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{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Barzam]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士Ζガンダム}}
 
*{{登場作品 (メカ)|ガンダム・センチネル}}
 
*{{登場作品 (メカ)|ガンダム・センチネル}}
| デザイン = {{メカニックデザイン|岡本英郎}}(Ζ)<br />{{メカニックデザイン (登場作品別)|カトキハジメ|ガンダム ・センチネル}}(センチネル)
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| デザイン = {{メカニックデザイン|岡本英郎}}(Ζ)<br />{{メカニックデザイン (登場作品別)|カトキハジメ|ガンダム・センチネル}}(センチネル)
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
 
| SRWでの分類 = [[機体]]
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| 全備重量 = 62.3 t
 
| 全備重量 = 62.3 t
 
| 動力 = [[動力::熱核融合炉]]
 
| 動力 = [[動力::熱核融合炉]]
| ジェネレーター出力 = 1670
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| ジェネレーター出力 = 1670kw
 
| スラスター推力 = 40,200 kg×2
 
| スラスター推力 = 40,200 kg×2
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダリウム合金]]
 
| 装甲材質 = [[装甲材質::ガンダリウム合金]]
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[[ガンダムMk-II]]をベースに設計がされており、外見こそ別物だが各部機構やリアクター等様々な部分に技術のフィードバックを見る事が出来る。基本性能は高く、他のモビルスーツの装備も使用できる。
 
[[ガンダムMk-II]]をベースに設計がされており、外見こそ別物だが各部機構やリアクター等様々な部分に技術のフィードバックを見る事が出来る。基本性能は高く、他のモビルスーツの装備も使用できる。
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劇中ではティターンズの後期主力量産機として[[ゼダンの門]]などに配備されていたが、目立った活躍は描写されず主要な登場人物が乗らなかった事から印象も薄い。
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劇中ではティターンズの後期主力量産機として[[ゼダンの門]]などに配備されていたが、目立った活躍は描写されず主要な登場人物が乗らなかった事から印象も薄いが、Ζガンダムと斬り合いをするなどの一応の見せ場はある。
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=== 設定の変遷 ===
 
作品によっては本機を「[[ガンダムMk-II]]の簡易量産機」として扱う作品も多いが、本機とMK-IIの外見的共通点といえばせいぜい「ティターンズカラー」と「バルカンポッドを装備している」ぐらいである。なお、この設定は当時のムック本や[[漫画]]版の設定を反映したものであって、放映当時は「バーザムがガンダムMk-IIの量産型である」という設定は無かったのである。後年『[[ガンダム・センチネル]]』において、カトキハジメ氏の手により実設定に沿うべくMk-IIに近いものにリデザイン(カトキ版バーザム)されたが、後年に同デザインは「バーザム改」へと再設定が施されている。
 
作品によっては本機を「[[ガンダムMk-II]]の簡易量産機」として扱う作品も多いが、本機とMK-IIの外見的共通点といえばせいぜい「ティターンズカラー」と「バルカンポッドを装備している」ぐらいである。なお、この設定は当時のムック本や[[漫画]]版の設定を反映したものであって、放映当時は「バーザムがガンダムMk-IIの量産型である」という設定は無かったのである。後年『[[ガンダム・センチネル]]』において、カトキハジメ氏の手により実設定に沿うべくMk-IIに近いものにリデザイン(カトキ版バーザム)されたが、後年に同デザインは「バーザム改」へと再設定が施されている。
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また、後年公式外伝作品てある『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)にて、本機は「TR-Sヘイズル・フレア」(SRW未参戦)の開発の遅れにより、代わって開発され生産された簡易量産機でベース機として[[ガンダムMk-II]]を使用したという設定が追加された。
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また、後年公式外伝作品てある『[[GUNDAM:ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに|ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]』(SRW未参戦)にて、本機は「[[GUNDAM:ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]|ガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]]]」(SRW未参戦)の開発の遅れにより、代わって開発され生産された簡易量産機でベース機として[[ガンダムMk-II]]を使用したという設定が追加された。
    
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
 
;{{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦}}({{参戦作品 (メカ)|第4次スーパーロボット大戦S|S}})
:[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]や[[ノイエDC]]、[[ティターンズ]]が使用してくる。主にDCの機体として登場する。原作と異なり、ティターンズはあまり使用していない。
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:初登場作品。[[ディバイン・クルセイダーズ|DC]]や[[ノイエDC]]、[[ティターンズ]]が使用してくる。主にDCの機体として登場する。原作と異なり、ティターンズはあまり使用していない。
 
:序盤用の敵設定なのか、性能は[[マラサイ]]とほとんど同じで低い。名前つきパイロットでは[[クランプ]]が搭乗。
 
:序盤用の敵設定なのか、性能は[[マラサイ]]とほとんど同じで低い。名前つきパイロットでは[[クランプ]]が搭乗。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F}}
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:敵ユニットとして登場。
 
:敵ユニットとして登場。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:序章ワールド2から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。
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:序章ワールド2から登場するエネミーユニット。攻撃特化タイプ。1章Part13から[[ジェリド・メサ|ジェリド]]が搭乗するボスユニットが登場。こちらは取り巻きを含めてバランスタイプ。ジェリド機と一般機の基本能力値が全く同じで、差は必殺技の有無と宇宙の戦闘なので無関係だがジェリド機の海適正がCであること(一般機はB)。2章Part9ではジェリド機がボス相応の能力値になっているが、海マップなのに海Cのままである。2章Part13では必殺技を持った一般機が登場するが必殺技の演出が再生されない。そしてやっぱり海C。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
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:バーザム改の姿である『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では装着していない為使用しない。
 
:バーザム改の姿である『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』では装着していない為使用しない。
 
;[[ビームライフル]]
 
;[[ビームライフル]]
:取り付け式の専用ライフル。また純連邦軍製のビームライフルを使用したこともある。こちらは『[[ガンダム・センチネル]]』で登場している。
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:取り付け式の専用ライフル。逆手持ちで使用する珍しいタイプ。また純連邦軍製のビームライフルを使用したこともある。こちらは『[[ガンダム・センチネル]]』で登場している。
 
;[[ビームサーベル]]
 
;[[ビームサーベル]]
 
:前腕部にマウントされている。バーザム改の姿である『第2次α』ではバックパックから取り出している。
 
:前腕部にマウントされている。バーザム改の姿である『第2次α』ではバックパックから取り出している。
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;[[ガンダムMk-II]]
 
;[[ガンダムMk-II]]
 
:本機はこれの簡易量産型だが、外見はまったく違う。
 
:本機はこれの簡易量産型だが、外見はまったく違う。
;バーザム改
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;[[GUNDAM:バーザム改|バーザム改]]
 
:『[[ガンダム・センチネル]]』に登場するバーザム。ガンダムMk-IIの設計を流用する事で生産性を向上させたタイプで、パーツ形状もガンダムMk-IIに近くなり、機体性能も原型機より向上している。
 
:『[[ガンダム・センチネル]]』に登場するバーザム。ガンダムMk-IIの設計を流用する事で生産性を向上させたタイプで、パーツ形状もガンダムMk-IIに近くなり、機体性能も原型機より向上している。
:SRWでは『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』にバーザム名義で登場している。
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:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』にバーザム名義で登場している。
 
;[[GUNDAM:バージム|バージム]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:バージム|バージム]](SRW未登場)
:[[漫画]]『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』(SRW未参戦)に登場した、頭部を[[ジム]]のようなゴーグル型に改装したバーザム。
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:[[GUNDAM:ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム|ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム]]』(SRW未参戦)に登場した、頭部を[[ジム]]のようなゴーグル型に改装したバーザム。
;バーザムII
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:『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]』に登場する上位機種。
   
;ガンダムTR-6
 
;ガンダムTR-6
:『ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに』(SRW未参戦)に登場する「TRシリーズ」の完成機。
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:『[[GUNDAM:ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに|ADVANCE OF Ζ ティターンズの旗のもとに]]』(SRW未参戦)に登場。
 
:A.O.Zにてバーザムは本機の簡易量産型という扱いになっており、ガンダムMk-IIを含むティターンズ機の代替機として開発されたMSという事になっている。
 
:A.O.Zにてバーザムは本機の簡易量産型という扱いになっており、ガンダムMk-IIを含むティターンズ機の代替機として開発されたMSという事になっている。
 
;[[GUNDAM:ガンダムTR-6[バーザムII]|ガンダムTR-6[バーザムII]]](SRW未登場)
 
;[[GUNDAM:ガンダムTR-6[バーザムII]|ガンダムTR-6[バーザムII]]](SRW未登場)
::ガンダムTR-6の1[[換装]]形態の1つ。
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:ガンダムTR-6の1[[換装]]形態の1つ。
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=== 関連作品での関連機 ===
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;バーザムII
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:『[[ヒーロー戦記 プロジェクトオリュンポス]]』に登場する上位機種。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
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*股間部のデザインに『凹んでいる』または『平面の左上に突起物がある』という2通りの解釈があり、2015年になるまでどちらが正しいか不明だった(実際は平面が正しい)。
 
*股間部のデザインに『凹んでいる』または『平面の左上に突起物がある』という2通りの解釈があり、2015年になるまでどちらが正しいか不明だった(実際は平面が正しい)。
 
**「股間が凹んでいる」という誤った解釈は、『[[機動新世紀ガンダムX]]』のキャラクターデザインで知られる西村誠芳氏が、本機の初登場となる第35話に関わった際に西村氏自身の解釈に基づいて作画をしたことによるものであったことを自身のTwitterで明かしている。
 
**「股間が凹んでいる」という誤った解釈は、『[[機動新世紀ガンダムX]]』のキャラクターデザインで知られる西村誠芳氏が、本機の初登場となる第35話に関わった際に西村氏自身の解釈に基づいて作画をしたことによるものであったことを自身のTwitterで明かしている。
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**なお、ラフデザインの段階では'''可変MS'''と設定されており、股間部のパーツやバックパックの翼状のパーツは、その設定の名残だと言われている。
 
*[[SDガンダムシリーズ]]の一作『SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編』(SRW未参戦)に登場する'''天翔狩人 摩亜屈'''(マークツー)は、長男・摩亜屈、次男・逞鍛(ティターン)、三男・衛宇吾(エゥーゴ)という三兄弟<ref>『Ζガンダム』劇中でガンダムMk-IIが3機製造されたことから。</ref>だが、このうち逞鍛はある事情から闇の勢力に属し'''刃斬武将軍'''(バーザム)を名乗っている(モチーフはバーザム改)。元々味方側の「ガンダムMk-II」が寝返って敵になり「バーザム」にパワーアップするという、『Ζガンダム』本編とは真逆とも言えるアレンジが施されたキャラクターとなっている。
 
*[[SDガンダムシリーズ]]の一作『SDガンダムフォース絵巻 武者烈伝 武化舞可編』(SRW未参戦)に登場する'''天翔狩人 摩亜屈'''(マークツー)は、長男・摩亜屈、次男・逞鍛(ティターン)、三男・衛宇吾(エゥーゴ)という三兄弟<ref>『Ζガンダム』劇中でガンダムMk-IIが3機製造されたことから。</ref>だが、このうち逞鍛はある事情から闇の勢力に属し'''刃斬武将軍'''(バーザム)を名乗っている(モチーフはバーザム改)。元々味方側の「ガンダムMk-II」が寝返って敵になり「バーザム」にパワーアップするという、『Ζガンダム』本編とは真逆とも言えるアレンジが施されたキャラクターとなっている。
*2017年5月に発売されたHGUCキットはバンダイの予想に反して大きな反響と高い売れ行きを示し、社内で「'''バーザムショック'''」と呼ばれる程の衝撃を与えた。これによりバンダイではマイナーな機体や、劇中での活躍が乏しい機体の商品化も通り易くなったと言われている。
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*2017年5月に発売されたHGUCキットはバンダイの予想に反して大きな反響と高い売れ行きを示し、社内で「'''バーザムショック'''」と呼ばれる程の衝撃を与えた。これによりバンダイではマイナーな機体や、劇中での活躍が乏しい機体の商品化も通り易くなったと言われている<ref>実際、バーザムの後に[[ウィンダム]]や[[ダガーL]]、[[デスアーミー]]、[[リーオー]]といった活躍に乏しかった所謂[[やられメカ]]系の機体が商品化されている。</ref>。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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