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:;八極拳
 
:;八極拳
 
::超接近戦用の中国拳法。「八方の極遠にまで達する威力で敵の門を打ち開く」という意味がある。足やかかとを思い切り踏み、その衝撃を相手に与える技を多用するため、踏み足たる震脚は爆発のごとき猛き音を発する。特に寸勁などは、剣道用の銅当てくらいならそれを貫通して直接胴体に衝撃でダメージを喰らわせることくらい、熟練すると簡単にできる。李書文が代表的な使い手として有名。
 
::超接近戦用の中国拳法。「八方の極遠にまで達する威力で敵の門を打ち開く」という意味がある。足やかかとを思い切り踏み、その衝撃を相手に与える技を多用するため、踏み足たる震脚は爆発のごとき猛き音を発する。特に寸勁などは、剣道用の銅当てくらいならそれを貫通して直接胴体に衝撃でダメージを喰らわせることくらい、熟練すると簡単にできる。李書文が代表的な使い手として有名。
::肩や背面部で敵を打ち付けや体当たり等の攻撃が多く、見せ技が一切ないただ一点破壊だけを考えられたもの(二の撃いらず、の一撃必殺)。その性質上遠距離用の武術と共修すると相性がいい。
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::肩や背面部で敵を打ち付けたり、体当たりを行う等の攻撃が多く、見せ技が一切ないただ一点破壊だけを考えられたもの(二の撃いらず、の一撃必殺)。その性質上遠距離用の武術と共修すると相性がいい。
 
:;酔八仙拳(酔拳)
 
:;酔八仙拳(酔拳)
::地を転げ負の中に勝を見いだす地功拳(ちしょうけん)の一種。古来中国の八仙をモチーフに作られた、まるで酔ったような動きで相手を翻弄するアクロバティックな武術。酔えば酔うほど強くなるというのは間違い。
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::地を転げ負の中に勝を見いだす地功拳(ちしょうけん)の一種。古来中国の八仙をモチーフに作られた、まるで酔ったような動きで相手を翻弄するアクロバティックな武術。
 
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::ジャッキーチェンの映画で有名になったが、アレンジ化した拳法であり、酔えば酔うほど強くなるというのは間違い。
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;ジークンドー(截拳道)
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:厳密には一つの武術ではなく、ブルース・リーの人生哲学を基本思想とした複合武術。
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:少林拳系列の詠春拳をベースとし、リー自身開発を重ねた。主な攻撃方法は「急所や相手の武器を奪っての使用」。元々哲学なのでルールはもとより奥義と呼べるものは存在せず、生きている限り修練を続ける「常在戦場」的な意味合いをもつ。無理な力を加えず、清流の如く緩やかに、時に激流の如く攻撃を撃ちだす。全局面的に対応できる。実践においては「6秒以内に終わらせる」という考えに基づき、超々短期決戦が求められる。またその関係上、流れるような攻守を行う杖術と相性がいい。
 
;システマ
 
;システマ
 
:ロシア軍の近代格闘術。脱力を心がけ、スピーディーに相手を制圧する武術。
 
:ロシア軍の近代格闘術。脱力を心がけ、スピーディーに相手を制圧する武術。
 
:合気道と酷似している面もあるが、元々はロシアの伝統武術。戦場で培われてきたノウハウから成り立ち、偶々その中に合気道と共通する部分があっただけである。戦場武術なだけに、殺人術が存在する。
 
:合気道と酷似している面もあるが、元々はロシアの伝統武術。戦場で培われてきたノウハウから成り立ち、偶々その中に合気道と共通する部分があっただけである。戦場武術なだけに、殺人術が存在する。
 
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;クラヴマガ
;ジークンドー(截拳道)
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:イスラエルで考案された近接格闘術。あらゆるケースや心理状態を想定し、合理的な動作により相手を打倒する護身術。世界各地の軍隊や秘密警察、治安部隊で導入されている。
:厳密には一つの武術ではなく、ブルース・リーの人生哲学を基本思想とした複合武術。
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:少林拳系列の詠春拳をベースとし、リー自身開発を開発を重ねた。主な攻撃方法は「急所や相手の武器を奪っての使用」。元々哲学なのでルールはもとより奥義と呼べるものは存在せず、生きている限り修練を続ける「常在戦場」的な意味合いをもつ。無理な力を加えず、清流の如く緩やかに、時に激流の如く攻撃を撃ちだす。全局面的に対応できる。実践においては「6秒以内に終わらせる」という考えに基づき、超々短期決戦が求められる。またその関係上、流れるような攻守を行う杖術と相性がいい。
   
;ボクシング
 
;ボクシング
 
:拳、しかも突きのみを攻撃手段に位置付ける格闘技。
 
:拳、しかも突きのみを攻撃手段に位置付ける格闘技。
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:古来から紳士の武術として広まっており、スポーツ競技としての側面が強い。
 
:古来から紳士の武術として広まっており、スポーツ競技としての側面が強い。
 
;プロレスリング
 
;プロレスリング
:レスリングを元に観客への鑑賞用に作られた格闘技。
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:レスリングを元に観客への鑑賞用に作られた格闘技。スープレックスやラリアットといった派手ながら高威力な大技が多い。
 
;サバット(ソバット)
 
;サバット(ソバット)
 
:フランスで開発された武術。アクロバティックな足技主体の武術。本来はステッキを併用する総合武術である。ローリングソバットのソバットはこれ。
 
:フランスで開発された武術。アクロバティックな足技主体の武術。本来はステッキを併用する総合武術である。ローリングソバットのソバットはこれ。
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:;直心影流(じきしんかげりゅう)
 
:;直心影流(じきしんかげりゅう)
 
::竹刀を用いた打ち込み稽古を初めて導入した流派。混同されやすいが同名の薙刀術の流派も存在する。
 
::竹刀を用いた打ち込み稽古を初めて導入した流派。混同されやすいが同名の薙刀術の流派も存在する。
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:;天然理心流(てんねんりしんりゅう)
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::新選組が用いたことで知られる総合武術。実戦を想定して生み出された捨て身の剣法であり、幕末当時では薬丸自顕流と並んで恐れられていた。
 
:;示現流(じげんりゅう)
 
:;示現流(じげんりゅう)
 
::薩摩藩を発祥とする古流剣術。「初太刀に全てを賭ける一撃必殺の流派である」と一般には広く認識されているが、実は初太刀をはずした場合の対処法や連続技も存在。
 
::薩摩藩を発祥とする古流剣術。「初太刀に全てを賭ける一撃必殺の流派である」と一般には広く認識されているが、実は初太刀をはずした場合の対処法や連続技も存在。
 
::「示現流は初太刀を外せば素人同然」というのは、薩摩藩の下士達が修めていた薬丸自顕流(こちらは完全に初太刀特化)と混同された結果の誤解。ちなみに構えも若干異なる。
 
::「示現流は初太刀を外せば素人同然」というのは、薩摩藩の下士達が修めていた薬丸自顕流(こちらは完全に初太刀特化)と混同された結果の誤解。ちなみに構えも若干異なる。
 
:;北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)
 
:;北辰一刀流(ほくしんいっとうりゅう)
::江戸時代後期に千葉周作成政が創始した剣術と薙刀術の流派。幕末には江戸三大道場の一つに数えられ、坂本龍馬、山南敬助、藤堂平助などが学んでいる。
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::江戸時代後期に千葉周作成政が創始した剣術と薙刀術の流派。あらゆる局面を想定した実戦的な技や構えと神秘性を廃した合理的な剣術である。
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::幕末には江戸三大道場の一つに数えられ、坂本龍馬、山南敬助、藤堂平助などが学んでいる。
 
;剣道
 
;剣道
 
:竹刀と防具を用いた、スポーツ競技性の高い剣術。室町時代末期に考案された道具による安全性を重視した剣術稽古が、江戸時代が進むにつれ定着し、明治時代に競技化された。
 
:竹刀と防具を用いた、スポーツ競技性の高い剣術。室町時代末期に考案された道具による安全性を重視した剣術稽古が、江戸時代が進むにつれ定着し、明治時代に競技化された。
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:剣道と同様に小剣と防具を用いたスポーツ競技であり、剣術。平和な時代にヨーロッパ[[貴族]]や騎士階級の人物を中心に栄えて現在に至る。大別してフルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、攻撃できる箇所や可能な攻撃方法などが異なる。なお一般的にイメージされているフェンシングはフルーレを指す。『[[新機動戦記ガンダムW]]』全編にわたりフェンシングの部活動や授業が描かれたほか、最終盤では[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]と[[ドロシー・カタロニア|ドロシー]]がフェンシングの方式で決闘している。なお、[[ジョルジュ・ド・サンド]]と[[トレーズ・クシュリナーダ]]は小剣の達人である。
 
:剣道と同様に小剣と防具を用いたスポーツ競技であり、剣術。平和な時代にヨーロッパ[[貴族]]や騎士階級の人物を中心に栄えて現在に至る。大別してフルーレ、エペ、サーブルの3種目があり、攻撃できる箇所や可能な攻撃方法などが異なる。なお一般的にイメージされているフェンシングはフルーレを指す。『[[新機動戦記ガンダムW]]』全編にわたりフェンシングの部活動や授業が描かれたほか、最終盤では[[カトル・ラバーバ・ウィナー|カトル]]と[[ドロシー・カタロニア|ドロシー]]がフェンシングの方式で決闘している。なお、[[ジョルジュ・ド・サンド]]と[[トレーズ・クシュリナーダ]]は小剣の達人である。
 
;バリツ(バーティツ)
 
;バリツ(バーティツ)
:英国の[[小説|推理小説家]]アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵「シャーロック・ホームズ」が使用する架空の[[日本]]武術、ではなく、ボクシング、サバット(杖術含む)、柔術等を混ぜた総合格等術。現代ではこちらに認識されることが多くなっている。
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:英国の[[小説|推理小説家]]アーサー・コナン・ドイルが生み出した名探偵「シャーロック・ホームズ」が使用する架空の[[日本]]武術、ではなく、エドワード・ウィリアム・バートン=ライトが開発した、ボクシング、サバット(杖術含む)、柔術等を混ぜた総合格闘術。名称はバートン流柔術の略。ある新聞がBartitsuをBaritsuと[[誤字]]し、コナン・ドイルがそのまま写したとみられている。アジアとヨーロッパの格闘技の組み合わせは初だとみられるが、バーティツ自体は商業的に失敗し忘れられてしまった。そのためバリツが架空の武術と扱われることもあったが、現代ではバーティツと認識されることが多くなっている。
 
:SRWには登場していないものの、[[ウェイン・リブテール|ウェイン]]が[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]に対して「バリツの使い手か」と呼ぶ場面が存在する。
 
:SRWには登場していないものの、[[ウェイン・リブテール|ウェイン]]が[[流竜馬 (OVA)|竜馬]]に対して「バリツの使い手か」と呼ぶ場面が存在する。
    
=== 架空のもの ===
 
=== 架空のもの ===
   
;流一刀流
 
;流一刀流
 
:[[流竜作]]・[[流竜馬|竜馬]]父子が修めた剣術。
 
:[[流竜作]]・[[流竜馬|竜馬]]父子が修めた剣術。
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:[[夕月京四郎]]の修めた剣術。
 
:[[夕月京四郎]]の修めた剣術。
 
;バランシング
 
;バランシング
:クメン王家の伝統武術。スポーツ的な側面もある。クメンの王族である[[ヒロラム・カンジェルマン|カンジェルマン]]はこれの名手。
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:槍術や薙刀術にも似たクメン王家の伝統武術。スポーツ的な側面もある。クメンの王族である[[ヒロラム・カンジェルマン|カンジェルマン]]はこれの名手。
 
;木連式柔
 
;木連式柔
 
:[[木連]]の人間が修めている柔術。劇中では[[月臣元一朗|元一朗]]が使用し、[[北辰|北辰衆]]を撃退した。
 
:[[木連]]の人間が修めている柔術。劇中では[[月臣元一朗|元一朗]]が使用し、[[北辰|北辰衆]]を撃退した。
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:[[東方不敗マスター・アジア]]が創始した[[ガンダムファイター]]の格闘術。
 
:[[東方不敗マスター・アジア]]が創始した[[ガンダムファイター]]の格闘術。
 
:劇中では創始者のマスター・アジアと弟子の[[ドモン・カッシュ|ドモン]]、コミカライズの[[続編]](単行本未収録)ではドモンの弟子であるユウゴが修めている。
 
:劇中では創始者のマスター・アジアと弟子の[[ドモン・カッシュ|ドモン]]、コミカライズの[[続編]](単行本未収録)ではドモンの弟子であるユウゴが修めている。
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;ゲルマン流忍術
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:[[シュバルツ・ブルーダー]]が修める謎の忍術。「忍法」か「忍術」か名称は安定してない。
 
;[[天空宙心拳]]/天空心剣
 
;[[天空宙心拳]]/天空心剣
 
:クロノス族の使用する武術。ジェットは剣の、ドリルやロッドは拳法の、ロムは両方の使い手。
 
:クロノス族の使用する武術。ジェットは剣の、ドリルやロッドは拳法の、ロムは両方の使い手。
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;[[ティトゥス]]
 
;[[ティトゥス]]
 
:異形の腕を用いた四刀流の使い手。流派は原作者曰く「秘神流」とのこと。
 
:異形の腕を用いた四刀流の使い手。流派は原作者曰く「秘神流」とのこと。
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;[[野原しんのすけ]]
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:実は剣道の達人。劇場版で大人になった際、驚異的な才覚を見せつけたが、その後本編の連作で本当に彼自身剣の才能があったことが判明した。
 
;[[大神一郎]]
 
;[[大神一郎]]
 
:剣術である二天一流の使い手。姉の双葉から学んだ。
 
:剣術である二天一流の使い手。姉の双葉から学んだ。
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;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 
;[[獅堂光]]、[[龍咲海]]、[[鳳凰寺風]]
 
:それぞれ剣道、フェンシング、弓道の心得があり、魔法騎士の力に対応している。
 
:それぞれ剣道、フェンシング、弓道の心得があり、魔法騎士の力に対応している。
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;[[イサミ・アオ]]
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:[[自衛隊|自衛官]]であるため、作中で格闘技の訓練にも励んでいる。その訓練が描写された第5話では、[[ルイス・スミス]]に話を持ち掛けられ彼とボクシングを行うシーンもある。
    
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
=== [[ガンダムシリーズ]] ===
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
 
;[[ハヤト・コバヤシ]]
 
:柔道二段の腕前を誇りTV版では[[リュウ・ホセイ|リュウ]]、劇場版で[[アムロ・レイ|アムロ]]を相手にそれぞれ巴投げを決めている。
 
:柔道二段の腕前を誇りTV版では[[リュウ・ホセイ|リュウ]]、劇場版で[[アムロ・レイ|アムロ]]を相手にそれぞれ巴投げを決めている。
:ちなみに、現実の講道館では初段を取れる最少年令が満14歳なので、そのルール通りなら15歳(誕生日不詳だが作中サイド7を離れたのは9月頃)で二段というのはかなりの優等生である。
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:ちなみに、現実の講道館では初段を取れる最少年令が満14歳なので、そのルール通りなら15歳(誕生日不詳だが作中[[サイド7]]を離れたのは9月頃)で二段というのはかなりの優等生である。
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:[[オリジナル設定|原作にはそんな設定は無い]]が、『[[スーパーロボット大戦30]]』ではハヤトや武蔵から柔道を学んでいたため体格に勝る[[シャア・アズナブル|シャア]][[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|を投げ飛ばす]]事が出来たと語っている。
 
:[[オリジナル設定|原作にはそんな設定は無い]]が、『[[スーパーロボット大戦30]]』ではハヤトや武蔵から柔道を学んでいたため体格に勝る[[シャア・アズナブル|シャア]][[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|を投げ飛ばす]]事が出来たと語っている。
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;ヴィロー・スンダ、[[ブラッド・スカイウィンド]]、[[カーツ・フォルネウス]]
 
;ヴィロー・スンダ、[[ブラッド・スカイウィンド]]、[[カーツ・フォルネウス]]
 
:武機覇拳流の伝承者たち。
 
:武機覇拳流の伝承者たち。
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;[[リョウト・ヒカワ]]
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:実家が空手の道場で、自身も空手の有段者。
 
;[[アクセル・アルマー]]
 
;[[アクセル・アルマー]]
 
:[[シャドウミラー]]の戦闘隊長。格闘技の他、剣術にも精通する猛者。生身での身体能力および戦闘力は人外の域であり、素手で既に浮上中の[[リオン]]を生身で強奪し、高所からパラシュート等の装備がない状態で飛び降りても掠り傷すら負わず、戦闘用[[人造人間]]であるWシリーズを打ち倒し、[[異世界]][[エンドレス・フロンティア]]のモンスター達とも戦えるほどの体術を会得している。それだけに、DAL搭載機であるソウルゲイン搭乗時は途轍もない強さを発揮する。
 
:[[シャドウミラー]]の戦闘隊長。格闘技の他、剣術にも精通する猛者。生身での身体能力および戦闘力は人外の域であり、素手で既に浮上中の[[リオン]]を生身で強奪し、高所からパラシュート等の装備がない状態で飛び降りても掠り傷すら負わず、戦闘用[[人造人間]]であるWシリーズを打ち倒し、[[異世界]][[エンドレス・フロンティア]]のモンスター達とも戦えるほどの体術を会得している。それだけに、DAL搭載機であるソウルゲイン搭乗時は途轍もない強さを発揮する。
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