「王留美」を編集中
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{{登場人物概要 | {{登場人物概要 | ||
| 読み = ワン・リューミン | | 読み = ワン・リューミン | ||
− | | 外国語表記 = [[外国語表記::Wang | + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Wang LiuMei]] |
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] | ||
*{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}} | *{{登場作品 (人物)|機動戦士ガンダム00}} | ||
− | | 声優 = 真堂圭 | + | | 声優 = {{声優|真堂圭}} |
− | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン| | + | | キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|高河ゆん}}(原案) |
| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}} | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z破界篇}} | ||
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}} | }} | ||
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| 体重 = [[体重::41 kg]](1st) → [[体重::45 kg]](2nd) | | 体重 = [[体重::41 kg]](1st) → [[体重::45 kg]](2nd) | ||
| 髪型 = ツインテール(1st) → ロングストレート(2nd) | | 髪型 = ツインテール(1st) → ロングストレート(2nd) | ||
− | | 血液型 = [[血液型:: | + | | 血液型 = [[血液型::O]]型 |
| 所属 = {{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}} | | 所属 = {{所属 (人物)|ソレスタルビーイング}} | ||
| 役職 = [[役職::エージェント]] | | 役職 = [[役職::エージェント]] | ||
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しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、実兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされた為である。結局その動機は、漠然と'''「人生をやり直したい」という想いが有るだけ'''で、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。 | しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、実兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされた為である。結局その動機は、漠然と'''「人生をやり直したい」という想いが有るだけ'''で、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。 | ||
− | 自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといってよい程無く、側近を務め自分を気遣おうとする[[紅龍]]や拾って部下として自分の手元に置いていた[[ネーナ・トリニティ]] | + | 自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといってよい程無く、側近を務め自分を気遣おうとする[[紅龍]]や拾って部下として自分の手元に置いていた[[ネーナ・トリニティ]]に対しても、高圧的な振る舞いばかりをしていたようである。 |
1stシーズンでは、目的を果たせる為ならばCBと対立している上に無差別的な虐殺も厭わない[[チームトリニティ]]に協力をする事も有った。2ndシーズンでは以前にも増して変革を望むようになった事で、より過激な手段を取りながら暴走していく事になる。引き続きCBを支援する一方、[[リボンズ・アルマーク]]や彼への造反を目論む[[リジェネ・レジェッタ]]にまで協力。さらには大量破壊兵器である[[メメントモリ]]建造への協力や、自らの意にそぐわなくなったCBの情報を[[アロウズ]]に流す等、紅龍すら不安を漏らす程に、コウモリの様に節操無く勢力という勢力を支援し、渡り歩くようになっていった。その結果、ネーナからも反感を買ってしまい、彼女が自分の意思に反してCBを助ける行動をとらせてしまう事になっており、やがてそれは自らの破滅へとつながっていく事になる。 | 1stシーズンでは、目的を果たせる為ならばCBと対立している上に無差別的な虐殺も厭わない[[チームトリニティ]]に協力をする事も有った。2ndシーズンでは以前にも増して変革を望むようになった事で、より過激な手段を取りながら暴走していく事になる。引き続きCBを支援する一方、[[リボンズ・アルマーク]]や彼への造反を目論む[[リジェネ・レジェッタ]]にまで協力。さらには大量破壊兵器である[[メメントモリ]]建造への協力や、自らの意にそぐわなくなったCBの情報を[[アロウズ]]に流す等、紅龍すら不安を漏らす程に、コウモリの様に節操無く勢力という勢力を支援し、渡り歩くようになっていった。その結果、ネーナからも反感を買ってしまい、彼女が自分の意思に反してCBを助ける行動をとらせてしまう事になっており、やがてそれは自らの破滅へとつながっていく事になる。 | ||
自らの個人的なエゴの為に支援を行い続けた結果、不興を買ったリボンズからは見捨てられるのと同時に、ネーナからも見限られてしまう事になり、自身を庇って紅龍も命を落とした結果、とうとう全てを失う事になる。その直後、辛うじて[[刹那・F・セイエイ]]に救われて、彼に[[ヴェーダ]]の所在の情報に託すが、半ば錯乱していた事で追い込まれた自らの状況を分かっていなかった留美は、彼に差し伸べられた救いの手も振り払ってしまい、一人だけシャトルで脱出しようとしたところを、待ち構えていたネーナの[[ガンダムスローネドライ]]の攻撃によって殺害されてしまった。 | 自らの個人的なエゴの為に支援を行い続けた結果、不興を買ったリボンズからは見捨てられるのと同時に、ネーナからも見限られてしまう事になり、自身を庇って紅龍も命を落とした結果、とうとう全てを失う事になる。その直後、辛うじて[[刹那・F・セイエイ]]に救われて、彼に[[ヴェーダ]]の所在の情報に託すが、半ば錯乱していた事で追い込まれた自らの状況を分かっていなかった留美は、彼に差し伸べられた救いの手も振り払ってしまい、一人だけシャトルで脱出しようとしたところを、待ち構えていたネーナの[[ガンダムスローネドライ]]の攻撃によって殺害されてしまった。 | ||
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z破界篇]] |
− | :初登場作品。原作どおり[[NPC]] | + | :初登場作品。原作どおり[[NPC]]として登場。序盤で[[クロウ・ブルースト|クロウ]]と会話する場面がある(ただし、目隠しされていた為に彼女の姿を直接見てはいないのだが)。 |
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]] |
:出番こそ多くないが留美の情報網を通じて[[ZEXIS]]は様々な情報を得ており、原作以上に影響を与えている。[[ゼロレクイエム]]ルートでは原作通り[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]に襲撃されるも後に皇帝となった[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に助けられていたことが判明する。 | :出番こそ多くないが留美の情報網を通じて[[ZEXIS]]は様々な情報を得ており、原作以上に影響を与えている。[[ゼロレクイエム]]ルートでは原作通り[[ネーナ・トリニティ|ネーナ]]に襲撃されるも後に皇帝となった[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]に助けられていたことが判明する。 | ||
− | :最終的にはゼロレクイエムの際に死亡する。だが、その際の死に際は命を助けてもらったルルーシュの役に立ったことに満足して[[ダモクレス要塞]]と共に果てるので、志半ばで理不尽に死亡した原作に比べればまだ救われている。逆に[[黒の騎士団]] | + | :最終的にはゼロレクイエムの際に死亡する。だが、その際の死に際は命を助けてもらったルルーシュの役に立ったことに満足して[[ダモクレス要塞]]と共に果てるので、志半ばで理不尽に死亡した原作に比べればまだ救われている。逆に[[黒の騎士団]]ルートではネーナによる襲撃の時点で死亡する。 |
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== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
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:一方、プトレマイオスチームはそんな留美を全く疑う事無く[[信頼]]しており、彼女の[[裏切りイベント|裏切り]]に等しい行為も最後まで知る事が無かった。 | :一方、プトレマイオスチームはそんな留美を全く疑う事無く[[信頼]]しており、彼女の[[裏切りイベント|裏切り]]に等しい行為も最後まで知る事が無かった。 | ||
;[[刹那・F・セイエイ]] | ;[[刹那・F・セイエイ]] | ||
− | : | + | :留美の事情を露知らず、それ故に信頼出来る仲間と思っていたようである。せめて刹那からの救助の申し出を断らなければ、助かったかもしれないが…。 |
;[[ネーナ・トリニティ]] | ;[[ネーナ・トリニティ]] | ||
− | : | + | :1st最終話で留美の部下となったが、最終的には反旗を翻されて引導を渡された。 |
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でも再現しているが、[[ゼロレクイエム]]ルートに進んだ場合、留美はルルーシュに救出されて殺害は失敗に終わる。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』でも再現しているが、[[ゼロレクイエム]]ルートに進んだ場合、留美はルルーシュに救出されて殺害は失敗に終わる。 | ||
;[[リボンズ・アルマーク]] | ;[[リボンズ・アルマーク]] | ||
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:第1話より。私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]による初の武力介入成功後の留美の感想。この時の彼女は、うっとりとした表情を浮かべている。 | :第1話より。私設武装組織[[ソレスタルビーイング]]による初の武力介入成功後の留美の感想。この時の彼女は、うっとりとした表情を浮かべている。 | ||
:一方、そんな留美と打って変って実働部隊である[[プトレマイオス]]チームの面々は[[ロックオン・ストラトス|「俺達は世界に喧嘩を売った」]][[アレルヤ・ハプティズム|「世界の悪意が見えるようだ」]][[スメラギ・李・ノリエガ|「悪行」]]と受け止めていた。 | :一方、そんな留美と打って変って実働部隊である[[プトレマイオス]]チームの面々は[[ロックオン・ストラトス|「俺達は世界に喧嘩を売った」]][[アレルヤ・ハプティズム|「世界の悪意が見えるようだ」]][[スメラギ・李・ノリエガ|「悪行」]]と受け止めていた。 | ||
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;「よしなに」 | ;「よしなに」 | ||
:第20話より。プトレマイオスチームとは別に[[チームトリニティ]]への援助を申し出た後の彼らへの別れ際の挨拶。[[ディアナ・ソレル|月の女王]]の口癖を連想した視聴者もいたようだ。 | :第20話より。プトレマイオスチームとは別に[[チームトリニティ]]への援助を申し出た後の彼らへの別れ際の挨拶。[[ディアナ・ソレル|月の女王]]の口癖を連想した視聴者もいたようだ。 | ||
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:第11話より。イノベイターと手を組んだ事を問い詰めてきたネーナに対して、留美が返した返答。 | :第11話より。イノベイターと手を組んだ事を問い詰めてきたネーナに対して、留美が返した返答。 | ||
:明らかにネーナを軽んじてるような発言であり、元々留美を嫌っていたネーナの反感を強めてしまう。もっとも、上記の発言は留美自身にも見事に当てはまっている。 | :明らかにネーナを軽んじてるような発言であり、元々留美を嫌っていたネーナの反感を強めてしまう。もっとも、上記の発言は留美自身にも見事に当てはまっている。 | ||
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;「質問ばかりしてないで自分で考えなさい! あなたがそうだから、私は王家の当主にさせられたのよ!!」<BR/>「お兄様に当主としての器が無かったから、私の人生は歪んだ。だから、私は世界の変革を望んだの…!」<BR/>「地位や名誉、資産すら引き換えにしても…。そう、私は人生をやり直し私だけの未来を手に入れる」<BR/>「最後まで付き合ってもらうわよ、紅龍。…あなたにはその責任があるわ」 | ;「質問ばかりしてないで自分で考えなさい! あなたがそうだから、私は王家の当主にさせられたのよ!!」<BR/>「お兄様に当主としての器が無かったから、私の人生は歪んだ。だから、私は世界の変革を望んだの…!」<BR/>「地位や名誉、資産すら引き換えにしても…。そう、私は人生をやり直し私だけの未来を手に入れる」<BR/>「最後まで付き合ってもらうわよ、紅龍。…あなたにはその責任があるわ」 | ||
:第21話より。自分達を裏切ったネーナの襲撃から逃れた後、頼りにならない紅龍に苛立ち<ref>ただし、紅龍もまた「当主としての器が無い」という王家の先代の一方的な判断および評価によって人生を歪められた人物なので、留美が紅龍を恨むのは筋違いであるとも言えなくもない。</ref>をぶつけ、世界の変革を望んだ理由を語っていた。 | :第21話より。自分達を裏切ったネーナの襲撃から逃れた後、頼りにならない紅龍に苛立ち<ref>ただし、紅龍もまた「当主としての器が無い」という王家の先代の一方的な判断および評価によって人生を歪められた人物なので、留美が紅龍を恨むのは筋違いであるとも言えなくもない。</ref>をぶつけ、世界の変革を望んだ理由を語っていた。 | ||
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:留美の世界変革への望みは、実兄・紅龍の命を犠牲にすることさえも厭わない程の狂気じみたものへとなっていた。 | :留美の世界変革への望みは、実兄・紅龍の命を犠牲にすることさえも厭わない程の狂気じみたものへとなっていた。 | ||
:しかし、その直後に現れたネーナによって「そんなものあるわけ無いじゃない」と断じられ、彼女が駆る[[ガンダムスローネドライ]]の砲撃によって留美が乗るシャトルは爆散。 | :しかし、その直後に現れたネーナによって「そんなものあるわけ無いじゃない」と断じられ、彼女が駆る[[ガンダムスローネドライ]]の砲撃によって留美が乗るシャトルは爆散。 | ||
− | :留美は、自身が変革を願った世界と永別したのであった。<ref> | + | :留美は、自身が変革を願った世界と永別したのであった。<ref>小説版によれば、すべてを失った状態でも再起できるだけの人脈と交渉術があったようであり、仮に生き延びる事ができれば人生をやり直せる可能性もあった。</ref> |
:小説版では'''「彼女が別の世界へ行くことによって、世界の変革を達成した」'''とかなり皮肉が混じった表現となっている。 | :小説版では'''「彼女が別の世界へ行くことによって、世界の変革を達成した」'''とかなり皮肉が混じった表現となっている。 | ||
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== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *1stシーズンでは登場の度に留美の衣装が変化していたが、これらは全てキャラクターデザイン原案の高河ゆん氏が書き下ろしている。 |
− | ** | + | **ちなみに、1st第1話での留美が初登場時に着ていた中華風ドレスが、視聴者に特に好評だったようである。 |
− | * | + | *2ndシーズンにおける留美の容貌は1stシーズンと比較して大人びたものへと変貌していたので、当時の視聴者を驚愕させた。故に、その事をネタ扱いされる事も有る。 |
**高河ゆん氏は(2ndシーズンにおける)王留美について'''「お金持ちなのに幸せになれない、という人生を体現したキャラクターである」'''と評している。 | **高河ゆん氏は(2ndシーズンにおける)王留美について'''「お金持ちなのに幸せになれない、という人生を体現したキャラクターである」'''と評している。 | ||