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いまなお数多い[[未参戦作品]]の中でも特に話題になりやすいものをまとめる。同時に、かつてファンの間で参戦が難しいとされた作品、再参戦が難しいとされる作品も本項に記載する。
 
いまなお数多い[[未参戦作品]]の中でも特に話題になりやすいものをまとめる。同時に、かつてファンの間で参戦が難しいとされた作品、再参戦が難しいとされる作品も本項に記載する。
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== 注意点 ==
 
== 注意点 ==
 
下記では掲載の便宜上、「スーパーロボット大戦以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品」以外は[[未参戦作品#未参戦の主な原因]]のいずれかの原因に拠るものとして分類しているが、実際はその多くが'''複数の理由に跨っている'''ものと思われる。基本、版権問題を抱えている作品が大半を占める。
 
下記では掲載の便宜上、「スーパーロボット大戦以外のクロスオーバー作品に参戦済みの作品」以外は[[未参戦作品#未参戦の主な原因]]のいずれかの原因に拠るものとして分類しているが、実際はその多くが'''複数の理由に跨っている'''ものと思われる。基本、版権問題を抱えている作品が大半を占める。
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商販戦略などの都合上、作品の商品販売元(または関係する会社)のクロスオーバー作品に参戦済みの作品が多い<ref>『サンライズ英雄譚』に参戦している作品など。そちらについては[[機甲世紀Gブレイカー]]を参照。</ref>が、下記では便宜上、スパロボと同じくバンプレスト(バンダイナムコ)が制作したクロスオーバー作品に参戦済みの作品のみを記載する。
 
商販戦略などの都合上、作品の商品販売元(または関係する会社)のクロスオーバー作品に参戦済みの作品が多い<ref>『サンライズ英雄譚』に参戦している作品など。そちらについては[[機甲世紀Gブレイカー]]を参照。</ref>が、下記では便宜上、スパロボと同じくバンプレスト(バンダイナムコ)が制作したクロスオーバー作品に参戦済みの作品のみを記載する。
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ただし、『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』のような同一シリーズ作品間のクロスオーバー作品は除外。
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ただし、「SDガンダム Gジェネレーションシリーズ」のような同一シリーズ作品間のクロスオーバー作品は除外。
    
;プラモ狂四郎
 
;プラモ狂四郎
 
:『コミックボンボン』で連載された漫画作品。『[[Another Century's Episode 3 THE FINAL]]』にパーフェクトガンダムと京田四郎が登場済み。
 
:『コミックボンボン』で連載された漫画作品。『[[Another Century's Episode 3 THE FINAL]]』にパーフェクトガンダムと京田四郎が登場済み。
:本作における戦闘は「ガンプラの'''シミュレート'''対戦」であり、スポーツ系作品に近いニュアンスなのがスパロボ的に不都合な点として挙げられる。ゆえにスパロボに限らず、他のガンダムシリーズと合わせるのも難しい。ただし、パーフェクトガンダムは後に『[[MSV]]』から登場の[[フルアーマーガンダム]]のデザインの元(宇宙世紀正史への逆輸入)である為、結果として『[[SDガンダム]]シリーズ』同様、ガンダムシリーズ限定のクロスオーバー作品への出演機会は多い。またスパロボでは、[[ガンダムビルドファイターズ|似たような設定を持つ公式作品]]が『X-Ω』に参戦を果たしている。
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:本作における戦闘は「ガンプラの'''シミュレート'''対戦」であり、スポーツ系作品に近いニュアンスなのがスパロボ的に不都合な点として挙げられる。ゆえにスパロボに限らず、他の「[[ガンダムシリーズ]]」と合わせるのも難しい。ただし、パーフェクトガンダムは後に『[[MSV]]』から登場の[[フルアーマーガンダム]]のデザインの元(宇宙世紀正史への逆輸入)である為、結果として「[[SDガンダムシリーズ]]」同様、ガンダムシリーズ限定のクロスオーバー作品への出演機会は多い。またスパロボでは、似たような設定を持つ公式作品『[[ガンダムビルドファイターズ]]』が『X-Ω』に参戦を果たしている。
:ちなみに『ACE3』登場時、公式クレジットでは『[[機動戦士ガンダム]]』からの参戦という扱いとなっている。
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:ちなみに『ACE3』においては『[[機動戦士ガンダム]]』からの参戦という扱いとなっている。
 
;アーマード・コアシリーズ
 
;アーマード・コアシリーズ
 
:フロム・ソフトウェアの代表作であるロボットアクションゲームシリーズ。略して『AC』とも。
 
:フロム・ソフトウェアの代表作であるロボットアクションゲームシリーズ。略して『AC』とも。
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| UCR-10 || アーマード・コアV || バトルロボット魂
 
| UCR-10 || アーマード・コアV || バトルロボット魂
 
|}
 
|}
:『ACEシリーズ』への参戦は、『AC』と同じくフロム・ソフトウェア開発のシリーズだからこそ実現した参戦ともとれる。
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:「ACEシリーズ」への参戦は、『AC』と同じくフロム・ソフトウェア開発のシリーズだからこそ実現した参戦ともとれる。
:他に不都合な点としては、「主人公=プレイヤーという扱い」「原則的にパイロットの容姿の設定がない」等が挙げられるが、このあたりは同じくゲーム作品で参戦済みの『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』も同様である。しかし、これは原作スタッフの協力により、[[オリジナル設定|スパロボにとって無理のない設定]]が用意できたからこそ実現したもので、今後同じ措置が『AC』にも適用されるかは不明。
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:他に不都合な点としては、「主人公=プレイヤーという扱い」「原則的にパイロットの容姿の設定がない」等が挙げられるが、このあたりは同じくゲーム作品で参戦済みの「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」も同様である。しかし、これは原作スタッフの協力により、[[オリジナル設定|スパロボにとって無理のない設定]]が用意できたからこそ実現したもので、今後同じ措置が『AC』にも適用されるかは不明。
 
;VS騎士ラムネ&40炎
 
;VS騎士ラムネ&40炎
 
:『[[NG騎士ラムネ&40]]』の続編。『[[Another Century's Episode Portable]]』に参戦済み。
 
:『[[NG騎士ラムネ&40]]』の続編。『[[Another Century's Episode Portable]]』に参戦済み。
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=== 関連作品がスパロボ参戦済みの作品 ===
 
=== 関連作品がスパロボ参戦済みの作品 ===
 
;ゴッドマジンガー
 
;ゴッドマジンガー
:1984年に放送された[[マジンガーシリーズ]]の亜流作品。『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』の登場キャラクターである「チーフマジンガー」は同作品の主役ロボをモチーフとする。
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:1984年に放送された「[[マジンガーシリーズ]]」の亜流作品。『[[バトルコマンダー 八武衆、修羅の兵法]]』の登場キャラクターである「チーフマジンガー」は同作品の主役ロボをモチーフとする。
 
;[[ガンダム・センチネル]]
 
;[[ガンダム・センチネル]]
:[[ガンダムシリーズ]]』の1作で、編集・アートボックス/発行・大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。
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:[[ガンダムシリーズ]]」の1作で、編集・アートボックス/発行・大日本絵画の模型雑誌『モデルグラフィックス』で連載が行われた小説作品。
 
:詳細は当該項目参照。なお、『[[第4次]]』にて[[Sガンダム]]と[[ALICE]]が登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果たされていない。
 
:詳細は当該項目参照。なお、『[[第4次]]』にて[[Sガンダム]]と[[ALICE]]が登場したことがあるが、作品としての本格参戦は未だ果たされていない。
 
;SDガンダムフォース
 
;SDガンダムフォース
:2004年に放送された『[[SDガンダムシリーズ]]』の一作。
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:2004年に放送された「[[SDガンダムシリーズ]]」の一作。
:日米共同プロジェクトとしてアメリカのカートゥーン・ネットワーク社が製作に参画しており、このことが版権の複雑化を生み参戦の壁となっていると言う説がある。スパロボに参戦した『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』や『[[SDガンダム外伝]]』が『SDガンダムGジェネレーションシリーズ』などのゲームに登場する一方で、本作は放送当時に単独でゲーム化するのみに留まっている。
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:日米共同プロジェクトとしてアメリカのカートゥーン・ネットワーク社が製作に参画しており、このことが版権の複雑化を生み参戦の壁となっているという説がある。スパロボに参戦した『[[SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors]]』や『[[SDガンダム外伝]]』が「SDガンダム Gジェネレーションシリーズ」などのゲームに登場する一方で、本作は放送当時に単独でゲーム化するのみに留まっている。
    
=== バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品 ===
 
=== バンダイがスポンサーを務めたアニメ作品 ===
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:1982年に放送された東映本社制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
 
:1982年に放送された東映本社制作の作品。ポピーから超合金などの玩具が発売された。
 
:『[[EX]]』以降サブパイロットの[[精神コマンド]]が使用可能になると、15体合体でパイロットも15人が搭乗している主役ロボダイラガーの扱いについて、スパロボ参戦不可能論議でネタにされるようになる。当時から解決策として精神コマンドはチーフ3人(+それぞれの[[ヒロイン]])に限ればいいという案が挙がっており、実際に似たようなケースの『[[熱血最強ゴウザウラー]]』は『NEO』で参戦した際、そちらに近い仕様で参戦を果たしている。
 
:『[[EX]]』以降サブパイロットの[[精神コマンド]]が使用可能になると、15体合体でパイロットも15人が搭乗している主役ロボダイラガーの扱いについて、スパロボ参戦不可能論議でネタにされるようになる。当時から解決策として精神コマンドはチーフ3人(+それぞれの[[ヒロイン]])に限ればいいという案が挙がっており、実際に似たようなケースの『[[熱血最強ゴウザウラー]]』は『NEO』で参戦した際、そちらに近い仕様で参戦を果たしている。
:2010年代からは『[[百獣王ゴライオン]]』と同様に『ボルトロン』に纏わる権利的な部分が参戦の壁になっているとされる。
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:2010年代からは『[[百獣王ゴライオン]]』と同様に、海外でのリメイク作品『ボルトロン』に纏わる権利的な部分が参戦の壁になっているとされる。
 
;銀河漂流バイファム
 
;銀河漂流バイファム
:前者は1983年に放送されたサンライズ制作によるアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。
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:1983年に放送されたサンライズ制作によるアニメ作品。バンダイからプラモデルや玩具が発売された。
 
:戦争で星を追われた13人の子供達が両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。子供達は自衛力を持った難民といった立場で、戦闘を強いられることはない。むしろ地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされており、戦いから遠ざけられる事の方が多かった。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロの軍人に任せる形で締めくくられる。そんな作風ゆえに、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。
 
:戦争で星を追われた13人の子供達が両親救出の為に敵の本星へ向かうというストーリー。子供達は自衛力を持った難民といった立場で、戦闘を強いられることはない。むしろ地球軍や敵の星のレジスタンスからは保護対象と見なされており、戦いから遠ざけられる事の方が多かった。最終回では両親とともに軍隊に保護され、戦争はプロの軍人に任せる形で締めくくられる。そんな作風ゆえに、持ち味を生かしたまま参戦させると、原作の最終回同様に軍隊(プレイヤー部隊)に合流した時点で子供達が戦う目的が無くなってしまう。
:逆にジェイナス号に他作品のキャラを同乗させるにしても、10歳前後の子供達が難しいマニュアルとにらめっこしながら戦艦やロボットの運用法を学ぶ、最年長という理由で15歳の少年が艦長にされる、慣れない炊事や洗濯、年少組の子守に苦闘するなど、「大人のいない空間」が重要なファクターとなっており、他作品のキャラクターが入る隙間が無い。
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:逆に彼らに他作品のキャラを同行させるにしても、10歳前後の子供達が難しいマニュアルとにらめっこしながら戦艦やロボットの運用法を学ぶ、最年長という理由で15歳の少年が艦長にされる、慣れない炊事や洗濯、年少組の子守に苦闘するなど、「大人のいない空間」が重要なファクターとなっており、他作品のキャラクターが入る隙間が無い。
:寺田Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「'''好きだけど合流したら(原作の)話が終わる。それでもいいなら出したい'''」とコメントしている。
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:[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pは2008年8月の「生ワンホビTV」にて「'''好きだけど合流したら(原作の)話が終わる。それでもいいなら出したい'''」とコメントしている。
 
;無限戦記ポトリス
 
;無限戦記ポトリス
 
:2003年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイから『ポトリス2』の日本版のサービスが開始され、玩具も発売された。
 
:2003年に放送されたサンライズ制作のアニメ作品。バンダイから『ポトリス2』の日本版のサービスが開始され、玩具も発売された。
:韓国のオンラインゲーム『ポトリスシリーズ』を題材にしたアニメだが、登場キャラクターや世界観はポトリスシリーズと繋がりはない半オリジナル作品となっており、ロボットアニメとしての要素もアニメ化する際に付け加えられたものである。日韓共同制作だが原作がオンラインゲームかつ海外の作品であり、2004年にポトリスの運営がバンダイからガンホー・オンライン・エンターテイメントに移行したりするなど版権問題が非常に複雑であることが問題と思われている。
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:韓国のオンラインゲーム「ポトリスシリーズ」を題材にしたアニメだが、登場キャラクターや世界観はポトリスシリーズと繋がりはない半オリジナル作品となっており、ロボットアニメとしての要素もアニメ化する際に付け加えられたものである。日韓共同制作だが原作がオンラインゲームかつ海外の作品であり、2004年にポトリスの運営がバンダイからガンホー・オンライン・エンターテイメントに移行するなど版権問題が非常に複雑であることが問題と思われている。
 
:ちなみに'''2000年代のアニメでありながら、日本国内では映像ソフト化はおろか再放送もされていない'''がこちらは版権問題が影響しているかは不明。
 
:ちなみに'''2000年代のアニメでありながら、日本国内では映像ソフト化はおろか再放送もされていない'''がこちらは版権問題が影響しているかは不明。
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;トランスフォーマーシリーズ
 
;トランスフォーマーシリーズ
 
:アメリカのハズブロ社がタカラ(現:タカラトミー)と提携し1984年からアメリカを中心に展開されているロボット玩具シリーズ。映像作品・コミック等多方面にメディア展開している。
 
:アメリカのハズブロ社がタカラ(現:タカラトミー)と提携し1984年からアメリカを中心に展開されているロボット玩具シリーズ。映像作品・コミック等多方面にメディア展開している。
:ハズブロ社がタカラが80年代前半に販売していた『ダイアクロン カーロボット』『ミクロマン』のロボット玩具を仕様変更しアメリカで販売、アニメ化したのが始まりであり、日本でもタカラからの販売でアニメと共に1985年に『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』として逆輸入、現在に至るまで新作が制作されている。中には『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』など日本独自の作品も存在しており、それらの作品は『勇者シリーズ』誕生のきっかけにもなっている。
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:ハズブロ社がタカラが80年代前半に販売していた『ダイアクロン カーロボット』『ミクロマン』のロボット玩具を仕様変更しアメリカで販売、アニメ化したのが始まりであり、日本でもタカラからの販売でアニメと共に1985年に『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』として逆輸入、現在に至るまで新作が制作されている。中には『トランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズ』など日本独自の作品も存在しており、それらの作品は「勇者シリーズ」誕生のきっかけにもなっている。
:新規キャラクターが投入されるようになった初代の後半以降は、主にハズブロ社のオファーを受けタカラトミーが開発、海外ではハズブロ社、日本国内ではタカラトミーが販売している。初代の成り立ちから過去の商品が色変えなどの仕様変更で別人として再版される事が頻繁にあり、日本独自タイトルにも過去の海外主導作で日本未発売だったキャラクターが仕様変更され別人として販売されている(ハズブロ社の権利が関与している)など、権利関係は極めて複雑である。
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:新規キャラクターが投入されるようになった初代の後半以降は、主にハズブロ社のオファーを受けタカラトミーが開発、海外ではハズブロ社、日本国内ではタカラトミーが販売している。初代の成り立ちから過去の商品が色変えなどの仕様変更で別人として再版される事が頻繁にあり、日本独自タイトルにも過去の海外主導作で日本未発売だったキャラクターが仕様変更され別人として販売されている(ハズブロ社の権利が関与している)など、権利関係は極めて複雑である。
:再販枠は後の『勇者シリーズ』にも継承され、トランスフォーマーから流用されたロボットの存在が同シリーズの版権問題における議論の的になっている。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』への『[[勇者特急マイトガイン]]』の参戦に伴って[[飛龍]]と[[轟龍]]が登場したが、さほど影響がないのかは未だ不明。
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:再販枠は後の「勇者シリーズ」にも継承され、トランスフォーマーから流用されたロボットの存在が同シリーズの版権問題における議論の的になっている。『[[スーパーロボット大戦V|V]]』への『[[勇者特急マイトガイン]]』の参戦に伴って[[飛龍]]と[[轟龍]]が登場したが、さほど影響がないのかは未だ不明。
 
;Z.O.Eシリーズ
 
;Z.O.Eシリーズ
 
:2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
 
:2000年代前半に展開された、コナミコンピュータエンタテインメントジャパンが制作したアクションゲーム作品『ZONE OF THE ENDERS』を始めとするシリーズ。
 
:OVA作品『Z.O.E 2167 IDOLO』やTVアニメ作品『Z.O.E Dolores, i』といった、サンライズ制作によるアニメ作品も存在しており、両作品の版権表記にはコナミグループの企業の名前が記されている。
 
:OVA作品『Z.O.E 2167 IDOLO』やTVアニメ作品『Z.O.E Dolores, i』といった、サンライズ制作によるアニメ作品も存在しており、両作品の版権表記にはコナミグループの企業の名前が記されている。
 
:ちなみにGBAで発売されたゲーム作品『Z.O.E 2173 TESTAMENT』は、シリーズ中唯一のSRPGでウィンキーソフトが開発を担当した作品。ゲームシステムが初期のスパロボシリーズに近く、シナリオは『[[F完結編]]』の後半部分を担当した堀川和良氏が担当している。
 
:ちなみにGBAで発売されたゲーム作品『Z.O.E 2173 TESTAMENT』は、シリーズ中唯一のSRPGでウィンキーソフトが開発を担当した作品。ゲームシステムが初期のスパロボシリーズに近く、シナリオは『[[F完結編]]』の後半部分を担当した堀川和良氏が担当している。
;『ヤッターマン(2008年版)』以降のタイムボカンシリーズ
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;『ヤッターマン(2008年版)』以降のタイムボカンシリーズ
:タツノコプロが製作した同社初のギャグアニメで、1975年に放送された『タイムボカン』ならびに『ヤッターマン』(1977年)から『イタダキマン』(1983年)まで全7作が『タイムボカンシリーズ』として放送された。この時のスポンサーはタカトクトイス(『イタダキマン』終了後の翌1984年に倒産)であった。
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:タツノコプロが製作した同社初のギャグアニメで、1975年に放送された『タイムボカン』ならびに『ヤッターマン』(1977年)から『イタダキマン』(1983年)まで全7作が「タイムボカンシリーズ」として放送された。この時のスポンサーはタカトクトイス(『イタダキマン』終了後の翌1984年に倒産)であった。
:1990年代以降も『タイムボカン王道復古』(1993年)『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)等のシリーズ作品が製作、同時期にシリーズ共通の悪役「三悪」を題材にした4本のゲーム作品もバンプレストから発売されている。
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:1990年代以降も『タイムボカン王道復古』(1993年)、『タイムボカン2000 怪盗きらめきマン』(2000年)等のシリーズ作品が製作、同時期にシリーズ共通の悪役「三悪」を題材にした4本のゲーム作品もバンプレストから発売されている。
:しかし、2008年にリメイクとして放送された『ヤッターマン』以降はタカラトミーがタツノコプロの株主となっており、玩具等のグッズ販売を一貫して手掛けているため同作以降に制作された『夜ノヤッターマン』(2015年)、『タイムボカン24』(2016年)の参戦は困難なものと考えられている。
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:しかし、2008年にリメイクとして放送された『ヤッターマン』以降はタカラトミーがタツノコプロの株主となっており、玩具等のグッズ販売を一貫して手掛けているため同作以降に制作された『夜ノヤッターマン』(2015年)、『タイムボカン24』(2016年)の参戦は困難なものと考えられている。
:もっとも、旧作『タイムボカンシリーズ』も依然未参戦であり、「シリーズの一部作品以外はロボットの戦闘もギャグの一環となっているため、戦闘らしい戦闘が少ない」ことも議論の的とされている。
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:もっとも、旧作「タイムボカンシリーズ」も依然未参戦であり、「シリーズの一部作品以外はロボットの戦闘もギャグの一環となっているため、戦闘らしい戦闘が少ない」ことも議論の的とされている。
    
=== その他 ===
 
=== その他 ===
 
;ARIEL
 
;ARIEL
:アニメ『モーレツ宇宙海賊』の原作『ミニスカ宇宙海賊シリーズ』の原作者・笹本祐一原作の小説作品。アニメ化、コミックアンソロジーの出版もされている。
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:アニメ『モーレツ宇宙海賊』の原作「ミニスカ宇宙海賊シリーズ」の原作者・笹本祐一原作の小説作品。アニメ化、コミックアンソロジーの出版もされている。
 
:スピンオフ作品『こんちこれまたえりある』の「そのロボット「えりある」は地球の兵器としてはぶっちぎりに強いのですが宇宙人の降下兵に比べるとぶっちぎりに弱いのです」という一文が本作の世界観を如実に表しているとともに参戦の障害として懸念されている。
 
:スピンオフ作品『こんちこれまたえりある』の「そのロボット「えりある」は地球の兵器としてはぶっちぎりに強いのですが宇宙人の降下兵に比べるとぶっちぎりに弱いのです」という一文が本作の世界観を如実に表しているとともに参戦の障害として懸念されている。
 
;ファイブスター物語
 
;ファイブスター物語
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;フロントミッションシリーズ
 
;フロントミッションシリーズ
 
:スクウェア・エニックス(当時:スクウェア)が1995年から展開したロボットSLGシリーズ。『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者である太田垣康男氏が原作を担当した漫画版もいくつか刊行されている。
 
:スクウェア・エニックス(当時:スクウェア)が1995年から展開したロボットSLGシリーズ。『機動戦士ガンダム サンダーボルト』の作者である太田垣康男氏が原作を担当した漫画版もいくつか刊行されている。
:参戦を期待する声が多いものの、版権上の問題で参戦は難しいのではないかという声も多く、実際過去に「[[うますぎWAVE]]」において「フロントミッションを出して欲しい」というお便りに対し、司会の杉田智和氏が「'''スクエニだから無理です'''」と即答した事がある。
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:参戦を期待する声が多いものの、版権上の問題で参戦は難しいのではないかという声も多く、実際過去に『[[うますぎWAVE]]』において「フロントミッションを出して欲しい」というお便りに対し、司会の杉田智和氏が「'''スクエニだから無理です'''」と即答した事がある。
 
;ゼノギアス
 
;ゼノギアス
 
:1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が制作したゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売された『[[ゼノサーガ]]』シリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前述したようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権上に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「成人向けではないもののゲームアーカイブスによって配信された際'''対象年齢がCERO:Dになってしまった'''(17歳以上対象)ため」といった推測が挙がっている。
 
:1998年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が制作したゲーム作品。後の開発スタッフがナムコによって立ち上げた、モノリスソフトが販売された『[[ゼノサーガ]]』シリーズにも影響を与えた作品であり、2008年にはゲームアーカイブスによって配信されている。ただ前述したようにその時点ではスクウェアによって作成されたゲームであり、やはり版権上に問題があるのではないのかという説もある。また他にも「世界観が地球ではない星の話であり絡みにくい」「宗教や薬物等が設定に絡んでいて出しにくい」「成人向けではないもののゲームアーカイブスによって配信された際'''対象年齢がCERO:Dになってしまった'''(17歳以上対象)ため」といった推測が挙がっている。
 
;ジンキシリーズ
 
;ジンキシリーズ
:綱島志朗氏の漫画作品。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年には成人向けゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。現在は月刊チャンピオンREDにて『人狼機ウィンヴルガ』を連載中。
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:綱島志朗氏の漫画作品。2005年には『JINKI:EXTEND』のタイトルでTVアニメ化され、2010年には成人向けゲーム『JINKI EXTEND Re:VISION』が発売された。2016年からは『月刊チャンピオンRED』にて『人狼機ウィンヴルガ』を連載中。
 
:本作については過去に綱島氏自身がtwitterで、ファンからの質問に対して「僕がウロウロしたせいで(参戦は)難しいかも」と答えたが、これは'''過去に諸事情で3回も掲載誌を移籍した'''上に、1回目と3回目の移籍の際にはこれまでのエピソードの続きではなく、別のエピソードを始めている事を指していると思われる。これには元々シリーズ化が予定されておらず、雑誌を移籍していく内にシリーズ化したという事情がある。
 
:本作については過去に綱島氏自身がtwitterで、ファンからの質問に対して「僕がウロウロしたせいで(参戦は)難しいかも」と答えたが、これは'''過去に諸事情で3回も掲載誌を移籍した'''上に、1回目と3回目の移籍の際にはこれまでのエピソードの続きではなく、別のエピソードを始めている事を指していると思われる。これには元々シリーズ化が予定されておらず、雑誌を移籍していく内にシリーズ化したという事情がある。
 
:他にも作品を重ねていくたびに、性的描写がどんどん過激になっているためCERO的な意味での心配をする声も多いが、あくまで後続作品を指してのことなので、初期のものやアニメ版には無関係と思われる。
 
:他にも作品を重ねていくたびに、性的描写がどんどん過激になっているためCERO的な意味での心配をする声も多いが、あくまで後続作品を指してのことなので、初期のものやアニメ版には無関係と思われる。
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;超速変形ジャイロゼッター
 
;超速変形ジャイロゼッター
 
:2012年にスクウェア・エニックスよりリリースされたアーケード用カードゲーム。アニメ・コンシューマゲーム・玩具など多方面においてメディア展開が行われ、そのうち玩具はバンダイから発売されている。
 
:2012年にスクウェア・エニックスよりリリースされたアーケード用カードゲーム。アニメ・コンシューマゲーム・玩具など多方面においてメディア展開が行われ、そのうち玩具はバンダイから発売されている。
:参戦の障害で挙げられる要素としては『魔法騎士レイアース』のように日本の自動車メーカーの実在車種を元にしたロボットを登場させているという点がある。しかも同作とは違い、この作品は多くのメーカーと提携して契約している。その為、'''この作品を参戦させるにはその全てのメーカーから許可を取る必要がある'''のが課題と見なされている。それについては、「オリジナル車種だけ登場させれば解決する」との声もある。
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:参戦の障害で挙げられる要素としては『[[魔法騎士レイアース]]』のように日本の自動車メーカーの実在車種を元にしたロボットを登場させているという点がある。しかも同作とは違い、この作品は多くのメーカーと提携して契約している。その為、'''この作品を参戦させるにはその全てのメーカーから許可を取る必要がある'''のが課題と見なされている。それについては、「オリジナル車種だけ登場させれば解決する」との声もある。
    
== 参戦済作品について ==
 
== 参戦済作品について ==
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;[[地球防衛企業ダイ・ガード]]
 
;[[地球防衛企業ダイ・ガード]]
 
:未参戦の理由としては、「災害救助ものというダイ・ガードのテーマがスパロボの設定と折り合いが付かない」という理由でスパロボ制作サイドが見送っている、同作の監督である水島精二氏が同じ理由でやんわりと拒否している、といった諸説があった。ただし後者の説については、水島氏本人が2010年にtwitterで[https://twitter.com/oichanmusi/status/10194361437 参戦を希望する発言]をしており、実際に『[[第2次Z]]』に参戦した。
 
:未参戦の理由としては、「災害救助ものというダイ・ガードのテーマがスパロボの設定と折り合いが付かない」という理由でスパロボ制作サイドが見送っている、同作の監督である水島精二氏が同じ理由でやんわりと拒否している、といった諸説があった。ただし後者の説については、水島氏本人が2010年にtwitterで[https://twitter.com/oichanmusi/status/10194361437 参戦を希望する発言]をしており、実際に『[[第2次Z]]』に参戦した。
:結局、「ダイガードに戦争をして欲しくない」という'''一部ファンの願望が、ネット上で語られるうちに上記のような噂になった'''のだろうと思われる。
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:結局、「ダイ・ガードに戦争をして欲しくない」という'''一部ファンの願望が、ネット上で語られるうちに上記のような噂になった'''のだろうと思われる。
 
;[[サクラ大戦]]シリーズ
 
;[[サクラ大戦]]シリーズ
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて初参戦。
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて初参戦。
 
:シリーズの'''原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的であるスタンスの発言を'''レッドカンパニーの公式掲示板上で行ったことがあるとされていたが、この発言は明確なソースが提示されないまま内容に尾ひれがついてウェブ上に広まっており、実際の発言に関するテキストを見たという人がとても少なく、半ば都市伝説化しているのが実態である。ただし、その理由についてまでは言及していないが、寺田Pは『サクラ大戦』の寺田'''貴治'''氏との雑誌対談が行われた2002年当時のスパロボでは『サクラ』の参戦は難しかった事を後に明かしている<ref>https://app.famitsu.com/20170308_989310/</ref>。
 
:シリーズの'''原作者である広井王子氏がスパロボシリーズへの参戦に対して否定的であるスタンスの発言を'''レッドカンパニーの公式掲示板上で行ったことがあるとされていたが、この発言は明確なソースが提示されないまま内容に尾ひれがついてウェブ上に広まっており、実際の発言に関するテキストを見たという人がとても少なく、半ば都市伝説化しているのが実態である。ただし、その理由についてまでは言及していないが、寺田Pは『サクラ大戦』の寺田'''貴治'''氏との雑誌対談が行われた2002年当時のスパロボでは『サクラ』の参戦は難しかった事を後に明かしている<ref>https://app.famitsu.com/20170308_989310/</ref>。
:なお、同作は『[[PROJECT X ZONE]]』にてOGシリーズ共々参戦作品となり、ロボットではなく「キャラクター」の共演そのものはスパロボに先行して実現していた。
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:なお、同作は『[[PROJECT X ZONE]]』にて「[[OGシリーズ]]」共々参戦作品となり、ロボットではなく「キャラクター」の共演そのものはスパロボに先行して実現していた。
:ちなみにSEGAはバンダイを'''良き競合関係'''と認めており、『[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]』が参戦済みなのでSEGAとの関係の問題ではないという声は根強い。実際に初参戦を果たした『X-Ω』は開発にセガゲームスが関わっている。
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:ちなみにSEGAはバンダイを'''良き競合関係'''と認めており、「[[電脳戦機バーチャロンシリーズ]]」が参戦済みなのでSEGAとの関係の問題ではないという声は根強い。実際に初参戦を果たした『X-Ω』は開発にセガゲームスが関わっている。
 
;[[魔神英雄伝ワタル]]
 
;[[魔神英雄伝ワタル]]
:先述の『サクラ大戦シリーズ』同様に広井王子氏が原作を務める。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」における『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のイベントにて、『ワタル』が『NEO』に出ないことについて「そのことを分かっていないわけではない」という寺田Pの発言があり、何らかの問題があることが示唆されていた。
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:先述の「サクラ大戦シリーズ」同様に広井王子氏が原作を務める。クロスオーバーについてはサンライズの直接の子会社であるサンライズインタラクティブ発売の『サンライズ英雄譚』や『ハロボッツ』シリーズには参戦を果たしているが、スパロボ参戦については2009年8月の「キャラホビ2009」における『[[スーパーロボット大戦NEO|NEO]]』のイベントにて、『ワタル』が『NEO』に出ないことについて「そのことを分かっていないわけではない」という寺田Pの発言があり、何らかの問題があることが示唆されていた。
:『サクラ大戦シリーズ』でも述べたように、広井氏は同氏原作の『サクラ』について参戦に否定的な見解を示したと言う噂があり、『ワタル』も同様なのではないかとの意見があるが、明確なソースは存在していない。極端な誤認として「広井氏がスパロボそのものを嫌っており、『ワタル』についてもスパロボ参戦させないように努力している」などという説も無責任に広がっているが、少なくとも『ワタル』についてはファンサイドの邪推以上のものではない。
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:「サクラ大戦シリーズ」でも述べたように、広井氏は同氏原作の『サクラ』について参戦に否定的な見解を示したと言う噂があり、『ワタル』も同様なのではないかとの意見があるが、明確なソースは存在していない。極端な誤認として「広井氏がスパロボそのものを嫌っており、『ワタル』についてもスパロボ参戦させないように努力している」などという説も無責任に広がっているが、少なくとも『ワタル』についてはファンサイドの邪推以上のものではない。
 
:玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻版プラモデルを発売していた。おそらく既存商品の販売権は現在もタカラトミーが保有するものと思われる。
 
:玩具はタカラがスポンサーを務めプラモデルなどを発売していたが、現在はバンダイが完成品フィギュアの「ROBOT魂」シリーズで『ワタル』の商品も発売している一方で、タカラトミーも復刻版プラモデルを発売していた。おそらく既存商品の販売権は現在もタカラトミーが保有するものと思われる。
 
:ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、勇者シリーズ同様にトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
 
:ちなみに1997年放送の「ワタルシリーズ」第3作『超魔神英雄伝ワタル』は、バンダイがスポンサーを務めゲーム作品や玩具を発売したが、こちらも現在のところ未参戦となっている。また、勇者シリーズ同様にトレーディングカードゲーム『サンライズクルセイド』として参戦している。
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:『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』はスパロボにも重要なキーワードとして幾度となく登場するものの、一本のアニメ作品として参戦したことはない。『[[機動戦艦ナデシコ]]』初参戦時に「ゲキ・ガンガーが隠しユニットで登場するのではないか?」とネタ交じりで噂された事はあったが、現在に至っても未参戦のままなので、劇中劇の参戦には何か障害があるのではないかと疑われることもあった。
 
:『[[熱血ロボ ゲキ・ガンガー3]]』はスパロボにも重要なキーワードとして幾度となく登場するものの、一本のアニメ作品として参戦したことはない。『[[機動戦艦ナデシコ]]』初参戦時に「ゲキ・ガンガーが隠しユニットで登場するのではないか?」とネタ交じりで噂された事はあったが、現在に至っても未参戦のままなので、劇中劇の参戦には何か障害があるのではないかと疑われることもあった。
 
;特撮作品全般
 
;特撮作品全般
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて、怪獣映画『ゴジラシリーズ』とアニメ作品『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のコラボ企画である『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』の参戦を経て、純粋な特撮作品として『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』『[[宇宙刑事ギャバン]]』が参戦。ちなみに『ゴジラシリーズ』単体としては『バトルベースボール』『バトルサッカー』に参戦済み。
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:『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』にて、怪獣映画「ゴジラシリーズ」とアニメ作品『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』のコラボ企画である『[[ゴジラ対エヴァンゲリオン]]』の参戦を経て、純粋な特撮作品として『[[恐竜戦隊ジュウレンジャー]]』『[[宇宙刑事ギャバン]]』が参戦。ちなみに「ゴジラシリーズ」単体としては『バトルベースボール』『バトルサッカー』に参戦済み。
 
:スパロボにおいては'''ビジュアル的に他アニメ作品との折り合いが付かない'''などの理由で、基本的に特撮作品の参戦は無いと寺田Pが「東京ロボット新聞」で明言していた。特撮作品の参戦を想定した際のよくある議論点として「'''実写作品の素面キャラクターを登場させた場合、演じた役者の肖像権に抵触し予算面の負担になる'''」と言うものがあるが、『ゴジラ対エヴァンゲリオン』はキャラクターの顔をヘルメットとバイザーで覆って素面が判らないようにし、『ジュウレンジャー』『ギャバン』では変身後のみを登場させている。
 
:スパロボにおいては'''ビジュアル的に他アニメ作品との折り合いが付かない'''などの理由で、基本的に特撮作品の参戦は無いと寺田Pが「東京ロボット新聞」で明言していた。特撮作品の参戦を想定した際のよくある議論点として「'''実写作品の素面キャラクターを登場させた場合、演じた役者の肖像権に抵触し予算面の負担になる'''」と言うものがあるが、『ゴジラ対エヴァンゲリオン』はキャラクターの顔をヘルメットとバイザーで覆って素面が判らないようにし、『ジュウレンジャー』『ギャバン』では変身後のみを登場させている。
 
:しかし、「肖像権による予算圧迫」は'''公式で明言されたことがない'''ため未だ推測の域を出ない。そもそも「ビジュアル面での相性」とは言うものの、原作サイド(権利者)がそれを理由に拒絶したのか、購入者向けのアンケート等で実写作品が敬遠されることが判明したのか、はたまたスパロボサイド(寺田P)の主観なのか、全く不透明なままとなっている。
 
:しかし、「肖像権による予算圧迫」は'''公式で明言されたことがない'''ため未だ推測の域を出ない。そもそも「ビジュアル面での相性」とは言うものの、原作サイド(権利者)がそれを理由に拒絶したのか、購入者向けのアンケート等で実写作品が敬遠されることが判明したのか、はたまたスパロボサイド(寺田P)の主観なのか、全く不透明なままとなっている。
 
:ビジュアル面については前例が全くないわけではなく、過去にアニメ作品と特撮作品が登場する『[[スーパーヒーロー作戦]]』では似顔絵風の(写実すぎない)サムネイルにするという手法が、特撮作品のみが登場する『[[スーパー特撮大戦2001]]』では、基本実写を元にした2Dドットが採用されている。
 
:ビジュアル面については前例が全くないわけではなく、過去にアニメ作品と特撮作品が登場する『[[スーパーヒーロー作戦]]』では似顔絵風の(写実すぎない)サムネイルにするという手法が、特撮作品のみが登場する『[[スーパー特撮大戦2001]]』では、基本実写を元にした2Dドットが採用されている。
:なお、スパロボの出発点ともいうべき『[[コンパチヒーローシリーズ]]』は、アニメと特撮のクロスオーバーの成功例として挙げられやすい。だが、あくまで変身後のヒーローや[[モビルスーツ]]を登場人物として扱い、変身前やパイロットを除外しているのがほとんどなので、シリーズ全体を引き合いに出すのは不適切である。
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:なお、スパロボの出発点ともいうべき「[[コンパチヒーローシリーズ]]」は、アニメと特撮のクロスオーバーの成功例として挙げられやすい。だが、あくまで変身後のヒーローや[[モビルスーツ]]を登場人物として扱い、変身前やパイロットを除外しているのがほとんどなので、シリーズ全体を引き合いに出すのは不適切である。
 
;メカ少女などの擬人化系作品
 
;メカ少女などの擬人化系作品
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて、『[[ロボットガールズZ]]』や『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』が参戦。
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて、『[[ロボットガールズZ]]』や『[[サン娘 Girl's Battle Bootlog]]』が参戦。
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:また、本作の特徴的な舞台設定である「ゲドゥルト・フェノメーン」の他作品とのすり合わせの難しさも参戦の壁とされていた。
 
:また、本作の特徴的な舞台設定である「ゲドゥルト・フェノメーン」の他作品とのすり合わせの難しさも参戦の壁とされていた。
 
;[[ゲッターロボ號]]
 
;[[ゲッターロボ號]]
:「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]が『真ゲッターロボ(原作漫画版)』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと『マジンガーZ』のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。
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:「[[ゲッターロボシリーズ]]」の1作であるアニメ作品。版権表記は「ダイナミック企画・東映アニメーション」となっている。スパロボでは漫画版に登場する[[真ゲッターロボ (ロボット)|真ゲッターロボ]]が『[[真ゲッターロボ (原作漫画版)]]』という表記で参戦したことがあるが、『ゲッターロボ號』としては未参戦。もともと『マジンガーZ』のリメイク企画だったが、諸般の事情により権利関係の容易な「ゲッターロボ」の新作に切り替わったという経緯をもつ。
 
:放映終了後に版権を巡ってトラブルが発生したとの噂があり、ダイナミック企画と広告代理店のビックウエストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説ある。現在では関連商品の展開に制限がかかっていると見られる事例が散見されている。
 
:放映終了後に版権を巡ってトラブルが発生したとの噂があり、ダイナミック企画と広告代理店のビックウエストが版権料の配分を巡ってもめているなど諸説ある。現在では関連商品の展開に制限がかかっていると見られる事例が散見されている。
 
:例えば、『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』の「[[ネオゲッターロボ]]」はアニメ版『ゲッターロボ號』の主人公ロボットと'''似たデザイン'''となっており、『號』のメカが出せなかったための苦肉の策であったのではないかということが強く伺える。
 
:例えば、『[[真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ]]』の「[[ネオゲッターロボ]]」はアニメ版『ゲッターロボ號』の主人公ロボットと'''似たデザイン'''となっており、『號』のメカが出せなかったための苦肉の策であったのではないかということが強く伺える。
:[[プレイステーション|PS]]用ソフト『ゲッターロボ大決戦!』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの『リボルテックシリーズ』で発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。
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:[[プレイステーション|PS]]用ソフト『[[ゲッターロボ大決戦!]]』には原作版のデザインでアニメ版の武器を使うゲッターロボ各機が登場し、登場人物も原作漫画版のデザインや性格を採用している。また、アクションフィギュアシリーズの「リボルテックシリーズ」で発売されたゲッター號も原作漫画版が出典となっている。
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて初参戦したが、アニメ版のデザインの機体に、漫画版の登場人物が乗り込む仕様となっている。
 
:『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて初参戦したが、アニメ版のデザインの機体に、漫画版の登場人物が乗り込む仕様となっている。
 
;ホビーロボットアニメ全般
 
;ホビーロボットアニメ全般
 
:プラモデルやフィギュア、ホビーロボット等を「競技」の範疇で戦わせる作品群で、先述の『プラモ狂四郎』と、同時期に連載されアニメにもなった漫画『プラレス三四郎』がルーツとされる。
 
:プラモデルやフィギュア、ホビーロボット等を「競技」の範疇で戦わせる作品群で、先述の『プラモ狂四郎』と、同時期に連載されアニメにもなった漫画『プラレス三四郎』がルーツとされる。
:基本的に低年齢層向けの作品が多いが高年齢層にも一定の支持はあり、『[[メダロット]]』『ダンボール戦機』といったヒット作が輩出されている。現在では
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:基本的に低年齢層向けの作品が多いが高年齢層にも一定の支持はあり、『[[メダロット]]』『ダンボール戦機』といったヒット作が輩出されている。現在では参戦の障壁として疑われているのは「競技用のロボット(あくまで兵器ではない)」「サイズが小さすぎる」の2点である。前者は『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[機動警察パトレイバー]]』の参戦という前例があるが、後者は[[生身ユニット]]よりも小さいことが懸念材料として挙げられる。
:参戦の障壁として疑われているのは「競技用のロボット(あくまで兵器ではない)」「サイズが小さすぎる」の2点である。前者は『[[疾風!アイアンリーガー]]』『[[機動警察パトレイバー]]』の参戦という前例があるが、後者は[[生身ユニット]]よりも小さいことが懸念材料として挙げられる。
   
:『武装神姫』や『フレームアームズ・ガール』の場合、「設定的にはロボットだからアリ」or「見た目がメカ少女だからナシ」という外見の問題も絡んでくる。
 
:『武装神姫』や『フレームアームズ・ガール』の場合、「設定的にはロボットだからアリ」or「見た目がメカ少女だからナシ」という外見の問題も絡んでくる。
 
:ホビーアニメとしては前述の『メダロット』やガンプラを題材にした『[[ガンダムビルドファイターズ]]』が『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて初参戦。
 
:ホビーアニメとしては前述の『メダロット』やガンプラを題材にした『[[ガンダムビルドファイターズ]]』が『[[スーパーロボット大戦X-Ω]]』にて初参戦。
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:ちなみに、SFC版魔装機神は版権表記にウィンキーソフトの名前があるため、リメイクやVC配信は版権スパロボと同様にウィンキーソフトの許可が必要であるとされている。
 
:ちなみに、SFC版魔装機神は版権表記にウィンキーソフトの名前があるため、リメイクやVC配信は版権スパロボと同様にウィンキーソフトの許可が必要であるとされている。
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
 
;[[スーパーロボット大戦64]]
:任天堂とハドソンの共同出資会社である、「招布(まねぎ MONEGI,INC.)」が制作を担当した作品。招希自体は[[NINTENDO64]]のライブラリ製作などを目的とされた会社であったため、既に解体され、任天堂の持っていた権利もハドソンに譲渡されている。コピーライトにも「1999 MONEGI」と記されており、ハドソンは現在はKONAMI系列の会社である(2012年3月にはKONAMIに吸収合併され消滅することとなった)ため参戦が難しいとされる。2008年には寺田Pがスーパーロボット大戦公式BLOG「熱血!必中!スパログ!」で『64』の参戦について'''絶望的では無い'''とも取れる発言をしているが、これは「世の中に“絶対”はない」と云った定説と同意義の話としてコメントしている<ref>http://blog.spalog.jp/?eid=655757</ref>。
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:任天堂とハドソンの共同出資会社である、「招布(まねぎ MONEGI,INC.)」が制作を担当した作品。招希自体は[[NINTENDO64]]のライブラリ製作などを目的とされた会社であったため、既に解体され、任天堂の持っていた権利もハドソンに譲渡されている。コピーライトにも「1999 MONEGI」と記されており、ハドソンは現在はKONAMI系列の会社である(2012年3月にはKONAMIに吸収合併され消滅することとなった)ため参戦が難しいとされる。寺田Pは『64』の参戦について「どこかで出るかも知れないし、出ないかも知れない」「何かもめているとか、そういうわけではありません」とコメントしている<ref>[http://blog.spalog.jp/?p=4891 宴の後で] 2019年2月9日閲覧。</ref>。
 
:ちなみに、作品の参戦ではないが、『OG2』でのシャドウミラーがいた平行世界では旧シリーズ並びにこの『64』での出来事が起きていた事を(モチーフにした形で)匂わせる話題がある。
 
:ちなみに、作品の参戦ではないが、『OG2』でのシャドウミラーがいた平行世界では旧シリーズ並びにこの『64』での出来事が起きていた事を(モチーフにした形で)匂わせる話題がある。
 
;[[魔装機神サイバスター]]
 
;[[魔装機神サイバスター]]
 
:1999年放送の『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』からスピンオフの形で製作されたアニメ作品。『LOE』はかつて旧シリーズやαシリーズ、現在もOGシリーズに参戦しているが、設定上繋がりの無い本作は未参戦。ただ単に人気が無かったからという説も根強い。
 
:1999年放送の『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』からスピンオフの形で製作されたアニメ作品。『LOE』はかつて旧シリーズやαシリーズ、現在もOGシリーズに参戦しているが、設定上繋がりの無い本作は未参戦。ただ単に人気が無かったからという説も根強い。
 
;[[シリーズ一覧#A.C.E.シリーズ|Another Century's Episodeシリーズ]](A.C.E.オリジナル)
 
;[[シリーズ一覧#A.C.E.シリーズ|Another Century's Episodeシリーズ]](A.C.E.オリジナル)
:フロム・ソフトウェアとバンプレストが共同制作したアクションゲームシリーズ。『[[スーパーロボット大戦シリーズ]]』と共に語られることの多い本シリーズだが、ガンアーク並びにタック・ケプフォードをはじめとするオリジナル要素は「A.C.E.オリジナル」であり「[[バンプレストオリジナル]]」とは区別されている。これを理由に『OGシリーズ』への参戦を危ぶむ声もあるが、実態を推測するには情報が足りないのが現状である。
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:フロム・ソフトウェアとバンプレストが共同制作したアクションゲームシリーズ。「[[スーパーロボット大戦シリーズ]]」と共に語られることの多い本シリーズだが、ガンアーク並びにタック・ケプフォードをはじめとするオリジナル要素は「A.C.E.オリジナル」であり「[[バンプレストオリジナル]]」とは区別されている。これを理由に「OGシリーズ」への参戦を危ぶむ声もあるが、実態を推測するには情報が足りないのが現状である。
 
<!-- 逆に[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]に参戦した[[機甲武装Gブレイカー|機甲世紀Gブレイカー]]のように、通常のスパロボシリーズに出る可能性も有り得る。-->
 
<!-- 逆に[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]]に参戦した[[機甲武装Gブレイカー|機甲世紀Gブレイカー]]のように、通常のスパロボシリーズに出る可能性も有り得る。-->
:なお、『[[第2次OG]]』に登場する[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]のタイプCとタイプGは、実質には『[[Another Century's Episode Portable]]』からの出典で、『Portable』に登場した際も所属作品が「A.C.E.オリジナル」名義となっていた。
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:なお、『[[第2次OG]]』に登場する[[量産型ゲシュペンストMk-II改]]のタイプCとタイプGは、実質的には『[[Another Century's Episode Portable]]』からの出典で、『Portable』に登場した際も所属作品が「A.C.E.オリジナル」名義となっていた。
<!-- だが、『第2次OG』の公式サイトでは「スパロボ初登場」として扱い(同作には[[イーグレット・イング|イング]]も初登場扱いだが)。 -->
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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