ギャラクシーエンジェル
『ギャラクシーエンジェル』はマッドハウス制作のテレビアニメ作品。
ギャラクシーエンジェル | |
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原作 | ブロッコリー |
監督 |
1期 浅香守生 大橋誉志光 |
シリーズ構成 | 井上敏樹 |
キャラクターデザイン |
かなん[1](原案) 藤田まり子 |
メカニックデザイン |
高倉武史 企画デザイン工房戦船 |
音楽 | 七瀬光 |
制作 | マッドハウス |
放送局 |
1期 アニマックス |
放送期間 |
1期 2001年4月7日 - 9月29日 |
話数 |
1期 全24話+未放送2話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
その他 | 総監修:水野良[2] |
概要
ブロッコリーによるキャラクターメディアミックスプロジェクトである「Project G.A.」の一作となるアニメ作品。
プロジェクトの中核であるゲーム版を原作とし、内容的にもゲーム版への橋渡し役となる予定であった[3]が、ゲーム版の開発が長引いたこともあり本アニメ版は世界観やキャラクター設定などに独自色を強めた結果、ゲーム版から大きくかけ離れたギャグテイストの非常に強い作品となっている。そのような経緯もあって、『ギャラクシーエンジェル』といえば原作であるゲーム版よりも本アニメ版を連想するファンも少なくない。
エンジェル隊(アニメ版においては『ギャラクシーエンジェルII』発表後に原作ゲーム版と同様の「ムーンエンジェル隊」に改名)が主役のアニメは第4期まで続き、2006年に「ルーンエンジェル隊」が主役の『II』の世界観をベースにした『ギャラクシーエンジェる~ん』が放送された。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ギャラクシーエンジェル隊
- ミルフィーユ・桜葉
- アニメ版における主人公。
- 蘭花・フランボワーズ
- ミント・ブラマンシュ
- フォルテ・シュトーレン
- ヴァニラ・H(アッシュ)
エンジェル隊の関係者
- ウォルコット・O・ヒューイ
- ノーマッド
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
紋章機
- GA-001 ラッキースター
- ミルフィーユ専用紋章機。
- GA-002 カンフーファイター
- 蘭花専用紋章機。
- GA-003 トリックマスター
- ミント専用紋章機。
- GA-004 ハッピートリガー
- フォルテ専用紋章機。
- GA-005 ハーベスター
- ヴァニラ専用紋章機。
用語
- トランスバール皇国
- アニメ版・ゲーム版共に舞台となる星系国家。
- ギャラクシーエンジェル隊
- アニメ版ではロストテクノロジーの回収を主な任務とした、紋章機で編成された特殊部隊。
- ゲーム版で「ギャラクシーエンジェル隊」という名称は使われず、部隊名は「ムーンエンジェル隊」。初期3部作の3作目の終盤ではじめて「白き月だけではなく、全銀河を守る天使たち」という意味で「ギャラクシーエンジェル」と呼ばれる。
- ロストテクノロジー
- ゲーム版では崩壊した(とされている)先史文明、EDENが作り出した超科学技術(それを利用して作られた様々な物品)の総称で、超兵器などとして軍事利用されているものが多い。
- 一方アニメ版では突拍子のない効果をもたらす正体不明のギャグアイテムとして描写されており、起源に関する描写は一度だけ「ロストテクノロジーを作った人」として似非外国人訛りのアメリカ人風の男が出てくると、ギャグに一貫している。
- 紋章機
- エンジェル隊で運用される大型戦闘機。
- ロストテクノロジーであるクロノ・ストリング・エンジンやH.A.L.O.(ヘイロゥ)システムを搭載しており、機体を動かすだけでも特殊な適性が必要となるが、アニメ版ではそれらについての言及は特に行われず、扱いについても移動手段程度の使い方しかされていない。
- 戦闘機ではあるが、全長は35~60mと、並みのスーパーロボットよりよっぽど大きい(スパロボ未登場のGA-007にいたっては全長300m以上で、その殆どはエルシオールから本機にほぼ無理矢理取り付けたクロノブレイクキャノンの砲身部分)。
楽曲
- 「ギャラクシー★Bang!Bang!」
- 作詞 - 田辺智沙 / 作曲・編曲 - 和泉一弥 / 歌 - エンジェル隊
- 1期OPテーマ。『X-Ω』ではイベント「ギャラクシーフルコース」にてクエストBGMに原曲が採用されている。
- 「ホロスコープ・ラプソディ」
- 作詞 - 田辺智沙 / 作曲・編曲 - 七瀬光 / 歌 - エンジェル隊
- 1期EDテーマ。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。2019年1月のイベント「ギャラクシーフルコース」期間限定参戦。
- キャラクターはアニメ版設定だが、機体の設定などはゲーム版のものを使用している。
余談
- キャラクターのネーミングは多くが食べ物(主に菓子類)や酒類を由来としており、各話サブタイトル名にも食べ物の要素が盛り込まれている。
- 監督の浅香守生氏やキャラクターデザインの藤田まり子氏など、同じマッドハウス制作の『カードキャプターさくら』に参加していたスタッフ陣が名を連ねており、本作のプロモーションについても「『カードキャプターさくら』スタッフによる新作アニメ」という触れ込みがなされていた。
- アニメ版のシリーズ構成を担当している井上敏樹氏はその風貌からミルフィーユ役の新谷良子氏に「ヤのつく職業の関係者」と勘違いされたエピソードがある。
- 1期はCS放送(アニマックス)で放送されたが、2期以降はテレビ大阪他、テレビ東京系の地上派で放送された。放送局変更の際に蘭花とフォルテの肌が露出している部分が一部布になるなど衣服のデザインが変更された。スパクロ参戦の際は露出の多い1期のデザインで参戦している。アニメ1期はゲームのデザインに準拠したデザインであり、ゲームの方は基本的にデザインは変更されていない。
- キャラクターデザイン原案及びコミカライズ作画担当のかなん(現・大月悠祐子)氏は本作の参戦を祝して久しぶりに本作の漫画を描きTwitter上で発表している。
- 原作者の水野良氏が執筆した小説版も存在しており、氏曰く「自分の書く小説版が『ギャラクシーエンジェル』世界の正史」とのこと。……だったが、1巻発売後は番外編が2冊(アニメ版準拠とゲーム版準拠がそれぞれ1冊ずつ。いずれも作者は別人)発売されたのみで音沙汰がなく、4年後にようやく1巻を加筆修正した完全版が発売された。ただし加筆部分はゲーム版の共通ルートのダイジェストである。