ゼンカイブルーン

2021年9月16日 (木) 08:58時点におけるDCD (トーク | 投稿記録)による版 (台詞、機体の項目を編集)

ゼンカイブルーン / ブルーンは『機界戦隊ゼンカイジャー』の登場人物。

ゼンカイブルーン
登場作品 機界戦隊ゼンカイジャー
声優 佐藤拓也
俳優 岡田和也 (スーツアクター)
大橋典之(人間態)
デザイン K-SuKe
初登場SRW スーパーロボット大戦DD
テンプレートを表示
スペック
(ゼンカイブルーン)
本名 ブルーン
種族 機械生命体(キカイノイド)
全長 200 cm
重量 420 ㎏
出力 1700馬力
最高速度 80km/h
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
テンプレートを表示
スペック
(ブルーンダンプ)
全長 25.2 m
全高 22.3 m
全幅 24.3 m
重量 1450 t
出力 600万馬力
最高速度 350㎞/h
所属 機界戦隊ゼンカイジャー
テンプレートを表示

概要

人間界と融合した平行世界「キカイトピア」の原住民であるキカイノイドのブルーンが、ギアトリンガーとゼンカイブルーンギアを用いて変身する戦士。メインカラーは青。

『轟轟戦隊ボウケンジャー』(SRW未参戦)のダイボウケンをモチーフとしたデザインであり、頭部にはボウケンジャーを示す「30」の番号が記載されている。

固有武器はツルハシ・ブルーンピッカー。モチーフ元譲りの高い防御力を活かしたパワフルな戦闘スタイル。突進力にも優れるが、小回りは全く効かない。また、ゼンカイジャーメンバーでは唯一のメカニックモチーフであるためか、上半身と下半身が分離可能。

ブルーン

ブルンブルン系キカイノイド。几帳面で綺麗好き。体の通り角ばった委員長気質。近眼なので眼鏡をかけている。一人称は「私」。

元々はトジテンドの掃除係としてこき使われていたが、うっかり機密情報を知ってしまった為に処刑されることになってしまい、城から逃走。そこで地球の文化に触れて感動し、ゼンカイジャーに入ってトジテンドと戦う決意を固める。その後はゼンカイジャーの拠点である駄菓子屋兼喫茶店「カラフル」にて、培われた掃除スキルを存分に振るっている。

好奇心旺盛で、知りたいことがあると止まらなくなってしまう性格。疑問が生まれると、解消するまで激しく質問責めにして相手を困らせてしまうことも多い。大の読書家でもある。

ブルーンダンプ

ゼンカイブルーンが機界モードで機界変形した姿。巨大なダンプカーの形態となる。

『轟轟戦隊ボウケンジャー』のゴーゴーダンプがモチーフ。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦DD
初登場作品。2021年9月のイベント「激突、王と王の戦い」にて期間限定参戦。NPC。

人間関係

ゼンカイジャー

五色田介人 / ゼンカイザー
ゼンカイジャーのリーダー。彼の心根に感じ入り、トジテンドとの決別を決意する。
ジュラン / ゼンカイジュラン
ガオーン / ゼンカイガオーン
マジーヌ / ゼンカイマジーヌ
合体時のパートナー。掃除の鬼であるゆえ、彼女の散らかし癖には頭を悩ませている。

家族

五色田ヤツデ
セッちゃん

トジテンド

イジルデ
元上司。彼を代表として、トジテンドの者は一貫してブルーンを「掃除係」としか呼ばず、劣悪に使い倒していたコトが後のブルーン離反の原因となっている。

他作品との人間関係

ピッツァ
平行世界からゼンカイジャーを呼び寄せた張本人。人質扱いをされてしまう。
ペンチノン
マジーヌともども彼に捕まってしまい、人質扱いされてしまう。

名台詞

「轟轟パワー!ゼンカイブルーン!!」
名乗り口上。ゼンカイジャーの名乗り口上は、モチーフ由来の単語の後ろに「パワー!」をつける形となり、ブルーンの場合は『轟轟戦隊ボウケンジャー』がモチーフのためこうなっている。
「ややっ!」
口癖。
「え? 名前……?」
第4カイ!にて、介人との初対面で名前を訊かれて、それだけなのに言いよどんでしまう。「掃除係」としか呼ばれなかったトジテンド時代の酷使具合が伺える物悲しい台詞。
「お別れに私が教えてあげます! 私の名前はブルーンです!!」
同話にて。元上司のイジルデに対して叩きつけた辞表代わりの台詞。ゼンカイジャーの仲間と出会ったコトで、ブルーンという個人の尊厳を取り戻したのが、先の名前を言いよどむシーンと対照的な台詞になっている。
この台詞を以てブルーンはトジテンドと決別。人生をやり直し、ゼンカイジャーのメンバー最後の一人・ゼンカイブルーンとなった。
「転売はダメですよ!」
第9カイ!において、カシワモチワルドの影響で柏餅を高額で売りつける転売ヤー[1]に向けての一言。
現実においてもガンプラなどを転売目的で買占め、結果価格が高騰して入手しづらくなることが社会問題となっているのでそれを示した時事ネタでもある。
「私は学びました……恋愛なんて苦しいことは、するものではないと。レンアイワルド……あなたは必ず倒します!!」
第18カイ!より。レンアイワルドの力で人々(キカイノイド含む)が性別や種族を問わずあらゆる相手(食品等も含む)に対して惚れっぽくなってしまい、ブル―ンも介人の同級生の女性と恋に落ち一度はカップルが成立する。……が、そうして成立したカップル達を次々と破局させてパニックを引き起こす所までが敵の作戦だった為、ブルーンも仲間達共々[2]破局を迎えてしまう。知りたがりのブルーンだったが「恋は楽しい事ばかりではない」というレンアイワルドの言い分を身をもって学ぶ事になったのだった……。

迷台詞

「いいなあ~仮面ライダー! 私のギアは無いんですか~!? 私も変身したいんです~!!」
第20カイ!にて、ゼンカイザー・ジュラン・ガオーンたちがそれぞれライダーギアを使って必殺技を発動した際に、一人だけあぶれた形になった事でいじける。加えて、その場では捕まっていたマジーヌも、ライダーギアを使わず自身の魔法で別の仮面ライダーの力を使っているため、本当にブルーンだけコラボ用の技を何も用意してもらえなかったコトになる。因みに、一応ツーカイザー(SRW未登場)も使用していないが、一応第3勢力扱いである為、やはりブルーンだけ仮面ライダーの力を使えなかったコトになる(但し、第3勢力とは言うがゴールドツイカー一家は現在ではほぼゼンカイジャー側の勢力である)。
「HUGっと!」
同話ラスト、別れの抱擁を交わすマジーヌと神代玲花の姿を目にしての一言。
元ネタは『ゼンカイジャー』と放送時間が近い女児向けアニメ・プリキュアシリーズの一作『HUGっと!プリキュア』から。音声だけではわからないが、字幕ではこの表記になっている。
ブルーン「マジーヌ、好きなかき氷何味ですか?」
マジーヌ「自分はいちごっすかね」
ブルーン「私は当然、宇治k
第24カイ!での全界合体時の雑談。時間切れで最後まで言わせてもらえなかった……。
元々知識を披露する癖の発動時は台詞を遮られるコトの多かったブルーンだが、これに関してはただただ可哀想という他ない。

スパロボシリーズの迷台詞

「すみません、介人…! 不覚にもギアトリンガーを奪われ、おまけにガッチリ縛られてしまいました!」
『DD』のイベント「激突、王と王の戦い」にて、ペンチノンに捕まった際の謝罪。だが、一緒に捕まったマジーヌ曰く、「この世界の百科事典を貸してあげる」という甘言にコロッと騙され、自分からマジーヌのものまでギアトリンガーを預けたコトが原因で捕まってしまったようだ。まず真っ先に全力全開でマジーヌに謝るべきであろう。
ブルーン「ご心配おかけしました! さぁマジーヌ、私たちもいざ合体を…!」
ゼンカイザー「無事でよかったよ~! 大変だったから、今日は二人はおやすみ! ここは俺たちにまかせて!」
同イベントでペンチノンらから逃れた後、気合全開で参戦しようとしたところ、無情にもお休み宣告されてしまう。介人は完全に善意でブルーン達を休ませようとしているのがまた悲しい。この経緯により、同イベントではブルマジーンの登場はおあずけ。

搭乗機体・関連機体

ブルーンダンプ形態を経由し、他メンバーと合体することでゼンカイオーとなる。ゼンカイオーの合体担当は左半身。

ゼンカイオーブルマジーン
ブルーンダンプとマジンドラゴンが合体した姿。ジュラガオーンと違い、近距離も遠距離も卒なくこなせる為、距離を選ばない万能機体
ゼンカイオーブルガオーン
ブルーンダンプとガオーンライオンが合体した姿。パワーとスピードを兼ね備えたラッシュ戦法が得意。

余談

  • 声を演じた佐藤氏は、スーパー戦隊シリーズ初出演。
    • 佐藤氏は、「戦隊ヒーローになる」という夢を持って俳優を志した。わけあって声優の道に進んだが、ブルーン役を射止めた事で、見事にその夢を叶えた。
  • スピンオフ作品『ゼンカイレッド大紹介!』では人間態が登場する。

脚注

  1. 余談中の余談だが、この時の転売ヤー役はワルドやダイワルドのスーツアクターを務めている寺本翔悟氏である。
  2. ツーカイザーを含めた全員が破局を迎えた為、この回では失恋戦隊ゼンカイジャーとして戦った。