出せずさすがの赤い彗星も'''恐怖のあまり身体が震え出した'''台詞。本人は現状を断固として認めようとせず、自分を何とか奮い立たせようと必死だが、身体のほうが震えてしまい身動きがとれずにいた。
 
:『D』で、[[ルイーナ]]との最終決戦で、何度倒しても蘇ってくる[[ペルフェクティオ]]に、絶望的なまでの力の差を見せ付けられ、勝機を見出せずさすがの赤い彗星も'''恐怖のあまり身体が震え出した'''台詞。本人は現状を断固として認めようとせず、自分を何とか奮い立たせようと必死だが、身体のほうが震えてしまい身動きがとれずにいた。
 
;「ああ、そうだな…」
 
;「ああ、そうだな…」
:『D』のネオジオンルートEDにおけるシャアの最後の台詞。戦いは終わったものの、未だ人類が再び争いを起こす事を懸念するシャアだが、アムロとブライトに人類を信じる事を促され、その言葉に頷いて。この台詞と共にDの物語は終了する。
+
:『D』のネオジオンルートEDにおけるシャアの最後の台詞。戦いは終わったものの、未だ人類が再び争いを起こす事を懸念するシャアだが、アムロとブライトに人類を信じる事を促され、その言葉に頷いて。この台詞と共に『D』の物語は終了する。
 
;「ララァ…私に力を貸してくれ!」<br />「全パワーを解放! 直撃させる!」
 
;「ララァ…私に力を貸してくれ!」<br />「全パワーを解放! 直撃させる!」
 
:『D』で、シャアを[[Ζガンダム]]に乗せウェイブライダー突撃を使った時の台詞。文字通り[[ララァ・スン|ララァ]]の幻影のカットインが挿入され、彼女に導かれるように敵のどてっぱらに突っ込んでいる。
 
:『D』で、シャアを[[Ζガンダム]]に乗せウェイブライダー突撃を使った時の台詞。文字通り[[ララァ・スン|ララァ]]の幻影のカットインが挿入され、彼女に導かれるように敵のどてっぱらに突っ込んでいる。
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:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』「絶叫の宇宙」で前もってアクシズ落下を阻止した際のシャアの最期の台詞。この後、最期までララァの死に縛られたままだったライバルの死に、アムロは慟哭する……
 
:『[[スーパーロボット大戦64|64]]』「絶叫の宇宙」で前もってアクシズ落下を阻止した際のシャアの最期の台詞。この後、最期までララァの死に縛られたままだったライバルの死に、アムロは慟哭する……
 
;「なんだ!? この今まで出会ったことのない奇妙なプレッシャーは!?」
 
;「なんだ!? この今まで出会ったことのない奇妙なプレッシャーは!?」
:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』第3話-1「ガンダム軍事介入」対[[ケロロ軍曹]]の[[戦闘前会話]]。ちなみに、シャア役の池田氏は[[ケロロ軍曹 (TV)|『ケロロ軍曹』]]にて西澤梅雄を演じている。
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:『[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]]』第3話-1「ガンダム軍事介入」対[[ケロロ軍曹]]の[[戦闘前会話]]
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:ちなみに、シャア役の池田氏は[[ケロロ軍曹 (TV)|『ケロロ軍曹』]]にて西澤梅雄を演じている。
    
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
== スパロボシリーズの迷台詞 ==
 
;「わかる…! 私にもわかるぞ、[[ララァ・スン|ララァ]]! 君も言っていた…! 可愛らしいものが嫌いな人などいない!」<br />「だからこそ、私はあれを…! あの動物を撃たなくてはならないのだ!」
 
;「わかる…! 私にもわかるぞ、[[ララァ・スン|ララァ]]! 君も言っていた…! 可愛らしいものが嫌いな人などいない!」<br />「だからこそ、私はあれを…! あの動物を撃たなくてはならないのだ!」
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第56話「シャア・アズナブルの真実」に於ける[[ボン太くん]]の[[戦闘前会話]]より。だめだこりゃ。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]』第56話「シャア・アズナブルの真実」に於ける[[ボン太くん]]の[[戦闘前会話]]より。だめだこりゃ。
;「私も・・・それに入るのか・・・」
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;「私も…それに入るのか…」
:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第29話日本ルートにて。クロウにおっさん扱いされて。結構ショックそう。
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:『[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇|第3次Z天獄篇]]』第29話日本ルートにて。[[クロウ・ブルースト|クロウ]]におっさん扱いされて。結構ショックそう。
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:『第3次Z』に登場するシャア(『逆シャア』時代)は33歳と、まだ「青年」と呼べる[[年齢]]なのに…。
 
;「カミーユ、シン、キラ、バナージ、クェス、カツ、ハサウェイ、ガロード、ヒイロ、五飛、彼等は私の理解を越えている」
 
;「カミーユ、シン、キラ、バナージ、クェス、カツ、ハサウェイ、ガロード、ヒイロ、五飛、彼等は私の理解を越えている」
:同29話日本ルートにて。これ以上ないくらいのシャアの本音。
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:同第29話日本ルートにて。これ以上ないくらいのシャアの本音。
 
;(私のいない間にハマーンもこれをやったのか…)
 
;(私のいない間にハマーンもこれをやったのか…)
:『第3次Z天獄篇』ネオ・ジオンルート40話「赤い彗星の未来」終了後の[[Dトレーダー]]で、恒例の[[AG]]による「商売、商売!」を見た際のモノローグ。
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:『第3次Z天獄篇』第40話ネオ・ジオンルート「赤い彗星の未来」終了後の[[Dトレーダー]]で、恒例の[[AG]]による「商売、商売!」を見た際のモノローグ。
 
:さしものシャアも、鉄の女が「商売、商売!」する様は想像できなかった模様。
 
:さしものシャアも、鉄の女が「商売、商売!」する様は想像できなかった模様。
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:赤く塗装した先行量産型[[ゲルググ]]。
 
:赤く塗装した先行量産型[[ゲルググ]]。
 
;[[ジオング]]
 
;[[ジオング]]
:[[ニュータイプ]]専用MS。完成度80%かつ慣らし運転もしていない状態だったが、高い戦果を上げた。
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:[[ニュータイプ]]専用MS。完成度80%かつ慣らし運転もしていない状態だったが、高い戦果を上げた。
 
;[[ファルメル]]
 
;[[ファルメル]]
 
:シャア専用の[[ムサイ級]]。ブリッジの形状がシャアのヘルメットを模したような形状をしている。
 
:シャア専用の[[ムサイ級]]。ブリッジの形状がシャアのヘルメットを模したような形状をしている。
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:『[[逆襲のシャア]]』で搭乗。シャア専用に開発されたニュータイプ専用MS。
 
:『[[逆襲のシャア]]』で搭乗。シャア専用に開発されたニュータイプ専用MS。
 
;[[ナイチンゲール]]
 
;[[ナイチンゲール]]
:小説版『逆襲のシャア』のサザビー。『[[MSV|CCA-MSV]]』では、[[サザビー]]の発展型。
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:[[小説|小説版]]『逆襲のシャア』のサザビー。『[[MSV|CCA-MSV]]』では、[[サザビー]]の発展型。
 
;[[シナンジュ]]
 
;[[シナンジュ]]
:漫画『ガンダムEXA VS』で搭乗。「インテンション・オートマチック・システム」にも簡単に対応している。
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:[[漫画]]『ガンダムEXA VS』で搭乗。「インテンション・オートマチック・システム」にも簡単に対応している。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
:シャアのキャラクターモデルは、第一次世界大戦で最高撃墜記録を保持したドイツ陸軍のエースパイロットであるマンフレート・アルブレヒト・フライヘア・フォン・リヒトホーフェンと思われる。リヒトホーフェンは戦時中に当時としては前人未到の80機撃墜のスコアを達成しており、エースとして名を馳せるようになってからは乗機を全て明るめの赤色で塗装していたため、『'''赤い悪魔'''』『'''レッド・バロン'''』という異名を誇っている。性格もシャアと似ている部分も多く、騎士道精神に富んでおり共同撃墜の場合は戦友に功名を譲るなど戦友愛もあり、180cmもの長身でありながら屈強な肉体を持ち金髪を短く刈り上げたハンサムであったため女性にもよくモテたという。ゆったりとして口調で話す一方でプライドが高く孤高の存在である事を通していたが、攻撃に熱中すると周囲が見えなくなるという欠点もありそれが原因で若くして落命するなど、その生き様もシャアと通じるものがあった。
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*シャア・アズナブルのキャラクターモデルは、第一次世界大戦で最高撃墜記録を保持したドイツ陸軍のエースパイロットであるマンフレート・アルブレヒト・フライヘア・フォン・リヒトホーフェンと思われる。
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**リヒトホーフェンは戦時中に当時としては前人未到の80機撃墜のスコアを達成しており、エースとして名を馳せるようになってからは乗機を全て明るめの赤色で塗装していたため、『'''赤い悪魔'''』『'''レッド・バロン'''』という異名を誇っている。
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**[[性格]]もシャアと似ている部分も多く、[[騎士道]]精神に富んでおり共同撃墜の場合は戦友に功名を譲るなど戦友愛もあり、180cmもの長身でありながら屈強な肉体を持ち金髪を短く刈り上げたハンサムであったため女性にもよくモテたという。ゆったりとして口調で話す一方でプライドが高く孤高の存在である事を通していたが、攻撃に熱中すると周囲が見えなくなるという欠点もあり、それが原因で若くして落命する等、その生き様もシャアと通じるものがあった。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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