ゼンカイガオーン

2024年6月15日 (土) 22:24時点におけるドラゴンフライ (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)

ゼンカイガオーン / ガオーンは『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場人物。

ゼンカイガオーン
登場作品

スーパー戦隊シリーズ

声優 梶裕貴
俳優 蔦宗正人(スーツアクター)
笹森裕貴(人間態)
デザイン K-SuKe
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
SRWでの分類 サブパイロット
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スペック
(ゼンカイガオーン)
本名 ガオーン(GAON[1]
種族 機械生命体(キカイノイド)
全長 196 cm
重量 340 ㎏
出力 1400馬力
最高速度 150km/h
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
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スペック
(ガオーンライオン)
全長 38.8 m
全高 25.5 m
全幅 21.5 m
重量 1250 t
出力 500万馬力
最高速度 300㎞/h
合体形態 ゼンカイオージュラガオーン
ゼンカイオーブルガオーン
ゼンリョクゼンカイオー
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
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概要

人間界と融合した平行世界「キカイトピア」の原住民であるキカイノイドのガオーンが、ギアトリンガーとゼンカイガオーンギアを用いて変身する戦士。メインカラーは黄。

『百獣戦隊ガオレンジャー』(SRW未参戦)のガオキングをモチーフとしたデザインであり、頭部にはガオレンジャーを示す「25」の番号が記載されている。

変身中は鉤爪のガオーンクローを専用武器として持ち、5人中最速のスピードを武器に接近戦を好む。モチーフも合わせてか、その名の通り戦闘中「ガオーン!」と雄叫びを上げることが多い。後述の形態もあってライオンのイメージが強いが、作中後半では「ガオーン肉球キック」「ガオーンマタタビ乱舞」と、どちらかというと猫モチーフの技を使っている。

ガオーン

モフモフ系キカイノイドで、一人称は「僕」。料理が得意。丸くて可愛らしい動物が大好きであり、「猫ちゅわん」「人間ちゅわん」など、生物に対しては「~ちゅわん」と呼ぶ。

キカイノイドゆえか当の動物たちからはあまり好かれておらず、本人もそれを気にしていた。そんな中、ゼンカイジャーのメンバーを募集しに現れたゼンカイザーこと五色田介人に興味を持つが、メンバー募集には乗らなかったにも関わらず彼はガオーンを拒絶せず真っ直ぐ受け入れてくれた。しかしそれがきっかけとなり、後に怪人キノコワルド(SRW未登場)の襲撃に激怒した際、介人個人への助力…すなわち、ゼンカイジャーへの加入を決意する。

自身が機械生命体にも関わらず、機械の硬くてゴツゴツしたところが嫌い。その嫌いなモノには自分自身も含まれ、トジテンドの圧政とそれに抵抗できない人々の姿を見ており、自分自身も過去にトジテンドの下で強制労働に従事していた労働者の一人であり機械嫌いを拗らせていたが、ゼンカイジャーという仲間が出来たコトをきっかけに少しずつその心も軟化していった。

しかし上記の性格故にステイシーの召喚した偽戦隊を人だと思って攻撃を止めようとしたり、トウメイワルドの攻撃を悪意がないとはいえジュランを盾にして防いで彼を透明にさせてしまったりなどメンバー内でもトラブルメイカーになりがちであり、ゼンカイジュウギアの一件ではこれまでの行いもあってジュランからキツく責められてしまい、かなり落ち込んでいたが、既にキカイノイドも人間も関係なく皆を守りたいと思っているという自身の本心に気付き本当の仲間になった。それ以降はキカイノイドに対しても人間と同じ様に接している。

ガオーンライオン

ゼンカイガオーンが機界モードで機界変形した姿。巨大なライオンの形態となる。

こちらのモチーフは、『百獣戦隊ガオレンジャー』のガオライオン。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦(2024年6月にイベントごと恒常化)。ゼンカイオージュラガオーンのサブパイロット扱い。

人間関係

ゼンカイジャー

五色田介人 / ゼンカイザー
ゼンカイジャーのリーダー。人間なので当初は彼の事を愛でる対象として見る事もあったが、共に戦う仲間となっていく。
ジュラン / ゼンカイジュラン
ゼンカイオージュラガオーン時に合体する。ガオーンは機械嫌いであり、加入前から直後まで徹底して無視するなど特にわかりやすく拒絶を続けていたが、何やかんやでいいコンビになる。本心から仲間になる際の最後の心の壁を打ち砕いたのもジュランであり、それもあってか最終的には相棒と呼ばれるまでに至る。
マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
初対面で彼女と衝突してしまったため、彼女を怒らせたら怖い事を知っているので、当初からぞんざいに扱う事は少なかった(それでも怒らせることはあるが…)。
ブルーン / ゼンカイブルーン
ジュランと合体機構の方向が同じなので、彼ともペアで合体可能。初期の頃は(変身状態とは言え)ギアトリンガーで撃つ等、ジュランと同等かそれ以上にぞんざいに扱う事もあった。
ゼンカイレッド
スピンオフ作品『ゼンカイレッド大紹介!』にて、彼の登場から程なくしてガオーンが人間に変化してしまったため、元に戻る手段を求めて一時期彼に同行していた。

カラフル

五色田ヤツデ
居候先の駄菓子カフェ「カラフル」の店主。介人同様種族が人間なので無条件で愛している。時にはガオーンのオイタを叱りつけることもあり、その時は素直に反省している。
セッちゃん
当初は機械である彼(?)にも大して興味が無く、初対面時に手渡された際はその辺に放り投げた

トジテンド 

ステイシー/ステイシーザー
介人のライバル。当初は外見が人間と変わらない為戦えずにおり、彼を庇ってジュラン達の邪魔をしたせいでジュランと本気の喧嘩にまで発展した。

レジェンド戦隊

ガオーンの担当がイエローであるためか、Vシネマでは同じイエローの戦士と関係を持ちやすい。

射水為朝 / キラメイイエロー
前作『魔進戦隊キラメイジャー』のイエロー。カルビワルドの策略で焼肉空間に閉じ込められた際に焼肉奉行同士対立、協力体制になっても後述(迷台詞の項を参照)の利敵行為に彼からツッコミを受けたが、その後の関係は良好。
鬼頭はるか / オニシスター
Vシネマ『暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー』にて共演したドンブラザーズ側のイエロー。
ガオーンの人間好き、はるかの戦隊好きが共感し出会って数秒で意気投合しており見事な連携を見せている。

ゴールドツイカー一家 

ゾックス・ゴールドツイカー/ツーカイザー
フリント・ゴールドツイカー
ゴールドツイカー一家の長男と長女。彼等は人間なので例によって好意的に接している。
カッタナー・ゴールドツイカー
リッキー・ゴールドツイカー
上記二人の弟達。彼等はSDトピアの呪いにより機械的な外見になっている為それほど愛情は見せていない。

他作品との人間関係

ピッツァ
平行世界からゼンカイジャーを呼び寄せた張本人で、転移後成り行きで彼に協力することになる。偶然か否か、機界四天王と機界戦隊の共演と相成ったが、人々に危害を成したことで早々に敵と見定め、戦うことになる。
ギャレオン
GGGに合流した際に出会ったライオンロボ。ガオーンはギャレオンがロボットであることに落胆し、ギャレオンとは言葉も通じないものの、同じライオンロボのシンパシーを妙に感じていた。
超竜神炎竜氷竜
同じ左右合体繋がり。一時期合体が困難な状態に陥っていたが、ガオーンとジュランに影響されたことで再び合体可能な状態まで復調した。
その後、超竜神側はガオーン達の特訓相手となり、左右合体の分離戦法完成のために助力してくれた。
ジュランと炎竜が赤の左右合体繋がりで意気投合していた際は、ガオーンは氷竜共々呆れていた。

名台詞

TV本編

「百獣パワー!ゼンカイガオーン!!」
名乗り口上。ゼンカイジャーの名乗り口上は、モチーフ由来の単語の後ろに「パワー!」をつける形となり、ガオーンの場合は『百獣戦隊ガオレンジャー』がモチーフのためこうなっている。
「ギッタギタにしてやる!」
戦闘中に挙げる口癖。ほぼほぼ暴力的な意味合いとして使われている。
「ああ、ごめんね。それはちょっと…キカイノイドとは関わりたくなくて」
第2カイ!より。ゼンカイジャーメンバー募集をかけていた介人に興味を持って近づくも、彼の勧誘をこの台詞で拒絶する。この台詞に対し、ジュランはガオーン自身もキカイノイドであることを指摘するが…。
「だって可愛くないじゃないか!」
「硬くてゴツゴツしてひんやりして、トジテンドなんかやることまで最悪全く愛せない!」
「でも…この世界に来たら、どうだ! 生き物たちは丸みがあってキュート! 触れたら柔らかそうで、あったかそうで! 見ているだけでこの胸に愛があふれてくる!」
「僕はもう、この世界の生き物だけを見つめて、生きていきたいんだよ!」
直後の返答。キカイノイドへの嫌悪感、および人間界に来た際出会った動物たちに対する愛情を全開にする。ジュランは完全に呆れ果て匙を投げていたが、よくよく台詞を聞くとキカイノイド嫌悪は自分がキカイノイドであることを全く否定していないことも含めて闇の深い拗らせ方をしており、ギャグに収まらない台詞となっている。そういう意味も含めて、当初の彼の基本スタンスがこの台詞に詰まっている。
「許せないんだ!」
「この世界の可愛い生き物たちを、苦しめる奴を。この僕を…こんな身体にした奴を!!」
「クッ…トジテンド! 僕と可愛い生き物たちの苦しみ! 百倍にして思い知らせてやる!!」
同話より。介人と別れた後、キノコワルドの侵略計画が本格化し、人々の身体に生えたキノコにより人間や動物たちが苦しみ始める。キカイノイドが苦しむことはないが、キノコが生えることは変わらず、人々を苦しめるキノコが生えるようになってしまったガオーンは侵略行為への怒りからゼンカイジャーへの加入を決意、介人の前に現れてそれを表明した直後の台詞。なお、1行目の前に口を挟んでいたジュランはガン無視しており、加入当初から問題児気質も全開であった。
「っ…でも君はっ!キカイノイドだろう!?」
第7カイ!にて。ステイシーとの戦いの際、ステイシーの外見が人間だったのを理由に攻撃を躊躇い、仲間の戦いの邪魔をしてしまった際に、ジュランにそのことを責められての返し。彼の異常なまでの有機物愛好無機物アレルギー気質が感じられる台詞。
介人「ステイシーやゴレンジャーたちのこと、人間だったらどうしようって…なった?」
ガオーン「…情けないよね!今までは、トジテンドみたいな屑も、あんなのに支配されてる他のキカイノイドも」
「自分のこともぜーんぶ嫌いで! 遠慮なく戦えたのに…」
同じく第7カイ!より、ステイシーの召喚した偽戦隊の攻撃を止めたことに対して人間だと思い込んで戦いを止めようとしたガオーンの複雑な心境を表す台詞。何気に「実際に戦う側は視聴者のように正体が人でないとは分からない」というこの手のお約束のコピーや偽物に対してのツッコミ返しの意図も入っている。
「皆が皆、昔の方が幸せだったと思うなよ!」
第15カイ!より、自分の能力が効かなかった事に驚くレトロワルドに対して。ゼンカイジャーとして人間界で過ごす今が「パラダイス」であるガオーンにとって「あの頃はよかった」と思う様な事など何も無いのである。
「そうだよね…良い奴らなんだよね…」
「皆、こんな僕の事…受け入れてくれててさ…」
「よし!」
「はい、どうぞ!」
「うん、こちらこそ、ありがとう!」
第22カイ!より、ここまで「人間に優しく、キカイノイドに厳しく」のスタンスを貫き通していたガオーンだったが、そもそもキカイノイドに何かをされて嫌いになった訳では無い上に、それでも自分を受け入れてくれてる皆に事を思い、トジテンド以外のキカイノイドの住民は良い人達である事をキカイノイドの子供と一緒に遊んでいる人間の子供達を見て改めて実感する。そして、それを教えてくれたキカイノイドの子供に自ら歩み寄り、お礼を言う。
「僕もたまには…君達にやられる側にならないとね…」
「ずーっと君達に冷たくして来たツケさ…」
ジュラン「あー…違うんだ…今回は俺の早とちりだ…」
ジュラン「お前のせいって決め付けちまった俺が悪い…」
「良いんだジュラン…君の言う通りだった…僕が子供だったんだよ」
同上、自らの身を呈してトウギュウワルドの術中に嵌った人達をワザと自分に攻撃させて時間稼ぎをした後の会話。今まで自分の勝手でキカイノイドに対して冷たくして来た分、キカイノイドの住人も含めた皆の為に身体を張って被害の拡大を押さえた。今回はジュランの早とちりだったが、ガオーンの方はこれまでの行いのツケがあったのでジュランの言い分は間違っていないと受け入れる。これによりガオーンは本当の意味でゼンカイジャーとして打ち解け、「本物の仲間」になったのだった。
ガオーン「どうなるんだろうねジュラン?」
ジュラン「いやこれテンション全開っしょー」
ガオーン「皆で合体、ワクワクするね!」
ジュラン 「マジそれよ!」
第31カイ!より。ゼンリョクゼンカイオー初めての全力全界合体時のジュランとの雑談。ガオーンも変わるものである。
3行目は『DD』にてゼンカイオージュラガオーンのSSRユニットパーツ「ゼンリョクゼンカイソード」の使用時に発言する。発言時は全力全界合体の攻撃中なのだが。
「僕らにお父ニャンが居たらあんな感じだったのかニャ」
第42カイ!にて、コタツワルドの魔の手により一同が猫化していく中、暑がりが転じて一人だけ影響から外れていたジュランが孤軍奮闘する姿を見ての台詞。逆に言えば、少なくともガオーンは物心つく前に父親と引き離されているということであり、孤児だったのでは?と推測できてしまう。
ちなみに、ジュランを演じる浅沼晋太郎氏は幼い頃に亡くした父親をイメージしてジュラン役を演じていたという話[2]があり、ある意味そのイメージを突いた発言でもあった。
ガオーン「SDヒーロー登場!」
介人「小さくても…」
一同『5人揃って!』
第44カイ!における名乗り内、「機界戦隊ゼンカイジャー!」コールの直前。SDワルドの力でキカイノイドのメンバーもSDミニサイズになってしまった際の名乗り。勿論小さくなってしまった程度でゼンカイジャーの強さが揺らぐことはなく、元のサイズ同様の大活躍を見せた。
ちなみに、梶氏は過去にまさしくSDヒーローの主人公を演じていたこともあるが、声優ネタだったのだろうか…?
「出番は自分で作る!」
第45カイ!にて、対ダイオミクジワルド戦中に発したアドリブ。
演じる梶氏の中で特に印象深いアドリブであり、後に作品を振り返った時、「まさにガオーンの物語を一緒になって作らせていただいたような感覚もある」という台詞と共にこのアドリブを挙げている[2]
「任せて! ガオーン3秒間クッキング!!」
「どやさ!」
第46カイ!より。久々にジュラガオーンでの出番が続き、しかも料理上手のガオーンに対して戦う相手が食材をモチーフにしたダイニンジンワルドとなっては張り切らないわけがない。ダイワルドの放った巨大な人参を手甲の筈のガオーンクローで器用に飾り切りして返礼した際の台詞。
切り刻む際の台詞は、背景やそれに描かれたロゴまで含め、有名な料理番組『キューピー3分クッキング』のパロディ。また、その後に放った下段の台詞は女性漫才師である今くるよの持ちネタの一つ。
ガオーン「僕らの力、見せてやろう!」
ジュラン「応よ相棒!」
第47カイ!での全界合体時の掛け合い。最初はてんでばらばらだった二人だが、遂に相棒と認識されるまで至った。
ジュラン「恐竜パワーと」
ガオーン「百獣パワー!」
二人『ゼンカイオージュラガオーン!』
同話における名乗り。合体後の名乗りであるためか、機体名義の変則的な名乗りとなっている。また、この後ブルマジーンも同様の名乗りを行ったが、ブルマジーンにはこの時、普段は後方支援を担当しているセッちゃんがコクピットに搭乗していたため名乗りに参加し、ゼンカイジャー初の6人揃っての名乗りと相成った。

迷台詞

TV本編

「そんなの効かねえよーだ! …あ、なめこ」
第2カイ!の対ダイキノコワルド戦にてガオーンライオン形態で参戦した際の台詞。ダイワルドの放った無数のキノコ弾に対し、飛び移ることで回避しながら接近を試みるが、キノコ弾の中になめこが混ざっていたせいで滑落してしまう。これだけでもシュールなのだが、滑落でジュランティラノに衝突してしまったせいで両者喧嘩になってしまい、初合体までひたすらいがみ合っていたせいで最終的にキス紛いの大事故にまで発展してしまった。
「偽物の猫ちゅわん…」
第6カイ!にて、捨てられていた猫のぬいぐるみを見ての発言。あくまで好きなのは生き物自身であり、生き物がモチーフに留まっているとガオーン的にはアウトらしい。
ガオーン「よーし!今日は、やる気満々だあっ!」
ジュラン「お前、マジでここからすげぇ頑張らないと許さないよ?」
第9カイ!での全界合体時の雑談。元ネタは『ガオレンジャー』のガオレッド / 獅子走(しし かける)の決め台詞「やる気満々だぜ!」から。
なお、直前のガオーンは、柏餅中毒の影響でカシワモチワルドに扇動されるままにジュランを痛めつけていたのだが、これに関しては謝るどころか完全にスルー。そのためか、ジュランの台詞は多少の怒気が含まれたものになってしまっている。
ガオーン「(姿が)消えててくれた方が合体しやすかったな」
ジュラン「ちょっと何言ってるかわからないんすけど」
第17カイ!での全界合体時の雑談。最初の頃よりは幾分軟化したとはいえ、機械に触れるのはやっぱり嫌なようである。
「介人かわいい~!」
第20カイ!(映画公開記念『仮面ライダーセイバー』コラボSP)にて、ある理由で仲間総出で女装した際、介人に対しての台詞。ガオーンの感性は、キカイノイドが動物を見る視点であるため、人間目線ではあてにはならない……[3]
ガオーン「何て悪い歩道橋だ!」
ジュラン「ちょ待てよ歩道橋って巻き付くもんだっけ!?」
第21カイ!にて、ダイコピーワルドによって偽物の街が生成され、ゼンカイオージュラガオーンに偽歩道橋が巻き付いてきた際の台詞。こんな形で歩道橋に良い悪いの区別がつけられるのはゼンカイジャーくらいである。
なお、この回は新戦力・ゼンカイジュウオーのお披露目回であり、偽物の街は怪獣映画では定番の「市街地破壊」をヒーローが躊躇無く行えるようにするために、スタッフのアイデアで生み出されたもの。
ガオーン「皆さん、お待たせしました。お待たせしすぎたかもしれません!」
ジュラン「ガオーン我慢してたもんね~」
第30カイ!での全界合体時の雑談。実はジュラガオーンの真っ当な出番は第21カイ!以来であり、主役ロボにも関わらずおよそ2ヵ月間出番なしだった[4]。元ネタはドラマ『全裸監督』。
ジュラン「えっ、ドユコト?あっ、バイバイ……」
ダイコンワルド「あ、なぁ~にぃい~!?」
ガオーン「やっちまったなあ!!」
第37カイ!の戦闘シーン。ダイコンワルドが放った「恨みおろし(「捨てられたものの恨み」を使い攻撃する能力)」により、ジュラン共々半ばゾンビ化したクダック[5]に襲われる。セッちゃんのアドバイスを受け『魔法戦隊マジレンジャー』のセンタイギアを使うが、逆にクダックをクダイターに強化させてしまう。しかし驚き困惑するガオーン達を他所に、クダイター達が戦闘員として捨て駒にされるより逆に強化してもらったことを感謝され成仏してしまうと言う結果がオールライトな事態になり、その時の台詞。2行目からの元ネタはお笑いコンビ「クールポコ」の持ちネタ。
「ぁあ~ほらやっぱりぃ!介人!僕と合体した方が絶対強いんだってばぁー!!」
第45カイ!にて、ダイオミクジワルドが自身の能力で運勢を上げて善戦している様子に対する台詞。この時ゼンカイジャー側はゼンカイザーの案で久方ぶりにゼンカイジュランと合体しスーパーゼンカイオージュランとして戦っていたのだが、前途の状態になった為この台詞で返す。しかしスーパーゼンカイザーとガオーンはゼンカイオーの合体時両者ともに右半身を担当するため、どう足掻いても介人と合体してゼンカイオーになることはできない。無念。

劇場版・スピンオフ・その他

「焼肉ばっかじゃ、飽きちゃうからね~♪ ゼンカイジャーと、キラメイちゅわんのために~、美味しくな~れ、ガオガオキュン♡」
「はい、出来上がり~! ガオーン特製味変シチュー!」
後日談となるVシネマ『ゼンカイジャーVSキラメイジャーVSセンパイジャー』にて。今回の敵怪人カルビワルドによって、焼肉店に閉じ込められた上に、大量の焼肉を食べきらなければ出られなくなった状況に陥り、各々懸命に腹を空かせようとする中で、ガオーンはキッチンセットを借り受けシチューを作る。つまるところ、食べなければならない量を増やしている=利敵行為であり、共演したキラメイジャー側に突っ込まれている。1行目の台詞の元ネタは、かつて営業していたメイドカフェ「ぽぽぷれ」のお決まりの台詞。

スパロボシリーズの名(迷)台詞

「これが正義の雄叫びだぁーッ!!」
『DD』にてゼンカイオージュラガオーンがガオーンクローを使用する時の台詞パターンの一つ。
直接的な元ネタは『ゼンカイジャー』OP「全力全開!ゼンカイジャー」の歌い出し「秘密の銃で 正義の雄叫び」からだと思われるが、同曲は歴代戦隊の要素がそこかしこに散りばめられており、このチョイスは『百獣戦隊ガオレンジャー』の名乗り台詞[6]を意識してか。
「全然想像してた宇宙人ちゅわんじゃない~~ なんでロボなの、もう!!」
「…でも何だか他人な気がしないね、キミ」
ギャレオン「ガオオオン!」
「ガオガオッ!」
ギャレオン「ガオオオン!」
「ガウガウ?」
ギャレオン「ガオオオオン!」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」におけるギャレオンとの初対面。宇宙から来たものがロボットだと知って最初こそ落胆するものの、同じライオン型だからかシンパシーを感じてお互いガオ!ガオ!吼える。後のジュランの台詞から、せっかく合流したGGGの皆さんもちょっと引いている様子。
こちらはどことなく、『ガオレンジャー』OP「ガオレンジャー吼えろ!!」の歌詞を思わせるやり取り。
氷竜「お互い、相棒には苦労させられるな」
ガオーン「ほんとほんと…って、別に僕とジュランは相棒とかじゃないから! 相棒になるなら介人の方が断然…!!」
同イベントでの台詞。左右合体の赤同士調子に乗って盛り上がるジュランと炎竜を見ての台詞。ノリツッコミの流れで否定するが、最早ツンデレのような流れである。
ちなみに、相棒になるなら介人の方が、と言っているが、スーパーゼンカイザーとガオーンは以下略。

搭乗機体・関連機体

ガオーンライオン形態を経由し、他メンバーと合体することでゼンカイオーとなる。ゼンカイオーの合体担当は右半身。

ゼンカイオージュラガオーン
ジュランティラノとガオーンライオンが合体した姿。接近戦を得意とする。必殺技は「ジュランソード円月クラッシュ」。
ゼンカイオーブルガオーン
ブルーンダンプとガオーンライオンが合体した姿。両足の「タービンホイール」による高速移動と肉弾戦を得意とする。
ゼンリョクゼンカイオー
ジュランティラノ、ガオーンライオン、マジンドラゴン、ブルーンダンプ、ゼンリョクイーグルが全力全界合体した最強形態。ガオーンは左腕を担当し、同時に歴代の動物モチーフ戦隊の力を使うことができる。

余談

  • 声を演じた梶氏はスーパー戦隊シリーズのキャラにおいて初の出演。
  • スピンオフ作品『ゼンカイレッド大紹介!』では人間態が登場する。

脚注

  1. 第31カイ!のデータ内における作中表記。
  2. 2.0 2.1 機界戦隊ゼンカイジャー 最終回を終えて ご視聴ありがとうございましたより。
  3. 視聴者にも介人の女装は好評だったが、設定上人間目線で本当にかわいいかは不明。
  4. 他の合体ロボットの登場や、ガオーンと合体ポジションが被るスーパーゼンカイザーの登場等が理由と思われる。
  5. かつてジュランとガオーンに斬り「捨てられた」という解釈。
  6. 「命あるところ、正義の雄叫びあり! 百獣戦隊ガオレンジャー!」

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