マリーダ・クルス
マリーダ・クルス(Marida Cruz)
- 登場作品:機動戦士ガンダムUC
- 本名:プルトゥエルブ
- 声優:甲斐田裕子
- 種族:地球人(プルクローン)
- 性別:女
- 年齢:18歳
- 所属:ネオ・ジオン残党「袖付き」、ビスト財団
- 階級:中尉
- 役職:MSパイロット
- 主な搭乗機:クシャトリヤ、バンシィ、量産型キュベレイ
- キャラクターデザイン:安彦良和(オリジナル)、高橋久美子
ネオ・ジオン残党軍「袖付き」に所属する強化人間のパイロット。ガランシェール隊に配備されているMSクシャトリヤに乗る。「ガランシェール」の艦長であるスベロア・ジンネマンを「マスター」と呼び付き従っている。
パイロットの実力は高く、限られた人間にしか扱えないクシャトリヤを乗りこなし、10機以上ものリゼル及びジェガン隊を単機でほぼ無傷で壊滅させている。また戦闘に関しては無慈悲なほど冷静だが、捕虜になったバナージに優しく接するなど母性を宿した一面も覗かせる。
彼女の素性についてだが、『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルの12体目のクローンであり、当初はプルトゥエルブというコードネームで呼ばれていた。第一次ネオ・ジオン抗争後に娼館へ売られて以降、数年間は娼婦として客を取らされ続ける。後にジンネマンに養女として保護されるが、その時点ですでにマリーダの身体は妊娠・堕胎・客の倒錯行為により著しく消耗しており、女性としての機能も破壊されていた。
性格はプルよりプルツーに近く、冷静沈着。ただし、プルツーほど好戦的ではない。
登場作品と役柄
Zシリーズ
人間関係
- スベロア・ジンネマン
- 「ガランシェール」艦長。彼を「マスター」と呼び付き従うが、それ以上の感情を抱いている。
- オードリー・バーン
- 「袖付き」の要人。彼女の事は「姫様」と呼んでいる。
- バナージ・リンクス
- ユニコーンガンダムのパイロット。彼の初出撃の相手となった。また彼が捕虜になった際には優しく接している。
- フル・フロンタル
- 「袖付き」首魁。彼との連携でユニコーンガンダムを捕獲する。
- アンジェロ・ザウパー
- 同じ「袖付き」のパイロット。あまり彼から良い感情は抱かれていない。
- ギルボア・サント
- パラオでは彼の家族と同居しており、子供たちからも慕われている。
- アルベルト・ビスト
- 宇宙空間に放り出されかけた彼を助ける。以後、彼は彼女に特別な感情を抱くようになる。
他作品との人間関係
ガンダムシリーズ
宇宙世紀シリーズ
- グレミー・トト
- 彼女の最初の「マスター」。
- エルピー・プル、プルツー、プルシリーズ
- 彼女の「姉」にあたる人物たち。マリーダ自身はプルツーに近い冷静な性格だが、好戦的ではない。
- ハマーン・カーン
- 彼女を倒すために生み出されたためか、ゲーム作品では互いに特殊な反応を示すことがある。また「ガンダムvsガンダム NEXT」ではハマーンは彼女を見て「グレミーめ…趣向を変えてきたか…」などという発言も。当時は姉たちと同じく小さかったはずなのだが…。
- ギュネイ・ガス
- クェス・パラヤ
アナザーガンダムシリーズ
- ヒイロ・ユイ
- 互いに似たような性格であるためか、「ガンダムEXTREAM VS. FULLBOOST」では意気投合している。
名台詞
- マリーダ「了解、マスター」
ジンネマン「マスターはよせ」 - ジンネマンとの出撃時のやりとり。
- 「お前の言うことは間違っていない。正しい戦争なんてない。でも、正しさが人を救うとは限らない」
- ティクバに「正しい戦争なんてあるものか」と言ったバナージに対して。
- マリーダ自身の凄惨な過去(や現実世界で起きている諸問題等)を思うと、とても重い台詞である。
- 「バナージ、例えどんな現実を突きつけられても『それでも』と言い続けろ。自分を見失うな。それがお前の根っこ…」
- 病室でバナージに言った言葉。この言葉はバナージの心に大きな影響を残した。
- 「アイスクリーム、かな」
- バナージに好物は何かと聞かれて。意外ではあるものの、普通の少女と何ら変わらない一面を持つ。
- 余談だが、公式動画「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」(ナレーションはマリーダ・クルス役の甲斐田裕子氏)にて、マリーダは「アイスクリームが好き!」と紹介されている。
迷台詞
- 「これの…味が苦手なんだ。手伝ってくれ」
「病人用で、体にはいいらしいんだが…とにかくまずい!」 - ネェル・アーガマで出された病人食が不味かったらしく、バナージに一緒に食べるようせがむ。