カンタム・ロボ

2023年8月5日 (土) 07:46時点におけるドラゴンフライ (トーク | 投稿記録)による版

カンタム・ロボは『クレヨンしんちゃん』の登場メカ。

カンタム・ロボ
登場作品 クレヨンしんちゃん
声優 大滝進矢(カンタム)
デザイン 西村博之
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ヒューマロボノイド
装甲材質 セラミック、亜鉛合金[1]
所属 秘密結社ミッドナイト → フリー
パイロット
劇中劇『超電導カンタム・ロボ』
山田ジョン、カンタム → 山田ジョン、カンタムJr.
映画、ゲーム、SRW等
野原しんのすけほか
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概要

主人公・野原しんのすけが愛する劇中劇『超電導カンタム・ロボ』の主役メカであるヒューマロボノイド。地球征服を企むギルギロス大統領率いる秘密結社ミッドナイトから人類を守るために現れ、東山村に住む少年・山田ジョンをパートナーに戦いを開始した。

最初はジョンに召喚され、彼を頭部に乗せて戦っていたが、第8話「立て!カンタムロボ」においてコクピットの存在が明かされ、等身大のカンタムが操縦していたことが判明。以降はジョンもコクピットに乗り込んで操縦に加わり、2人で動かすようになる。

分離機構を備えており、上半身と下半身が一度分離し入れ替わる形で再合体する「正常合体」を果たすことで赤いカラーリングが特徴の超カンタム・ロボへとパワーアップする。さらにフルパワーモード「超超カンタム・ロボ」にもなれるが、負担が大きく、戦闘を行った直後は動けなくなるデメリットもある。

カンタム

カンタム・ロボのパイロットである等身大ヒューマロボノイド。彼らヒューマロボノイドは自分の姿を模した巨大ロボの中で暮らしている。こちらのカンタムには翼は付いていない。

カンタムも元はミッドナイトの一員だったが、結社のやり方に疑問を覚え、地球側に付いた。それにより同胞たちに加え、兄を初めとした親族とも戦うことになる。

『超電導カンタム・ロボ』について

「無敵のカンタムロボだゾ」「カンタムロボも大好きだゾ」「カンタム最後の戦いだゾ」の3話分で、話の尺を丸々使って展開された(それぞれ、DVD『クレヨンしんちゃんスペシャル1』『2』『4』に収録)。脚本・演出はいずれも当時『クレしん』の総監督を務めていた本郷みつる氏。独自の主題歌『立て!カンタムロボ』が作られ、それに併せたオープニング映像から始まるなど本格的に制作されている。

ギャグアニメの劇中劇とあって軽視されることも少なくないが、ストーリーは下手をすると並のロボットアニメ以上にハード。ミッドナイトのやり方に疑問を覚えて裏切ったとは言え、その代償としてカンタムはミッドナイトに所属する親族たちとの殺し合いを余儀無くされ、最終的には妻となるシーラと共に生まれたばかりの息子をジョンに託してギルギロスと相打ちになってしまう。その壮絶にして感動的な幕切れは、子供番組と侮っていた野原ひろしみさえ夫妻すら感涙させたほどであった。

映画『雲黒斎の野望』や『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』では、番組としての『カンタム・ロボ』の続編が描かれ、成長したカンタムの息子・カンタムJr.が、青年になったジョンと共にカンタム・ロボを操縦して新たな敵と戦っている。

映画やテレビスペシャルにおいて

映画やテレビスペシャルなどの特別編ではそれぞれの設定に合わせ、別の劇中劇のヒーローである「アクション仮面」、およびしんのすけが個人的に作り上げたヒーロー「ぶりぶりざえもん」と共に登場する[2]が、しんのすけたちに合わせるため、等身大カンタムに戦闘用の巨大カンタムの力を持つ状態で登場することが多い。アクション仮面とぶりぶりざえもんは単独で登場することも多いのに対し、等身大カンタムの方は単独で登場することはほぼなく、映画『雲黒斎の野望』や『超能力大決戦』などではそれぞれ独自の設定で、しんのすけの搭乗する巨大ロボットとして登場。

『雲黒斎の野望』では現実世界において、タイムパトロール隊員のリング・スノーストームが用意した秘密兵器「時間犯罪防止帽子」でしんのすけの深層心理が具現化されて登場。野原一家とリングが乗り込み、時間犯罪者ヒエール・ジョコマンが操る雲黒城ロボと戦った。なお、あくまでしんのすけの想像力の産物であるため、設定や武装は実際のカンタムとはかなり異なり、コントローラー[3]のコマンド入力で必殺技を発動させ、動力はネズミ3匹が動かす回し車の回転、コンピューターはシロと無茶苦茶な機体となっている。ひろしはこれを「ご都合主義」と評した。

登場作品と操縦者

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2016年4月開催のイベント「嵐を呼ぶ!銀河ロボット大決戦」限定で、スーパーロボット大戦シリーズと同じ25周年記念と映画最新作公開記念に因んだゲスト参戦。
同イベントでは「宇宙を暗黒に包もうとする宇宙魔人の封印された隕石を追って地球にやってきた異星人が、しんのすけのオモチャのカンタム・ロボに憑依している」という設定なので、会話イベントの立ち絵でも翼がついている。ツナシ・タクトはアニメを見ていたようで、カンタム・ロボのことを知っていた。
ユニット的にはレアリティSRおよびSSRのシューター。期間限定ユニットの例に漏れずレアリティに対して能力が低めでコストが安い。クリティカル発生率上昇のアビリティを多く持ち、手数によりダメージを稼ぐ。反面、一撃必殺の威力が出せないため、文字通り後方支援型。

装備・機能

以下はカンタム・ロボのもの。

武装・必殺武器

武装

カンタムパンチ
いわゆるロケットパンチ。両腕同時ではなく、片腕を射出した後やや遅れてもう片腕を射出することが多い。射出後も腕の操作は自由なようで、原作20話「燃えよ!友情の炎」でカイザム・ロボとロケットパンチ同士の取っ組み合い・押し合いで激突している。
X-Ω』では通常攻撃に使用。
カンタムビーム
指先から放つビーム。
『X-Ω』では必殺スキルに設定されており、原作20話でカイザム・ロボの放ったカイザムミサイルを撃ち落とした時のモーションが採用されている。
カンタムブーメラン
背中の翼を外して投げつける。原作ではOPで使用が確認されるも、本編中では未使用。

必殺技

カンタムハリセン
超カンタム時に使用するハリセン型の剣。兄カイザムの操るカイザム・ロボも、同型のカイザムハリセンを装備している。
カンタム・ハリセンアタック
空中高く飛び上がり、「いい加減にしろ!」の掛け声と共にカンタムハリセンで敵を両断する。原作第8話で決まり手となった。
カンタム・ゴッドウィンド
分離させた下半身で敵に体当たりを仕掛ける技。見た目はVガンダムのボトムアタック(ただし射出した下半身は再度戻ってくる)。原作第8話の前半戦で使用し、敵ロボットを撤退させている。
カンタム超電導アンマ
超超カンタム化し、下半身から錐揉み状に回転しつつ相手の股間に突撃しそのまま標的を粉々にする。モーションとしてはコン・バトラーVの超電磁スピンをあらゆる意味で下半身側から行うと言えばわかりやすい。
太陽スチームアタック
映画『襲来!! 宇宙人シリリ』で使用した超カンタムの必殺技。太陽熱で体内の水分をスチーム化し、一時的に爆発的なパワーを発揮する危険な技。宇宙盗賊ガチガメール団の無数のロボットに囲まれ、一か八かで使用するが顛末は描かれていない。

映画『雲黒斎の野望』版

原典のカンタムロボではなく、しんのすけの深層心理の具現化であるため、武装は全て異なる。

ぶりぶりパンチ
コマンドは「ABAB←→」。カンタム・ロボの右腕をぶりぶりざえもんに変形させて殴る。
みさえパンチ
コマンドは「BBAB↑↓」。カンタムパンチでみさえの得意技である「グリグリ」を仕掛けるが、あまり効果はなかった。
アクションビームガン
両腕を合体させた巨大ビーム砲。「ABBAAB→→←」のコマンド入力により、アクション仮面型のビームが放たれ敵を貫く。ただし、しんのすけ・みさえ・ひろしが同時にコマンド入力を成功させなければならず、失敗すると砲口から桜の木が飛び出す。

特殊能力

援護攻撃(HP3分の2以上で、攻撃力アップ)、ガンファイト(攻撃力、命中率アップ)、無敵の勇姿(HP満タンで、クリティカル率アップ)、かすかべ防衛隊(クリティカル率大アップ)
X-Ω』におけるアビリティ

人間関係

劇中

山田ジョン
地球における仲間。苦楽を共にした唯一無二の相棒であり互いに信頼している。
カイザム、オータム、ザンザム、キンタム、ジジザム
それぞれミッドナイトに所属しているカンタムの兄、叔父、従兄弟、叔母、祖父。カンタムが人類側についたため敵対し、それがカンタムの心を傷つけてしまう。
シーラ
婚約者。ギルギロス大統領との最終決戦にて再会し、自身の息子がいたことを教えられる。
カンタムJr.
まだ生まれたばかりの息子。地球を守るため、一時ジョンに預ける。

トリオ・ザ・ヒーローズ

郷剛太郎 / アクション仮面
カンタム・ロボと同じく『クレヨンしんちゃん』の世界における劇中劇のヒーロー。映画やテレビスペシャルでは度々共闘する。
ぶりぶりざえもん
しんのすけが考えた救いのヒーロー。アクション仮面ともども共闘する機会が多いが、ぶりぶりざえもんがしょっちゅう敵に寝返るため、アクション仮面と一緒に折檻している。

その他

野原しんのすけ
自身のファンの幼児。映画やテレビスペシャルでは度々彼の窮地を助けたり、逆に助けられたりする。

名台詞

以下はカンタムのもの。

「でも難しい問題だね。機械なら緩んだネジを締め直せばいいけれど、人間の心はそうは簡単にはいかないからね」
原作20話「燃えよ!友情の炎」より。医師曰く「既に治っているはずだが、本人の歩こうとする意思がないといけない」という状況の友人アキラをなんとか歩けるようにしたいと悩むジョンに対して。ロボットという立ち位置も踏まえてシニカルに呟く。皮肉にも、この直後の敵襲ではカンタムの兄カイザムが敵として立ちはだかり、緩んだネジを締め直して解決できない心の問題に直面してしまうことになる。
この台詞に限らず、自身の宿命がそうさせるのか『超電導カンタム・ロボ』でのカンタムは皮肉めいた言動が散見される。
「機械が感傷的になったら、おかしいかい?」
「僕は結果的には、自分を育ててくれた世界を裏切り、かつての同胞達を、殺してきたんだ……」
原作最終話より。最終決戦へ向かう最中、ジョンに対して今まで一緒に戦ってきたことへの感謝を述べた際にジョンから突っ込まれての返答。腹の中では同胞と戦うことに罪悪感を覚えていたことを吐露する。
さらにこの後、ジョンがカンタムに対し「相手は人間じゃなくてロボットじゃないか」と言いかけてしまう一幕もあり、ロボットアニメの最終決戦前にしては極めて陰鬱なやり取り。
「おお、神よ……私になんという試練を、お与えになったのですか!」
最後の敵が自分の親戚たちであったという事実に、拳を握って嘆息する。
「僕は……」
「僕がここまで来れたのは、自分ひとりの力ではないのを、わかっているつもりです」
「だからこそ! 僕はミッドナイトのやり方では、何も解決できないと……新たな憎しみを作り出すだけだと言いたいんです!」
兄であるカイザムから「もう一度ミッドナイトに戻ってこないか」と問われての返答。あくまでミッドナイトのやり方を否定するカンタムではあるが、ストーリーの背後要因が断片的にしか掴めないのが惜しい。
カンタム「すまない皆。僕はカンタム・ロボとして生きたいんだ!」
カイザム「残念だな、カンタム。お前と我々一人一人とのスペックはほぼ互角! 1対5で生き残るつもりとはな……。お前には…死、あるのみだ!!」
カンタム「それならば、カンタム・ロボとして散ろう!! …悪いなジョン君、こんな私的な集まりに君を招待してしまって」
兄と決裂し、親戚たちから「酷いロボット」と非難されても、カンタムは己を曲げなかった。その叫びには、悲壮な声色が滲む。
カンタム個人としても地獄としか言いようのない状況だが、そこにジョンを巻き込んでしまったことに責任を感じカンタムはジョンに謝罪するも、ジョンからはそれでも地球人類の味方になってくれたことへの感謝が帰ってくる。
「もうパワーアップしていくだけの殺し合いはたくさんだ! そこからは何も生まれない!!」
親族全員を撃破した末、その亡骸を再構成して現れたギルギロス大統領との最後の死闘において叫んだ言葉。玩具会社がスポンサーとして付いているアニメ及び特撮番組全てに当てはまる皮肉全開の台詞である。同時に男のロマンをブチ壊しにしかねない発言でもあるが……[4]
ギルギロス「ぐあああああっ!! こんな、お前……死ぬ気かあああっ!?」
カンタム「生き残る気さ……!」
ギルギロス大統領に特攻を仕掛けながらの最後の台詞。その瞳は諦めとは無縁であった。
……そして、カンタムの「帰還」は後に漫画版『逆襲のロボとーちゃん』で果たされることになる。

迷台詞

劇中劇

「ジョン君、すまない……最終回はアンハッピーエンドになりそうだ!」
ギルギロス大統領に追い詰められて。何の躊躇もなく「最終回」と言ってしまっている。
そして何より、この後の展開を見るとハッピーエンドとも言えない結末が待ち構えていることも考えると皮肉である。
ジョン「驚いたなぁ、カンタムもやることはやってたんだね」
カンタム「いやぁ、照れるなぁ」
ギルギロス大統領に追い詰められた矢先、シーラとカンタムJr.が姿を現した時の迷言。基本的に真面目な作劇に終始する『超電導カンタム・ロボ』においては異質かつ『クレヨンしんちゃん』っぽさを強く残した台詞である。

映画・テレビスペシャル他

「しんのすけ君、家が壊れるかもしれないけど、カンタムパンチを使ってもいいかい!?」
映画『ヘンダーランドの大冒険』より。スゲェーナ・スゴイデスのトランプの力で呼び出され、ス・ノーマン・パーと戦うカンタムだが、素手では通じないため、自分の武器を使っていいか尋ねる。
律儀に確認を取る辺り、正義の味方らしいと言えるが、結局しんのすけが困っているにも関わらず返事を待たずに発射する。共闘中のアクション仮面も同じことをした。なお、映画の話ではないが後に野原家は本当に一度家が壊れるため、洒落になっていない。
「私は英国・スコットランドヤードの『ロビン・カンター』。断じてカンタム・ロボなどではない」
「野原刑事の事件簿だゾ3」より。ここでは国際的正月用カズノコ密輸団を追って日本に潜入した秘密捜査官という設定だが、初見でしんのすけに正体を看破されて焦りながら否定する。ちなみに一緒にいたアクション仮面はFBIの秘密捜査官「アーク・シェーン」を名乗っていた。
そして結局、密輸団に追いつめられた野原一家を助けるため、アクション仮面と共に正体を明かすのだが……。
しんのすけ「知ってた」
アクション仮面「何!?」
カンタム「さすがはしんのすけ君……」
しんのすけに突っ込まれてわざとらしく驚くのであった。
アクション仮面「しんのすけ殿、早まるな! お腹立ちはもっともだが、こんな殿にも良いところはあるんだ……」
カンタム「その通り、例えば……」
「…………」
ぶりぶりざえもん「何もないのか!!」
「クレヨン大忠臣蔵」より。ここではアクション仮面ともどもぶりぶりざえもんの家臣という設定。民衆の声援を受けて暴政を強いるぶりぶりざえもんを倒す決意を固めたしんのすけを説得しようとするが、今までずっと無給でこき使われていた二人はぶりぶりざえもんの美点を何も挙げることができないのだった。
カンタム「見てわからんか! 寝返ったんだ!!」
アクション仮面「覚悟しろ、ぶりざえ!!」
ぶりぶりざえもんに捨て駒にされた挙句「へっぽこ改造人間ポンコツロボの一匹や二匹、死んだところで痛くもかゆくもない」と言い捨てられ、ついに堪忍袋の緒が切れた二人はしんのすけに加勢。最後は逃げるぶりぶりざえもんをしんのすけ、アクション仮面との合体攻撃で仕留めた。
「ヒーローは二人は要らん!!」
オムニバス映画『クレしんパラダイス!メイド・イン・埼玉』の一編「ヒーロー大集合」より。街に現れた怪獣(ス・ノーマン・パー)を倒すために出撃したカンタムだったが、アクション仮面ら他のヒーローとも鉢合わせてしまい、誰が先に怪獣を倒すかで仲間割れを始める。結局、呆れた怪獣は帰ってしまった。

スパロボシリーズでの名(迷)台詞

「説明したいのは山々だが、尺の余裕がない。とりあえず、僕に協力してくれないか?」
『X-Ω』イベント「嵐を呼ぶ!銀河ロボット大決戦」での戦闘前台詞。『クレしん』らしいメタな台詞である。

関連機体

以下はカンタム・ロボのもの。

究極カンタム・ロボ
ギルギロス大統領との最終決戦で超カンタム・ロボとシーラの乗るシーラ・ロボが「究極極限正常合体」した最終形態。
超超超超超カンタム・ロボ
映画『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』に登場。脚本家[5]つながりで天元突破グレンラガンのごとく無数のカンタム軍団と合体した姿。漫画版では、ジョンとカンタムJr.の乗る二代目カンタム・ロボとカンタム・ロボ、シーラ・ロボが合体してスペース超超超超カンタムロボとなる。

余談

  • 名前はガンダムのパロディだが、外見及びカラーリングはザブングル及びウォーカー・ギャリアに似ていると言われている。
    • ちなみに、後者二つのパイロットであるジロン・アモスとは声優が同じ大滝進矢氏である。
  • 原作漫画番外編「野原刑事の事件簿」で登場したカンタムのラジコン玩具は背面ブースター(カンタムブーメラン)がなく胸部デザインも異なる。カンタムパンチの再現ギミックで成人男性が怯むなど、ギャグ描写とはいえ玩具としてはオーバーパワーな能力を持たされている。
  • アニメ化後ごく初期に発売されたゲーム『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児』では、開発時点で資料がなかったのか、ガンダムのようなトリコロールカラーとなっている。よりによって、指定された頭文字で始まる言葉の絵柄を探すミニゲーム「カードさがしゲーム」の絵柄として登場するため、絵柄も小さくカラーリングも異なる[6]本機を識別できず失敗、残機(=のこりのしんのすけのかず)が溶けていったプレイヤーも数知れず。
  • ゲーム『宇宙DEアチョー!? 友情のおバカラテ!!』ではマンションを素材に変形合体させる形で巨大ロボットとしてカンタムが登場。武装は劇中劇準拠で、しんのすけが指示を行う際に武装や行動の単語を穴埋めする形で戦闘を行うが、間違って「パンチ」を「パン」と入力するとカンタムが巨大ロボットサイズのパンツを履いている等、本編の空気に完全に染まってしまっている。

商品情報

脚注

  1. 挿入歌「立て!カンタムロボ」の歌詞より。
  2. この三人をまとめて「トリオ・ザ・ヒーローズ」と呼ぶこともある。
  3. メガドライブがモデル。
  4. なお、同じ劇中劇『アクション仮面フィーバー』の最終回でもアクション仮面フィーバーが「これからはパワーアップに頼らず、原点に戻って頑張っていきます。目先のことに囚われて、変わっていくだけでは何も手に入れることはできないと思うのです」と述べて、強化アイテム「フィーバーベルト」を放棄、元のアクション仮面に戻って鍛え直すことを決意して終わる(フィーバーベルトには強化の代償として変身時間が短くなると言う欠点があり、それに気づいた敵による波状攻撃(時間稼ぎ)を受けてピンチに陥ったのが理由)。
  5. 中島かずき氏は双葉社で編集者を務めていたことがあり、双葉社から刊行された漫画版ゲッターロボシリーズとも関わりが深い。
  6. よく見るとデザインも異なるが、元々小さい絵柄に機体全体を映しているため、カラーリングさえ緑色であれば視聴者(読者)ならばカンタムと識別できそうな状態である。