ボルトガンダムは『機動武闘伝Gガンダム』の登場メカ。
ボルトガンダム | |
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外国語表記 | Bolt Gundam[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦64 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | モビルファイター |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | GF13-013NR |
頭頂高 | 17.3 m |
本体重量 | 8.9 t |
動力 | 熱核融合炉 |
装甲材質 |
ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 レアメタルハイブリッド多層材 |
バトルポイント |
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開発 | ネオロシア |
所属 | ネオロシア |
ガンダムファイター | アルゴ・ガルスキー |
概要
ネオロシア代表のモビルファイター。ネオロシアが世界各国のガンダムから奪取した、最新の技術を集めて開発したヘビー級モビルファイターで、ガンダムファイターはアルゴ・ガルスキー。
機体色は黒を基調としており、頭部の形状はコサック帽を模している。重厚な外見なだけに防御力が高く、機体各部に内蔵される独立エネルギー機関「ビクトルエンジン」により、高出力と機動性を両立させている。当初は必殺技を持っておらず、「グラビトンハンマー」を主体としていたが、ギアナ高地での修行を経て、「炸裂ガイアクラッシャー」を使うようになる。
劇中ではシャイニングガンダムの腕をへし折ったり、マスターガンダムを押さえつけたりとパワーの高さを見せつけている。
登場作品と操縦者
シャッフル同盟の機体の中では最もHPと装甲が高い。スーパー系ユニット並の堅さを誇る作品もある。反面、移動力と運動性が低い。武器は旧シリーズからP属性で有射程の「グラビトンハンマー」を持つため、通常戦闘において使いやすい部類であったが、肝心な必殺技が空、宇宙で使用できないといった作品もあった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦A
- グラビトンハンマーの射程が5に伸びたため非常に使い勝手が良い。ただし燃費に難あり。本作からガイアクラッシャーが宇宙でも使えるようになった。
- スーパーロボット大戦A PORTABLE
- グラビトンハンマーが使い易すぎたためか、射程が縮められ下方修正が入った。フル改造ボーナスは「ダメージ-30%」でより強固な機体となる。
- スーパーロボット大戦R
- 地形適応がBであるが空が飛べるようになり、空にも打てる零距離ガイアクラッシャーが追加。ボスキラーとしての使い勝手が増した。
- スーパーロボット大戦J
- 敵AIの思考パターンと好相性ではあるが、移動力の高い機体が多い本作では足の遅さがネックとなる。
- ドラゴンガンダムとの合体攻撃「グラビトン胡蝶剣ハンマー」が追加されたが、足の早いドラゴンガンダムと並んで進軍するのは工夫が必要となるか。なお、こちらの合体攻撃は短射程のP兵器となる。単体での運用は厳しいが本作では「シャッフル同盟拳」が扱いやすいためシャッフル同盟拳を前提とした運用ならば使用に耐え得る。
VXT三部作
- スーパーロボット大戦T
- 第6話でスポット参戦後、14話で他のシャッフル同盟メンバーと共に参戦する。
- ガイアクラッシャーと零距離ガイアクラッシャーが統合されており、その繰り上がりでグラビトンハンマーが非P属性かつ射程5、EN消費50、気力制限120と準必殺技の扱いになった反面気力がたまる前はバルカンとボルトストライクしか使えなくなり、かなり扱いが難しい仕上がりになっている。
- 積極的に戦わせるならヒット&アウェイに加えて射程を伸ばす強化パーツ、およびENセーブとEN改造が必須。
単独作品
- スーパーロボット大戦リンクバトラー
- 必殺技のガイアクラッシャーが溜め属性で1ターン消費するので、使用には先読みが必要あり。常に加速のかかっているスピリッツ杯では中距離からのグラビトンハンマーで攻める戦法が使える。
- スーパーロボット大戦64
- 初登場作品。遠距離移動攻撃のグラビトンハンマーが扱いやすい。ガイアクラッシャーが空と宇宙に打てないという欠点があるため、スーパーモードになっても合体攻撃要員以外では使いにくい部分がある。
- スーパーロボット大戦MX(MX PORTABLE)
- ガイアクラッシャーがスーパーモードにならずとも使用可能に。偽者も登場した。
装備・機能
武装・必殺武器
- 格闘
- パワーを生かした格闘戦。
武装
- バルカン砲
- 頭部に4門内蔵。本機唯一の射撃兵装。アルゴは牽制に使っている。
- グラビトンハンマー
- 左肩から分離させた鉄球を、手甲から引き抜いた柄から伸びるビームチェーンで繋ぎ合わせた鎖鉄球。ボルトガンダムを象徴する必殺武器であり、ガイアクラッシャー会得までは必殺技にも位置していた。
- SRWでは過去シリーズから、P属性有射程の武器として実装されていた。しかし、『T』では何故かP属性が外され、消費ENも重いため使い勝手が悪くなった。またスーパーモードが追加されると、消費ENが10下がる。
オプション装備
- グラブ
- 本編未登場。イメージボード等でコアランダーの左部分に取り付けられている、棍棒のような装備[2]。当時の玩具『元祖SDガンダム』『モビルファイターシリーズ』にのみ付属[3]しており、『モビルファイターシリーズ』ではグラビトンハンマーの柄を先端に取り付けられる。
必殺技
- グラビトンショルダー
- ショルダーチャージのあと、相手を投げ飛ばす。
- 『J』にて実装されたが、実質は格闘の名称が変化したものである。
- ボルトストライク
- 『T』では投げ飛ばす代わりに右フックで相手を殴り飛ばす。
- 炸裂ガイアクラッシャー
- ギアナ高地で生み出した必殺技。ナスターシャ曰く、「破壊した大地を操り、己の武器とする」というもので、エネルギーを集中させた拳を地面に叩きつけた後、地面から岩山が迫り出して相手にダメージを与える。周囲の地形を破壊してしまうためか最終章であるデビルコロニー編では使用されなかった。作中言及はされないが当然地面のない空中、宇宙空間では使用自体が不可能(スパロボではその限りではないが空中に攻撃できない場合が多い)
- 零距離ガイアクラッシャー
- 通常のガイアクラッシャーで地面に叩きつけるエネルギーを、ベアハッグの要領で直接相手に叩き込んで粉砕する大技で、半ばアルゴの自爆技。地形を変えるほどのエネルギーを直接叩き込むだけあって威力は絶大で、ゴッドガンダムの「爆熱ゴッドフィンガー」を粉砕できるだけの力を秘めるが、機体そのものにも相応のノックバックが返ってくる。具体的に言うと、脚部に相当な負担がかかっていたようで諤々震えており、そこを突かれて逆転されてしまった。
- 『A PORTABLE』では炸裂ガイアクラッシャー名義だが、『MX』時代のアニメーションが流用されている。
合体攻撃
- トリプルガイアクラッシャー
- ゴッドガンダムとドラゴンガンダムの協力を得て放つガイアクラッシャー。前述の通り、「破壊した大地」を操ることがガイアクラッシャーの本質である為、破壊する役目をゴッドとドラゴンに任せ、そのコントロールをボルトが担ったと考えられる。
- ガンダムヘブンズソードとの戦いにおいて、ゴッドを先に行かせるために使用した。SRW未実装。
- グラビトン胡蝶剣ハンマー
- サイ・サイシーのドラゴンガンダムとの合体攻撃。
- ガンダムヘブンズソードを倒した戦法を合体攻撃で再現した技。ドラゴンガンダムが上から真・流星胡蝶剣をしかけて相手を落下させ、さらにボルトガンダムのグラビトンハンマーで相手を拘束して地面にたたきつけ、フェイロンフラッグを突き刺してトドメ。
- シャッフル同盟拳
- 新生シャッフル同盟のゴッドガンダム、ガンダムマックスター、ガンダムローズ、ドラゴンガンダムによる最大限の気を集中させてエネルギー弾として放つ。
- 『T』では全参加機体で発動可能。第46話で追加される。条件は非常に厳しいものの、数多のサポートを駆使すれば5人全員が最高攻撃力8900の技を連打できるロマン技。
特殊能力
- 銃装備
- バルカンを用いて撃ち落としを発動する。
- スーパーモード
- 気力120以上(旧作品では130以上)で発動。『超級!』では「パイレーツモード」と呼ばれる。
- 『T』では非正規部隊ルート第32話で追加され、移動力+1、装甲値+200、運動性+10、全ての武器の攻撃力が+200される。
- 原作では、決勝リーグ以降シャッフル同盟の機体が金色となる状態は一貫して「ハイパーモード」と称されているものの、スパロボ等ではなぜか「スーパーモード」とされる。
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 受けるダメージ-30%
- 『A PORTABLE』で採用。
- 移動力+1、装甲値+300
- 『T』で採用。移動力の低さという悩みを少しは解消できる。
機体BGM
対決・名場面
- 対シャイニングガンダム
- 氷海での戦い。正拳が頭部に直撃しても無傷という高い防御力とシャイニングの左腕をいとも簡単に引きちぎる圧倒的なパワーを見せつけたが、シャイニングフィンガーを食らい頭部を破壊寸前まで追い込まれる。しかし、シャイニングも戦闘続行不能な程のダメージを受けたため相打ちという形で勝負がついた。
- 対ランバーガンダム
- 大瀑布付近の森林での戦い。互角なパワー勝負を見せるがシャイニングガンダムの横槍が入ってしまう。
- 『超級!』ではランバーガンダムに首を押さえつけられ、コクピット破壊寸前まで追い詰められる。ここでシャイニングの横槍ではなく、ランバーのコクピット内にいたレインの横槍が入る。
- 対ドラゴンガンダム
- 互角のような勝負だったが、ボルトは最小限の動きでドラゴンの攻撃を難なく避け続ける。しかし、ドラゴンの宝華教典・五火七令羽旗を使った攻撃によりグラビトンハンマーのチェーンが腕を岩山に縛り付けてしまい身動きが取れなくなってしまう。ドラゴンの弁髪刀によるトドメの一撃を避けるため、自らの右腕を引きちぎる事で窮地を脱出し、タックルを決める。だが、互いに限界を迎えたことで引き分けに終わる。
- 対ノーベルガンダム
- 決勝リーグでの対戦カード。突如ノーベルガンダムが赤く禍々しい光に包まれる。アルゴはその様子に只ならぬ物を感じるが…結局、この試合は48秒という極めて短い時間で決着が付いた。
- 『超級!』ではこの試合はボルトクラッシュではなく、ボルトガンダムで戦っているため、ある程度瞬殺に対しての理由付けがなされている。
- 対ランバーガンダム(決勝リーグ)
- 決勝リーグでの対戦カード。互角の戦いを繰り広げたが、炸裂ガイアクラッシャーで動きを封じ、ボルトが勝利する。
- コミックボンボン版では、アルゴとグラハムの因縁が描かれなかった為、グラビトンハンマーで瞬殺している。
- 対ゴッドガンダム
- ゴッドガンダムとノーベルガンダム、ボルトガンダムとランバーガンダムによるタッグマッチだが、ゴッドとボルトの一騎打ちに。ガイアクラッシャーで爆熱ゴッドフィンガーを受け止めるもゴッドフィールドダッシュで押し負けられて敗北。
関連機体
- ガンダムボルトクラッシュ(SRW未登場)
- 漫画『超級!機動武闘伝Gガンダム』に登場する後継機。
余談
- 漫画『超級! 機動武闘伝Gガンダム』において、DG細胞に侵された際には、上半身がデスアーミーの要素が組み込まれている。
- また同作ではスーパーモードを再現した「パイレーツモード」を機体修復の際に搭載されている。
- 作中では腕の破損率が高く、上記のドラゴン戦やノーベル戦、マスター戦などで何度か片腕を失っている。
脚注
- ↑ モビルファイター紹介、機動武闘伝Gガンダム、2022年2月10日閲覧。
- ↑ なお棍棒は英語で「club」。グラブは「grab」だとすると野球の「グローブ」、あるいは「掴む」「捕える」といった意味。
- ↑ ボルトガンダムの拳の空洞に差し込む形で持っているように見せる都合上、持たせるための取っ手やピンが取り付けられている。
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