ムラサメライガー

2020年1月18日 (土) 19:34時点における180.6.173.131 (トーク)による版 (→‎特殊能力)

ムラサメライガーは『機獣創世記ゾイドジェネシス』の登場メカ

ムラサメライガー
外国語表記 Murasame Liger
登場作品

ゾイドシリーズ

初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 ライオン型ゾイド
(ライガータイプ)
生産形態 発掘
型式番号 GZ-010
全長 22.3 m
全高 9.2 m
重量 87 t
動力 ゾイドコア
レッゲル
最高速度 310 km/h
所属 ディガルド討伐軍
乗員人数 1名
パイロット ルージ・ファミロン
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概要

ミロード村の近海の海底から発掘されたゾイド

ミロード村をバイオラプター部隊が襲撃した際、一か八かでルージ・ファミロンが乗り込んだ際に突如として覚醒、彼以外の誰にも扱えず必然的にルージの愛機となった。

近接武装の「ムラサメブレード」と「ストライクレーザークロー」による、高速一撃離脱戦法を得意とする。射撃兵器も搭載しているが、あくまでサブウェポンである。

最大の特徴として、搭乗者の意思に応じて特定の能力に特化した形態にモードチェンジする「特殊進化機能(エヴォルト)」が搭載されており、高速戦闘型の「ハヤテライガー」と、重装型の「ムゲンライガー」へと変化する。ただし、あくまでこの姿が基本形態のためか、一定時間(1回の戦闘時間程度であれば問題は無い模様)が経過したり撃墜されたりするとムラサメライガーの姿へ戻る。この特性ゆえに搭乗者にゾイド適正ではなく「強い意思」を要求し、自分が乗れるゾイドが欲しいと常日頃からムラサメの太刀に祈りを捧げていたルージを選ぶ要因となった。

当初はバイオラプターにも苦戦していたが、ルージの成長やエヴォルトの発現によって、ディガルド討伐軍の中核として多数のバイオゾイドを撃破している。

ゾイドシリーズで有名な「ライガータイプ」の一機だが、ジェネシスは世界観が特殊なため、どこまでかつてのライガーシリーズと共通点があるのかは不明である。

ライガータイプは大型ゾイドのなかでも地上走行が優れており、かつてのゼネバス帝国の主力ゾイドである「サーベルタイガー」や「グレートサーベル」と共に二大猛獣ゾイドとして名を馳せた。伝説の大崩壊により大型ゾイドの殆どが死滅し、残されたライガータイプは貴重なゾイドとして、ゾイド乗りの憧れの的になった。

エヴォルト

エヴォルトを発動させることで、異なる能力を持った形態へと変化する。

ハヤテライガー
高速強襲型。パワー不足だがその分スピードが速い。
ムゲンライガー
重装突撃型。スピードは最低だが攻撃力は3形態中トップ。

登場作品と操縦者

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦K
初登場作品。主役機だけあって攻撃力はそこそこ高く、陸Sで命中・回避もなかなかのものなので、序盤の地上戦では役立つ。反面空と宇宙に対する適正が低い。さらに、(他のゾイドにも言える事だが)剣はあるもののなぜか剣装備扱いではないため切り払いが出来ない、エヴォルトの原点ともいえる強靭な再生能力がスペックに全く反映されていないなどの謎仕様には原作を知るファンからは不満の声も…。中盤で追加される必殺技の連続エヴォルトはリアル系の中では火力がかなり高めな上に消費ENも控えめではあるものの、正直の所機体性能そのものは他のゾイド勢同様あまりパッとしない。その上ルージの能力が本機に追いついていないのも痛く、(この関係は後年ユニコーンガンダムバナージを彷彿とさせる)スラスターモジュールの入手数が限られる1周目では終盤宇宙戦が増えるため、二軍落ちする事もザラ。そのため、どうしても最後まで一軍として活躍させたいのなら改造もしくは強化パーツによる補強を徹底すべし。

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
今回はゲスト参戦に近く、初めから三形態へのエヴォルトが可能。正式参戦と同時に連続エヴォルト攻撃も使用可能となっており、『K』で問題視されていた対空性能の低さも改善されている。またエヴォルトは特殊能力としても存在し、ムラサメライガーのエヴォルトは「毎戦闘終了ごとにENが回復する」という戦えば戦うほどEN回復が出来る能力となっている。最大のエヴォルトLv9で回復量は24%に達する。そのため改造次第では実質的に全ての攻撃をEN消費無しで放つ事も不可能ではない。更に、援護攻撃援護防御参加時にもEN回復が起こるので、積極的に援護させた上で「一撃で仕留めたので援護攻撃が発生しなかった」「回避できたので援護防御が発生しなかった」状況を多く作ればEN全回復も容易い。

装備・機能

武装・必殺武器

武装

ストライクレーザークロー
足の爪。
K』ではコンボ武器。
3連ショックキャノン
胸部に備えた連装砲。
ソードキャノン
太刀の柄に装備されたキャノン砲。
ムラサメ・ブレード
ファミロン家に代々祀られていた御神体「ムラサメの大刀」。リーオ金属製。機体側面に展開し、突進して一刀両断する。エヴォルトによりもう一つの姿「ディバイダー・ナイフ」、そして「マサムネ・ブレード」という対の太刀を得る。
OE』では空中の敵にも攻撃可能。

必殺技

連続エヴォルト
中盤で追加。どの形態でも使える。ムラサメ→ハヤテ→ムゲンの順でエヴォルトしながら連続攻撃を敢行する。原作でトラフの町のジェネレータを破壊しようとしたバイオプテラに対して使った技が元ネタと思われる。

特殊能力

K
エヴォルト
特殊能力はこれしか持っておらず、主人公機にしては正直物足りない。エヴォルトが単なる変形として扱われてしまっているのも残念。
OE
ゾイドコア変形エヴォルト

移動タイプ

サイズ

M

機体BGM

「夜鷹の夢」
OPテーマ。ちなみにこの曲、本当は街に夜間空襲をかけたパイロットとその最期の歌。
「エヴォルト」
エヴォルトのイベント時、連続エヴォルト使用時。

対決・名場面

バイオメガラプトル
ザイリンの偵察中に偶発的にディガルド軍が村に攻め込んできたことで、図らずも戦闘することになる。ムラサメの太刀によって機体に損傷を負い逆上したザイリンの一撃は、ライガーを逸れ村のジェネレータに命中してしまった…。

関連機体

ジェネシス作中では、関連する機体は一切出てこない。以下は別のゾイド作品の登場機体である。

シールドライガー
ゾイド -ZOIDS-』の主役機。ライガータイプの原型。
ブレードライガー
シールドライガーが「オーガノイドシステム」を得てパワーアップした機体。
ムラサメライガーシノビカスタム
ムラサメライガーにブレイドホークと呼ばれるブロックスゾイドがB-CAS(ブロックス・チェンジング・アーマー・システムの略称。いわば合体。)というシステムで合体した形態。ゲーム『ゾイドフルメタルクラッシュ』に登場。
ムラサメライガーナイトカスタム
こちらはムラサメライガーとサウロナイツと呼ばれるブロックスゾイドがB-CASというシステムで合体した形態。ゲーム『ZOIDS SAGA DS~Legend of Arcadia~』に登場。ブレードが排除され、背中にサウロナイツが変形した槍「ムラサメランス」がマウントされている。
なお、サウロナイツはゲームの主人公「アトレー」の初期ゾイドであり、アトレーはルージと一緒にゲームのオープニング画面を飾っている。
トリニティライガー
ゾイド系ゲームに登場するオリジナル機。主人公機であることも含め、いわゆるSRWオリジナルと同等のゾイドである。『ZOIDS SAGA』及びそのリメイクである『ZOIDS SAGA DS~Legend of Arcadia~』において、主人公アトレーが駆る。
ムラサメライガーと直接関連はしないが、B-CASやエヴォルトなど似たような機能を搭載している。他にも、シールドライガー同様にスクラップ状態で登場し、ライガーゼロ同様に換装機構を備えるなど、アニメ主人公機の集大成のような機体。ちなみにライガーゼロを素体とする。
ただし、突出した武器が少なく、アトレーの潜在能力を十全に引き出せるゾイドは他に存在するので主人公機としてはいささか不遇。
バイオライガー
名前の通り、ムラサメライガーのバイオゾイド版。ゲームオリジナル。『ZOIDS SAGA DS~Legend of Arcadia~』で登場し、敵幹部の一人が搭乗する。別にルージ機が改造されたわけではない。
刺々しいデザインであり、機体色以外に面影は見られない。性能としてはムゲンライガーと同じ傾向である。

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