フォールド
フォールドとは、マクロスシリーズにおける長距離移動手段の一つ。
概要 編集
マクロス由来のOTMの一つである超空間航行技術。所謂ワープであり、主に宇宙船や可変戦闘機に搭載され長距離を移動する際に用いられるが、プロトデビルンやバジュラのように単体でフォールドが可能な生体も存在する。
原理的には重力制御により宇宙空間を折り畳み、現座標と目的座標を隣り合わせ、艦や機体の周辺空間ごと転移する。フォールド空間に突入することを「フォールド・イン」、通常空間へ復帰することを「フォールド・アウト」もしくは「デフォールド」と呼ぶ。また、フォールド・アウトの際には重力波(フォールド・ウェーブ)が発生し、超時空レーダーなどでその兆候をキャッチすることも可能である。
フォールドは重力場の影響を受けやすく、特に惑星などの大質量物の近くでは不安定化しやすいため、座標設定には綿密な計算が必要となる。このため、第一次星間大戦時はマクロスが大気圏内でフォールドを行った結果、南アタリア島及びその周辺の空間を巻き込んで本来の転移座標である月の裏側から冥王星付近にまで飛ばされる事になり、更にフォールドシステム自体の喪失を招く事になった。
長距離のフォールドを行うには相当量のエネルギーが必要であり、必要なエネルギーは質量に比例するため、連続しての使用には適さない。加えて、フォールド空間内には通常のフォールドシステムでは突破不能な「フォールド断層」と呼ばれる次元の裂け目が障害として存在し、銀河播種計画当初はこの断層に落ちた超長距離移民船団が全滅するという事故も発生していた。
当初は技術的にも未成熟であり、更にフォールド空間内は通常空間との間に時間差が生じており、当初は240倍の時間差が存在していた。その後、ゼントラーディ系技術の導入もあって信頼性が向上し、技術進歩により時間差も7倍程度にまで改善されるようになった。また、可変戦闘機用のオプションとしてフォールドブースターが開発されており、片道のみではあるが20光年分の転移を可能とした。フォールドブースターは後年更に改良が進められ、複数回の使用やフォールド断層対策を行うなどのアップデートが加えられている。
フォールド技術の応用として、フォールド空間を通じて電波を空間転移させるフォールド通信と呼ばれる技術も存在し、各船団や移民惑星の間でタイムラグ無しに通信可能な銀河ネットワーク(ギャラクシー・ネットワーク)を構築している。
また、空間転移時のエネルギーは兵器としても転用されており、小型バリアであるピンポイントバリアや、周囲の空間を擬似ブラックホールに取り込み強制フォールドさせるディメンション・イーターが開発されている。