月光蝶システムとは『∀ガンダム (TV)』と『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するシステム。
概要編集
広範囲に渡りナノマシンを散布するシステムで、基本的にモビルスーツの背部から放出される。微量であれば害はないものの、莫大な量と広範囲に散布されるとあらゆる人工物は分解されて土となるか、或いはナノマシンで覆いつくされる形で石の塊となる。また、地球での放出時には大気との摩擦で乱気流を発生させ、強風や雷を引き起こす。ミサイルなどの実弾兵器だけでなく、ビーム兵器すら吸収してしまうなど攻防一体の能力を持つ。このシステムによって地球圏から木星圏までの全ての文明は崩壊した。
∀ガンダムとターンXの両機に搭載されているが、どのようにして作られ、作動した経緯は不明。黒歴史の終末に両機の戦いで月光蝶が暴走・災害になり地球文明が一度滅び、その後荒廃した文明を分解する作業を自動操縦された∀ガンダムが行い、それらの記録映像がムーンレィスのソレル家宮殿「白の宮殿」に残されていた。その映像をみるためにはターンコード「∀」が必要となる。役割を終えた∀ガンダムは自ら月光蝶のナノマシンで覆われて封印状態のまま長い年月を過ごし、一方でターンXは経緯は不明だが月のマウンテンサイクルに投棄された。
しかし、長い年月を経て再び∀ガンダムとターンXが戦い、再び月光蝶が暴走、かつて地球文明を滅ぼした災害が発生しかけるも、その光景を知る生き証人たるコレン・ナンダーの決死の行動で事なきを終え、再び両機は月光蝶に覆われる形で封印された。
Gのレコンギスタの時代では大きく性能を落とした月光蝶がG-ルシファーに搭載されている。