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最終決戦において、[[バルギアス・ドラグーン]]が空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たる[[シンデュス]]を召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒し、奪われていた境界の力を[[ユキ・ヒイラギ|ユキ]]の体に戻して生き返らせている。
 
最終決戦において、[[バルギアス・ドラグーン]]が空間を切り裂いた事で、遂にブライティクスの前に姿を現す。彼を倒そうと、境界の力を得たバルギアスが挑み掛かるが、ジスペルは自身の「依り代」たる[[シンデュス]]を召喚。その圧倒的な神の力により、逆にバルギアスを返り討ちにして倒し、奪われていた境界の力を[[ユキ・ヒイラギ|ユキ]]の体に戻して生き返らせている。
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幾億年もの間、「異世界同士の争いによる進化」を目指したが、幾度も試行を重ねてもその進化が停滞して宇宙は何も感じない虚無へと到達してしまうことに絶望、その結末を回避する為に一度今在る全ての生命を滅ぼそうと考え、それを阻止しようとするブライティクスの前に立ち塞がる。
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幾億年もの間、「異世界同士の争いによる進化」を目指したが、幾度も試行を重ねてもその進化が停滞して宇宙は何も感じない虚無へと到達してしまうことに絶望している。その結末を回避する為に、一度今在る全ての生命を滅ぼそうと考え、それを阻止しようとするブライティクスの前に立ち塞がる。
    
滅びを選んだのは、彼が他者との協力によって更なる手段を模索しようとしなかったこと、それ故に行き詰まり追い詰められていた事の証左でもあった事を[[ナトーラ・エイナス|ナトーラ]]と[[セリック・アビス|セリック]]に看破されている。同時に、このような独りよがりの人物であった事こそが、古代人が彼を境界の力で封じた理由であるとユキには指摘されていた。
 
滅びを選んだのは、彼が他者との協力によって更なる手段を模索しようとしなかったこと、それ故に行き詰まり追い詰められていた事の証左でもあった事を[[ナトーラ・エイナス|ナトーラ]]と[[セリック・アビス|セリック]]に看破されている。同時に、このような独りよがりの人物であった事こそが、古代人が彼を境界の力で封じた理由であるとユキには指摘されていた。
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終始己を神と称し、圧倒的な力と自身の知る虚無の終末を突き付けることでブライティクスを挫こうとしてくるが、[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]達に神であることそのものに疑いを持たれ、否定される。結局のところ、彼は神ではなく超常の境地に到達した人間に過ぎず、人間の力によって打ち破られ、神ではなかったことを認めて消滅した。
 
終始己を神と称し、圧倒的な力と自身の知る虚無の終末を突き付けることでブライティクスを挫こうとしてくるが、[[ヨウタ・ヒイラギ|ヨウタ]]達に神であることそのものに疑いを持たれ、否定される。結局のところ、彼は神ではなく超常の境地に到達した人間に過ぎず、人間の力によって打ち破られ、神ではなかったことを認めて消滅した。
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ブライティクスとの決戦において自分の知りえない可能性を目の当たりにした際は、自分にとって未知の力で生み出される未来を否定しようとし、その姿勢を自分の思い通りに生命を創造しようとしているだけと痛烈に批判される等、独善的で傲慢な人物では有るが、最期の瞬間には自分が神では無い事を認め、動じることなく粛々と新たな可能性による敗北を認める所などから、少なくとも彼自身が世界を救おうとしていた事は事実だったと言える。
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BXとの決戦において自分の知りえない可能性を目の当たりにした際は、自分にとって未知の力で生み出される未来を否定しようとし、その姿勢を自分の思い通りに生命を創造しようとしているだけと痛烈に批判される等、独善的で傲慢な人物では有るが、最期の瞬間には自分が神では無い事を認め、動じることなく粛々と新たな可能性による敗北を認める所などから、少なくとも彼自身が世界を救おうとしていた事は事実だったと言える。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:バルギアスを一蹴して。通常ルートの展開を知るプレイヤーはおそらく、バルギアスの呆気ない終わりに唖然としたであろう。
 
:バルギアスを一蹴して。通常ルートの展開を知るプレイヤーはおそらく、バルギアスの呆気ない終わりに唖然としたであろう。
 
;「君達は過去に、争いが[[超時空要塞マクロス|『あった』]]という事象を消そうとする、生命の野望を止めた…。未来に目を向けるというのであれば、君達自身も今を見据え、未来の為に何を為さなければならないのかを考えるんだ…」
 
;「君達は過去に、争いが[[超時空要塞マクロス|『あった』]]という事象を消そうとする、生命の野望を止めた…。未来に目を向けるというのであれば、君達自身も今を見据え、未来の為に何を為さなければならないのかを考えるんだ…」
:[[マクロス30]]』勢との戦闘前会話。[[マクロス]]の地球落下を無かった事にして歴史を変えようとした出来事について言及していたが、やはり[[愛車・ブランシェット|アイシャ]]や[[リオン・榊|リオン]]達によって否定されてしまう。
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:[[マクロス30]]勢との戦闘前会話。マクロスの地球落下を無かった事にして歴史を変えようとした出来事について言及していたが、やはりアイシャやリオン達によって否定されてしまう。
 
:なお、仮にその男の野望が成功したとしても、今度は[[超時空世紀オーガス|別の争いが『起きる』]]可能性が高くなるのだが…。
 
:なお、仮にその男の野望が成功したとしても、今度は[[超時空世紀オーガス|別の争いが『起きる』]]可能性が高くなるのだが…。
 
;「死に抗う生命の意志…あとどれぐらい見続けなければならないのだろう…」<br/>「だが、この悲しみにも耐えよう…。僕は神なのだから」
 
;「死に抗う生命の意志…あとどれぐらい見続けなければならないのだろう…」<br/>「だが、この悲しみにも耐えよう…。僕は神なのだから」
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*傍目には人間にしか見えない姿や、「人類の進化」「宇宙の終焉を止める」という題目を持って、救済と称してエゴイズムを通す、自らが神ではなく人間と変わらなかった事を自軍に突き付けられて敗北する、といった点は[[Zシリーズ]]の[[御使い]]([[アドヴェント]])と共通している。
 
*『スーパーロボット大戦BX パーフェクトバイブル』に掲載された宇田Pのインタビューによると「[[バルギアス]]がどちらかといえば「分かりやすい、懐かしいタイプの悪役」であるのに対し、ジスペルは「今風のタイプの悪役」という形でキャラクターを調整した」とのこと。また、殆ど語られていない彼のバックボーンに関しては、意外と同情できる部分もあるとされている。
 
*『スーパーロボット大戦BX パーフェクトバイブル』に掲載された宇田Pのインタビューによると「[[バルギアス]]がどちらかといえば「分かりやすい、懐かしいタイプの悪役」であるのに対し、ジスペルは「今風のタイプの悪役」という形でキャラクターを調整した」とのこと。また、殆ど語られていない彼のバックボーンに関しては、意外と同情できる部分もあるとされている。
**同インタビューによると、ジスペルが人を進化させる力を持っていることは事実であるが、それはあくまで進化の可能性の一つにすぎないとのこと。
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*同上のインタビューによると、ジスペルが人を進化させる力を持っていることは事実であるが、それはあくまで進化の可能性の一つにすぎないとのこと。
    
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