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アクシズ(Axis)とは、『[[ガンダムシリーズ|機動戦士ガンダムシリーズ]]』に登場する基地。[[組織]]としてのアクシズは'''[[ネオ・ジオン]]'''を参照。
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アクシズとは、『[[ガンダムシリーズ|機動戦士ガンダムシリーズ]]』に登場する基地。[[組織]]としてのアクシズは'''[[ネオ・ジオン]]'''を参照。
    
== 概要と経緯 ==
 
== 概要と経緯 ==
[[ジオン軍]]の小惑星基地。歪な星型五角形をしている。[[動力・エンジン・エネルギー|核パルスエンジン]]が付いているので、移動させることも可能。内部が繰り抜かれた球型小惑星「モウサ」が鉄鋼材で接続されており、居住ブロックとされていた。
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[[ジオン軍]]の小惑星基地。歪な星型五角形をしている。[[動力・エンジン・エネルギー|核パルスエンジン]]が付いているので、移動させることも可能。内部が繰り抜かれた球型小惑星「モウサ」が鉄鋼材で接続されており、居住ブロックとされていた。見た目以上に頑丈であり、宇宙空間では気圧差が存在しないので表面にMSや戦艦のビームが命中したり、[[核ミサイル|核兵器の誘爆]]が起きてもほとんどダメージが無い。そのため、[[第2次ネオ・ジオン抗争]]の際にも[[地球連邦軍]]は外部からの核攻撃では致命打を与えることが出来ず、内部から爆弾で破壊せざるを得なかった。
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[[一年戦争]]前から[[アステロイド・ベルト]]に建設された資源採掘用基地で、[[木星]]船団の停泊地も兼ねていた。戦争終結後にジオン残党の艦隊がこの基地に逃れた。最初はマハラジャ・カーンがアクシズを治めていたが、彼の死後は娘の[[ハマーン・カーン]]がその跡を継ぐ。ハマーンは[[ミネバ・ラオ・ザビ]]を擁してアクシズを地球圏に帰還させ、後に[[ネオ・ジオン]]を名乗る。ちなみに、ハマーン率いるネオ・ジオン軍をシャアのネオ・ジオンと区別するために、ハマーン率いる方を'''アクシズ軍'''あるいは'''ハマーン・ジオン'''と称し、シャア率いる方を'''新生ネオ・ジオン'''と称することもある。
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[[一年戦争]]前から[[アステロイド・ベルト]]に建設された資源採掘用基地で、[[木星]]船団の停泊地も兼ねていた。戦争終結後にジオン残党の艦隊がこの基地に逃れた。最初はマハラジャ・カーンがアクシズを治めていたが、彼の死後は娘の[[ハマーン・カーン]]がその跡を継ぐ。ハマーンは[[ミネバ・ラオ・ザビ]]を擁し、アクシズを地球圏に帰還させた。
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『[[機動戦士Ζガンダム]]』においては、[[グリプス戦役]]の混乱に乗じる形でアステロイド・ベルトを離れて地球圏に飛来、当初は[[エゥーゴ]]と同盟を結び、ティターンズの宇宙拠点[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]に巨大質量弾としてぶつけられ、これを壊滅させている。エゥーゴと敵対した際にはグラナダにぶつけられようとしたが、こちらは失敗に終わっている。
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『[[機動戦士Ζガンダム]]』においては、[[グリプス戦役]]の混乱に乗じる形でアステロイド・ベルトを離れて地球圏に飛来、当初は[[エゥーゴ]]と同盟を結び、[[ティターンズ]]の宇宙拠点[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]に巨大質量弾としてぶつけられ、これを壊滅させている。その後は敵対したエゥーゴの月面基地グラナダへの落下も図られたがこれは、[[コロニーレーザー]]を照射されて軌道が変わり、失敗に終わった。
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『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』([[第1次ネオ・ジオン抗争]])においては、ハマーン率いるネオ・ジオンの本拠地として機能したが、同組織の主力部隊壊滅とハマーンの戦死により、戦後は地球連邦によって接収されてしまう。また、モウサは[[グレミー・トト]]の反乱の際にコア3に衝突させられ、失われた。
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『[[機動戦士ガンダムΖΖ]]』においても引き続き、アクシズ軍から改称された[[ネオ・ジオン]]<ref>ハマーン率いるネオ・ジオンとシャア率いるネオ・ジオンを区別するため、前者を(ΖΖの時代でも)'''アクシズ軍'''や'''ハマーン・ジオン'''、後者を'''新生ネオ・ジオン'''と呼称することもある。</ref>の本拠地として機能。後にネオ・ジオン内で反乱を起こした[[グレミー・トト]]の軍勢によって占拠され、その本拠地となる。この最中モウサは、ハマーンが本拠を移した[[スペースコロニー]]・コア3を衝突させられ、失われる。最終的にこの抗争([[第1次ネオ・ジオン抗争]])はハマーン、グレミーの戦死と両軍の壊滅によって終結。アクシズは[[地球連邦政府]]によって接収された。
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『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』([[第2次ネオ・ジオン抗争]])においては、当初は[[地球連邦政府]]の管轄であったが、後に地球連邦の参謀次官である[[アデナウアー・パラヤ]]によってネオ・ジオンに譲渡される。そして、[[シャア・アズナブル]]が「[[アースノイド]]の粛正」を建前にアクシズを[[地球]]に落とす事を謀ったが、[[ロンド・ベル隊]]とその他の[[地球連邦軍|連邦軍]]に阻止された。
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『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』(第2次ネオ・ジオン抗争)においては、当初は連邦政府の管轄だったが、後に連邦参謀次官の[[アデナウアー・パラヤ]]によってネオ・ジオンに譲渡される。そして、[[シャア・アズナブル]]が「[[アースノイド]]の粛正」を建前にアクシズを[[ムサカ|大量の核兵器を積んだ無人艦]]と共に[[地球]]に落とす事を謀ったが、[[ロンド・ベル隊]]により内部に核と見られる爆弾が仕掛けられ、二つに分かれる。そのうちの小さい方が地球の引力に引かれ降下する事となるが、[[アムロ・レイ]]の乗る[[νガンダム]]が単身でこれに挑み、さらにロンド・ベル隊のMSや連邦軍、終いには[[ネオ・ジオン兵]]たちまで加わって一斉に押し出そうとした結果、[[サイコフレーム]]が共振を起こし、巨大な[[サイコフィールド]]が形成される。こうしてνガンダム諸共に破片は宇宙の彼方へと飛び去って行き、地球の危機は救われる。
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『[[機動戦士ガンダムUC]]』([[第3次ネオ・ジオン抗争]]、あるいはラプラス紛争)から数ヶ月後を舞台とした小説/OVA『機動戦士ガンダム TwilightAxis』(SRW未参戦)では二つに割れたアクシズの半分に連邦軍に雇われた元ジオン軍人によって調査が入るものの、[[クロスボーン・バンガード|ブッホ・コンツェルン]]の私設部隊「バーナム」と衝突する。
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『[[機動戦士ガンダムUC]]』([[第3次ネオ・ジオン抗争]]、あるいはラプラス紛争)から数ヶ月後を舞台とした小説/OVA『機動戦士ガンダム TwilightAxis』(SRW未参戦)では二つに割れたアクシズの半分(アムロに破壊された[[サザビー]]の残骸等も残っている)に連邦軍に雇われた元ジオン軍人によって調査が入るものの、[[クロスボーン・バンガード|ブッホ・コンツェルン]]の私設部隊「バーナム」と衝突する。
    
[[漫画]]『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』では、シャアのアクシズ落下作戦の失敗後はU.C.0099年まで当時の艦艇や武装、生産システム等の解体もままならない状態で地球外軌道上を周回していた。
 
[[漫画]]『機動戦士ガンダム ムーンクライシス』では、シャアのアクシズ落下作戦の失敗後はU.C.0099年まで当時の艦艇や武装、生産システム等の解体もままならない状態で地球外軌道上を周回していた。
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;[[スーパーロボット大戦A]]
 
;[[スーパーロボット大戦A]]
 
:外と内部の決着となるが、[[命中]]と[[回避]]が高い[[モビルスーツ]]と[[モビルアーマー]]、さらに[[シャドウミラー]]との連戦なので苦戦必死。メンバーは厳選したい。
 
:外と内部の決着となるが、[[命中]]と[[回避]]が高い[[モビルスーツ]]と[[モビルアーマー]]、さらに[[シャドウミラー]]との連戦なので苦戦必死。メンバーは厳選したい。
:第39話(最終話)「極めて近く、限りなく遠い世界に」では[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]の手で地球に落とされそうになるが、[[アクセル・アルマー|アクセル]](または[[ラミア・ラヴレス|ラミア]])の命を懸けた行動によって[[ツヴァイザーゲイン]]諸共消滅した。
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:第39話(最終話)「極めて近く、限りなく遠い世界に」では[[ヴィンデル・マウザー|ヴィンデル]]の手で地球に落とされそうになる<ref>この際には[[神勝平|勝平]]から'''「俺たちの全機体が[[真ゲッターロボ]]でもない限り破壊はムリ」'''と言われている。</ref>が、[[アクセル・アルマー|アクセル]](または[[ラミア・ラヴレス|ラミア]])の命を懸けた行動によって[[ツヴァイザーゲイン]]諸共消滅した。
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
;[[スーパーロボット大戦R]]
 
:序盤、アクシズ落下作戦が行われ、[[ラウル・グレーデン|ラウル]]([[フィオナ・グレーデン|フィオナ]])とロンド・ベル隊が阻止しようとしたものの、潜伏していた[[デュミナス]]の妨害により失敗に終わる。そして時流エンジンの暴走でラウル(フィオナ)は5年前にタイムスリップしてしまう。
 
:序盤、アクシズ落下作戦が行われ、[[ラウル・グレーデン|ラウル]]([[フィオナ・グレーデン|フィオナ]])とロンド・ベル隊が阻止しようとしたものの、潜伏していた[[デュミナス]]の妨害により失敗に終わる。そして時流エンジンの暴走でラウル(フィオナ)は5年前にタイムスリップしてしまう。
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;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
;[[スーパーロボット大戦DD]]
 
:2019年11月のイベント「メビウスの宇宙」のマップ背景として登場。
 
:2019年11月のイベント「メビウスの宇宙」のマップ背景として登場。
:1章Part13では「逆襲のシャア」シナリオがほぼ全編に渡って展開されるため、アクシズ落下作戦が行われる。飛び散った破片が地球やコロニーに甚大な被害をもたらしかねないという理由で破壊できず、最終的には、[[Hi-νガンダム]]と[[ユニコーンガンダム]]のサイコ・フレームの共振によって原作での後部の落下は阻止される。[[コーウェン]]と[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]は落下の衝撃で真ドラゴンを覚醒できると考えて落下阻止の妨害を狙い、最後は一部が割れて落下するコースを取るようにしむけるが、[[プリンス・ハイネル]]が[[スカールーク]]の突撃でこれを破壊する。また本作では落下地点が[[浅間山]]、[[第3新東京市]]([[真ドラゴン (第1形態)]]と[[ネルフ]])を狙った物になっていた。また、収束後、[[アークエンジェル隊]]はこの泥沼の戦いを他人事とは捉えず、自分達の世界の戦争も長引けば同等の事態に陥ると予感し、帰還して早々に最終決戦に臨む事になる。
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:1章Part13では「逆襲のシャア」シナリオがほぼ全編に渡って展開されるため、アクシズ落下作戦が行われる。飛び散った破片が地球やコロニーに甚大な被害をもたらしかねないという理由で破壊できず、最終的には、[[Hi-νガンダム]]と[[ユニコーンガンダム]]のサイコ・フレームの共振によって原作での後部の落下は阻止される。[[コーウェン]]と[[スティンガー (ゲッターロボ)|スティンガー]]は落下の衝撃で真ドラゴンを覚醒できると考えて落下阻止の妨害を狙い、最後は一部が割れて落下するコースを取るようにしむけるが、[[プリンス・ハイネル]]が[[スカールーク]]の突撃でこれを破壊する。また本作では落下地点が[[浅間山]]、[[第3新東京市]]([[真ドラゴン (第1形態)]]と[[ネルフ]])を狙った物になっており、後にシャアが「後顧の憂いを消せなかった責任は奴らに取ってもらう」という旨の発言をしている。また、収束後、[[アークエンジェル隊]]はこの泥沼の戦いを他人事とは捉えず、自分達の世界の戦争も長引けば同等の事態に陥ると予感し、帰還して早々に最終決戦に臨む事になる。
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
;[[スーパーロボット大戦30]]
 
:本編開始の1年前にアクシズ落としが行われているが、その破片の半分は地球圏に留まっており[[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ]]達の隠れ家として利用されている。
 
:本編開始の1年前にアクシズ落としが行われているが、その破片の半分は地球圏に留まっており[[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ]]達の隠れ家として利用されている。
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:また、シナリオの選択順によってはアクシズ落下阻止作戦に[[兜甲児|甲児]]と[[ゲッターチーム]]も参加していたことが語られる。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
 
*[[GUNDAM:アクシズ]]
 
*[[GUNDAM:アクシズ]]
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==脚注==
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<references />
    
{{ガンダムシリーズ}}
 
{{ガンダムシリーズ}}
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