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{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Zetz Las Blagio]]
   
| 登場作品 = [[魔装機神シリーズ]]([[バンプレストオリジナル]])
 
| 登場作品 = [[魔装機神シリーズ]]([[バンプレストオリジナル]])
*初登場:{{登場作品 (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
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*{{登場作品 (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
| 声優 = {{声優|千葉繁}}
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| 声優 = {{声優|千葉繁|SRW=Y}}
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| キャラクターデザイン = {{キャラクターデザイン|河野さち子}}
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| 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
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| SRWでの分類 = [[パイロット]]
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}}
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{{登場人物概要
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| タイトル = プロフィール
 
| 種族 = [[ラ・ギアス]]人
 
| 種族 = [[ラ・ギアス]]人
 
| 性別 = 男
 
| 性別 = 男
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| 役職 = 練金学士→技術士官→国防責任者
 
| 役職 = 練金学士→技術士官→国防責任者
 
}}
 
}}
 
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'''ゼツ・ラアス・ブラギオ'''は『[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]』の登場人物。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[バゴニア連邦共和国]]の練金学士。
+
[[バゴニア連邦共和国]]の[[科学者・技術者|練金学士]]。
    
バゴニア製[[魔装機]]の開発に成功した功績で、国防の最高責任者という重要ポストに就任。バゴニア議会を扇動してラングランとの対立を煽り、さらには魔装機開発の功績から軍を自由に動かせる特権まで得ることになる(最新型魔装機の開発がよほど嬉しかったのかもしれないが、バゴニア政府の見識のなさが見て取れるエピソードである)。
 
バゴニア製[[魔装機]]の開発に成功した功績で、国防の最高責任者という重要ポストに就任。バゴニア議会を扇動してラングランとの対立を煽り、さらには魔装機開発の功績から軍を自由に動かせる特権まで得ることになる(最新型魔装機の開発がよほど嬉しかったのかもしれないが、バゴニア政府の見識のなさが見て取れるエピソードである)。
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== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
 
=== [[魔装機神シリーズ]] ===
;[[魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
+
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦外伝 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
:本職は技術屋なので、能力は最低。[[ガッツォー]]に乗っているときは凄まじく強いのだが、本人の能力によるものではないので、「手を汚さず」とはまさにこのこと。
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:初登場作品。本職は技術屋なので、能力は最低。[[ガッツォー]]に乗っているときは凄まじく強いのだが、本人の能力によるものではないので、「手を汚さず」とはまさにこのこと。
:;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
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:;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL}}
 
::ガッツォーの性能こそ健在であるが、バランス調整の結果[[2回行動]]なし[[再攻撃]]レベル2となり、大幅弱体化。
 
::ガッツォーの性能こそ健在であるが、バランス調整の結果[[2回行動]]なし[[再攻撃]]レベル2となり、大幅弱体化。
 
::死亡シーンの一枚絵に、錯乱して目の焦点が合っていないものとそうでないものの2種類が存在した。
 
::死亡シーンの一枚絵に、錯乱して目の焦点が合っていないものとそうでないものの2種類が存在した。
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::PSP版では千葉繁氏による音声も収録。氏のハイテンションな怪演がよりエキセントリックさを引き立たせている。
 
:
 
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;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
 
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD]]
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:彼の弟子のセウラントが登場し、負の遺産とでも言うべきガッツォーの後継機が開発された。また、ゼツがヴォルクルス教団に接触したのは、錬金学教会の刺客から逃亡するためだった事が明かされた。
 
:彼の弟子のセウラントが登場し、負の遺産とでも言うべきガッツォーの後継機が開発された。また、ゼツがヴォルクルス教団に接触したのは、錬金学教会の刺客から逃亡するためだった事が明かされた。
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== パイロットステータス設定の傾向 ==
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== パイロットステータス ==
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
 
<!-- === [[能力]]値 === -->
   
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[報復]]
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;[[ド根性]]、[[報復]]、[[報復]]、[[報復]]、[[鉄壁]]、[[M吸収]]
:このコマンドを'''3つ'''持っている。本人がいかに復讐心(しかも逆恨み)の塊であるかを物語っている。
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:報復がコマンド欄の内の'''3つ'''を占めている。本人がいかに復讐心(しかも逆恨み)の塊であるかを物語っている。
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
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===[[特殊技能]](特殊スキル)===
 
;[[斬り返し]]L8、[[分身]]L7、[[再攻撃]]L8、[[気配察知]]L8
 
;[[斬り返し]]L8、[[分身]]L7、[[再攻撃]]L8、[[気配察知]]L8
 
:気配察知以外はシュメルの能力であり、[[ガッツォー]]搭乗時(システム上ではゼツがLV50になったとき)に取得する。その気配察知は早いレベルから習得・成長するため、本人の能力と思われる。
 
:気配察知以外はシュメルの能力であり、[[ガッツォー]]搭乗時(システム上ではゼツがLV50になったとき)に取得する。その気配察知は早いレベルから習得・成長するため、本人の能力と思われる。
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== パイロットBGM ==
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==パイロットBGM==
 
;迫り来る敵
 
;迫り来る敵
 
:「LORD OF ELEMENTAL」にて採用。最速のタイミングでは第一章の「共同戦線」で聞ける。操者としては全くたいしたことないにも関わらず、ゼツのハジけたセリフ回しと[[BGM]]のせいでインパクトに残るプレイヤーもいたのでは。
 
:「LORD OF ELEMENTAL」にて採用。最速のタイミングでは第一章の「共同戦線」で聞ける。操者としては全くたいしたことないにも関わらず、ゼツのハジけたセリフ回しと[[BGM]]のせいでインパクトに残るプレイヤーもいたのでは。
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== 人間関係 ==
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==人間関係==
 
;[[トーマス・プラット]]
 
;[[トーマス・プラット]]
:元[[ディバイン・クルセイダーズ]]のパイロットでバゴニアの傭兵。最後までゼツと行動を共にする。ゼツが精神破綻を起こした際にはさすがに嫌気が差していたものの、あくまでマサキ達とケリを付けることに拘った結果…
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:最後までゼツと行動を共にする。ゼツが精神破綻を起こした際にはさすがに嫌気が差していた。
 
;[[シュメル・ヒュール]]
 
;[[シュメル・ヒュール]]
 
:バゴニア国内では剣聖と呼ばれ英雄視されている人物だが、そんなシュメルから呼び捨てにされることも嫌っている。シュメルの剣の腕は認めており、バゴニア兵を人質に彼を拘束して脳をガッツォーに搭載する(阻止できるのは一部ルートのみ)。
 
:バゴニア国内では剣聖と呼ばれ英雄視されている人物だが、そんなシュメルから呼び捨てにされることも嫌っている。シュメルの剣の腕は認めており、バゴニア兵を人質に彼を拘束して脳をガッツォーに搭載する(阻止できるのは一部ルートのみ)。
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:ルート次第で彼女を人質にとってシュメルを捕獲した上に、洗脳を施してマサキ達にぶつける。
 
:ルート次第で彼女を人質にとってシュメルを捕獲した上に、洗脳を施してマサキ達にぶつける。
 
;[[ジノ・バレンシア]]
 
;[[ジノ・バレンシア]]
:シュメルの弟子でバゴニア軍少佐。良識派ゆえに諫言してくるが、階級を盾に聞く耳をもたない。
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:良識派ゆえに諫言してくるが、階級を盾に聞く耳をもたない。
 
;[[ファング・ザン・ビシアス]]
 
;[[ファング・ザン・ビシアス]]
 
:彼のマサキへの復讐心を煽って利用していたようだが、真実を知り、さらにシュメルの死を知った彼は、ゼツの前に立ちふさがる。
 
:彼のマサキへの復讐心を煽って利用していたようだが、真実を知り、さらにシュメルの死を知った彼は、ゼツの前に立ちふさがる。
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:直接の面識はないが、オリジナルのガッツォーを評する場面がある。
 
:直接の面識はないが、オリジナルのガッツォーを評する場面がある。
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== 名台詞 ==
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==名台詞==
;「ひょーひょひょひょ!わしは無敵じゃあ!」<br/>「死ね!みんな死んでしまえ!キキキキッ!」<br/>「アカデミーのバカどもめ、見返してくれるわっ!!」
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;「ひょーひょひょひょ!わしは無敵じゃあ!」<br />「死ね!みんな死んでしまえ!キキキキッ!」<br />「アカデミーのバカどもめ、見返してくれるわっ!!」
 
:戦闘セリフの一部。常にこのテンションなので実力以上にインパクトは大きい。
 
:戦闘セリフの一部。常にこのテンションなので実力以上にインパクトは大きい。
 
;「におう、におうぞ!これはラングラン製魔装機のにおい……おおっ!!あ、あれぞまさしく魔装機神!!ひゃひゃひゃひゃ!これはいい、これはいいぞ!!我が[[アゲイド]]の性能を試す絶好のチャンス!」
 
;「におう、におうぞ!これはラングラン製魔装機のにおい……おおっ!!あ、あれぞまさしく魔装機神!!ひゃひゃひゃひゃ!これはいい、これはいいぞ!!我が[[アゲイド]]の性能を試す絶好のチャンス!」
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;「そんなもの、なんの得にもなりゃせんからの。ひょほほほほ」
 
;「そんなもの、なんの得にもなりゃせんからの。ひょほほほほ」
 
:「志士、意気に通ず」にて、シュメル捕縛のためにロザリーを人質にとった際、シュメルに「人の心は無いのか」と非難されたときの台詞。これを聞いてシュメルは「これでは我が国も長くはないな……」と漏らした。
 
:「志士、意気に通ず」にて、シュメル捕縛のためにロザリーを人質にとった際、シュメルに「人の心は無いのか」と非難されたときの台詞。これを聞いてシュメルは「これでは我が国も長くはないな……」と漏らした。
;「ん?心配か?だいじょうぶじゃ。シュメルの脳は、こうしてガッツォーの中で生きておる」<br/>「もっとも、肉体の方は、もう必要ないから、ブタのエサにしてやったがの。うひゃひゃひゃひゃ!!」
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;「ん?心配か?だいじょうぶじゃ。シュメルの脳は、こうしてガッツォーの中で生きておる」<br />「もっとも、肉体の方は、もう必要ないから、ブタのエサにしてやったがの。うひゃひゃひゃひゃ!!」
 
:捕らえられた師匠シュメルを心配するロザリーに対して言い放った。ゼツが犯した凶行の中でも、最も残酷なものである。
 
:捕らえられた師匠シュメルを心配するロザリーに対して言い放った。ゼツが犯した凶行の中でも、最も残酷なものである。
:しかし、バゴニア王国の英雄である「剣聖」を殺害した上にその脳をユニットに組み込む凶行を犯したゼツに待っていたのは追放処分、そしてこれが切っ掛けでゼツは精神崩壊を起こしてしまう(尤も、彼の行動を省みると自業自得としか言いようがないが)。  
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:しかし、バゴニア王国の英雄である「剣聖」を殺害した上にその脳をユニットに組み込む凶行を犯したゼツに待っていたのは追放処分、そしてこれが切っ掛けでゼツは精神崩壊を起こしてしまう(尤も、彼の行動を省みると自業自得としか言いようがないが)。
 
;「ほう、わしの本名を知っておるという事は、すべての事情を知っておるという事じゃな……だが、貴様などにわしの苦労が分かるか!?天才的な頭脳を持ちながら、石もて追われたわしの苦労が!!わしは許さん!!わしの頭脳に嫉妬し、わしを追い出したアカデミーの奴らを!!わしの才能を認めようとせなんだ、ラングランの民を!!わしは、奴らに復讐するためだけに生きておるのじゃ!!」
 
;「ほう、わしの本名を知っておるという事は、すべての事情を知っておるという事じゃな……だが、貴様などにわしの苦労が分かるか!?天才的な頭脳を持ちながら、石もて追われたわしの苦労が!!わしは許さん!!わしの頭脳に嫉妬し、わしを追い出したアカデミーの奴らを!!わしの才能を認めようとせなんだ、ラングランの民を!!わしは、奴らに復讐するためだけに生きておるのじゃ!!」
 
:「復讐は誰のために」にて。私怨で戦乱を拡大させた行いをマサキに責められるが一つも耳を貸さず、己を非難し追放したラングランへの怨みを却って燃え滾らせる。その様にマサキも「情けねえ…情けねえぜ、じいさん!!」と叫ばずにいられなかった。
 
:「復讐は誰のために」にて。私怨で戦乱を拡大させた行いをマサキに責められるが一つも耳を貸さず、己を非難し追放したラングランへの怨みを却って燃え滾らせる。その様にマサキも「情けねえ…情けねえぜ、じいさん!!」と叫ばずにいられなかった。
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:「復讐は誰のために」での断末魔。ガッツォーを完成させることが出来ず、何らの本懐も遂げられぬまま「復讐鬼」は[[リブナニッカ|リブナニッカ+]]とともに燃え尽きた。とはいえ別ルートでの凶行ぶりを鑑みれば同情の余地もない。
 
:「復讐は誰のために」での断末魔。ガッツォーを完成させることが出来ず、何らの本懐も遂げられぬまま「復讐鬼」は[[リブナニッカ|リブナニッカ+]]とともに燃え尽きた。とはいえ別ルートでの凶行ぶりを鑑みれば同情の余地もない。
 
;「ひょ?ひょひょひょひょ……何じゃ、これは……赤い……赤いものが、わしの腹から出ておる……ふむ、なんじゃろうなあ?ひゃふふふふ……げふっ……ひょひょひょ……ひょ……」
 
;「ひょ?ひょひょひょひょ……何じゃ、これは……赤い……赤いものが、わしの腹から出ておる……ふむ、なんじゃろうなあ?ひゃふふふふ……げふっ……ひょひょひょ……ひょ……」
:「ガッツォーの脅威」での最期の台詞。復讐のみに生きてきた狂人は己の腹から血が流れ出てる事も理解しないまま、その狂気の結晶たるガッツォーと共に爆散したのであった。
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:「ガッツォーの脅威」での最期の台詞。復讐のみに生きてきた狂人は己の腹から血が流れ出てる事も理解しないまま、その狂気の結晶たるガッツォーと共に爆散したのであった。非人道的な手段に手を染めた悪人ではあるが、ゼツのこの壮絶な最期にマサキは滂沱の涙を流した。
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== 搭乗機体・関連機体 ==
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==搭乗機体・関連機体==
 
;[[アゲイド]]
 
;[[アゲイド]]
 
:第一章でラングランとバゴニアとの国境付近での戦いで搭乗。まだ試作段階だったがラングランの魔装機を見て興奮し戦闘を仕掛けた。
 
:第一章でラングランとバゴニアとの国境付近での戦いで搭乗。まだ試作段階だったがラングランの魔装機を見て興奮し戦闘を仕掛けた。
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;[[ガッツォー]]
 
;[[ガッツォー]]
 
:彼の作り上げた狂気の魔装機。
 
:彼の作り上げた狂気の魔装機。
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;[[ボーヰン]] ([[多極式ボーヰン]])
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:約30年前、開発に携わった靈裝機。「操縦者の魂を喰らい、喰い尽くされた者は邪霊と化す」欠陥機構が搭載されているという、如何にもゼツらしい狂気の特性を持つ機体。
    
{{魔装機神シリーズ}}
 
{{魔装機神シリーズ}}
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