イデシステム
イデシステムとは、『伝説巨神イデオン』に登場する「イデオンゲージ」の増減に関係するSRW独自のシステム。
概要 編集
「イデオンゲージ」とは、イデオンを構成する三機とソロシップの機内に設置されている円形の画面をしたゲージ。イデの発現状況によってゲージに光の直線が描画され、表示が変化する。ゲージの表示は分解すると、ギリシャ文字の「Ι・Δ・Ε・Ο・Ν」あるいはアルファベットの「I・D・E・O・N」とも読み取れる。[1]
当システムは、これをSRWのゲームシステムに合うよう落とし込んだもの。イデオンの状況や行動内容によって「イデオンゲージ」のパラメータが増減し、イデオンの性能に変化を与える。
大まかに、攻撃を受けると増加し、敵を撃墜する、もしくは戦艦に搭載すると減少する。これはイデオンが「脅威」に晒されるとイデの防衛本能が働いてパワーが上がっていた原作と同様であり、原作でのイデオンの挙動が上手くゲームシステムに落とし込まれているといえる。
現在採用されているのは『F完結編』と『第3次α』、『Y』の3作のみ。なお、SRWでソロシップが影響を受けることはほとんど無い。
スーパーロボット大戦F 完結編 編集
ゲージは7つの段階に分かれており、初期状態は第3段階。第5段階からイデオンに影響を与える。
ゲージの数値「120±10」の数値の範囲で暴走する危険性があり、この範囲を超えると確実に暴走する。暴走時はパイロットが味方NPCのイデに変化し、ユニットの多い場所(敵味方の区別は無し)に向けてマップ兵器を発射する。ゲージの数値が「100以下」になれば暴走は終わる。
暴走状態のイデオンが撃墜されるか、ゲージの数値「160±10」の範囲に上昇した場合はイデが発動し、ゲームオーバーとなる。
ゲージの状態
| Lv | ゲージ | 効果 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 0~39 | 特になし | ゲージの状態:何も無い |
| 2 | 40~49 | 特になし | ゲージの状態:中心に点 |
| 3 | 50~59 | 特になし 出撃時のゲージは50 |
ゲージの状態:大きく円を描く |
| 4 | 60~89 | 特になし | ゲージの状態:縦に一本線が走る |
| 5 | 90~109 | 「イデオンソード」開放 ゲージ100以上で「EN∞」に変化 |
ゲージの状態:縦に三本線が走る |
| 6 | 110~149 | 「イデオンガン」開放 暴走する危険性アリ |
ゲージの状態:斜めにも線が走る |
| 7 | 150~ | 確実に暴走している 発動する危険性アリ |
ゲージの状態:全体が光り輝く |
行動による増減
- 通常の攻撃は命中回避を問わない。また、マップ兵器は味方のものであっても上昇する。
| イデオンが攻撃される | +3 |
| イデオンがマップ兵器を被弾する | +3 |
| イデオンが敵を1機撃墜する | -5 |
| イデオンを戦艦(母艦)に格納する | -10 |
HPによる増減(ターン最初に増減)
| HP\ゲージ | 0~50 | 51~99 | 100~ |
| 76~100% | ±0 | ±0 | -3 |
| 51~75% | +3 | ±0 | -2 |
| 26~50% | +10 | +10 | +5 |
| 0~25% | +10 | +10 | +10 |
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ 編集
ゲージは5つの段階に分かれており、初期状態は第1段階。段階が上がるたびに性能も上昇していく。シナリオによってはゲージ変動に制限がかかっている場合や、イベントで強制的にゲージが変動することもある。『F完結編』と違い暴走することはない。
第53話「出航!銀河殴り込み艦隊」からはイデオンが撃墜されるとイデの発動によりゲームオーバーとなる。
本作はソロシップにもゲージが存在するが、こちらはイデバリアのみ適用される。
ゲージの状態
- 「イデバリア」はHP30%以下、「イデオンソード」「イデオンガン」はHP60%/30%以下(通常/MAP)で使用可能となる。
| Lv | ゲージ | 効果 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 0~119 | 特になし 出撃時のゲージは100(シナリオによっては異なる) |
ゲージの状態:中心に点と大きな円 |
| 2 | 120~139 | 機体性能、攻撃力上昇 「イデバリア」開放 |
ゲージの状態:縦に一本線が走る |
| 3 | 140~159 | 機体性能、攻撃力上昇 「全方位ミサイル」開放 |
ゲージの状態:縦に三本線が走る |
| 4 | 160~219 | 機体性能、攻撃力上昇 機体適応「海A」に変化 |
ゲージの状態:斜めにも線が走る |
| 5 | 220~255 | 機体性能、攻撃力上昇 機体適応「空陸宇S」「EN∞」に変化、「イデオンソード」「イデオンガン」開放 |
ゲージの状態:全体が光り輝く |
行動による増減
- 攻撃は命中回避を問わない。
| イデオンが攻撃される | +4 |
| イデオンが攻撃する | +1 |
| イデオンが敵を1機撃墜する | -3 |
| イデオンを戦艦(母艦)に格納する | -10 |
| イデオンと同じ小隊の味方が撃墜される | +10 |
| イデオンと別の小隊の味方が撃墜される | +5 |
HPによる増減(ターン最初に増減)
- 小隊員の場合は増加量半減。
| HPの残り | ゲージ増加量 |
| 100% | +3 |
| 61~99% | +5 |
| 31~60% | +7 |
| 1~30% | +10 |
スーパーロボット大戦Y 編集
従来作と異なり、「イデ」表記でイデオンの特殊能力として明文化されている。ゲージ段階は『第3次α』と同様の5段階だが、最大段階はイベント限定になっており実質4段階。またイデオンソードとイデオンガンの使用にHP制限が無くなっており、結果的に従来作よりも扱いやすくなっている。
今作ではゲージ段階増加の条件の一つに「マップ開始後のコスモの気力上昇」が追加されており、闘争心や「出撃時気力増加」の効果がある強化パーツを付ける事自体がゲージ段階増加のデメリットになる。
余談 編集
- 前述の通りゲージの表示を分解すると「ΙΔΕΟΝ(IDEON)」と読み取れるが、見方を変えることで「TOMINO」とも読める。
- 『F完結編』では味方のマップ兵器を20発被弾させれば第6段階までゲージを上昇させられるため、状況さえ整えれば1ターン目からイデオンガンを発射することも可能である。
- 寺田プロデューサーは『F完結編』の開発スタッフにイデシステムのフラグを教えてもらえなかったため、イデ発動の恐怖に怯えながらプレイしていたらしい。
- 『第3次α』でのイデシステムのゲーム内プログラムはパイロットのコスモに紐付けされているらしく、第54話以降、チートコード等を使用してコスモをイデオン以外のユニットに乗り換えさせて撃墜されてもイデが発動してゲームオーバーとなる。ジムやボロットでもイデが発動する。逆にコスモ以外のキャラをイデオンに乗せて撃墜されてもイデは発動せず、ゲームオーバーにならない。
- 『ガンダムΖΖ』の序盤、アーガマのブリッジ内モニターの一つにイデのゲージが表示されているシーンがある。
リンク 編集
脚注 編集
- ↑ 「E」は45度回転させると読解できる。