スターゲイザーガンダム
スターゲイザーガンダムは『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』の登場メカ。
スターゲイザー | |
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外国語表記 | STARGAZER GUNDAM[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 宇宙探査用モビルスーツ |
型式番号 | GSX-401FW |
全高 | 18.94 m |
重量 |
76.22 t 83.59 t(ヴォワチュール・ユニット装備時) |
開発 | D.S.S.D |
所属 | D.S.S.D |
パイロット |
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概要編集
D.S.S.Dが火星軌道以遠の太陽系宙域の探査・開発を目的に、独自に建造したモビルスーツ。
スターゲイザーは「星を見る者」の意で、命名はソルである。
本機は探査用の民生機であるため戦闘運用は想定されておらず、固定武装は存在しないが、代わりに軍用のMSには見られない独自のテクノロジーが盛り込まれている。
人の手の及ばない未開地である宇宙探査の危険性の高さから、機体制御は遠隔操作やAIを用いた無人運用が前提とされた。本機に搭載されている自己対話型複列分散処理AIは非常に高性能で、まさに人間さながらの思考、判断力、そして高度な自立性を有している。ただし、開発初期のシステムはまだ赤子同然の代物で、与えられた命令を実行するだけのただのスーパーコンピュータに過ぎず、完全稼動させるためにはパイロットを搭乗させ、その操縦データを逐一フィードバックする事で経験値を積ませる必要があった。
AIが内蔵された胸部ブロックは着脱が容易な構造になっており、有人操作する際は複座型のシートを内蔵するコクピットブロックに換装する。
本機には運用支援システム「Guider UNmanned Deployment Autonomic Manipulation(無人・自立運用展開教導機)」が採用されており、いわゆる「ガンダムタイプ」に分類される。
動力は不明だが、恐らくは核エンジンであると思われる。しかし、ニュートロンジャマーキャンセラーは搭載されていないようである。もとからNジャマーの影響の無い地球圏外・外宇宙での活動を想定しているためであろう。
また、本機にはナノマシンを利用した自己修復型マイクロマシナリーテクノロジーが採用され、長期間のメンテナンスフリーを実現している。
背部に装備された巨大なリング状の構造体「ヴォワチュール・リュミエール(Voiture Lumiere)」はフランス語で「光り輝ける運び手」という意味。
本機の外宇宙探査活動の要として開発された次世代推進システムで、旧西暦より提唱されていたソーラーセイルの一種とされているものの、太陽光の反射作用を利用したあちらとは異なり、こちらは太陽から放出される太陽風(荷電粒子)をリングの周囲に展開した微細な量子の膜で受け止め、特殊なエネルギー変換を経て推進力とする。このため、推進剤を使わずに理論上、永続的に加速し続けられる。
リングは多重関節アームで支持され、任意の方向にリングを移動させたり、左右に分割して推力方向のコントロールを自在にする。
また、システム稼働時は機体の周囲に光輪のような発光現象が伴う。この光輪は周囲空間へのエネルギー干渉の際に発生する副産物で、接触したあらゆる物体に対し、ダメージを与える。この発光現象は、有事の時の機体の保険としてD.S.S.Dに認知されている。
ヴォワチュール・リュミエールは本機のみならず、火星圏に居住している「マーシャン」の開発したデルタアストレイや、その技術を使って地球圏で開発したターンデルタにも採用されている。また、ザフトやクライン派がそれぞれ開発したデスティニー、ストライクフリーダムにも本システムの近縁種、発展系と目される推進システムが採用されている。これはD.S.S.Dがプラントに対して技術提供を行っているためであると推測されるが、真偽は不明。また、技術提供については地球連合に対しても行われている。
劇中での活躍編集
本機はブレイク・ザ・ワールド発生時の混乱の最中に南米のD.S.S.D技術開発センターよりシャトルで打ち上げられ、トロヤステーションへ運び込まれた。
搬入後はそこで開発されていたヴォワチュール・リュミエールユニットを装備し、可動試験を行っていたが、本機のAIユニットに目をつけた地球連合軍がファントムペインをトロヤステーションへ差し向け、AIユニットの奪取を目論んだため、胸部ユニットをコクピットブロックへ換装し、セレーネとソルが搭乗して迎撃の為に出撃した。
非戦闘用MSであるにもかかわらず、その圧倒的な機動力で敵のスローターダガー部隊を翻弄するものの、ストライクノワールとの戦闘中に武装用バッテリーが切れ、戦闘不能に陥った為、本機をストライクノワールに組み付かせてアポロンAのプロパルジョンビームをヴォワチュール・リュミエールに照射させ、自機もろともに相手を戦域外へ排除。強烈な加速Gを伴って太陽方面・地球~金星間の何処かへ飛ばされる事となった。
その後、本機は地球圏への帰途に就き、それから669時間後に地球圏へ帰還した。
登場作品と操縦者編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。セレーネがメイン、ソルがサブパイロットといった形。宇宙が不得意な機体が多い今作では貴重な宇宙S。高機動機体だが元の装甲が厚く、ビームシールドとヴォワチュール・リュミエールのおかげで防御面もガンダム系の参戦機体の中でもかなり硬い。フル改造して防御すればラスボスの攻撃も弾く事ができる。武器が全てコンボ武装かつ、パーツスロットが3つ、パイロットのセレーネがコーディネイターなので、コンボの鬼に仕上げれば雑魚戦で無双し始める。欠点といえばバリア貫通がなく、火力も他機体に比べると決して高いわけではない為、ボス戦にはやや不向き。
装備・機能編集
武装・必殺武器編集
- ビームガンKSM71/J
- 取り回しの良いビーム兵器。D.S.S.D保安部のシビリアンアストレイDSSDカスタムのものを借用したものだが、機動力の高いスターゲイザーなら、この兵装のみで敵機を沈黙させることが可能である。
- ヴォワチュール・リュミエール
- 本来は武装ではないが、前述の通り、ヴォワチュール・リュミエール発動中に発生する光輪には物理的攻撃力がある。これにより、接触した物体をビームサーベルの様に切断、破砕することができる。
- Kではトドメ演出で、夜空の向こうへ敵と一緒に飛んで行く。
- フラッシュマイン
- PS2用ソフト『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZ.A.F.T II PLUS』のオリジナル武装。遠隔操作式の機雷であり、同時に4つまで設置可能。設置後は任意のタイミングで起爆できる。SRW未実装。
- ビームシールド
- PS2用ソフト『機動戦士ガンダムSEED DESTINY 連合vsZ.A.F.T II PLUS』にて実装されたオリジナル設定。後に他ゲームに設定が逆輸入されている。
特殊能力編集
- 盾装備、銃装備
- シールド防御、撃ち落としを発動。
- ヴォワチュール・リュミエール
- ENを10消費して、全属性のダメージを2500まで無効化する。また、宇宙MAPでのみ移動の消費ENが距離に関係なく1になる。
- 修理装置
- HP回復L1
- 毎ターン自軍フェイズ開始時にHPが最大値の10%分回復する。前述の自己修復型ナノマシンの再現と思われる。
移動タイプ編集
サイズ編集
- M
機体BGM編集
- 「STARGAZER~星の扉」
関連機体編集
- シビリアンアストレイDSSDカスタム
- D.S.S.Dに配備されている量産型MS。スターゲイザーのビームガンはこの機体のものである。
- デルタアストレイ(SRW未登場)
- ヴォワチュール・リュミエールを緊急推進システムとして搭載した核動力MS。
- デスティニー、ストライクフリーダム
- ヴォワチュール・リュミエールに類似した機構を搭載している。ただしスターゲイザーのように機体周囲に発生させ、武装として使用するのではなく、背部に発生させ、機動力を増加させる目的として使用している。
商品情報編集
資料リンク編集
- ↑ バンダイ 1/144 HG GSX-401FW スターゲイザーガンダム、パッケージより。