マリナ・イスマイール

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マリナ・イスマイール(Marina Ismail)

機動戦士ガンダム00』のヒロイン。中東の新興国アザディスタン王国の第一皇女。化石燃料の輸出規制と枯渇による、食糧難などで困窮する祖国を救うために、援助を求め世界各国を飛び回っている。また太陽光発電システムに参加し、経済を立て直そうとしている革新派の旗頭だが、そのため宗教と戒律を重視し外国の介入を嫌う保守派からは命を狙われている。

『戦いでは何も解決することができない』という信念を持っており、『自分には戦うことしかできない』という刹那とは真逆の道を行くなど、作中で対比される人物でもある。

一期では、外交の旅の途中スコットランドで刹那と出会う。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇 / 再世篇
初登場作品。NPCであり声の収録は行われていない。


人間関係

シーリン・バフティヤール
側近であり親友。マリナに対して厳しい意見を言うことも少なくない。
刹那・F・セイエイ
マリナは刹那の「運命の人」。彼と初めて出会った際にガンダムマイスターである事を明かされ大きな衝撃を受けた。その後も真逆の道を行くが、互いに良き理解者となっていく。マリナの声は刹那の母親に酷似している事から(演じているのはどちらも恒松あゆみ氏)、刹那はマリナに母の面影を見出しており、平和や安寧の象徴のように見ていたらしい。本編中では互いの信念を認めながらも分かり合えずにいたが、劇場版では50年の時を経て、ようやく分かり合う事が出来た。
なお、マリナは刹那の「両親を殺した過去」を知っているほぼ唯一の人物でもある
マスード・ラフマディ
アザディスタン王国の保守派宗教指導者。以前からのマリナの理解者でもあり、保守派の暴発を抑える役割を買って出ている。スパロボ未登場。

他作品との人間関係

リリーナ・ドーリアン
第2次Z破界篇序盤、アザディスタン郊外の「秘密の場所」にて彼女と知り合うも、折り悪くWLFのテロリストによって共に拉致されてしまう。終盤では国家の枠組みが取り払われつつある状況下、彼女へ国連大使との会談に同席する事を頼む。再世篇でも共に平和を望む同志であり、関わる場面は多い。リリーナとは、主人公以外のガンダムのパイロット(マイスター)と関わる機会が殆どないという共通点もある。
ディアナ・ソレル
第2次Z破界篇終盤で、新たな国連の特別大使に就任した彼女との会談を行なう。
ラクス・クライン
同じ21世紀ガンダムのヒロイン。第2次Z再世篇で、彼女から「平和の歌」を託される事に。
ユーフェミア・リ・ブリタニア
第2次Z破界篇でマリナが大きく関わる事となるお姫様キャラの中で、唯一の非ガンダムシリーズ版権キャラ。彼女との邂逅は、マリナが破界篇でアザディスタンを離れる唯一の機会である。日本人虐殺事件後、ユーフェミアが命令を出したことを信じられず、悲しみに沈んでいた。
ナナリー・ヴィ・ブリタニア
ユーフェミアの妹で、第2次Z再世篇ではアザディスタンにて彼女と対面する。
シェリル・ノーム
第2次Z再世篇では終盤に彼女とも行動を共にし、激動の世界の中で、共に人々の心に希望の光を照らす。
シオニー・レジスカルロス・アクシオン・Jr.
第2次Z破界篇では経済支援を餌にプロジェクト・ウズメに参加を迫られるものの、結局は断る。その後にリモネシアで起きた惨劇、シオニーが破滅への道を辿ったことを思えば、最終的にマリナの判断は英断だったと言える。
ティンプ・シャローンジェイソン・ベックカン・ユー
第2次Z再世篇の原作ルート終盤、難民キャンプにて偶然訪れた彼らに復興の手伝いを頼む。どうしようもない小悪党三人組な彼らだが、マリナの平和を願う想いは彼ら三人にも確かに伝わった様子。

1st

「だからね…もう、戦わなくてもいいのよ」
「いいのよ、ソラン…」
刹那の夢の中で出てきた時の台詞。00のシリーズ通して、マリナが刹那を「ソラン」と言ったのはこの夢の中のみ。

2nd

「あなたが…泣かないからよ」
「無理をしていたのかしら…でも、あなたも同じように見えるわ……無理をして、戦っている」
「だから、どうかあなたもあなたの幸せをつかんでください」
「刹那、あなたに幸せが訪れる事を、私は祈っています…」
マリナが手紙の中で刹那に綴った願い。ちなみに書いただけで刹那には送っていないので、その後も刹那が戦い続けているのは、別にマリナの手紙をスルーしたわけではない。

スパロボシリーズの名台詞

「そのような絵空事を…!戦いによる変革で、どれだけの生命が失われると思っているのです!?」
第2次Z 破界篇で、アザディスタンを活動拠点として、世界に変革を促すと息巻くWLFのテロリストにぶつけた非難。
「完全平和主義を謳ったサンクキングダム…その存在は、今日の世界では叶わない夢なのかも知れません…」
第2次Z 破界篇で、サンクキングダムの掲げる「完全平和主義」を手本に平和的解決の道を模索し続けてきたものの、理想論に過ぎなかったのではとの心情をリリーナへと吐露する。精神的に追い詰められた感のあるマリナだったが…。
「…仰る通りかも知れません。私の言っている事は、きっと幼稚な理想論なのでしょう」
「ですが、私は皇女として自分の信じるやり方で、この国のこれからに尽くすつもりです」
リモネシア共和国からの支援を断った事で、激怒するシオニーから「政治を分かっていない」と非難され、それを肯定した上で自身の決意を述べる。
「もし、本当に助けが必要になった時には、私の方から頭を下げさせて頂きます。それこそ何度でも」
「それしか出来る事がありませんから」
激昂のあまり「支援の話は二度と無い」と恫喝するシオニーへの返答。「貴女にはプライドが無いのですか…!?」と捲くし立てる彼女に圧される事無く、毅然とした口調で言い切った。
(刹那・F・セイエイ…私は戦えるのかしら…自分の道を進む貴方のように…)
シオニー達が退席した後、自身の偽らざる心情を告げたモノローグ。刹那との邂逅を経て1つの答えを導き出したものの、依然としてマリナの苦悩は続く事に…。
「行政特区日本のことを語っている時のあの方の目は本当に輝いていた」
「今でもあの方があのような事件を引き起こした事が信じられない…」
行政特区日本のナンバーズ虐殺事件で世界の混乱が加速した事実をシーリンに指摘され、虐殺事件について事前にユーフェミアから聞かされていなかったかと問われた際の返答。このときの彼女は悲しみに沈んでいた。実際、虐殺命令はユーフェミアの意志ではなく、ギアスに操られたためであり、彼女の疑念は正しい。無論、マリナはそれを知る由もないが…。
「インぺリウム…。皮肉にも、戦いを広げる存在によって世界が一つになっていくのね…」
中盤にて、新帝国インぺリウムが誕生したことで三大国家が正式に軍事同盟を結んだ事を報道で知った時の台詞。

商品情報

『00』に登場する女性キャラの中では(食玩などのチープトイを除き)唯一フィギュアが販売されていない。

話題まとめ

資料リンク