AEU

2021年10月13日 (水) 22:54時点における伴月 (トーク | 投稿記録)による版 (→‎人物)

AEUとは、『機動戦士ガンダム00』に登場する「三大国家群」の一つ。正式名称は「新ヨーロッパ共同体(Advavced European Union)」。

概要

主に欧州・東欧・北欧を含むヨーロッパ全域とロシアから独立したモスクワの周辺地域から構成された連合国家群。また、領域ではないが、アフリカ諸国は実質的にAEUの支配下にある。

アメリカが主導権を持つユニオンや各国の主権を認めながらも国家主席を置いている人類革新連盟と違い、国家元首は存在しておらず、加盟国の代表による協議制になっているが、各国が自国の国益を優先にする為意見が一致していない。故に三大勢力の中で軌道エレベーターの開発が遅延した。

一応、軌道エレベーターが「ラ・トゥール」という名称でアフリカのビクトリア湖付近に設置されており、太陽光発電送電は行われているが、肝心のリニアトレインが未完成であり、完全に稼動されていない[1]

そうした事情もあり、モビルスーツ等の兵器開発に余念がなく、ラ・トゥール内部に条約で定められている規定数以上のモビルスーツ部隊を駐屯させる等の政策を行っているが、ソレスタルビーイングのファーストミッションで世界中に暴露されてしまった。

また、自国の兵器を積極的に輸出しており、特に旧型主力機であるAEUヘリオンは積極的に第三国に販売している。しかし、AEU製の機体が地上・宇宙問わず、反体制派やテロリストによって使用される等々、国際問題と化している。

登場作品

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作品。本作では多元世界形成により登場。正規軍とは別にOZもAEUに所属する。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
第1部中盤にて、ガラン軍の侵攻を受ける。
スーパーロボット大戦BX
自軍部隊惑星アーストに飛ばされている間に「ヴェイガン木星蜥蜴から守ってやる」という名目でドレイク軍が幅を利かせ、そこに地球に転移してきたマーダル軍も合流してその体制をさらに強めるに至る。
このような状況だった為、ハインリッヒ親は落ち着けず、日本に引っ越してくる事になった。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
同作では神聖ブリタニア帝国もAEUの加盟国となっている。
スーパーロボット大戦X-Ω
イベント「歴史のはざまで輝くモノ」では、『コードギアス』のユーロピア共和国連合(E.U.)が「AEU」に置き換えられ、ユーロ・ブリタニアと戦争状態にある。
スーパーロボット大戦DD
『コードギアス』のユーロピア共和国連合と合わさって、「AEU・ユーピア共和国連合」と呼ばれている。図鑑では「ユーロピア」と表記されているため、意図的な表記の可能性がある。2章からはAEUとユートピア共和国がそれぞれ別の国である描写がされている。

人物

カティ・マネキン
大佐。AEUの戦術予報士であり、大がかりな作戦の指揮を執る事が多い。
パトリック・コーラサワー
少尉。2000回の緊急出撃をこなし、模擬戦には全勝のAEUのエースパイロット…なのだが、その性格から問題児扱いされている。
ゲイリー・ビアッジ
少尉。AEUフランス外人部隊第4独立外人騎兵連隊に所属する。
エミリオ・リビシ
AEUの戦術予報士リーサ・クジョウの恋人。故人。

他作品の関連人物

OZのメンバー、デルマイユ
トレーズゼクスらの面々は、『第2次Z』ではAEUに所属している。
シュトロハイム・ハインリッヒローレライ
原作ではドイツ在住。『BX』でもAEUに在住していたものの、情勢が怪しくなってきたため日本へと移住する。
レイラ・マルカル日向アキト他wZERO部隊
X-Ω』のイベント「歴史のはざまで輝くモノ」ではAEU所属となっている。

機体

AEUヘリオン
物語開始時点の主力モビルスーツ。単に「ヘリオン」とも。テロリストやレジスタンス等も使用している。
AEUイナクト
ヘリオンの後継機で次代の主力機。単に「イナクト」とも。ユニオンフラッグを参考に設計された。

他作品の関連機体

OZのモビルスーツ
第2次Z』において。ただし、キャンサーは作中では国際的テロ組織のWLFのみが使用。
アレクサンダ
X-Ω』のイベント「歴史のはざまで輝くモノ」において。wZERO部隊で運用されているKMFである。

関連用語

軌道エレベーター
アフリカ大陸ヴィクトリア湖西方に位置し、「ラ・トゥール」と命名されている。なお、後年に「アフリカタワー」と改称される。

余談

脚注

  1. これに関連して、小説版『00』では「ユニオン人類革新連盟が多数のコロニーを完成させる中で、AEUの稼働コロニーは一基も存在していない」等、宇宙開発の遅れがより顕著に描写されている。

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