アルマ

2013年5月18日 (土) 05:32時点におけるCos (トーク | 投稿記録)による版

アルマ(Arma)

鉄のラインバレルに登場するマキナを模して造られた人型兵器。マキナと違い、電子頭脳やナノマシンは搭載しておらず、純粋に戦闘力のみをコピーしている。外見上の特徴は単眼であることと、ゴム製の表皮で機体表面を覆っており外部装甲が少ないこと。『ARMA』とは、ラテン語で『武器』の意味。

操縦系統はマキナ同様パイロットが思考することによって発生する電気信号を機体に送り込むことによる直観的操作が主系統。ただしアルマは固有ナノマシンによるファクターという概念を持たないため事前にパイロットの神経系に特殊な針を打ち込む必要がある。この操縦システムの技術差が反応速度などに差を生じさせており、マキナとアルマの性能差の根拠の1つとなっている。

補助系統として操縦桿も用意されており、操縦桿のみでのマニュアル操作も可能だが、こちらの場合体に特殊な処理を行う必要がない代わりに思考と動作の間に操作の作業が入ることから反応速度や操縦精度に著しい差が生じてしまう。パイロット候補生である道明寺と一時ラインバレルを降りていた浩一はこの方法で操縦している。

原作漫画版では加藤機関が使うアルマしか登場していないが、アニメ版では特自やアメリカ軍などが使用するアルマも登場する。また、迅雷もアルマ扱い。これは、アニメ版におけるアルマはマキナに対する人型兵器の総称であるため。

該当機体

加藤機関のアルマのデザインは「鬼に対する足軽」をイメージされている。また隊長機の機体名は日本神話から取られているものが多い。

アルマ
もっとも一般的な機体。「ラインバレル」の世界におけるロボットという認識であり、浩一や矢島は当初ラインバレルグラン・ネイドルをアルマだと思っていた。改良機はステルス搭載。
カグツチ
加藤機関三番隊隊長・デミトリーの機体。ミサイルや重機関銃などを搭載して火力を強化し、僚機はマシンガンを装備している。漢字表記だと「加具土命」。
イダテン
加藤機関四番隊隊長・沢渡の機体。ブースター増設や軽量化で機動力を強化し、僚機は槍「一閃」を装備している。漢字表記だと「韋駄天」。
イダテン弐型
正確にはイダテン弐ノ型。イダテンの改造機で飛行能力を持つ。
イダテン参ノ型
イダテン弐ノ型の発展版。戦艦型でビーム兵器を実装。SRW未登場。
イダテン四ノ型
弐ノ型に参ノ型のビーム兵器を搭載した機体。アパレシオンとの狙撃戦を展開した。SRW未登場。
ツバキヒメ
加藤機関七番隊隊長ユリアンヌの機体。イダテンと似たコンセプトだがこちらは軽快さを強化し、僚機は長刀「不知火(シラヌイ)」を装備している。漢字表記だと「椿姫」。
タケミナカタ
加藤機関六番隊隊長、ジャックが自身に組み込んだアルマ。僚機は両肩と足首に円盤型のパーツを装着している。漢字表記だと「建御名方」。
ヤオヨロズ
加藤機関八番隊隊長、陸の機体。分厚い特殊装甲と随伴炸裂弾「神火飛鴉(シンカヒア)」を装備している。漢字表記だと「八百万」。
カガセオ
原作漫画版の私設部隊隊長マット・レズナーの機体。殲滅を目的とした超弩級アルマ。漢字表記だと「香香背男」。
迅雷
先述しているようにアニメ版ではアルマの一種。
ツラナギ
スパロボ未登場。原作漫画版の二番隊隊長真田八十八の機体。水中戦闘に特化した稀有な機体。
ツクヨミ
久嵩専用の機体。手斧を武器にマキナ狩りを行っていた。漢字表記だと「月読」。
スサノオ
スパロボ未登場。原作漫画版における加藤機関時代の石神の機体。ツクヨミの予備機を改造したもの。武器は手斧ではなく太刀となっている。
アマテラス
原作漫画版に設定のみ存在する加藤機関初代二番隊隊長市川伴三郎の機体。スサノオ同様ツクヨミをベースにした機体。過去のマキナ戦で大破した。

余談

強大な力を発揮するが専用のパイロット以外を受け付けず、自己修復を行えるが現代技術で再現不能なため急速な修理作業が不可能なマキナと、性能は劣るものの基本的に誰でも操縦でき、現代技術でパーツが生産可能なため破損しても替えが効くアルマ。前述通りアルマはマキナのデッドコピーであるが、その関係は奇しくも同じ機械の名を持つ鬼械神デモンベインの関係と非常に近しいものとなっている。

関連用語

マキナ
先述のとおり、この機体を模して造られた。

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