紫東遙は『ラーゼフォン』の登場人物。
紫東遙 | |
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読み | しとう はるか |
外国語表記 | Haruka Shitou |
登場作品 | ラーゼフォン |
声優 |
久川綾 坂本真綾(少女時代) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦MX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
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種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 女 |
年齢 | 29歳 |
所属 | TERRA |
軍階級 | 特務大尉 |
概要
TERRA作戦部所属の情報解析士官で、格闘や戦闘機の操縦など、何でもそつなくこなすプロフェッショナル。周囲が盛り上がっていても、マイペースに仕事をこなし、決めた事はやり通す。
オーバーロード作戦時、TOKYO JUPITER内に潜入し、公安に拉致されそうになった神名綾人を助け、世界の真実を教えた。
性格は明るく母性的な面を持っているが、綾人に手編みの手袋を渡すなど時折、思春期の少女のような行動をとる事がある。妹の紫東恵、叔父の六道翔吾と一緒に六道家で暮らしており、納豆に砂糖を入れたり、ご飯にマヨネーズをかけて食べるなど変わった食習慣を持ち、綾人の食生活にも悪影響を与えた為、恵からはしばしばお咎めを頂戴する。
旧姓は美嶋(母親の再婚)で綾人の彼女であったが、TOKYO JUPITERの事件では東京を離れていた為に綾人と離ればなれになる。TERRAに入ったのも綾人との再会が目的だった。表面的には成長しているものの、内面は綾人の喪失から時を止めてしまっており、少女のごとき脆さを内包している。
漫画版では「時間の隔たれた彼女」設定は消え失せ、ヒロインではなくあくまでお姉さん的立場。背中には天使の羽根のようなアザがあり、玲香の生まれ変わりであることが示唆されている。綾人と共に、アニメとは違った形で報われる。
登場作品と役柄
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 今回はなんと最終決戦で綾人を助けるためにユキムラに特攻を仕掛けて死亡してしまう。多くのプレイヤーは驚愕しただろう。
単独作品
パイロットステータス
精神コマンド
特殊技能
人間関係
- 神名綾人
- 元・同級生で、恋人。事情を説明しないでいたために切れられ、泣き出してしまったりも。本人の前では「綾人君」と呼ぶが、時折当時の「神名君」呼びが噴出する。
- 紫東恵
- 妹。見ようによっては恋のライバルのような関係でもあるが……。
- 六道翔吾
- 同居する叔父。
- 如月樹
- TERRAに入る前からの知り合いで、大学時代に付き合うものの、綾人が忘れられず、別れることに。
- エルフィ・ハディヤット
- 飲み友達でよく焼肉を食べに行っていた。
- 美嶋玲香
- 学生時代の遙の姿をしている。玲香がTERRAに入り込んだ時に対面。劇場版では孫の神名玲香としても登場。
- 朝比奈浩子
- 設定上、元・同級生の間柄。原作では僅かに顔を合わせたのみで、彼女の死に対する反応も特に描かれてはいなかったが、劇場版では綾人を巡って気まずい関係になっており、後の報告で彼女の凄惨な最期を知り、衝撃を受ける事となる。
- 一色真
- 『TOKYO JUPITER』に「逃亡」した咎で、厳罰を下そうとする彼から綾人を護るべく、一時的に一色直属の部下となる。だが、他愛の無い悪戯で彼を激怒させてしまい、すぐに解任されてしまった。
- 神名麻弥
- 中学時代に面識があったようで、彼女を「おばさま」と呼ぶ。綾人を追って『TOKYO JUPITER』へと再突入した際に短い再会を果たし、最終回では彼女から重要なメッセージを託された。
他作品との人間関係
スーパー系
- 葛城ミサト、ベガ
- MXでは中の人繋がりで仲良し。MXではミサトからの報告で、朝比奈浩子の死を知る事に。
- ひびき洸
- MXではドーレムに取り込まれた綾人とシンジのサルベージ作戦に、ライディーンが鍵となる事を樹から告げられ、洸にフォワードへ就くよう個人的に嘆願する。
- 神隼人
- MXでは彼と共に、マイヨに着せられたギルトール元帥暗殺容疑の真相に逸早く気付き、その推論を皆に述べる。
ガンダムシリーズ
- アムロ・レイ
- MX中盤、第3新東京市での半舷休憩時にベガと連れ立って、(中の人繋がりで)彼を呑みに誘う。因みに、呑み代は急遽欠席したミサトへの罰ゲーム代わり(?)に、NERVへ請求するつもりだったらしい。
- アレンビー・ビアズリー
- 彼女のノーベルガンダムに興味を示す。
バンプレストオリジナル
- バレンティナ・レアニカ
- SC2では親友同士。最終決戦では綾人を救う為にユキムラの駆るアゾエーブに特攻し、共に命を散らした。
名台詞
- 「…あなた……か」
「あなたって言葉、結構キツイよ…」 - 己がムーリアンであることを知った綾人に、隠していたことを咎められる際に「あなた」呼ばわりされ、他人扱いにショックを受けた。12年の年月を経てしまった自分とは違い、自分の知っている綾人の姿そのままだったので、尚更傷つく言葉だった。
- 「ここなんだ、あたしの通ってた中学。ここには想い出がいっぱい…」
「一緒に通って、一緒に勉強して、一緒に花を育てて…」
「好きだったんだ…神名君の事」 - この後エルフィに今でも好きかと問われ、「あたしは十二も年上のお姉さん…それだけよ」と一言。何とも切ない。
- 「ずっと…好きだったよ…神名くん……!!」
- リーリャ・リトヴァクの甲板上で綾人と口づけを交わし、彼の温もりを感じながら12年分の想いを素直に曝け出す。
- 「私は…納得しない…出来ない…!だって、あなたは私の愛した唯一の人だもの…!」
- 人としての存在でいられなくなった事で遙に別れを告げ、もうひとつの真聖ラーゼフォンと化した久遠との「調律」に向かう綾人を見詰めながら、振り絞るように想いを伝える。
- 「……わたしが綾人の事を想い続けた15年が報われた喜びは、もしかしたら……」
「ずっと、一緒にいる15年分の幸せよりも、大きいのかもしれないわね……」 - 『蒼穹幻想曲』バーベム編・遥ENDにて、15年の時を経てようやく綾人に再開し、そして思いが通じた彼女はこう述べた。
- 「あら、そんな事。わたしは15年前から知っていたわよ……大切な綾人……」
- 上に続いて綾人に「遥と生きるために生まれたんだ」という告白同然の言葉を送られて。時間が隔たれど、「綾人を愛する」その思いは今も変わらない。
- ……ちなみに後方ではガニ股で唖然とする妹の姿があるが、一連の会話を見る限り眼中に入っていない…。