ヴァンドレッド
『ヴァンドレッド』は、GONZO制作のテレビアニメ作品。
ヴァンドレッド | |
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外国語表記 | Vandread[1] |
原作 |
もりたけし GONZO |
監督 | もりたけし |
シリーズ構成 | 冨岡淳広 |
キャラクターデザイン |
いのうえ空(原案) 黒田和也 |
メカニックデザイン |
宮尾佳和 海老川兼武 |
音楽 | 岩崎文紀 |
制作 |
メディアファクトリー 電通 G.D.H. |
放送局 | WOWOW |
放送期間 | 2000年10月3日 - 2000年12月26日 |
話数 | 全13話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
概要編集
男女が別々の惑星に分かれて戦争をする遠未来を舞台としたスペースオペラ。当時GONZOが力を入れていたフル3DCGによる戦闘シーンと手描きキャラクターを融合したデジタルアニメ作品となっている。
『超時空要塞マクロス』のように宇宙を旅しながら様々な人々と触れ合う事でカルチャーショックを受けながら成長する少年少女を描く。
分割26話で制作され、後編の『ヴァンドレッド the second stage』や総集編OVA『ヴァンドレッド 胎動篇』『ヴァンドレッド 激闘篇』も制作された。他媒体での展開としてノベライズ版、コミカライズ版も発売されている。なお、コミカライズ版は設定が固まりきる前に連載が始まったためアニメ版とは大きく異なる内容になっている。
ストーリー編集
人類が他惑星へ入植した遥か未来、男性だけが住む星タラークと女性のみが住まう衛星メジェールは長きに渡る戦争を繰り広げていた。
タラークに住む機械工の少年ヒビキ・トカイは、新造戦艦イカヅチに忍び込むが、女宇宙海賊マグノ一家の襲撃に巻き込まれて捕虜になってしまう。
タラーク上層部の発射した宙航魚雷に反応したペークシスの暴走により遠く離れた宙域へと飛ばされた一行は謎の敵の襲撃を受け、否応なしに共闘し母星への帰還を目指す事になってしまう。
登場人物編集
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
主要人物編集
- ヒビキ・トカイ
- 主人公。タラークの機械工の少年。
- ディータ・リーベライ
- ヒロイン。マグノ一家の新米パイロット。
- メイア・ギズボーン
- マグノ一家のドレッド隊リーダー。
- ジュラ・ベーシル・エルデン
- ドレッド隊のサブリーダーで女王様気質。
- ピョロ / 比式六号
- 一行のマスコットでペークシスの使者。
ニル・ヴァーナ一行編集
- マグノ・ビバン
- マグノ一家のお頭。
- ブザム・A・カレッサ
- マグノ一家の副長。
- バート・ガルサス
- ヒビキと共に捕虜になったタラーク人。ニル・ヴァーナの操舵手。
- ドゥエロ・マクファイル
- ヒビキと共に捕虜になったタラーク人。ニル・ヴァーナの医師。
- バーネット・オランジェロ
- ドレッド隊のメンバーでジュラの相棒。
- ガスコーニュ・ラインガウ
- レジを仕切る姉御肌の女性。
- パルフェ・バルブレア
- 機関長。
- パイウェイ・ウンダーベルグ
- 最年少クルーで他人のプライバシーをチェックするのが趣味のナース。
- エズラ・ヴィエーユ
- 妊娠中のブリッジクルー。一行の母親的存在。
- アマローネ・スランジーバ
- オペレーター三人娘の一人。褐色娘。
- ベルヴェデール・ココ
- オペレーター三人娘の一人。金髪。
- セルティック・ミドリ
- オペレーター三人娘の一人。常に着ぐるみを着ている。
その他編集
- ラバット
- 宇宙を渡り歩く謎多き男。
- ウータン
- ラバットの相棒のオランウータン。
登場メカ編集
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ニル・ヴァーナ一行のメカ編集
- スペシャル蛮型
- ペークシスによって変質したヒビキ専用の蛮型。後述のSPドレッドと合体する事でヴァンドレッドとなる。
- スペシャルドレッド
- ペークシスによって変質したディータ達のドレッドノート。この機体をはじめ、SPドレッドとの合体形態は彼女達の「願望」の顕在化である。
- ヴァンドレッド・ディータ
- ディータのSPドレッドとの合体形態。人型で攻撃力重視。
- ヴァンドレッド・メイア
- メイアのSPドレッドとの合体形態。鳥型でスピード重視。
- ヴァンドレッド・ジュラ
- ジュラのSPドレッドとの合体形態。カニのような見た目で防御重視。
- ニル・ヴァーナ
- マグノ一家の母船エデンとタラークの戦艦イカヅチの旧艦区が融合した戦艦。
- デリ機
- ガスコーニュが使用する補給専用機。
- ドレッドノート
- メジェール・パイレーツが使う宙間戦闘機。
- 九十九式蛮型撲撃機
- タラークが開発した汎用人型ロボット。
刈り取り艦隊のメカ編集
- キューブ型
- キューブから分離した小型メカ。
- ピロシキ型
- キューブ型の母艦でピーマン型に無数に搭載されている。
- スペース・アーチン
- ウニのような刈り取りメカ。
- ドラゴンフライ
- 高速型の刈り取りメカ。
- クモ型
- 彗星の中で待ち構えていた刈り取りメカ。
- ヘビ型
- クモ型がパーツを排除して変形した姿。
- ピーマン型
- 刈り取りの母艦。
その他のメカ編集
- ウータン・スペシャル
- ウータン専用のロボット。大量の武装を有すが、ウータンのトリガーハッピー癖によりあっという間に撃ち尽くしてしまう。
用語編集
- ヴァンドレッド
- ヒビキのSP蛮型とディータ達のSPドレッドが合体した姿。名前はメジェール側での蛮型の呼称「ヴァンガード」と「ドレッドノート」を掛け合わせた造語。
- タラーク
- 地球から入植した荒野の惑星。男性のみの軍事国家で厳しい身分制度が敷かれている。子供は意気投合した者同士が遺伝子を提供して工場で産まれる。
- メジェール
- タラークの衛星。テラフォーミングに失敗した女性のみの船団国家。エネルギー不足に悩まされている。子供はオーマと呼ばれる父親側が提供した卵子をファーマと呼ばれる母親側が育て、出産する。
- マグノ一家 / メジェール・パイレーツ
- タラークの宙域で幅を利かせている宇宙海賊。メジェール政府のコロニー閉鎖政策の犠牲になった人々の受け皿となっており、高い支持を得ている。
- レジ
- ドレッドノートの整備・補給・換装を行う施設。ガスコーニュの方針でメンバーはファストフード店風の制服を着ており、ドライブスルー形式で出撃するドレッドの換装を請け負う。戦闘中に補給要請があった場合、デリバリーを行う。
- 刈り取り艦隊
- ニル・ヴァーナ一行が出会った謎の敵。宇宙へ散らばった人類を刈り取って回る機械のみの軍団。残骸からデータを吸い出した映像には惑星全域に歯車のような建造物で覆われた不気味な刈り取り艦隊の本星の姿が確認できる。
- 本編終盤で刈り取り艦隊の本星が「地球」であるという事実が判明し、地球の内情を知るラバット(SRW未登場)からは地球人は各殖民星の苛酷な環境で育った人々から臓器や皮膚などの身体パーツを奪い、自身にツギハギしながらずっと生き続けているのだという。ただし、地球が刈り取り艦隊を結成した経緯や真意は続編の『ヴァンドレッド the second stage』で明らかになる。
- ペークシス・プラグマ
- ニル・ヴァーナの動力となっている旧式のエネルギーだが、実態は意思を持ったエネルギー生命体。
楽曲編集
- オープニングテーマ
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- 「TRUST」
- 作詞 - 貴三優大 / 作曲・編曲 - 岩崎文紀 / 歌 - Salia
- Bメロパートでその回のハイライトが流れるという演出が特徴。
- 『X-Ω』ではイベント「僕らが出逢った理由」にて原曲がイベントBGMとして採用。
- エンディングテーマ
-
- 「himegoto」
- 作詞 - Miki / 作曲・編曲 - Miyo-Ken / 歌 - SiLC(MIKI)
- ディータ、メイア、ジュラの艶めかしい身体[2]を背景にデフォルメキャラ達が動き回るのだが、この背景が非常に性的であったためTV放送ではモノクロ処理が施された。
登場作と扱われ方編集
単独作品編集
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。第4期参戦作品第5弾として2019年1月に追加参戦。
- 初参戦イベント「唸れ! 滾るリビドーと魂!」では同じく男女ペアがパイロットとなる『冥王計画ゼオライマー』『健全ロボ ダイミダラー』と共演する。
- 2019年10月の強敵イベント「僕らが出会った理由(わけ)」では主軸となる。ペークシスと同じく意志を持ったエネルギーを動力とする『真ゲッターロボ 世界最後の日』と競演する。
各話リスト編集
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
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第1話 | ボーイ・ミーツ・ガール | |||
第2話 | そして僕は途方にくれる | |||
第3話 | これが私の生きる道 | |||
第4話 | もっとあなたを知りたくて | |||
第5話 | 甘いワナ | |||
第6話 | What a Wonderful World | |||
第7話 | Easy Life | |||
第8話 | 無理だ! | |||
第9話 | 天国より野蛮 | |||
第10話 | White Love | |||
第11話 | 一緒に… | |||
第12話 | THEY DON'T CARE ABOUT US | |||
第13話 | To Feel The Fire |
余談編集
- サブタイトルは様々な楽曲の曲名からとられている。
- DVD-BOXの解説によれば、第三期も企画していたとの事。大方の予想通り、地球へ向かう話だったらしい。
- 放送当時の商品化権はタカラ(後のタカラトミー)が所有しており、同社より各種メカニックの完成済アクションモデルが発売されていた。
- もりたけし氏が監督を務めた『ストラトス・フォー』には本作のスタッフやキャストの多くが参加しており、本作に関する小ネタも登場する。
商品情報編集
DVD編集
書籍編集
楽曲関連編集
動画配信編集
サイト名 | 取扱いの有無 | 備考 |
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Amazonビデオ | ○ | |
dアニメストア | ○ | |
DMM | × | |
GYAO! ストア | ○ | (話数限定) |
hulu | × | |
U-NEXT | × | |
ツタヤTV | × | |
バンダイチャンネル | ○ | |
ビデオマーケット | × | |
niconico | 〇 |