ツェントル・プロジェクト
2014年6月12日 (木) 19:49時点における220.208.163.30 (トーク)による版
ツェントル・プロジェクト(центр Project)
地球連邦軍が数十年先を見据えて新機軸の機動兵器を開発するために立ち上げた計画。「ツェントル(центр)」とはロシア語で「中央(center)」を意味する。長い戦乱により機体及び人材の消耗を軍上層部が懸念した結果、本計画においてはずばり「メンテナンスフリー」が目標として設定された。そのため、自己修復機能を持つ「ラズムナニウム」、及び永久機関としての可能性を秘める「TEエンジン」の二つの新技術を軸とし、完全にメンテナンスフリーな自律機動兵器「MODEL-X」の開発を最終目的としている。
ただし、ストーリー中の時点ではラズムナニウムとTEエンジンはそれぞれ単独でもまだ完成と言えるほどではなく、二つを同一の機体に搭載すると制御の面で問題が発生してしまっていた。そのためまずは別々に搭載した試作機を作り、個々の完成を先に目指す事となる。そうして生まれたのが9号機までの機体である。
登場作品
- スーパーロボット大戦MX
- MXではこの計画の裏でゼーレが関わっており、ツェントル・プロジェクトは人類補完計画という更に巨大な計画の一部という設定。MODEL-Xは計画を妨害する者を排除するための機動兵器となることが期待されたが、最終的にはAI1の暴走によって、歪んだ形ではありながらも人類補完計画が発動。単に手駒となる機動兵器を開発するという本来の目的以上の意味を持つことになった。
- OGシリーズ
- OGシリーズでは同プロジェクトの中に更に複数の計画(ウェンディゴ・プラン、フラットフィッシュ・プラン)が存在しており、こちらは主に生体兵器の開発により目的を達成しようとする計画であったが、ミタールにとって本命であったイェッツトは暴走に至った。携わっている研究者もMXの頃に比べて個性的な面々が加わり、研究に厚みが出たようである。
- OG2ndでは試作10号機としてガルベルスが登場した。プロジェクト自体はミタールの死と後ろ盾だったガイアセイバーズの崩壊により、瓦解した。
主要人物
技術者
- ミタール・ザパト
- 主幹。
- エルデ・ミッテ
- エリック・ワン
- OGシリーズのみ。かつてグランゾンの開発にも関わった人物。
- ドナ・ギャラガー
- OGシリーズのみ。OG外伝でプロジェクトから外される。
- ドナルド・ホフスタータ
- OGシリーズにおいてフラットフィッシュのフラスコに名札が貼られていた。開発者だったのか現在は不明。
テストパイロット
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開発兵器
TEアブソーバー「TEA」
機体名 | 備考 |
---|---|
テルグム | プロジェクト試作1号機の改良型。 |
フロンス | プロジェクト試作2号機の改良型。 |
メディウス・ロクス | プロジェクトの試作5号機。 |
サーベラス | プロジェクトの試作6号機。 |
ガルムレイド | プロジェクトの試作7号機。 |
サーベラス・イグナイト | プロジェクトの試作8号機。 |
ガルムレイド・ブレイズ | プロジェクトの試作9号機。 |
ガルベルス | プロジェクトの試作10号機、或いは完成系であり真のTEアブゾーバー。 |
生体兵器
機体名 | 備考 |
---|---|
ウェンディゴ | 初出はOGクロニクル。 |
フラットフィッシュ | 初出はOGクロニクル。 |
タッドポール | |
イェッツトレジセイア | アインストの眷属、アインストレジセイアにラズムナニウムを投与して生み出された新兵器。 後に制御不能となり、クライウルブズに鹵獲命令が下される。 |
計画外
機体名 | 備考 |
---|---|
AI1 | メディウス・ロクスに搭載した人工知能「AI1」が、ラ・ムーの星の力により メディウス・ロクスと搭乗者を取り込んで異形の進化を遂げた形態。OG2ndではアレス・ガイストとクロスゲートの力を取り込んだガルベルスが変異した。 |
シニストラ | AI1によって生み出されたテルグムの強化型。 |
デクステラ | AI1によって生み出されたフロンスの強化型。 |
関連技術
関連する用語
- イージス計画
- OGシリーズでは、地球圏防衛を目的とする同計画を構成するプロジェクトの一つ。
- クライ・ウルブズ
- OGシリーズではツェントル・プロジェクトへ協力するために派遣された特殊部隊。
- マシンセル
- アースクレイドルのソフィア・ネート博士により開発された自律型金属細胞。現段階では特段の関連性はないが、ラズムナニウムと類似性があり、関連技術も入手している模様。
- ツヴァイザーゲイン
- 同機に搭載されている次元転移装置「システムXN」を入手すべく、クライ・ウルブズに残骸の確保が命じられる。彼らはその任務の最中、破壊されたソウルゲインを回収した。エリック・ワンはソウルゲインの解析データをTEA(TEアブゾーバー)の開発に活用することも考えており、ガルムレイド等が恩恵を受けていた可能性もあり得るか。
余談
ツェントル・プロジェクトに関する人物の姓や、機体の名称は主にラテン語、ロシア語で方向や方角を意味する言葉にちなんだ名前が多い。