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9 バイト追加 、 2017年12月17日 (日) 14:58
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侵攻初期段階とラダム樹が咲いた最終段階ではフォーマットの仕方に違いがある。侵攻初期は戦闘能力と改造速度を最優先し、適性を無視して短期間で強引にフォーマットを行う、いわば「使い捨て」仕様のため、一部耐えられない個体が出てくる。不適合とされた個体は、フォーマット、或いはその前段階でテックシステムから排出される。排出された個体は、肉体組織が崩壊しているため、やがて死に至る。過酷なフォーマットを経るためか、総じて強力な傾向にあり、個体差も大きい。
 
侵攻初期段階とラダム樹が咲いた最終段階ではフォーマットの仕方に違いがある。侵攻初期は戦闘能力と改造速度を最優先し、適性を無視して短期間で強引にフォーマットを行う、いわば「使い捨て」仕様のため、一部耐えられない個体が出てくる。不適合とされた個体は、フォーマット、或いはその前段階でテックシステムから排出される。排出された個体は、肉体組織が崩壊しているため、やがて死に至る。過酷なフォーマットを経るためか、総じて強力な傾向にあり、個体差も大きい。
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一方、最終段階は個体を捕獲後、数年をかけてフォーマットを行うため、不適合な個体は出てこない。
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一方、最終段階では個体を捕獲後、数年もの時間をかけてフォーマットを行うため、不適合な個体は出てこない。
    
フォーマットされた人間は、ラダムに対し忠誠心を持つようになる一方、本来の性格が極端に肥大化・先鋭化する副作用もある。[[相羽シンヤ]]は、兄[[相羽タカヤ]]へのコンプレックスが増幅され、[[フォン・リー]]は[[相羽ケンゴ]]への愛情が暴走した。これらの副作用は時にラダムへの忠誠すら上回り、彼らが独断専行に走ったことが、地球側が付け入る隙となった。
 
フォーマットされた人間は、ラダムに対し忠誠心を持つようになる一方、本来の性格が極端に肥大化・先鋭化する副作用もある。[[相羽シンヤ]]は、兄[[相羽タカヤ]]へのコンプレックスが増幅され、[[フォン・リー]]は[[相羽ケンゴ]]への愛情が暴走した。これらの副作用は時にラダムへの忠誠すら上回り、彼らが独断専行に走ったことが、地球側が付け入る隙となった。
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テッカマンへの変身は「'''テックセット'''」と呼ばれ、まずクリスタル状の「'''システムボックス'''」を「'''テックセッター'''」の叫びと共に使用することで、体の表面に強固な外殻が形成される。
 
テッカマンへの変身は「'''テックセット'''」と呼ばれ、まずクリスタル状の「'''システムボックス'''」を「'''テックセッター'''」の叫びと共に使用することで、体の表面に強固な外殻が形成される。
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続いてシステムボックスに内蔵された「'''光=物質変換機能'''」によって、最外装のアーマーやバーニアなどの装備が外殻に組み込まれる。なお、この「光=物質変換機能」はある種の電磁波を利用しており、これに干渉スペクトルを照射することで変身を妨害、あるいは強制解除させることができる。[[Dボゥイ]]に対してテックセットを妨害する手段として用いられたが、[[ユミ・フランソワ]]らがラダム樹に捕らえられた人々もこの方法で助け出されている。
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続いてシステムボックスに内蔵された「'''光=物質変換機能'''」によって、最外装のアーマーやバーニアなどの装備が外殻に組み込まれる。なお、この「光=物質変換機能」はある種の電磁波を利用しており、これに干渉スペクトルを照射することで変身を妨害、あるいは強制解除させることができる。[[Dボゥイ]]に対してテックセットを妨害する手段として登場したが、[[ユミ・フランソワ]]らがラダム樹に捕らえられた人々を救出する際にもこの方法が用いられた。
    
なお、変身前の服については、クリスタルフィールドの性質からラダムと地球とで異なり、ラダム製テッカマン(ブレード、エビルなど)はそのままであるが、ラダム樹に捕獲された素体からフォーマットされた、もしくは[[地球]]製テックプラントによるテッカマン(アキやイーベル)は変身解除時に弾け飛んでしまう。これらは『MISSING LING』『ブレードII』で確立した設定である。
 
なお、変身前の服については、クリスタルフィールドの性質からラダムと地球とで異なり、ラダム製テッカマン(ブレード、エビルなど)はそのままであるが、ラダム樹に捕獲された素体からフォーマットされた、もしくは[[地球]]製テックプラントによるテッカマン(アキやイーベル)は変身解除時に弾け飛んでしまう。これらは『MISSING LING』『ブレードII』で確立した設定である。
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母艦と一体化した影響で構成自体が変化したオメガ以外のテッカマンはフェイス部分のマスクの奥に素顔があるが、目の部分がカメラアイのような無機質なものに変化する。この目は、ラダムの支配を受けているテッカマンは赤く、ブレードやレイピアのようにラダムの支配を脱した者や、そもそもラダムが寄生していない地球製のテッカマンは緑に光る。
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母船と一体化した影響で構成自体が変化したオメガ以外のテッカマンはフェイス部分のマスクの奥に素顔があるが、目の部分がカメラアイのような無機質なものに変化する。この目は、ラダムの支配を受けているテッカマンは赤く、ブレードやレイピアのようにラダムの支配を脱した者や、そもそもラダムが寄生していない地球製のテッカマンは緑に光る。
    
== テッカマンの特性 ==
 
== テッカマンの特性 ==
 
人間大の大きさでありながら、極超音速を遥かに超える(最大で光速域の速度)機動力と、核はおろかフェルミオン=反物質反応弾でも傷が付かない装甲を持っており、斬撃武器の「'''テックランサー'''」、反物質砲「'''ボルテッカ'''」が標準装備されている。
 
人間大の大きさでありながら、極超音速を遥かに超える(最大で光速域の速度)機動力と、核はおろかフェルミオン=反物質反応弾でも傷が付かない装甲を持っており、斬撃武器の「'''テックランサー'''」、反物質砲「'''ボルテッカ'''」が標準装備されている。
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また、装甲を変形させて体をスリム化させ、より高速域での突撃をする「'''クラッシュ・イントルード'''」という技を使う者もいる。『MISSING LING』では、暴走状態と化したブレードがワームホール(時間の概念のない空間)を生成し赤色星を呼び出すことで太陽系を消滅させようとしたこともあった。
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また、装甲を変形させて体をスリム化させ、より高速域での突撃をする「'''クラッシュイントルード'''」という技を使う者もいる。『MISSING LING』では、暴走状態と化したブレードがワームホール(時間の概念のない空間)を生成し赤色巨星を呼び出すことで太陽系を消滅させようとしたこともあった。
    
テッカマンは機械ではなく生体であるため、スパロボにおいても撃墜時の演出はテッククリスタルが砕け散るようなものになっている(『J』では閃光を放って消滅する)。
 
テッカマンは機械ではなく生体であるため、スパロボにおいても撃墜時の演出はテッククリスタルが砕け散るようなものになっている(『J』では閃光を放って消滅する)。
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:その名の通り普段はオメガの護衛として付き従っており、あまり前線には出ない。
 
:その名の通り普段はオメガの護衛として付き従っており、あまり前線には出ない。
 
;[[相羽シンヤ]] / 多目的汎用型:[[テッカマンエビル]]
 
;[[相羽シンヤ]] / 多目的汎用型:[[テッカマンエビル]]
:オメガ以外のテッカマンの中では最強の総合スペックを誇り、前線では実質的なリーダー格として振舞う。
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:オメガ以外のテッカマンの中では最強の総合スペックを誇り、前線では実質的なリーダー格として振る舞う。
 
;[[相羽ケンゴ]] / 司令官型:[[テッカマンオメガ]]
 
;[[相羽ケンゴ]] / 司令官型:[[テッカマンオメガ]]
:ラダムテッカマンの総司令官。元は人型だったが、母船と一体化して巨大な異形的姿へと変異している。
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:ラダムテッカマンの総司令官。元は人型だったが、母船と一体化して巨大な異形の姿へと変異している。
 
;[[Dボゥイ]](相羽タカヤ) / 強襲突撃型:[[テッカマンブレード]]
 
;[[Dボゥイ]](相羽タカヤ) / 強襲突撃型:[[テッカマンブレード]]
 
:『MISSING LING』にて再フォーマットを受けたため、以降はラダムに精神支配されていない完全なラダムテッカマンとなった。
 
:『MISSING LING』にて再フォーマットを受けたため、以降はラダムに精神支配されていない完全なラダムテッカマンとなった。
 
;[[相羽ミユキ]]/ 諜報索敵型:[[テッカマンレイピア]]
 
;[[相羽ミユキ]]/ 諜報索敵型:[[テッカマンレイピア]]
:ただし、後途するように適合が不完全であるため、本来得られるはずの戦闘能力は得られなかった。
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:後途するように適合が不完全であるため、本来得られるはずの戦闘能力は得られなかった。
 
;[[デッド・エンド]] / 対テッカマン型:[[テッカマンデッド]]
 
;[[デッド・エンド]] / 対テッカマン型:[[テッカマンデッド]]
:ほぼ完璧なラダム式武装フォーマットを受けていながら、洗脳はされていないという非常に稀有な例。
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:ほぼ完璧なラダム式フォーマットを受けていながら、洗脳はされていないという非常に稀有な例。
 
;[[異星人テッカマン]]
 
;[[異星人テッカマン]]
 
:異星人を素体とした量産型テッカマン。その多くは完全体となったラダム樹により変異させられたもの。ラダムに敗れていれば、地球人類も同じ運命を辿っていた。
 
:異星人を素体とした量産型テッカマン。その多くは完全体となったラダム樹により変異させられたもの。ラダムに敗れていれば、地球人類も同じ運命を辿っていた。
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