ネージュ・ハウゼン

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ネージュ・ハウゼン(Neige Hausen)

妖精族の国「エルフェテイル」の名家・ハウゼン家の姫で、『無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ』のヒロイン

見た目は10代後半の少女だが、妖精族であるため人間の基準を遥かに上回る117歳という年齢で、主人公のアレディとは丁度100歳違いである。この為彼女は、フォルミッドヘイムエルフェテイルの間で巻き起こった戦乱・10年戦争の当時には既に現在とほぼ変わらない戦闘力を備えていたようで、彼女専用のブースト機能付き巨大槍『フェイスレイヤー』及びハウゼン家専用の妖精機『フェイクライド』を駆り、オルケストル・アーミーを始めとする敵勢力と激しい戦いを演じていたらしい。

長きに渡った10年戦争の終結後、居城のエスピナ城に大量のミルトカイル石が出現、それと同時に彼女を始めとする一部の妖精族は修羅族の国「波国」へと飛ばされることとなる。彼女はそこで当時14歳であったアレディ・ナアシュと出会い、彼の属するシンディの一派に一族の保護を求めつつ、彼らを襲うゲルダ一派やアグラッドヘイムといった諸勢力との戦闘にも参加。この過程でアレディと親交を深め、強い信頼関係を築くこととなる。そして3年後、ヴァールシャイン・リヒカイトの消滅に伴う次元融合に巻き込まれる形で、彼女は波国の人々と共にエンドレス・フロンティアへと帰還。故郷のエスピナ城へ帰還するべく、アレディを護衛に従え、様変わりしたエンドレス・フロンティアへ足を踏み出すこととなった。

気の強いおてんばな性格で、また姫らしく我が儘で高飛車な一面も持つ。しかしアレディの事は少なからず気にかけており、「あなたのためじゃありませんからね!」という台詞がとてもよく似合う典型的ツンデレ属性の持ち主(ただし、アシェンからは『ツンデレ気取り』と毒を吐かれている)。おっとり系でありながら素のしたたかさが見え隠れする前作ヒロインの神夜とは対照的である。

スタイル面では神夜同様の巨乳の持ち主(彼女よりは僅かに劣るとのことだがバストサイズ100前後と言う事を考えると少なくとも90後半(担当曰く95cm~98cm)であると言う事は公式とのこと)だが、神夜の露出が縦にこぼれそうな方向性だったのに対し、彼女の衣装は横乳を強調する形の珍しいデザイン。また下半身も神夜とは異なるヒラヒラのスカート着用であり、お色気面でも神夜との差別化が図られている(事前発表の段階では、本作のカットインは「横」と「尻」に注目されたしというアナウンスが流れているが、彼女はその両面においてヒロインとしての職責を全うしていると言える)。神夜がカットインで大いに揺れるのに対してネージュは揺れないわけではないが、飛行といった高速移動が多いせいか神夜に比べて少なめ。

その他の特徴として、強調したい語の頭に「ド」を付けるという口癖があり、「ド素人」等の一般的な語彙の使用に留まらず「ド強い」「ドっ早い」「ド優雅」「頭がド高い!」「私をド讃えなさい!」など、どんな語であろうと構わず「ド」を付ける。この点に関して零児より、「その口調は姫としてどうなのか」と言った旨のツッコミを受けている。精神コマンドにもその点が反映されており、最初から「ド根性」を、また最後には彼女専用の新規採用コマンド「ド迫力」を習得する。

名家の姫君らしく、優雅さや華やかさなど貴族の誇りに拘りを見せる言動が多い。しかし上述された言葉遣い、キュオンに「ムダ出し」とまで言われるギリギリ感満点の衣装、戦闘中の大股開きで斬りかかる仕草など、その立ち振る舞いは、上記にて零児よりツッコミを受けた言動ともども上品とは言い難く、本編中でも突っ込まれている。いわゆるエルフ耳の持ち主であるが耳飾りを嫌がっているらしく(痒くなるらしい)、耳が敏感な体質とみられる。

モチーフは「白雪姫」。ちなみにバンプレストオリジナルで白雪姫がモチーフになったのは、彼女が2回目だったりする(1回目はDのブランシュネージュフランス語読みを採用したという点も同様)。

本人曰く『花も恥じらう117歳』らしいが、若さについては苦労しているようである(彼女の浴室で知ることができる)。また、私室にはエレキギターやアンプが設置されている。精神年齢は実年齢なりに高い様だが、人間の十代の少女らしさの方が強い。

立ちグラフィックにアレディと組み合わせた場合において「アレディにべったりしているようにも見える」立ちグラフィックがあるあたりかなり彼とは親密な仲である事を伺わせる。

登場作品と役柄

無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
ヒロインとして初登場となったが、原案は前作の没キャラクターであるらしい。元々エンドレス・フロンティアの住人であったため、アレディとは異なり彼女と顔見知りの前作キャラクターも多い。
能力値や精神コマンドは神夜とは異なり戦闘に特化した形になっており、アレディと共に前線でダメージソースとして活躍できる。10%の低F.GAUGEコストで味方全体に『高揚』『鼓舞』『闘志』がかかる特殊技『シークレット・ライブ』は、重い敵相手に猛威を振るう。『号令』の使い手でもある。

人間関係

無限のフロンティア』以前

アレディ・ナアシュ
次元転移により飛ばされた波国で出会った修羅族の少年。本編開始時には彼と出会って3年が経過しているので、既に気の置けない関係になっており、彼と二人でエスピナ城を目指して旅を開始する。年齢及び性格の関係で彼を引っ張る立場にあり、戦いに迷いを見せる彼を叱咤したり気にかけたりする一面も多く見せる。
全てが終わった後に彼へネージュはある褒美を与えるのだが、その為にアレディに目を絶対に開けてはならないと要求する(一応、元ネタとなった『白雪姫』の重要なファクターの一つでもある。ただし、元ネタとは行う側が逆)。
EXCEED以前にネージュと出会う前は性格や思想に現在の彼との違いがあったとされ、ヘイムレンによれば以前は『ギラギラした修羅特有の性格』があった事が判明しているが、どのようにしてネージュとふれ合う中で変化していったのかは不明。
なお、ある時に彼から外見とは裏腹に117歳の高齢だけに『年寄り』扱いされてしまったネージュは憤慨していた。

『無限のフロンティアEXCEED』開始以降

楠舞神夜
前作ヒロイン。アレディが彼女に対してかなり高く評価していることもあってか、ことあるごとに張り合う。実は14年前に会っており、再会時には(主に胸が)成長したことに驚きつつ、いちゃもんをつけている。しかし、お互い経緯は違えど「戦争で母親を失った者」であるため、フェイクライドの件で神夜がネージュを後押しするなど、仲が悪いわけではない。彼女とネージュはダブル巨乳として扱われることが多い。
ドロシー・ミストラル
エルフェテイルの住人である彼女とは顔見知り。キャラが被っていると揶揄される。本作ではドロシーにもツンデレ属性が付加されている。また、ネージュのツンデレな言動に対し「はいはい、お約束」と言うのがお約束になっている。妖精族はツンデレがデフォルトなのだろうか?ちなみにネージュもドロシーも互いに人間に恋しているが、妖精族には彼女達以外に妖精族の男性にあたる存在がゲーム中に登場していない(ネージュの父・ハウゼン公は行方不明である)。
澄井鞠音
同じくエルフェテイルの住人であるため、顔見知り。出会って早々暴言を吐かれる(ちなみに同じ事をドロシーも言っている)。
ちなみに2人が共通していった暴言は「私にこんな格好をした知り合いはいない」。ドロシーは素で忘れていたようだが、鞠音はわざと言ったらしい。尤も、妖精族がエンドレスフロンティアに帰ってきたのをドロシーは知らなかったため、頭の中でネージュという選択肢を自動で省いていた可能性はある。
カッツェ・コトルノス
10年戦争時代に戦ったことがあるため、彼がオルケストル・アーミーであることを把握していた。しかし戦闘開始前の掛け合いでは最近はじめて知ったかのような台詞が存在している。
キュオン・フーリオン
彼女がオルケストル・アーミーと気付き、警戒する。しかし、10年戦争の真相を知っていたキュオンは逆にネージュの帰還を我が事のように喜び、事情を知らないネージュを困惑させた。
一方で、キュオンのこの態度がネージュのオルケストル・アーミーへの蟠りを早期に解消させたものと思われる。
ジョーン・モーゼス
初代「さすらいの賞金稼ぎ」。ハーケンにその名を譲る前に妖精族が転移したため、彼女にとってこの愛称は未だに彼を指してのものだった。ツァイト・クロコディールに来ていた時には神夜と共に左右に付けられ、彼に対して悪ノリした。
ハーケン・ブロウニング
上記のような背景より、ハーケンと対面した際は「ジョーンの名を騙る偽者」扱いした。
錫華姫
彼女もネージュや神夜同様に姫である。ネージュが一方的にライバル視している感の強い神夜と比べ、互いにプライドが高いため、両者で張り合う場面が多い。
ストゥーラ・ハウゼン
母。10年戦争の際に他界している。愛機のフェイクライドは彼女の設計によるものである。また、彼女の指輪はネージュ専用アクセサリであるが、意外な場面で手に入る。
尚、父親であるハウゼン公は本名不詳で行方不明(生存しているかどうかすら不明)。

関連機体

妖精機フェイクライド
愛機。
ナハトアーベント
オルケストル・アーミー同様、10年戦争時代にその姿を確認している。フェイクライドと激闘を繰り広げたらしい。

習得する使用技

詳細は使用技/無限のフロンティアEXCEEDを参照。

習得する精神コマンド

詳細は精神コマンド/無限のフロンティアEXCEEDを参照。

習得する特殊技能

戦闘中に自分の行動順が回ってきた時、発動条件を満たすと一定確率で発動。消費するパラメーターは一切ない。

詳細は特殊技能/無限のフロンティアEXCEEDを参照。

キャラクターBGM

「Fairy Rom-Antic」
ネージュ・ハウゼンのテーマ。『Fairy Dang-Sing』のアレンジ。キャラクターに合わせてか、原曲に比べてややアップテンポ。
「Fairy Rom-Antic GO!」
必殺技や特殊技使用時のBGM。アレンジ曲である『Fairy Rom-Antic』を更にアレンジ。

名台詞

「ド派手に、ド迫力にてお相手差し上げましょう!」
必殺技『キュートクラウン・ブレイカー』使用時の台詞の一つ。公式のキャラクター紹介でも使われている。
「別に、特にあなたがいいというわけではありませんが、護衛の件……最後まで投げ出さないようにね?」
公式サイト等でも紹介されている、旅立ちの際にアレディに言った見事なまでのツンデレ台詞。無限のフロンティアEXCEEDの物語は彼女のツンから幕が上がる。
「……はいはい、ド湿っぽい話はここで終わり。」
「死んだ人は帰ってはこないし、起きてしまったことを無くすことはできないでしょ?」
「母様の分まで、私が生きるの。そして、行方のわからない父様も見つけないとね。」
仲間達に母ストゥーラが10年戦争で死んだ事を伝えた後の台詞。同じく10年戦争で母を亡くしていた神夜はネージュの「死んだ人は帰ってこないし、起きてしまったことを無くすことはできない」という言葉に感銘を受けたようで、後の場面で同じ台詞でネージュに問いかけている。
「証を立てましょう、私がネージュ・ハウゼンである証を」
「私も……ハウゼン家の誇りをかけて」
「フェイクライド……! あなたの中にある、母様の想い……その魂は、私が引き継ぎます……!」
「そのマシン・ソウル、私にド預けなさいっ!」
エスピナ城でフェイクライドと対峙した時の台詞。後半の台詞はDVEである。
「母様……ありがとう……」
「……アレディ。」
「ここまで来たんですから。……がんばって。」
「目を閉じなさい。私がいいというまで、絶対に、絶対に開けないように」
「絶対に……開けちゃ、だめよ…?」
エピローグにて、アレディに護衛の褒美を与えた時の台詞。無論その「褒美」の内容は…。なお、そのシーン用の立ち絵及び一枚絵まで存在する。無限のフロンティアEXCEEDの物語は彼女のデレで幕を閉じる。なお、このセリフの後に暗転するのだが、おそらく「褒美」の内容から察するとネージュが瞳を閉じた…からと思われる。

迷台詞

「オジサマぁ。私、ハンドバッグが欲し~い♪」
ジョーンがツァイトに来た際、神夜と共に侍らかされ、悪ノリで喋った台詞(神夜は、そのままアレディ達を見送ろうとする素振りを見せた)。その様子を見たアレディからは「なんと不健全な……」と嘆かれ、アシェンには「ダブル駄乳」と毒づかれた。
「おだまりや!」
エピローグで褒美を欲しがろうとしないアレディに、彼女が一蹴する際のセリフ。上品と暴言が見事に合体している。

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