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→‎皆城総士(Soushi Minashiro): 「指揮官として優秀とは言い難い」というのは言い過ぎかと。
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指揮管制システムである[[ジークフリードシステム]]で一騎たち[[ファフナー]]部隊の[[指揮]]を担当する。
 
指揮管制システムである[[ジークフリードシステム]]で一騎たち[[ファフナー]]部隊の[[指揮]]を担当する。
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真面目で冷静沈着な性格であり、一騎たちと違い[[竜宮島]]や世界の状況を知っていること、島のコアとなっている[[皆城乙姫|乙姫]]の兄であることなどから島を守るという責任感が強く、時として残酷とも思える判断を下す。しかし、前線で危険な戦いをしている一騎たちに後方から厳しい命令を下さなければならない事を申し訳なく思っており、苦悩を感じている。また後述の件を含めて指揮を取る者としては優秀とは言いがたい、寧ろ事態を悪化させてしまった人物でもある。
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真面目で冷静沈着な性格であり、一騎たちと違い[[竜宮島]]や世界の状況を知っていること、島のコアとなっている[[皆城乙姫|乙姫]]の兄であることなどから島を守るという責任感が強く、時として残酷とも思える判断を下す。しかし、前線で危険な戦いをしている一騎たちに後方から厳しい命令を下さなければならない事を申し訳なく思っており、苦悩を感じている。
    
竜宮島の他の子供と違い島の[[ミール]]の因子を遺伝子レベルで移植されており、そのため極めて高い[[シナジェティック・コード]]値と同化耐性を持つが、それゆえに他のメンバーよりも「[[フェストゥム]]」としての側面を強く備えている。このため、幼少期にフェストゥムとしての本能に呑まれ、一騎を[[同化]]しそうになったことがある。この時に一騎が思わず反撃、その際に左目を負傷・失明している。一騎はこの事を[[マークザイン]]の一件まで負い目にしていたが、総士自身はこの時我に返ることが出来た経験から、「左目が見えない」という事実を軸とする強烈なアイデンティティを確立している。しかし、このためにファフナー搭乗時に発生する感覚解放による「左目の視界回復」から「フェストゥムとしての自分」と幼少期のトラウマを想起してしまい、ファフナーとの一体化=「変わる」ことを受け入れられず、ノートゥング・モデルに乗ることが出来なくなった。
 
竜宮島の他の子供と違い島の[[ミール]]の因子を遺伝子レベルで移植されており、そのため極めて高い[[シナジェティック・コード]]値と同化耐性を持つが、それゆえに他のメンバーよりも「[[フェストゥム]]」としての側面を強く備えている。このため、幼少期にフェストゥムとしての本能に呑まれ、一騎を[[同化]]しそうになったことがある。この時に一騎が思わず反撃、その際に左目を負傷・失明している。一騎はこの事を[[マークザイン]]の一件まで負い目にしていたが、総士自身はこの時我に返ることが出来た経験から、「左目が見えない」という事実を軸とする強烈なアイデンティティを確立している。しかし、このためにファフナー搭乗時に発生する感覚解放による「左目の視界回復」から「フェストゥムとしての自分」と幼少期のトラウマを想起してしまい、ファフナーとの一体化=「変わる」ことを受け入れられず、ノートゥング・モデルに乗ることが出来なくなった。
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そのため、天才症候群により複数人の思考、感情を処理する能力に優れていた事からジークフリードシステムに乗り込む事になった。戦闘ではジークフリードシステムによる指揮以外にも支援航空機「リンドブルム」を遠隔操作してパイロットを援護する。
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そのため、天才症候群により複数人の思考や感情を処理する能力に優れていた事からジークフリードシステムに乗り込む事になった。戦闘ではジークフリードシステムによる指揮以外にも支援航空機「リンドブルム」を遠隔操作してパイロットを援護する。
    
密かに[[遠見真矢|真矢]]に想いを寄せており、彼女がファフナーパイロットに選出された際には珍しく庇う様子を見せた(ただし、いつもの総士と同じく理性的に意見しており、実妹である乙姫には「えこひいき」と揶揄されていた)。
 
密かに[[遠見真矢|真矢]]に想いを寄せており、彼女がファフナーパイロットに選出された際には珍しく庇う様子を見せた(ただし、いつもの総士と同じく理性的に意見しており、実妹である乙姫には「えこひいき」と揶揄されていた)。
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[[ドラマCD]]では[[羽佐間翔子|翔子]]が[[自爆]]で[[フェストゥム]]を撃破した後のエピソードが描かれており、翔子の墓にペンキで心無い落書きをした犯人が総士である事が語られた。これは、他のパイロットが『自爆がフェストゥムを倒すのに有効である』という認識を持たぬよう、『自爆するとファフナーを失いみんなに憎まれる』という感覚を持たせて『自爆=自殺行為』から遠ざける事が目的であり、間接的に仲間を守ろうという彼なりの優しさだった(TV本編でも、最後まで自爆を止めようとしていたことがマークゼクスのシステム音声から分かる)。しかし、その目的を果たす為にあえて真意を伝える事をしなかった為、一騎や真矢の誤解を招く。その結果、総士に不信感を抱いた一騎は竜宮島を脱走し、総士が想いを寄せる真矢とも衝突してしまう。
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[[ドラマCD]]では[[羽佐間翔子|翔子]]が[[自爆]]でフェストゥムを撃破した後のエピソードが描かれており、翔子の墓にペンキで心無い落書きをした犯人が総士である事が語られた。これは、他のパイロットが『自爆がフェストゥムを倒すのに有効である』という認識を持たぬよう、『自爆するとファフナーを失いみんなに憎まれる』という感覚を持たせて『自爆=自殺行為』から遠ざける事が目的であり、間接的に仲間を守ろうという彼なりの優しさだった(TV本編でも、最後まで自爆を止めようとしていたことがマークゼクスのシステム音声から分かる)。しかし、その目的を果たす為にあえて真意を伝える事をしなかった為、一騎や真矢の誤解を招く。その結果、総士に不信感を抱いた一騎は竜宮島を脱走し、総士が想いを寄せる真矢とも衝突してしまう。
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一見すると年齢に不相応な達観した印象を与えるが、後述もあるように不器用さを見せたり、エッチな話になると何も言っていないのに「何だ!?」と聞いてくるという、ムッツリながらも歳相応に興味を持つ思春期の男子らしい反応をする事も。
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一見すると[[年齢]]に不相応な達観した印象を与えるが、後述もあるように不器用さを見せたり、エッチな話になると何も言っていないのに「何だ!?」と聞いてくるという、ムッツリながらも歳相応に興味を持つ思春期の男子らしい反応をする事も。
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終盤、フェストゥムによって[[北極]]に連れ去られるも[[蒼穹作戦]]の決行によって救出されるが、既にかなり[[同化]]が進んでしまっており、島に帰る前にその肉体は消滅してしまった。肉体が砕け散る最後の瞬間に「いつか必ず帰ってくる」と一騎と約束しており、それが劇場版『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』の[[伏線|布石]]になっている。
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終盤、フェストゥムによって[[北極]]に連れ去られるも[[蒼穹作戦]]の決行によって救出されるが、既にかなり同化が進んでしまっており、島に帰る前にその肉体は消滅してしまった。肉体が砕け散る最後の瞬間に「いつか必ず帰ってくる」と一騎と約束しており、それが劇場版『[[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH]]』の[[伏線|布石]]になっている。
    
TV版第1話から第11話まで、その回の締めくくり(EDの直前)は毎回彼のモノローグ(別名「'''ポエム'''」)が入る形になっていた。脚本に冲方丁氏が参加し始めた第12話以降は打って変わって無くなるが(後に発売されたCD-BOXには後半のモノローグが収録されている)、最終話で再びモノローグが入る。なお、総士のモノローグは『RIGHT OF LEFT』や劇場版でも受け継がれており、本作のお約束の一つと言える。
 
TV版第1話から第11話まで、その回の締めくくり(EDの直前)は毎回彼のモノローグ(別名「'''ポエム'''」)が入る形になっていた。脚本に冲方丁氏が参加し始めた第12話以降は打って変わって無くなるが(後に発売されたCD-BOXには後半のモノローグが収録されている)、最終話で再びモノローグが入る。なお、総士のモノローグは『RIGHT OF LEFT』や劇場版でも受け継がれており、本作のお約束の一つと言える。
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