スパルタンK5は『マジンガーZ』の登場メカ

スパルタンK5
登場作品

マジンガーシリーズ

デザイン 永井豪(原案)
初登場SRW スーパーロボット大戦
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 機械獣
全高 18 m
重量 200 t
動力 原子力
装甲材質 スーパー鋼鉄
開発者 Dr.ヘル
所属 Dr.ヘル一派
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概要 編集

原作第14話「怒れ! 眠れる巨人スパルタン」に登場した機械獣

ローマの剣闘士とマサイ族の戦士の人格を与えて造られた自意識を持った機械獣で、テスト用機械獣モーダイルスを苦もなくあしらうが、闘志を持たず守りの為の戦いしかしないスパルタンK5にDr.ヘルは大いに不満であった。それでも出撃させてマジンガーZが先に攻撃してくれればなんとかなるかもと出撃させたが、マジンガーZと戦わずに、草原にZと一緒に寝ころんで日向ぼっこを始め、その姿がDr.ヘルに逆らう勇気在る機械獣として報道されたため、怒ったDr.ヘルはスパルタンK5に爆弾を仕掛ける。

その翌日、スパルタンK5の周りで遊ぶ兜シローボスの太鼓の音とラジオの野球中継の歓声に闘争本能を呼び覚まされ、マジンガーZと戦う。しかし、マジンガーを追い詰め、あと一歩という所で、体内にしかけられた爆薬が爆発し、倒れる。

手にした大盾を赤熱させながらもブレストファイヤーを防ぎきったシーンは、視聴者に大きな衝撃を与えた。

登場作品と操縦者 編集

SRWでは原作再現がされたことはなく、シリーズ通して量産型の雑魚敵扱い。ただし原作でマジンガーZを苦戦させた実績からか、他の機械獣よりも高性能であることが多い。また、旧シリーズ以降一度もお呼びがかかっていない。実は出演作でのグラフィックは全て味方側の向き[1]になっていたりする。原作の扱いはともかく、一度も味方になる作品は無いのだが…。

旧シリーズ 編集

第3次スーパーロボット大戦
初期の機械獣のため、客観的に見れば後期の機械獣より弱いのだろうが、そのキャラクターと活躍が印象的なためか、今回は最強クラスの機械獣として登場している。高いHP装甲に加え、武器の優れた命中補正がとにかく厄介。序~中盤にしか登場しないが、その頃はこちらの戦力も乏しいため、相手をしていて骨が折れる。ただし最大射程が短いという弱点があるため、移動先に自軍ユニットを配置して射程外攻撃を心掛けたい。
スーパーロボット大戦EX
やはりHPと装甲が高い上、本作ではスピアが機械獣・メガザウルスの中では最強の近接武器になっており、MSが食らうと一撃粉砕されかねない。ただし本作は射程1に弱体化したため、危険度は増したが対処はしやすくなった。
第4次スーパーロボット大戦S
性能面では非機械獣のラインX1に抜かれたが、それでもやはり機械獣としては最も優れた性能を誇る。しかし接近戦しかできないのは相変わらずで、しかも本作では何故かハリケーンの地形適応が空-になったため、手慣れたプレーヤーにとってはカモになる。
スーパーロボット大戦F
今回も機械獣最強の座は譲っていない。そして、射程の短さも変わっていない。かなりHPが多いので、射程外から少しずつダメージを与えて倒していきたい。『第4次』のグラフィックのブラッシュアップ時に解釈を間違えたらしく、グラフィックには本来ない左手が描かれてしまっている。
スーパーロボット大戦F完結編
DCの戦力として登場。グラフィックが少々修正されている。地上ルートでは火力の高い遠距離武器を持たないユニットばかりで戦わなければならないので、射程外攻撃にこだわらない方がかえって対処が楽。
スーパーロボット大戦コンプリートボックス
『第3次』『EX』に登場。本作のゲームバランスの変貌が有利に、プレイヤーからすれば不利に働いたユニットの一つ。
『第3次』の自軍スーパー系は装甲が下方修正されている一方で、敵側にはその調整が殆ど適用されていない。加えて計算式の変更によるダメージデフレの影響も相まり、ただでさえしぶとかったSFC版よりも更にタフになった。戦力の乏しい序盤で街や森に陣取られると、そのあまりの硬さにうんざりする事だろう。しかもシステムが『F』仕様になったせいでハリケーンが有射程のP属性になっており、こちらの飛行ユニットが攻撃を受けやすくなった。スーパー系の気力を優先的に上げた後、必殺技を打ち込んで一気に倒してしまいたい。
『EX』は敵魔装機以外の大半のユニットの耐久力がSFC版から下方修正されているが、それでも全体で見ればかなり硬い部類。ただし本作は序盤から強力なユニットが次々と加入するため、上記の『第3次』と比べればまだ倒しやすい。こちらもSFC版と違ってハリケーンが有射程のP属性なので、不意の一撃を食らわないよう注意したい。

単独作品 編集

スーパーロボット大戦
初登場作品。他の機械獣と異なりカリスマが10ある(他の機械獣は基本的に0)。こんなところにちょっとしたこだわりが……おそるべし開発スタッフ。対戦モードではミネルバXラインX1と共にマジンガーチームの一員になっており、原作で悪い機械獣でなかった設定がSRWで唯一拾われている。

装備・機能 編集

武装・必殺武器 編集

スピア(槍)
超合金Zをぶち抜く威力を持つ三又の槍。
EX』までは本機のグラフィックは真正面固定だったため、この武器を使う時はカニのように真横に平行移動して敵に接近するというシュールな光景が見られた。
ハリケーン/ストーム
槍を振り回して風を起こす。
シールド
左腕と一体化している楕円形のシールド。原作では甲児にどんな攻撃も受け付けないと言わしめ、事実ブレストファイヤーを含むZの全ての攻撃を凌ぎ切って見せた。
なおモーダイルスとの模擬戦では、この盾で殴り付けることによって勝利しているが、SRWで武器として扱われたことはない。

特殊能力 編集

盾装備
シールド防御を発動できる…はずなのだが、人工知能がシールド防御技能を持っていないため、ゲーム上で発動することはない。

移動タイプ 編集

サイズ 編集

M

人間関係 編集

Dr.ヘル
創造主だが、寝転がるだけで戦おうとしないスパルタンをマジンガーZが放置して帰ったことで「わしはこれほど恥をかいたことはない」と激高した。
その後見せしめとして爆弾を仕掛けたが、スパルタンの敗因が正にこの爆弾のせいであったためファンからは「ヘルが余計なことをしなければスパルタンはマジンガーに勝っていた」と言われる。

関連機体 編集

機械獣モーダイルス
茶色い牛の姿をした四足歩行型機械獣。スパルタンの性能テストに使用され、角からの光線と口から発するミサイルで攻め立てたが、盾で全て防がれたあげく、その盾で殴られ敗北する。
名前にアルファベットと数字が付いていない機械獣は、第6話に登場したザイラとダンチェルを除けば同機体のみ。SRW未登場。

脚注 編集

  1. 敵側(右向き)の時に右手に盾・左手に槍を持っており、原作とは逆になっている。