ゲシュペンストMk-II・タイプR
ゲシュペンストMk-II・タイプRは『第4次スーパーロボット大戦』『スーパーロボット大戦F』の登場メカ。
| ゲシュペンストMk-II・タイプR | |
|---|---|
| 外国語表記 | Gespenst Mk-II Type R |
| 登場作品 | |
| 初登場SRW | 第4次スーパーロボット大戦 |
| SRWでの分類 | 機体 |
| スペック | |
|---|---|
| 分類 |
パーソナルトルーパー (ゲシュペンストシリーズ) |
| 機種 | ゲシュペンストMk-II |
| 生産形態 |
試作機(旧シリーズ) 量産試作機(OGシリーズ) |
| 型式番号 | PTX-007-01 |
| 全長 | 21.2 m |
| 重量 | 72.4 t |
| 動力 | プラズマ・ジェネレーター |
| フレーム | GIIフレーム |
| 基本OS | TC-OS |
| 開発 |
|
| 主なパイロット |
第4次・スパロボFの主人公と副主人公 ギリアム・イェーガー【第4次】 ギリアム・イェーガー→ヴィレッタ・バディム【OGシリーズ】 |
概要 編集
『第4次スーパーロボット大戦』で初登場したゲシュペンストの後継試作機。リアル系の性能を持つ。
『F』リアル系主人公では、ヒュッケバイン開発の実験用に主人公の父親が開発した試作機(第4次リアル系ゲシュペンストの設定ポジション)で、主人公の父親と古い知り合いであるギリアムが個人的に譲り受けた。
「OGシリーズ」では、3機ロールアウトしたゲシュペンストMk-IIの内の1機。ロールアウト後に機動性・運動性を上げるための改修作業が行われ、スラッシュリッパーなどの新しい武装を施された。[1]
エルザム・V・ブランシュタインがパイロットとなって試験運用していたが、その際にエアロゲイターことゼ・バルマリィ帝国の偵察機メギロートと遭遇し、有史以来初めて地球外機動兵器との戦闘を行った機体となった。また、その戦闘において武器なしでメギロート5機を撃墜したためこの機体の優秀性も証明した。
DC戦争及びL5戦役ではギリアム・イェーガー機として活躍した(OG2でリュウセイ編が元にされているため、ゲシュペンスト・タイプRは未使用と仮定)。インスペクター事件ではゲシュペンスト・タイプRVに乗り換えたギリアムからヴィレッタ・バディムに譲られる。ヴィレッタがR-GUNパワードに搭乗後も予備機としてヒリュウ・ハガネ隊で保管されていたが、修羅の乱終戦後の所在は不明となっている。
登場作品と操縦者 編集
旧シリーズ 編集
ギリアムの搭乗機、および『F/F完結編』で主人公のタイプを「リアル系」に設定した場合に登場するゲシュペンストMk-II[2]。
ギリアムと『F/F完結編』の主人公・副主人公が搭乗可能。
- 第4次スーパーロボット大戦
- 初登場作品。今作の時点ではまだリアル系/スーパー系の区別がなく、リアル系としてのゲシュペンストMk-IIのみが登場する。パイロットであるギリアム共々NPCとしての登場であり、自軍に加入する事はない。そして「空飛ぶマジンガーZ」ではミノフスキークラフトの入手を邪魔して資金を強奪し、「リューネ・カプリッチオ」ではヴァルシオーネRを破壊してくれる。
- 第4次スーパーロボット大戦S
- スラッシュリッパーの攻撃力が上方修正され、かつ一部シナリオで操作できるよう変更、これにより「空飛ぶマジンガーZ」で問題なくミノフスキークラフトを入手できるようになった。
- スーパーロボット大戦F
- 最終話でギリアムの搭乗機としてスポット参戦する。中盤の終わりあたりで入手し、自由に使用できたスーパー系と違い、こちらは最後まで主人公機として使用できないという大きな格差が生じている。性能自体は高いものの、無改造の状態なのでそこまでの強さは感じられない。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 第1話開始前にギリアムから譲り受け、ようやく前期主人公機として使用できるようになる。『F』最終話終了時点でギリアムと共に加入しているため、使うなら事前のインターミッションで忘れずに強化しておこう。ヒュッケバイン入手後は副主人公が乗り継いで使用する。
- ヒュッケバインまでの繋ぎ機体ではあるが性能自体は悪いものではない。スラッシュリッパーの攻撃力は改造区分の都合でフル改造時3900とやや物足りないが、代わりに射程とCRT率に優れており、また弾数12発のメガビームライフルのおかげで経戦能力がかなり高い。リアル系にしてはHPが高く、運動性はΖガンダム以上、移動力に至ってはνガンダムを上回る。また、副主人公は15%もの信頼補正を主人公から受けられるので、控えめの攻撃力も補う事ができるため、しっかり改造すれば最後まで使っていけなくはない。主要改造部分はステータス部分は運動性と限界、武装はスラッシュリッパーとメガビームライフルを中心にするといい。
- 本機の去就はルート選択と主人公2人の運用方法で決めるのがいい。概ね想定されるのが「ヒュッケバインが来るまでは主人公、来た後は副主人公」なのだが、2人がモビルスーツに乗れるのと終盤で量産型νガンダムが手に入る他、後半の2つの選択次第でフルアーマー百式改、サザビー、ヤクト・ドーガが手に入るので、「いきなり副主人公を乗せる」や「本機そのものをスルー」と言った選択を取る事もできる。特にメタスやコアブースターに乗せれば戦闘せずに経験値を稼ぐと言った芸当もできるため、「主人公2人を前線で戦わせるか」「最後まで使うか」の2つが本機の処遇を大きく決める指標となる。指標が一致しないなら改造をしない方が後に来る高性能機に改造資金を充てる事ができる。
OGシリーズ 編集
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION
- ギリアム・イェーガーがMk-II・Rを使用する。
- 第1話でエルザムが本機でメギロートと戦うのだが、射程1の格闘しかない状態で最大射程5のメギロート5機を「4ターン以内に撃破」するのが熟練度の取得条件となっており、これがなかなか厄介。
- スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION2
- 序盤、ヴィレッタ・バディムがデフォルト機としてMk-II・Rを使用。
- スーパーロボット大戦OG ORIGINAL GENERATIONS
- ほぼOG2と同じ。
- スーパーロボット大戦OG外伝
- 条件なく第25話後で入手。
装備・機能 編集
シリーズごとに使用可能な武器がしばしば変更されており、全て合わせると膨大な数になる。OGシリーズでは換装武器扱いの武装も多い。
武装・必殺武器(旧シリーズ) 編集
- スプリットミサイル
- 背部のウェポンラックに装備されたクラスターミサイル。
- ネオ・プラズマカッター
- 左腕サーベルホルダーに装備、計3本。
- スラッシュリッパー
- 3基の斬刃で相手を切り裂く。現行のスパロボでは移動後攻撃可能な武器。
- 4次は射程2-8。スパロボFでは射程1-7。
- メガビームライフル
- 第4次およびFリアル系の基本武装。ビーム兵器属性あり。
武装・必殺武器(OGシリーズ) 編集
固定武器 編集
- 格闘
- 本体による直接攻撃。OG1で採用。
- 『OGs』ではリュウセイ編第1話でのエルザム搭乗時のみ使用可能。
- スプリットミサイル(固定武装)
- 背中にオプション装備されるコンテナミサイル。『OG2』では、タイプRとSのスプリットミサイルは固定武装となっており、換装武器版より高性能。
- 『OGs』では『OG1』パートでも固定武装化した。
換装武器 編集
- スプリットミサイル(換装武器)
- 背中にオプション装備されるコンテナミサイル。OGシリーズでは、この武器が換装武器扱いになるのはGBA版OG1のみ。
- プラズマカッター
- 基本装備として携帯されるプラズマソード。OGシリーズでは換装武器だが、作品ごとに換装対象となるカッターが異なる。
- メガ・プラズマカッター
- 基本装備として携帯されるプラズマソード。『OG1』ではメガ・プラズマカッターを標準装備。
- ネオ・プラズマカッター
- 基本装備として携帯されるプラズマソード。『OG2』と『OGs』ではネオ・プラズマカッターを標準装備。
- メガ・ビームライフル
- 携行式のビーム兵器。
- スラッシュ・リッパー
- 背中にオプション装備される三つ刃のカッター。
- チャクラム・シューター
- GBA版OG2でタイプRが初期装備。本来はヒュッケバインMk-IIの武装。『OGs』ではチャクラム・シューターがヒュッケバインMk-IIの固有武器化したため、装備していない。
- ツイン・マグナライフル
- 『OG2』でタイプRが初期装備。本来はR-GUN(R-GUNパワード)の武装。ギリアムから本機を譲り受けたヴィレッタが使い慣れた武装でもある。
- グラビトン・ランチャー
- 『OG2』で特定条件を満たすとタイプRに初期装備される、射撃系最強の換装武器。OGs以後は全体攻撃。また『OG外伝』収録の『シャッフルバトラー』では本機の必殺技としてこの武装が採用されている。
特殊能力 編集
移動タイプ 編集
サイズ 編集
- M
カスタムボーナス 編集
- 運動性+15%、最大HP+20%
関連機体 編集
- ゲシュペンスト・タイプR
- 先代機。
- ゲシュペンストMk-II・タイプS
- 兄弟機。
- 量産型ゲシュペンストMk-II
- 量産機であり基本性能はロールアウト直後のタイプRと同等。左腕にはプラズマカッターの代わりに格闘戦用プラズマステークを装備。
商品情報 編集