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:実際、補正値の高い作品では味方の発動を積極的に狙うのも有効で、発動後に十分な耐久、回避が備わっていれば、いわゆる[[無双]]プレイの強力な手助けとなる。それこそ攻略記事などで「味方に[[てかげん]]をかけた[[マップ兵器]]を当てる」「HPを調整したユニットの[[自爆]]を当てる」のも推奨されるほどである。
 
:実際、補正値の高い作品では味方の発動を積極的に狙うのも有効で、発動後に十分な耐久、回避が備わっていれば、いわゆる[[無双]]プレイの強力な手助けとなる。それこそ攻略記事などで「味方に[[てかげん]]をかけた[[マップ兵器]]を当てる」「HPを調整したユニットの[[自爆]]を当てる」のも推奨されるほどである。
 
:なお、維持に関しては性質上、毎ターンHPを自動回復させる[[HP回復]]系の[[特殊能力]]とは相性が悪い。また敵ユニットの方がHPの高さやゲームバランス的な問題で、最低でも効果の装甲上昇の恩恵は味方以上に受けることになる。
 
:なお、維持に関しては性質上、毎ターンHPを自動回復させる[[HP回復]]系の[[特殊能力]]とは相性が悪い。また敵ユニットの方がHPの高さやゲームバランス的な問題で、最低でも効果の装甲上昇の恩恵は味方以上に受けることになる。
   
;『新』以前
 
;『新』以前
 
:技能レベルが存在しない初期の作品では、命中回避は微増もしくは無し、装甲に至っては何の補正も無く、クリティカルにのみ大きな補正が付いていた。習得者も回避が苦手な面々ばかりであったため、[[鉄壁]]で耐えられる雑魚相手か、ボス戦で[[ひらめき]]を使いながら攻撃を叩きこむのが主な使い方となるが、活用するプレイヤーは少なかった。
 
:技能レベルが存在しない初期の作品では、命中回避は微増もしくは無し、装甲に至っては何の補正も無く、クリティカルにのみ大きな補正が付いていた。習得者も回避が苦手な面々ばかりであったため、[[鉄壁]]で耐えられる雑魚相手か、ボス戦で[[ひらめき]]を使いながら攻撃を叩きこむのが主な使い方となるが、活用するプレイヤーは少なかった。
   
;『α』『α外伝』
 
;『α』『α外伝』
:50%・25%・12.5%と段階的に装甲に補正が掛かるのが特徴で、25%以下になった場合は、そちらに加え命中率・回避率・クリティカル率にも補正が掛かる。序盤から利用できる技能しては補正値が高く、発動条件が'''現在のHPの25%以下'''という比較的発動しやすいラインに設定されている点も見逃せない。
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:50%・25%・12.5%と段階的に装甲に補正が掛かるのが特徴で、25%以下になった場合は、そちらに加え命中率・回避率・クリティカル率にも補正が掛かる。序盤から利用できる技能にしては補正値が高く、発動条件が'''現在のHPの25%以下'''という比較的発動しやすいラインに設定されている点も見逃せない。
 
:装甲、回避共に実用レベルで上昇するため、覚えているキャラの生存率が以前の仕様と比べ格段に上がった。更にクリティカルのダメージ補正が1.5倍なので火力への貢献度もかなり高く、例え2軍パイロットだろうと維持が可能なら発動させない手はない。上位版の[[ガッツ]]も含めて、回避できるキャラクターにも底力を持つキャラが増え始めたのも特徴の一つ。
 
:装甲、回避共に実用レベルで上昇するため、覚えているキャラの生存率が以前の仕様と比べ格段に上がった。更にクリティカルのダメージ補正が1.5倍なので火力への貢献度もかなり高く、例え2軍パイロットだろうと維持が可能なら発動させない手はない。上位版の[[ガッツ]]も含めて、回避できるキャラクターにも底力を持つキャラが増え始めたのも特徴の一つ。
 
:その代わり、「敵が所持していると厄介な技能」の一つになってきた。
 
:その代わり、「敵が所持していると厄介な技能」の一つになってきた。
   
;レベル制作品全般
 
;レベル制作品全般
 
:技能レベルが高いほど発動に必要なHPの最低ラインが上昇し、同じHP減少率でもより強い補正を受けられる。低レベルの底力では補正値の低さや、発動条件のHPラインが低過ぎてほとんど役に立たず頻繁に撃墜される。多くの作品でパイロット養成システムが導入されており、補正値が低めの作品では別の技能で上書きした方が安定するだろう。
 
:技能レベルが高いほど発動に必要なHPの最低ラインが上昇し、同じHP減少率でもより強い補正を受けられる。低レベルの底力では補正値の低さや、発動条件のHPラインが低過ぎてほとんど役に立たず頻繁に撃墜される。多くの作品でパイロット養成システムが導入されており、補正値が低めの作品では別の技能で上書きした方が安定するだろう。
 
:逆に補正値の高い作品で高レベルの底力が発動すると、上記、もしくはそれ以上の補正がかかるため、無双適正が更に高くなる。多様になった特殊技能や[[特殊能力]]と併用で効果を増せる反面、[[連続ターゲット補正]]がある作品では、重装甲のユニットでないとそのような活用法は難しい。クリティカルの補正が下がったのも厳しいところ。
 
:逆に補正値の高い作品で高レベルの底力が発動すると、上記、もしくはそれ以上の補正がかかるため、無双適正が更に高くなる。多様になった特殊技能や[[特殊能力]]と併用で効果を増せる反面、[[連続ターゲット補正]]がある作品では、重装甲のユニットでないとそのような活用法は難しい。クリティカルの補正が下がったのも厳しいところ。
 
:またボスクラスを相手にすると、補正値が低い作品でも装甲の上昇を嫌でも痛感する、「敵が所持していると厄介な技能」として、[[ガード]]と共にその地位が確立されていった。
 
:またボスクラスを相手にすると、補正値が低い作品でも装甲の上昇を嫌でも痛感する、「敵が所持していると厄介な技能」として、[[ガード]]と共にその地位が確立されていった。
   
:補正値の低さが目立っていた時代は、特殊技能の取得&上書きが出来る作品では「技能上書き候補」などと言われることもしばしばであったが、2008年の『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]』や『[[スーパーロボット大戦Z]]』にてようやく補正値が見直された。装甲値の上昇率が倍近くに跳ね上がっており、最終的にはなんと2倍に近い'''1.9倍'''に装甲が強化される。このお陰でリアル系ユニットが底力を持っていても高い防御力を出しやすくなり、撃墜される心配も減った。
 
:補正値の低さが目立っていた時代は、特殊技能の取得&上書きが出来る作品では「技能上書き候補」などと言われることもしばしばであったが、2008年の『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE]]』や『[[スーパーロボット大戦Z]]』にてようやく補正値が見直された。装甲値の上昇率が倍近くに跳ね上がっており、最終的にはなんと2倍に近い'''1.9倍'''に装甲が強化される。このお陰でリアル系ユニットが底力を持っていても高い防御力を出しやすくなり、撃墜される心配も減った。
 
:ただし、補正値の強化は敵に対しても例外ではなく、多くの大ボスクラスは信じられない装甲値に上昇するため、半端な攻撃では全くダメージを与えられなくなった。
 
:ただし、補正値の強化は敵に対しても例外ではなく、多くの大ボスクラスは信じられない装甲値に上昇するため、半端な攻撃では全くダメージを与えられなくなった。
   
:一方で、2008年前のシリーズで底力を所持していた多くのリアル系のボスクラスのパイロット、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]・[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]といったパイロットはゲームバランスとの兼ね合いから底力を所持しなくなったので、比較的楽に倒せるようになった。
 
:一方で、2008年前のシリーズで底力を所持していた多くのリアル系のボスクラスのパイロット、[[パプテマス・シロッコ|シロッコ]]・[[ハマーン・カーン|ハマーン]]・[[ギム・ギンガナム|ギンガナム]]といったパイロットはゲームバランスとの兼ね合いから底力を所持しなくなったので、比較的楽に倒せるようになった。
   
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』以降はゲームバランスとの兼ね合いのほか、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]のように、本性は著しく狭量であったり、小癪で根性が曲がっているなど、いわゆる「底の浅い」性格の再現で底力を所持していないと思われるキャラも出現している。そのようなキャラクターの場合には底力のかわりに[[ガード]]を取得していることが多い。また同作以降の[[Zシリーズ]]や『[[スーパーロボット大戦V]]』、『[[スーパーロボット大戦X]]』 はレベルアップによる技能レベルの強化が敵専用になり、自軍側はレベル1の時点で固定されるようになったため、限られたキャラ以外がL9になるためには育成をしないと達することができなくなった。
 
:『[[第2次スーパーロボット大戦Z]]』以降はゲームバランスとの兼ね合いのほか、[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]や[[レナード・テスタロッサ|レナード]]のように、本性は著しく狭量であったり、小癪で根性が曲がっているなど、いわゆる「底の浅い」性格の再現で底力を所持していないと思われるキャラも出現している。そのようなキャラクターの場合には底力のかわりに[[ガード]]を取得していることが多い。また同作以降の[[Zシリーズ]]や『[[スーパーロボット大戦V]]』、『[[スーパーロボット大戦X]]』 はレベルアップによる技能レベルの強化が敵専用になり、自軍側はレベル1の時点で固定されるようになったため、限られたキャラ以外がL9になるためには育成をしないと達することができなくなった。
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=== 主なパイロット ===
 
=== 主なパイロット ===
主にスーパー系主役級が持つが、[[ヒイロ・ユイ]]、[[テッカマンブレード]]、[[相良宗介]]などのリアル系主役級で[[ニュータイプ]]等の先天系技能を持たないパイロットも持つようになり、底力発動時の回避率はエース級ニュータイプに劣らない。また、任天堂携帯機の[[主人公]]はほぼ毎回のように所持している。
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主にスーパー系主役級が持つが、[[ヒイロ・ユイ]]、[[テッカマンブレード]]、[[相良宗介]]などのリアル系主役級で[[ニュータイプ]]等の先天系技能を持たないパイロットも持つようになり、底力発動時の回避率はエース級ニュータイプに劣らない。また、任天堂携帯機の[[主人公]]はほぼ毎回、VXT三部作の主人公は毎回所持している。
    
逆に[[天空侍斗牙]]や[[クライン・サンドマン]](この両者は『第2次Z』で習得)、[[ロジャー・スミス]](Zシリーズのみ)のように底力を持たないスーパー系も稀にいる。[[ガード]]と[[シールド防御]](要[[ブロッキング]])で驚異的な硬さを誇るロジャーはともかく、斗牙やサンドマンは結構響く。ちなみに、ロジャーも底力さえあれば事足りる為、ガードとブロッキングの2つの技能枠が勿体無いなら、習得するのも一手である。
 
逆に[[天空侍斗牙]]や[[クライン・サンドマン]](この両者は『第2次Z』で習得)、[[ロジャー・スミス]](Zシリーズのみ)のように底力を持たないスーパー系も稀にいる。[[ガード]]と[[シールド防御]](要[[ブロッキング]])で驚異的な硬さを誇るロジャーはともかく、斗牙やサンドマンは結構響く。ちなみに、ロジャーも底力さえあれば事足りる為、ガードとブロッキングの2つの技能枠が勿体無いなら、習得するのも一手である。
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:『第2次Z』では仮にもリアル系パイロットであるにも関わらず、なんとレベル1の時点で底力が最大レベルの9(というより、『第2次Z』は底力Lvはレベルアップで上昇しない)。敵パイロットを除けば恐らくスパロボ史上初(敵としても登場するが)。特殊技能「[[異能生存体|?????]]」が発動すると、条件上、こちらも最大限の効果が発動しているのでますます手に負えない。彼の設定を考えれば、ある意味間違ってはいないのだが。
 
:『第2次Z』では仮にもリアル系パイロットであるにも関わらず、なんとレベル1の時点で底力が最大レベルの9(というより、『第2次Z』は底力Lvはレベルアップで上昇しない)。敵パイロットを除けば恐らくスパロボ史上初(敵としても登場するが)。特殊技能「[[異能生存体|?????]]」が発動すると、条件上、こちらも最大限の効果が発動しているのでますます手に負えない。彼の設定を考えれば、ある意味間違ってはいないのだが。
 
:『OE』では最も効果が強力な「底力:異能」を、「異能の力」(キリコのみ後半の章で[[異能生存体|あるスキル]]に変化)と併せて[[バーコフ分隊]]の仲間ともども所持している。バーコフ分隊の中では最速でLV9まで成長する。
 
:『OE』では最も効果が強力な「底力:異能」を、「異能の力」(キリコのみ後半の章で[[異能生存体|あるスキル]]に変化)と併せて[[バーコフ分隊]]の仲間ともども所持している。バーコフ分隊の中では最速でLV9まで成長する。
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;[[宇宙世紀]]作品に登場するオールドタイプのパイロット
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:[[ニュータイプ]]や[[強化人間]]に対する差分としてか、所持する者が多い。
 
;[[アムロ・レイ]]
 
;[[アムロ・レイ]]
 
:ニュータイプ技能のおかげかシリーズ通して底力デフォルト取得には縁遠かった彼も、上述した仕様となった『OE』にてついに取得。初登場時に至ってはこれが唯一の技能である。クリティカル率への補正が高い「底力:CT率」であるため、ニュータイプ技能によるCTダメージ補正を生かすのに適している。
 
:ニュータイプ技能のおかげかシリーズ通して底力デフォルト取得には縁遠かった彼も、上述した仕様となった『OE』にてついに取得。初登場時に至ってはこれが唯一の技能である。クリティカル率への補正が高い「底力:CT率」であるため、ニュータイプ技能によるCTダメージ補正を生かすのに適している。
 
;[[トビア・アロナクス]]
 
;[[トビア・アロナクス]]
:アムロ達同様に『第2次α』ではニュータイプ技能との兼ね合いゆえかデフォルト習得しなかったが、『V』では高レベルまで自力習得。「[[集中]]」ではなく「[[鉄壁]]」があるという従来と異なる[[精神コマンド]]のラインナップも相まって、「避けつつ耐える」といった運用が向くようになっている。ちなみに『第2次α』のキャラ辞典で「追い詰められてからが強い」と評されていた。
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:アムロ達同様に『第2次α』ではニュータイプ技能との兼ね合いゆえかデフォルト習得しなかったが、『V』では高レベルまで自力習得。「[[集中]]」ではなく「[[鉄壁]]」があるという従来と異なる[[精神コマンド]]のラインナップも相まって、「避けつつ耐える」といった運用が向くようになっている。ちなみに『第2次α』の[[キャラクター事典]]で「追い詰められてからが強い」と評されていた。
 
;[[パトリック・コーラサワー]]
 
;[[パトリック・コーラサワー]]
 
:原作での不死身っぷりを評価されてか『Zシリーズ』や『V』では最大レベルの9を所持している。そのため敵として現れる『第2次Z』では下手に下げすぎた場合は手が付けられない場面も…。『UX』や『BX』でも所持しているが最大で6までと落とされている。
 
:原作での不死身っぷりを評価されてか『Zシリーズ』や『V』では最大レベルの9を所持している。そのため敵として現れる『第2次Z』では下手に下げすぎた場合は手が付けられない場面も…。『UX』や『BX』でも所持しているが最大で6までと落とされている。
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