特機

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特機は「スーパーロボット大戦シリーズ」に登場する用語。

概要編集

ゲッターロボマジンガーZなどのいわゆる「スーパーロボット」たちを総称した言葉。軍関係者が呼称することが多い。主に「αシリーズ」で使われた。

「特殊人型機動兵器」の略[1][2]。大半がワンオフ機で、単機で戦況を変えることができるのが特徴。また研究中の新エネルギー動力に使う機体が多く、多くが日本で開発されている。理由は簡単でほとんどの原作の舞台が日本だからという理由にほかならない。また大半が乗る者を選ぶような設定が多く、誰でも操縦可能とは限らないものが多い。

グレートマジンガーのようにデチューンされた量産型が登場したり、グルンガストのように複数機作られたうえ、2号機に追加機能が施されたりするというケースもある。

作品別トピックス編集

スーパーロボット大戦α
第15話「使徒、襲来」で冬月コウゾウロンド・ベル隊を「特機の混合部隊」と表現したのがシリーズ全体での初出。『新世紀エヴァンゲリオン』原作で見られる独特の固有名詞の使われ方(あくまで日本語で表現するあたりなど)を踏襲した背景もあるかもしれない。
第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
アスラン・ザラガオファイガーを見て「新型の特機か…!」と発言している。
OGシリーズ
PTで対抗出来ない敵が現れた場合を想定して、圧倒的なパワーで力押しする大型の機体を開発する」というノーマン・スレイが立ち上げた地球圏防衛計画における計画のひとつ、「特機構想」から誕生した。メテオ3の落下から政府は異星人に対抗する為PTを開発したが、PTの装備は射撃武器が基本となったため、異星人の技術により弾速が落とされたりすることで敵にダメージを与えられない可能性が考えられた。そこで、質量そのものを活用して運動エネルギーを増し確実にダメージを与えられる機体の開発が開始された。開発コンセプトのため基本的に巨体であり、その大質量を破壊力に転用するために実体武器や機体そのものを武器とした接近戦用の機体が多い。その最たるものが斬艦刀といえる。グルンガストジガンスクードダイナミック・ゼネラル・ガーディアンソウルゲインなどが該当する。
パーソナルトルーパーやアーマードモジュールでは太刀打ちできない敵に対抗するための切り札となることが求められるため、採算度外視の高性能ワンオフモデルやフラグシップ機として開発された機体が多い。また、敵軍への心理的威圧効果や自軍の士気高揚を目的として、ある種不合理な見た目への拘りを追求している機体もある(ヴァルシオンシリーズやダイナミック・ゼネラル・ガーディアンなど)。なお、グルンガストシリーズ等のPTと操縦規格を統一している機体は複数のパイロットが操縦可能だが、パイロットの技能や適性に左右される特定パイロット専用機の二種類が存在する。
スーパーロボット大戦MX
αシリーズ同様にスーパーロボットを指す言葉として使われており、唯一特機戦力を持つ仮想敵として鉄甲龍が挙げられているほか、ギルガザムネを初見したヒューゴ・メディオがまるで特機だと驚く場面もある。
スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
「特機法」、正式名称「特殊機動兵器制限法案」が登場。特機に該当する機体を扱うために必要な法律。ただし劇中ではMSでありながら圧倒的な火力を誇る機体(サイコガンダムデストロイガンダムなど)は特機にあたらないなど法として欠陥があり、軍産複合体であるロゴスに恣意的に悪用されているのが実態であった。

余談編集

  • 「特殊機械」の略として、機械産業では社名・部署名などで用いられている。
  • SRWでは『機動警察パトレイバー』の「特車」からの連想で用いられているのかも知れない。

脚注 編集

  1. デジキューブ『スーパーロボット大戦α攻略本 魂』90頁。
  2. 2023年8月4日の投稿 2023年8月4日閲覧。