ツレイン・ザン・レカニバン(Tsrein Xan Lecanivan)
- 登場作品:魔装機神シリーズ(バンプレストオリジナル)
- 声優:岡本寛志
- 種族:ラ・ギアス人
- 性別:男
- 年齢:15歳
- 所属:アンティラス隊
- 階級:戦士
- 役職:少尉
- 主な搭乗機:ブローウェル→レオゲイラ
- キャラクターデザイン:下山剛史
アンティラス隊に新人として配属された少尉。プラーナ値は高いが学科が苦手で、士官学校時代の成績は中の下。血気盛んで愛国心が強く、使命感に燃えている。登場時は堅苦しい喋り方をしていたが、マサキに指摘されてから多少軟化した。
良くも悪くも裏表の無い、素直で真っ直ぐな性格。人生経験と知識の少なさ故か、人の心の奥底や物事の裏に潜む真実を見抜けず、不用意な言動を取ってしまうことも多い。とはいえ、それを指摘されれば反省し改善するので、悪印象は少ない。また、実戦経験の少なさから自分の戦闘能力に自信が持てず、マサキ達抜きで戦わなければならなくなったときは一番不安を口にしていた。このように、未熟なキャラクターとしての描写が中心である。
同時期にアンティラス隊に入隊したメフィルとは幼馴染で士官学校の同期。両親がヴォルクルス教団員のため周囲から偏見の目で見られてきた彼女を5年前から庇い続けてきたせいか、自分の方が年下ながら呼び捨てにし妹のように接している。(メフィル自身はあまり気にしていないのだが)今でも彼女が偏見の目で見られると敏感に反応してしまう。それほど親しい間柄だが、隊では規律を守り必要以上にベタベタしないようにしており、メフィルが「ツレちゃん」とプライベートでのあだ名で呼ぶことを禁止している。
乗機はレオゲイラ。レオゲイラの装者となる前は、ブローウェルに搭乗して訓練を行っていた。
登場作品と役柄
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 本人の能力は高く、習得精神にも恵まれているのだが、残念ながらレオゲイラの性能が追い付いていない。必殺技の攻撃力こそ高いが、気力を上げるのに苦労する上に、消費プラーナも多く連発ができない。
- スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神III PRIDE OF JUSTICE
- バゴニアルートではメフィルとの関係が掘り下げられており、同時に彼女が負傷した際は戦闘ストレスによる影響が表面化している。一方でラングランルートではマサキやファング共々激マズ料理を食わされるというコミカルな場面も見せている。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘に特化している。大器晩成型のため中盤までは厳しいが、終盤の格闘、精神ポイント、プラーナの伸びが非常に大きい。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD
- 猪突猛進(固有スキル。格闘武器使用時に精霊の属性・格によるマイナス補正を無効化する)
パイロットBGM
- 「終りなき戦い」
- 魔装機神シリーズの味方汎用戦闘BGM。
- 「吶喊します!」
- 『3』で追加された専用BGM。曲名から人参嫌いのあの人を連想してしまう。
人間関係
- マサキ・アンドー
- 尊敬する魔装機神操者。魔装機神IIIのラングランルートでは壊滅的な腕前の女性が作った手料理を食わされる者同士でもある。
- テュッティ・ノールバック
- 尊敬する魔装機神操者。魔装機神IIIのラングランルートでは彼女の料理を食べさせるという受難を受けるハメに。
- ホワン・ヤンロン
- 尊敬する魔装機神操者。魔装機神IIIではメフィルがバシュリエに刺されたことで揉め事を起こした後に彼からの説教を受けた。
- ミオ・サスガ
- 彼女にとって数少ない年下の仲間ということもあり、度々いじりやからかいの標的にされている。初対面の時も某超能力者キャラの真似をさせられた(ツレイン自身には何のことか全く理解できていなかったが)。
- メフィル・ザニア・ボーラング
- 幼馴染。両親がヴォルクルス教団員だったことによる偏見の目から、常に彼女を庇い続けてきた。
- 魔装機神IIIでは戦闘ストレスで苦しむツレインの鎮静剤的な役割を担っていたことが明らかになる。
- ファング・ザン・ビシアス
- (誤解だったとはいえ)ラングランを一度裏切った彼に対し懐疑的であり、魔装機神IIIのバゴニアルートでは戦闘ストレスの影響と誤解から彼を殴る一幕もあったが、和解している。
- その一方でラングランルートでは不味い料理の犠牲者同士でもあるが、こちらはまずまずな人間関係である。
- ライコウ・ゼフェンバー
- 共にメフィルの裸を目撃した仲。
- ガエン
- 元ヴォルクルス教団員という事情もあり、彼のことを信用していない。ちなみに彼もメフィルの裸を目撃した(もっとも「見たくて見たのではない」とコメントしているが…)。
- ロドニー・ジェスハ、ロザリー・セルエ
- 特に悪気があったわけではないのだが、「シュテドニアスを分裂させて一番得するのはラングランでは?」と言った彼らに「ラングランがそんなことするわけありません!」と過剰に反論した。…が、ロドニーの発言の際には同意を求めたセニアとワグネルに「可能性としてはあり得る」と言われてしまい、立つ瀬がなくなってしまった。
- エルシーネ・テレジア
- 理想の女性。その正体にショックを受ける。
- オンガレッド・キレシナ
- ヤンロンよりのルートでは、彼が持ち出した南部と北部の和平交渉を「平和になるならいいじゃないですか」と真に受けてマサキから呆れられていた。しかも、このときに限っては意見を撤回していない(その後、女性陣が「オンガレッドの和平交渉を信用するか」という話題で会話をしているが、その際は全会一致で「信用しない」と結論付けてしまっている)。
名台詞
戦闘台詞
- 「ツレイン・ザン・レカニバン、吶喊(とっかん)します!」
- 攻撃時の台詞のひとつ。ツレインと言えばこれ……なのだが、台詞が人参嫌いのあの人を思い起こしてしまうのは気のせいか?
- 「この人は敵…敵なんだ!」
- エルシーネとの戦闘台詞。そうは言っても割り切れないツレインの心情が表れている。
魔装機神シリーズ
- 「もう一度言う!ツレちゃん禁止!」
- 「それぞれの思惑」で自分を「ツレちゃん」と呼ぶメフィルに対して。メフィルは「え~」と不満そうだった。
- 「あー、いや、成長したなあ……と」
- 「暗躍する影」シナリオデモで、ツレインはライコウ達と共に間違えて男子用シャワー室に入っていたメフィルの裸を目撃してしまう。そのときミオに感想を求められて言った台詞がこれ。いくら先輩のミオの言葉とはいえ、素直というか……何というか……。
- ツレイン「ウソですよね?ウソだと言ってください、エルシーネ様!」
(エルシーネ)「……これまで黙っていた事については謝ります。ですが、これがわたくしの本当の姿なのです」
ツレイン「そんな……どうしてっ!!どうして俺の周りで……こんな事ばかり……」 - 「南部紊乱」でのエルシーネとの戦闘前会話。エルシーネの正体がヴォルクルス教団の大司教だと判りショックを受ける(後で「ヤンロンよりショック受けてる」と突っ込まれている)。過去に幼馴染の両親から受けた衝撃を思い出したのだろうか。
- 「た……食べますよ……この量なら……まだ致死量じゃありませんし……」
- 「最強を求めて」でテュッティの手料理を食べることを涙ながらに心配されるマサキに対して。……もはや劇物と同じ扱いを受けてる(しかも別ルートではフルコースを食べた結果、それに耐えきれずにぶっ倒れた人がいる……)。
- 「た、助かった……」
テュッティ「仕方がないわね……残りの料理は保存庫に入れておくから、終わったら食べてね」
(助かってなかった!?) - 直後、コレットから通達を受けて。手料理を食べずに済んだ……と思いきや、タダのぬか喜びだと知り、ショックを受けてしまう。合唱……。
余談
- 『聖霊機ライブレード』に登場したフェイン・ジン・バリオンとの類似点が指摘されているが、フェインには既にファング・ザン・ビシアスという同位体が存在する。ツレインの場合、どちらかといえば、『F』主人公の一人であるレナンジェス・スターロードの方に共通するところが多い(搭乗する魔装機の精霊が流星・性格・新人として主人公のいる部隊に配属されてくる・足技を披露、等々)。