セラヴィーガンダムは『機動戦士ガンダム00』の登場メカ。
セラヴィーガンダム | |
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外国語表記 | Seravee Gundam |
登場作品 | |
デザイン | 柳瀬敬之 |
初登場SRW | 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇 |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 第4世代ガンダム(モビルスーツ) |
生産形態 | ワンオフ機 |
型式番号 | GN-008 |
全高 | 18.2 m |
重量 | 67.2 t |
動力・推進機関 | GNドライヴ |
エネルギー | GN粒子 |
装甲材質 | Eカーボン |
バックアップシステム | 独自のバックアップシステム |
内蔵機体 | セラフィムガンダム |
開発者 | イアン・ヴァスティ |
所属 | ソレスタルビーイング |
パイロット | ティエリア・アーデ |
概要
当初よりティエリア・アーデ専用機として開発されたガンダムヴァーチェの後継機。ヴァーチェの実戦データを基に開発された太陽炉搭載型モビルスーツである。
主兵装はヴァーチェ同様に両肩・脚部のGNキャノンや手持ちのGNバズーカで、GNフィールドと呼ばれるバリアを展開することで防御能力は高い。またヴァーチェの欠点であった機動性や格闘戦などの問題点もある程度解決されている。
なお、1stシーズン最終話で沙慈が目撃したGN粒子はテスト運転中の本機の太陽炉のものである。
最大の特徴はバックパックに巨大なガンダムフェイスを持っている事で、これは通常は収容されているものの、最大出力時には展開して「フェイスバーストモード」へと移行する。このガンダムフェイスは、スタッフの認識では「ソレスタルビーイングの象徴」であり、それを第2期のティエリアに背負わせたということらしい。
コクピット及び太陽炉はこのバックパックに存在し、分離してセラフィムガンダムという別のモビルスーツになる。終盤のイノベイターとの最終決戦で全損したが本体のセラフィムは残り、ソレスタルビーイングを勝利に導く一翼を担った。
ちなみに、重火力型の本機が最終決戦で太陽炉ごと全損した上、後継機がロールアウトするまで間があったため、後に開発されたロックオンとアレルヤの専用機はそれまでに比べ重武装化が図られている。
強化装備形態
- セラヴィーガンダムGNHW/B
- 「GNヘビーウェポン」と呼ばれる追加武装を装備した形態。名称の「B」は「ビーム」の頭文字である。
- 腰部にGNキャノンと、肩部と脚部にGNコンデンサーを追加されている。
- アロウズ、イノベイターとの最終決戦でティエリア・アーデが搭乗するが、リヴァイヴ・リバイバルのガデッサとヒリング・ケアのガラッゾの擬似トランザムの攻撃を受け、本機は中破する。
- セラヴィーガンダムGNHW/3G(SRW未登場)
- 外伝に登場。無人セラフィム「セム」を2機搭載している。
登場作品と操縦者
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- 初登場作品。原作と違い宇宙ではなく、地上でダブルオーガンダムより先に仲間になる。ヴァーチェをそのまま引き継いだスペックではあるが、シナリオ後半でMAP兵器が追加され殲滅力がアップ。その反面、セラフィムガンダムが武装扱いの為単分離は廃止されている。おまけに装甲もさほど厚くないので無改造だと序盤でもGNフィールドを突破されてしまう。また、原作を知るユーザーは誰もが期待したであろうビームサーベルがオミットされてしまっている。ちなみに曲のネタバレ防止のためか初期曲が「FIGHT」になっている。追加武装のGNヘビーウェポンは範囲がわかりやすく、また高いENやEN回復(小)のおかげでMAPWとして扱いやすい。
- 原作再現でセラフィムガンダムの代わりにトライアルフィールドを使用し、リボーンズガンダムに破壊されるも修復されて次話では直ぐに戦線復帰する。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 2016年6月のイベント「あるべき世界」より実装。SSRシューター。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- GNキャノン
- 両肩・脚部に装備されている全4基のビーム砲。両肩の二門はセラフィムの両腕に当たり、両膝の二門には隠し腕が装備されている。通常型モビルスーツなら一撃で蒸発するほどの威力。ヴァーチェと比べると攻撃範囲が低下しているが、その分威力が高められている。後に腰部にもGNキャノンが追加されている。
- 分離攻撃追加まではこれが唯一の隣接対応。
- 隠し腕
- GNキャノン内部に搭載されている。GNビームサーベルの保有だけでなく敵機の確保なども可能。隠し腕と合わせて合計6本のビームサーベルを構えたセラヴィーはファンからは阿修羅セラヴィーと呼ばれている程に印象的な形態だが、実は六刀流状態は殆ど活躍していない。セラヴィーが格闘戦を行うのは本意ではなかったのだろうが、開発当初はティエリア以外のガンダムマイスターがいなかった為、セラヴィーだけで戦うことを前提にしての格闘能力だったのかもしれない。
- GNビームサーベル
- 両腕・肩・脚部に装備。
- 再世篇ではブロッキングとセラフィム分離攻撃でのみ使用。
- GNバズーカII
- 本機体の手持ち式主力ビーム砲。2機装備しており、通常は分離状態での「シングルモード」で保持する。
- ダブルバズーカ
- GNバズーカを上下に連結した状態。
- ダブルバズーカ・バーストモード
- 砲身が展開した高威力形態。
- GNフィールド
- GN粒子を用いたバリア。粒子ビームの圧縮にも使われる。
合体武器
- バスターキャノン
- 肩部GNキャノンにGNバズーカIIを装着した形態。左右同時に装着する場合は「ツインバスターキャノン」となる。
- ダブルバズーカキャノン
- 肩部GNキャノンにダブルバズーカを装着した形態。
- ダブルバズーカバーストキャノン
- ダブルバズーカをバーストモードにした形態。
必殺武器
- クアッドキャノン
- 4基のGNキャノンを機体正面に展開したGNフィールドで集束して一直線状のビームを放つ。
- GNヘビーウェポン
- GNヘビーウェポンに換装しての攻撃。
- セラフィム分離攻撃
- バックパックになっているセラフィムを分離し、セラヴィーを遠隔操作して連携攻撃を仕掛ける。最後は再合体し、ビームサーベルで切り裂く。
本機の特徴をうまく再現した攻撃だが、実はティエリアは劇中一度もセラヴィーを遠隔操作していない(終盤でヴェーダからセラフィムを操作してはいる)。 - ハイパーバースト
- トランザムシステムを用いた大火力攻撃。4門のGNキャノンとGNバズーカのエネルギーをGNフィールドで覆い、エネルギーボールを発射する。破壊力はあるが、発射手順から追尾速度も劣ることから劇中でこの攻撃手段を使ったのはメメントモリとレグナントに対してのみ。メメントモリは目的通り頑丈な装甲を打ち破ったが、レグナントには高出力のGNフィールドで防がれてしまった。
- SRWでは「トランザム発動」名義。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- M
カスタムボーナス
- 最大HP+1000、最大EN+100
機体BGM
- 「FIGHT」
- 初期、およびトランザム使用時での固定BGM。
- 「儚くも永久のカナシ」
- 2ndオープニング。部隊合流後はこちらがデフォルトになる。
関連機体
- セラヴィーガンダムII
- 中破した当機を改修した機体。ラファエルガンダムに搭載。
- ガンダムヴァーチェ
- 前世代機。
- ラファエルガンダム
- 劇場版に登場する後継機。
余談
- その名前の由来は、キリスト教の天使「熾天使"Seraphim"(複数形ではセラフィム)」。天使階級の最上位、第1位に属する天使で、ユダヤ教、キリスト教の両方とも「宇宙の最も高い処、神の善と共にあり、神と直接交わり、純粋な光と思考の存在で、愛の炎と共鳴する」とされており、威厳と名誉を備えている。また、「人前に現れるときは、6枚の翼と4つの顔もつ姿となる」とあり、恐らくだが、「4つの顔」=セラヴィーの顔、バックパック状態のセラフィムの顔、MS形態のセラフィムの顔、そしてパイロットであるティエリアで、両肩、両手、両膝のGNキャノンが「6枚の羽」に相当していると思われる。
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